BIGBIG WON BLITZ2をレビュー! 高性能・高機能・高コスパの神コントローラー

BIGBIG WONは、高コスパなコントローラーが多く人気のあるメーカーです。SwitchとPCの両方で使えるなど、対応機種の多さにも定評があります。

そんなBIGBIG WONから新発売されたBLITZ 2は、同メーカーのなかでは高性能なモデルとして位置づけられている製品です。それでも、他社の高性能モデルと比べると安価。

しかし、性能は他社の高価な製品に負けていません。

今回は、そんなBIGBIG WON BLITZ2についてレビューしていきます。

目次

BIGBIG WON BLITZ2の基本仕様

BIGBIG WON BLITZ2のレビューの前に、まずは基本仕様について紹介していきます。搭載されている機能の種類やポーリングレートなど、基本的な部分が気になる方はぜひご参考ください。

仕様

  • 接続方法:有線/無線(Bluetooth/2.4GHz USBドングル)
  • ポーリングレート:2000Hz
  • 応答遅延:0.0005秒
  • TMRスティック搭載
  • ALPSスティック搭載
  • フルメカニカルボタン
  • 技適取得済み
  • ジャイロ機能搭載(1000Hz)
  • ボタン数:16(4つのエクストラボタン)
  • PCソフトウェア・スマホアプリカスタマイズ対応

以上が、BIGBIG WON BLITZ2の基本的な仕様です。

接続方法は、3種類。有線とBluetooth、2.4GHz接続に対応しています。Bluetoothは多少の遅延があるものの、2.4GHz接続は遅延を体感できません。公式によると、遅延は0.0005秒程度です。人間では体感できないレベルに抑えられているので、無線でも安心して使えます。

さらに、Bluetoothに関しても理論上遅延があるというくらいで、あまり気になりません。心置きなく、好きな接続方法で使えます。

もちろん、日本の技適も取得しているので、安心です。

そして、ジャイロ機能やカスタマイズ機能など機能も豊か。カスタマイズはボタンのマッピングだけでなく、スティックの細やかな設定なども可能です。

1万2000円程度のコントローラーとしては、性能も機能も良好だと言えます。

付属品

  • 交換用スティック2種類
  • USBドングル
  • 交換用十字キー
  • 取扱説明書
  • QRコードカード

以上が、BIGBIG WON BLITZ2の付属品です。

スティックは、2種類が2セット用意されています。軸が短いタイプと長いタイプで、それ以外の違いは特にありません。TMRとALPSはモデル違い扱いになっており、選ばなかったスティックは付属しないので注意が必要です。

とはいえ、スティックが2種類2セット付属し、交換用の十字キーも付属するのでハードウェアカスタマイズの幅としては十分持たせられています。

十字キーは一般的な四方向に出っ張ったタイプと、16方向に打ち分けがしやすいアリジゴク型のタイプの2種類。好みや遊ぶゲームに応じて、付け替えられます。

総じて、1万2000円という価格を考えれば、過不足ないパッケージングです。

BIGBIG WON BLITZ2の良いところをレビュー

ここまで、BIGBIG WON BLITZ2の基本的な仕様と付属品について紹介してきました。今度は、BIGBIG WON BLITZ2の良いところについてレビューしていきます。性能や機能について、詳しく知りたい方はぜひご参考ください。

選べる2つのジョイスティック

BIGBIG WON BLITZ2の大きな特徴のひとつが、ジョイスティックに種類があることです。選ぶモデルによって、搭載されるスティックのタイプが変わります。

TMRスティックは、ホールセンサーよりも精度が4倍ほどアップしているのが特徴です。精度が高く寿命が長いので、長期間安定して使えます。

そのうえ、ドリフトしにくいのが大きなメリットです。

ドリフトというのは、カーソルが勝手に動いてしまうことを指します。スティックを動かしていないのに、動いているという判定になり、発生する不具合です。TMRスティックは高精度を維持しながら、ドリフトを減らしています。

より安定した操作がしたい場合には、TMRスティックがおすすめです。

一方ALPSスティックは、中心点復帰の精度が高いのが特徴。内部に精密なゴム製ピン構造を採用しており、これのおかげで一般的なスティックよりも中心点に復帰する精度が高くなっています。

FPSやTPSを遊ぶ場合に、おすすめのスティックです。

好みや遊ぶゲームの傾向などによって、スティックが選べます。どちらも高性能であることは共通しており、単純に性能の好みで選べるのがよいところです。

ポーリングレート2000Hzという高性能

BIGBIG WON BLITZ2は、ポーリングレートが2000Hzと高いです。

ポーリングレートは、接続先デバイスにデータを送信する頻度を表しています。単位はHzで、1秒間に何度送信するかを示すものです。

ポーリングレートが高いほど、動きが滑らかになります。そのうえ、動作がより素早く反映されるようになるため、敵の素早い動きに対応しやすいなどの優位性があるのが特徴です。

これまで、BIGBIG WONのコントローラーは1000Hzが最高でした。BIGBIG WONに限らず、多くの高級コントローラーで1000Hzが上限だったのが、本機では2倍になっています。

そのうえ、無線接続で2000Hzが出せるのが革命的です。性能を遺憾なく発揮することを考えるなら有線がよいという言説がありますが、本機の場合は無線でも全く問題なく性能を最大限発揮できます。

