ゲーミングマウスは、ピンからキリまでさまざまな製品があります。
機能の充実度、基本性能、デザイン、価格など考慮する点も多いです。
UtechSmartゲーミングマウスは、安くて多ボタン式なのが特徴のゲーミングマウス。多ボタンマウスは高い製品が多いので、「多ボタンを試してみたいけど高いのは躊躇してしまう」という人にはぴったりです。
今回は、そんなUtechSmartゲーミングマウスをレビューしていきます。
UtechSmartゲーミングマウスのスペック
- 接続方式:有線
- DPI:調節機能搭載(最大16400DPI)
- レポートレート:最大1000Hz
- ボタン数:19
- サイドボタン:有り
- カスタマイズ本体書き込み:最大5つまで対応
接続方式は、有線のみの対応です。
無線が使えないという時点で候補から外れる人もいるでしょうが、遅延を気にする人やケーブルが気にならない人にはおすすめです。
使っているうちにケーブルが気になってくることがあれば、マウスバンジーの導入をおすすめします。
DPIは調節可能で、最大で16400と申し分ありません。レポートレートも安価なゲーミングマウスとしては一般的な性能です。
本体にカスタマイズ内容を書き込めば、デバイスが変わっても同じ設定で使えます。
そのうえ、ゲームによって異なる機能を割り当てて使うことも可能です。有線マウスなので、後者の使い方をする人のほうが多いでしょう。
UtechSmartゲーミングマウスより少し高めのマウスでも、本体書き込みは最大3つまでというケースが多いです。安価ながら5つまで対応できるのは、大きな特徴であり、スペック的な魅力だと言えます。
UtechSmartゲーミングマウスのおすすめポイント
UtechSmartゲーミングマウスのスペックを紹介しました。スペック面ではボタン数の多さ、カスタマイズを本体に5つまで保存できるところが強みです。ただ、スペックだけではマウスの良さはわかりませんよね。
そこで今度は、UtechSmartゲーミングマウスのおすすめポイントを5つ紹介しましょう。
多ボタン式でゲームも作業も快適に
UtechSmartゲーミングマウスは、側面に12個のボタンが付いています。サイドボタンの数は、2つから4つが相場です。相場より3から4倍多くのボタンが付いていることになります。
このような多ボタン式マウスで想定される使い道は、大きく2つです。
一つは、MMORPG。
MMORPGは、アイテムやスキルの使用など、使うボタンが多いゲームジャンルです。たいていはキーボードで操作するのですが、WASDでキャラコンをしながらキーボードでショートカットボタンを押すのは、苦労します。
マウスでショートカットボタンを押すことができれば、楽です。サイドボタンが12個もあれば、アイテムやスキルの使用などのショートカットボタンを割り振ることができます。
二つ目に想定されているのは、作業です。
たとえば動画編集などクリエイティブな作業においては、ショートカットキーの数がたくさんあります。それらを駆使して作業するのですが、これをマウスでできるようになれば楽です。
UtechSmartゲーミングマウスは、ゲームも作業も快適にしてくれます。
無骨かつゲーミングらしいデザイン
UtechSmartゲーミングマウスは、デザインが少々無骨です。
これは悪い意味ではありません。ガジェット好きの中には、無骨なデザインを好む人も多いです。そういう人には、しっかり刺さるデザインになっています。
特に側面が少し角張ったような印象を受けるのが、良いところです。それでいて実際は角が当たって痛いということはなく、デザイン上そう見えているだけというのが秀逸。
そのうえ、ゲーミングマウスらしく光ります。光る部分は、ロゴとマウスホイール、サイドボタンの印字です。無骨でありながらゲーミングらしいデザインになっているところも、UtechSmartゲーミングマウスの大きな魅力だといえます。
重さ調整用の重りが付属する
UtechSmartゲーミングマウスには、重りが付属します。
重りを本体に格納することによって、重量を調整することが可能です。
たとえば、重りを入れるとカメラ操作が安定しやすいです。FPSだけでなく、MMORPGでも武器によってはエイムが必要になります。エイムが必要なゲームをプレイしている人であれば、重さを調整できるのは大きな強みです。
感度・光り方など細かく調整できる
UtechSmartゲーミングマウスは、感度や光かたなどを細かく調整できます。
安いゲーミングマウスだと調整できなかったり、できても3段階だったりすることが多いです。一方UtechSmartゲーミングマウスは、5段階に調整できます。重りによる重量調整も含めると、体感の感度の調整幅はもっと広いです。
ライトの色も設定ソフトで細かく調整できます。
コストパフォーマンスが高い
UtechSmartゲーミングマウス最大の魅力は、コスパの高さです。
約4000円の値段で12個のサイドボタンが付いており、基本性能も十分に高く、専用設定ソフトを完備し、重りまで付属します。これらの特徴で考えれば、7000円してもおかしくはありません。
はじめての多ボタン式マウスとしても、おすすめできます。
UtechSmartゲーミングマウスの使用感
UtechSmartゲーミングマウスのおすすめポイントについて説明してきました。値段以上に特徴の多いマウスですが、使用感が気になる人もいるでしょう。そこで、UtechSmartゲーミングマウスの使用感についてレビューしていきます。
グリップ感が絶妙
UtechSmartゲーミングマウスをグリップしてまず感じたのが、ザラ付きのある表面素材が手のひらに絶妙にフィットすることです。
表面全体はマット感のあるザラ付きのある素材。一部にツヤツヤしている素材が使用されています。
艶のある表面は最初はピカピカでかっこ良いですが、使っているうちに手汗や指紋などが気になるようになりがちです。
また、激しい戦闘のあるゲームをしているとついつい手汗をかいてしまう方には注意が必要ですが、全体的にザラ付きのある表面であるため、その心配がありません。
操作感は良好
操作感は、値段のことを考えれば十分良好です。
手がかなり大きい人や指が人より長い人には少し窮屈かもしれませんが、普通サイズの人や手が小さい人にとってはおさまりが良いです。
12個のサイドボタンも、奥と手前とで角度がついていて触っただけでどの段かわかるようになっています。そのうえ、真ん中にはポッチが付いているためよりわかりやすいです。慣れれば、すぐに押したいボタンを押すことができるようになります。
ただ、手前側は比較的素早い操作がしにくいので、頻繁に使う機能は奥側に割り当てるのが良いでしょう。
専用ソフトは英語のみだけど使いやすい
UtechSmartゲーミングマウスの専用ソフトは、英語と中国語のみに対応しています。この手の安価なマウスのソフトは使いにくいことも多いですが、使うときに躓くポイントが特にありません。
英語もわかりやすい単語が多いですし、直感的に操作できます。
ただし、デザインは少々難ありです。
とはいえ、デザインは好みによります。サイバーで厨二感のあるデザインはゲーミングデバイスらしくて好きという人には、良いでしょう。
それに、UI自体はよくできていますし、一度好みに調整してしまえばソフトを立ち上げる機会も少なくなります。好みでなくても最初だけ目をつぶれば問題ないでしょう。
UtechSmartゲーミングマウスはMMOと作業におすすめ!
UtechSmartゲーミングマウスは、人によって好みが分かれるところはありますが、絶対的な欠点がとても少ないのが良いところです。多ボタン式のマウスとしておさえるべきところはおさえてありますし、ゲーミングマウスとしての完成度も高いと言えます。
値段も比較的お手頃なので、はじめての多ボタン式マウスにおすすめです。