JN-315V160URレビュー・4Kで160Hzの高リフレッシュレート!31.5インチVAゲーミングモニター

近年4Kゲーミングモニターの性能が上がっています。

4Kは「綺麗だけどリフレッシュレートが低い」と、動いの激しいゲーム用途では致命的な問題を抱えていましたが、最近では144Hzに対応した4Kゲーミングモニターが登場し、ゲームを4Kで楽しむという選択肢が増えました。

本記事で紹介するJN-315V160URは144Hzよりさらに上の160Hzの性能を持つ31.5インチの4Kゲーミングモニターです。

さらにVAパネルを搭載しゲーム中の暗いシーンでの色表現が強いのが特徴。

今回は、そんなJN-315V160URの基本情報をまとめたうえで、使用した感想をレビューしていきます。

目次

JN-315V160URの基本性能を紹介

まずは、JN-315V160URの基本仕様について解説します。スペックや外観、付属品などについてそれぞれ簡単に解説していくので、ご参考ください。

スペック

  • 解像度:4K(3840×2160)
  • パネル:VAパネル
  • サイズ:31.5インチ
  • 最大リフレッシュレート:160Hz
  • 応答速度:MPRT 1ms
  • 視野角:H:178°/V:178°
  • コントラスト比:3000:1
  • 表示色:1677万色 sRGB99%/DCI-P3 90%
  • FreeSync:対応
  • フリッカーフリー:対応
  • ブルーライト軽減モード搭載
  • HDR10対応
  • PIP/PBP対応
  • DP1.4 x 2(3840x2160@160Hz)、HDMI2.1 x 2(3840x2160@160Hz)
  • オーディオ出力: 2Wx2
  • VESA:75x75mm

以上が、JN-315V160URのスペックです。

解像度は、4K。フルHDと比べて、画面の表示領域が4倍の3840x2160pxと広いのが特徴。表示領域が広いため複数のアプリを開いたり、映像を細かく表現でき画質が綺麗なのが魅力です。

かつ、リフレッシュレートは160Hzと4Kモニターの中ではトップクラスを誇ります。

画面サイズは31.5インチと4Kモニターでは一般的なサイズ。4K100%で表示するとアイコンや文字は小さく見ずらいケースもありますが、ゲーミング前提であればちょうど良いサイズ。

3000:1の高コントラスト比をもつVAパネルを搭載し、より黒をくっきりと表現をすることが可能なのが本機の特徴です。

外観

正面
背面 JAPANNEXTのロゴがありスタンド周りは丸いイルミネーションが配置
背面+スタンド スタンドは-5~+20°のチルト(角度調整)のみ
モニターパネルの厚み
ベゼル幅1.5mm、左右液晶非表示幅6.0mmの狭額フレームを採用
インターフェイス・USB Type-Cが無いのは残念だがDPx2、HDMIx2用意されているのは有難い
背面イルミネーション

付属品

  • 本体
  • HDMIケーブル
  • 電源+電源ケーブル
  • マニュアル
  • 保証書
  • VESA用スペーサー

以上が、JN-315V160URの付属品です。

HDMIケーブルが付属するため、届いてすぐにゲーミングPCやゲーム機と接続できます。必要不可欠なものが用意されているといったところです。

スタンド機能

付属スタンドはチルト機能が備わっており -5~+20°の角度調整が可能です。

画面の向きや高さ調整を行わない、モニターアームに取り付けることが前提な方であれば特に気にする必要はありませんが、スイーベルやピボット、高さ調整などスタンド機能を要する方は気を付けましょう。

Amazon限定のJN-315V160URはコストカットの観点チルト機能のみのスタンドですが、高機能スタンドが標準搭載のJN-315V160UR-HSPも発売されています。

JN-315V160URの良いところをレビュー

JN-315V160URの基本仕様について、解説してきました。今度は、JN-315V160URの良いところについてレビューしていきます。本機にどんな魅力や特徴があるのか詳しく知りたい方は、ぜひご参考ください。