有線無線両対応で使いやすい

BIGBIG WON BLITZ2は、有線と無線の両方に対応しています。

そのうえ、Bluetoothだけでなく2.4GHzのUSBドングル接続にも対応しているのがよいところです。USB端子は一つ潰すことになりますが、Bluetoothよりも接続安定性が高いのが魅力。そのうえ、ペアリングなどの作業も不要でUSBに差し込んで電源を入れれば瞬時に接続できます。

なお、バッテリー持続時間はフル充電で約15時間です。振動機能を使う場合は、約8時間にまで落ち込みますが、この性能でこのバッテリー持続時間は比較的長いと言えます。

1週間持つ程度とは言えないかもしれないものの、仕事に行くときなどにこまめに充電していれば充電ストレスからは解放される程度には長いです。

無線でコントローラーを使うデメリットをしっかりと潰しており、単純な好みに合わせて接続方法を選べます。

エクストラボタンが使いやすい

BIGBIG WON BLITZ2には、エクストラボタンが4つ搭載されています。

背面に2つ、上部に2つという配置です。この配置込みで、使いやすいエクストラボタンになっています。

背面に4つ搭載させるのが主流ですが、背面に4つあると操作がごちゃごちゃとしがちです。同じ指の負担が増えたり、使う指が増えたりして慣れるのが大変。そのうえ、ボタンが所狭しと並んでしまい、ミスしやすくなります。

背面は視認もできないので、特にミスしやすいです。

本機のエクストラボタンは分散されており、なおかつそれぞれミスしにくい配置になっています。正確に楽に押せるのが、大きなメリットです。

比較的軽めで操作が楽

BIGBIG WON BLITZ2の重量は、約237gです。

成人男性が握りやすい程度の大きさがあり、バッテリーを搭載していることを考えると軽い部類になります。コントローラーが軽いため、持っていて負担になりにくいです。

長時間ゲームをプレイしても、気になりません。コントローラーの重みにより集中が削がれることもなく、ゲームへの没入感を高められるのもよいところです。

ソフトウェアカスタマイズが便利

BIGBIG WON BLITZ2は、ソフトウェアカスタマイズに対応しています。

PCアプリから、ボタンのマッピングやポーリングレート設定、ジャイロとスティックの補正などのカスタマイズが可能です。

スティック設定は、特に細かく行えます。デッドゾーンの設定はもちろん、スティックの中心点の調整など、しっかりと調整できるのがよいところです。

この2つの機能によって、しっかりと中心を捉えて操作できるようになります。安定化係数という項目もあり、それをうまく使えばビタ止めも十分可能です。

さらに、スマホアプリでの設定にも対応しています。

スマホ版は設定が簡易的になっていることも多いですが、本機のスマホアプリはPCと同じ設定が可能です。UIも似ており、PCユーザーとスマホユーザーで機能性と使用感覚に差が出ません。

BIGBIG WON BLITZ2の気になる点をレビュー

BIGBIG WON BLITZ2は性能と機能に関しては、非常に良好です。一部、M3とM4が若干押しにくい位置にあるなど人によっては不満点になりそうな部分がありますが、ミスしにくいというメリットもあるため一概にデメリットとは言えません。

ただ、デザインに関しては少しごちゃごちゃとしている印象があります。

モールドやロゴまわりなど、ゲーミングデバイスらしいと言えばそうなのですが、少し要素が多いです。2000Hzというポーリングレートの数字の印字もあり、主張が激しく感じられます。

一方で、下部にはホットキーが搭載。ホットキーの印字は、業務用のキーボードのホットキーのような機能性重視のものになっています。

ゲーミングデバイスらしさを追求したメカメカしいデザインと、わかりやすさを重視した機能的デザインがうまく噛み合っていない印象です。

性能と機能は万人におすすめしやすいものの、デザインは人を選びます。

BIGBIG WON BLITZ2はこんな方におすすめ!

  • 純粋に高性能なコントローラーが欲しい方
  • スマホとPCで同じコントローラーを使いたい方
  • 徹底的に自分に合った使用感に調整したい方
  • 予算1万円台でコスパの高いコントローラーを探している方

BIGBIG WON BLITZ2は、以上のような方々におすすめです。

本機はポーリングレート2000Hzという、これまで同社にも他社にもなかった領域にまで踏み込んでいるのが最大の売りになっています。その性能と精度の高さは凄まじく、さまざまなゲームで使いやすいです。

純粋に高性能で使いやすいコントローラーを探している方には特に、おすすめ。

ほかにも、スマホとPCで使用感が変わらない点や徹底的に自分好みに合わせられる点など、多くの魅力があります。それらに惹かれる方にも、もちろんおすすめです。

まとめ|場面を選ばず使いやすいコントローラー

本記事では、BIGBIG WON BLITZ2についてレビューしてきました。

ポーリングレートの高さばかりが目に付きがちですが、実はそれ以外の部分もクオリティが高いモデルです。精度の高い2種類のスティックに、操作しやすいボタンの配置、細かな調整ができるソフトウェアカスタマイズなど、多くの魅力を詰め込んでいます。

これで約1万2000円程度で購入できるのは、非常に安いです。

場面を選ばず使いやすいコントローラーを探している方、性能を重視したいけどコスパも気になる方などには非常におすすめですよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次