31.5インチ4Kで迫力があり美しい映像が楽しめる

4KモニターはフルHD(1920x1080p)の4倍の解像度をもち、きめ細かな映像出力が可能なモニターです。

合わせて31.5インチというPCモニターとしては大画面なので美しい映像を迫力のあるサイズで楽しめるのが本モニターの最大の魅力。

ゲームプレイで4KはPCスペックなど周辺環境の準備にコストがかかるため大変ですが、4Kで高画質出力できた時の美しさは感動ものです。

左から4K 31.5インチ(本機)、WQHD 27インチ、FHD 24.5インチ

上の写真をクリックして拡大させると違いが伝わるかと思いますが、4Kの美しさは圧倒的。

本機はその美しい映像を31.5インチの大画面で楽しめる為、何よりも美しい映像を楽しみたいゲーマーにおすすめなモニターです。

黒が美しいくっきりしたコントラスト

※撮影スキルにより対してくっきり映せてないのは申し訳ない

JN-315V160URはVAパネルを搭載したゲーミングモニターです。3000:1の高コントラスト比で、より黒をくっきりと表現をすることが可能、映像や写真を色鮮やかに映し出すことが可能です。

ゲーム中でも暗いシーンでの見え方が一般的なIPSパネルより優れてます。近年はIPSパネルの性能が上がったためIPS一択な雰囲気がありますが、ゲーミング特化でモニターを選ぶのであればコントラスト比の高いVAパネルを選ぶのも良いでしょう。

※VAパネルの3000:1に対してIPSパネルのコントラスト比は1000:1となります。

4Kで160Hzの高いゲーミング性能

JN-315V160URの最大リフレッシュレートは、160Hzです。

ゲーミングモニター全般で見ると240Hz、360Hz、500Hzといった高リフレッシュレートなモニターも発売されてますが、4Kモニターとしては非常に高めです。

基本的に、リフレッシュレートは解像度を上げれば上げるほどに下がります。これはゲームのフレームレートも、同様です。

4Kの場合は最大リフレッシュレートが60Hzが一般的で、144Hzだと高い部類になります。本機は144Hzのさらに上を行く160Hz。

もちろん高性能なゲーミングPCが必要になりますが4Kの美しさで滑らかにゲームを楽しめるのが魅力です。

PlayStation5との120Hz接続に対応

本機はゲーミングPCだけでなく、PS5やXboxとのHDMI 2.1の4K 120Hzでの接続にも対応し、大画面で高精細な4Kゲームを存分に楽しめます。

さらに可変リフレッシュレート(VRR)にも対応し、ティアリングやスタッタリングを軽減し、よりなめらかにVRR対応ゲームを表示させることが可能です。

VRR対応(可変リフレッシュレート)

モニターのリフレッシュレートをコンソールのグラフィック出力に合わせてリアルタイムで同期することにより、ティアリング(ちらつき)やコマ落ちを軽減することが可能。

シンプルかつフレームレスなデザインが好印象

JN-315V160URはゲーミングモニターでありつつも主張が少なく落ち着いたデザインです。

背面は斜めのラインとイルミネーションがデザインされ、最低限のゲーミングっぽさを表現していますが、あまり派手なデザインが得意でない方には十分です。

パネル周りの薄さも美しく、シンプルさを強調した美しいゲーミングモニターだと感じます。

インターフェイスが充実しており4台のコンソールと接続が可能

本機はDP x 2とHDMI x 2の合計4つのインターフェイスが用意されております。

DP1.4とHDMIも2.1の仕様で、いずれも3840x2160@160Hzに対応しています。

モニターによっては4K(3840x2160)で最大出力が出せるポートは限られているケースもありますが、どこにさしても4K・160Hzで出力できるのは有難いところです。

なお、HDMI2.1に対応したケーブルでないと4K160Hzの出力は出来ませんので、付属のHDMIケーブルもしくは対応ケーブルを準備し接続してください。

HDR10対応で美しい映像を楽しめる

JN-315V160URは、HDR10に対応しています。

HDRというのは、画面の色の明暗をよりハッキリとさせる機能のことです。明るいところはより明るく、暗いところはより暗く表示します。

HDR10はその最新規格。オンにすれば、よりメリハリのあるゲーム画面でプレイできます。

JN-315V160URの気になる点をレビュー

JN-315V160URの良いところについて、ここまでレビューしてきました。4K160Hzに対応した魅力的なモニターですが、気になるところが無いわけではありません。

そこで今度は、JN-315V160URの気になる点についてレビューしていきます。

VAパネルの為、写真や動画編集には向かない

本モニターはVAパネル。3000:1という高コントラストでメリハリのある黒を表現できるため、ゲームの暗いシーンなどではとても見やすく恩恵を感じます。

しかしIPSパネルと比較すると色の再現性がそれほど高くないので、色表現に物足りなさを感じるケースもあります。またVAパネルで編集後にIPSパネルのモニターで閲覧すると色味が違ったと感じるケースも生じます。

JN-315V160URはsRGB:99%, DCI-P3:90%の広色域に対応しており、VAパネルの中では高い色表現力を持ちますが、画像編集ではIPSに軍配が上がってしまいます。

もちろん個人レベルの画像編集では問題ありませんが、プロ用途で画像編集する方にはお勧めできません。

画像加工は趣味レベルでゲームプレイをメインに検討されている方にお勧めします。

趣味の画像編集であれば十分

スタンド機能がチルトのみ

JN-315V160UR(Amazon限定モデル)はスタンド機能でコストカットをしている為、チルト(画面の角度調整)しか対応していません。

モニターの向きを変えたり高さ調整などもスタンドで行いたい方は、同じモニターパネルで高機能スタンドを備えたJN-315V160UR-HSPの購入をお勧めします。

2000円ほど高くなりますが、スイーベル・ピボット・高さ調整が可能になります。

また付属のスタンドを使用せずモニターアームを使う方は本記事で紹介しているAmazon限定モデルで問題ありません。

アームも一緒に検討する場合は、JAPANNEXTから発売されているガススプリング式のモニターアーム「JN-GM312DV」がおすすめです。

ひとつ余談ですが、Amazon限定モデルのスタンドは最低限の機能になっているおかげで、31.5インチの4Kモニターを設置する割には奥行きをさほどとる必要がないというメリットもあります。

スタンドの端からパネルまでの奥行きは12~13cm程度。奥行きの無いデスクで30インチクラスのモニターを設置したい方にもおすすめできるモニターです。

ゲーミングPCのパワーが必要

フォートナイトのような比較的軽めなゲームでプリセット低にてようやく160Hzを活かせる

JN-315V160URは4K160Hzと高い表現力を持つゲーミングモニターですが、4K160Hzを活かすには高性能なゲーミングPCが必要です。

今回ベンチした環境はCPU Core i9-12900、GPU RTX3080Tiとの数年前では最高スペックに近いゲーミングPC環境です。

それでも比較的軽めのフォートナイトのプリセット低で150前後のフレームレートしか出せません。

モンハンワイルズなど重めのゲームだとプリセット最低、フレーム生成ONにしても100fps程度のフレームレートになります。

4K160Hzを最大限に活かしたければRTX4070Ti Super、RTX5080などの環境を構築する必要があり、少なくとも40~50万円前後の投資が必要になってしまいます。

予算をかけずにフレームレートと映像の美しさを両立させたいのであれば、4KにこだわらずFHDやWQHDのモニターを選ぶことおすすめします。

JN-315V160URはこんな方におすすめ!

  • ゲームで高いフレームレートを出せる4Kモニターが欲しい方
  • ハイスペックなゲーミングPCを保有している・これから保有できる方
  • 高コスパで夢のある4Kモニターが欲しい方
  • 暗めのゲームが好きな方
  • 複数のゲームコンソールを繋ぎたい方

本機は、最大リフレッシュレートが160Hz、応答速度が1msと高い性能を持つゲーミングモニターです。ゲーム向けの機能が充実していることもあり、4Kで動きの激しいゲームを快適にプレイしたい方には非常におすすめ。

さらに、画面サイズが31.5インチと4Kではちょうど良いサイズ感です。

また、VAパネルを搭載している為、コントラスト比が高くブラックを美しく表現できるのが特徴です。

4つのインターフェイスにも対応しているので、PC含め複数のゲームコンソールを繋ぎたい方にもおすすめです。

まとめ|コスパにこだわった強つよ4Kゲーミングモニター!

ここまで、JN-315V160URの良いところや気になるところなどについてレビューしてきました。

ゲーミング性能が高く、それでいて価格も約6万円程度と抑えられています。

安価で強つよな4Kゲーミングモニターに魅力を感じる方には、非常におすすめのモニターです。

またスタンド機能は最小限に抑えられているので、高さ調整などスタンドに機能を持たせたい方はJN-315V160UR-HSPをチョイスしましょう。

スタンド機能が抑えられたAmazon限定モデル

スタンド機能が装備されたモデル

AD

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次