Switch用やPC用など、さまざまなコントローラーを販売しているGameSir。性能の高さと機能の豊富さなどから、人気があります。
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーは、そんな人気メーカーのスマホ一体型コントローラーです。
スマホ一体型コントローラーは、スマホを挟み込んで、SwitchやポータブルゲーミングPCなどの液晶一体型ゲーム機のような感覚で使えるのが魅力のジャンル。
本記事では、そんなGameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーについて、レビューしていきます。
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーの基本的な仕様

まずは、GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーの基本的な仕様について、詳しく解説していきます。本機のスペックとデザインについて気になる方は、ぜひご参照ください。
スペック
- 対応プラットフォーム:iPhone、iPad、Android
- 対応端末サイズ:125~215mm/4.92~8.46インチ
- 接続方式:内蔵Type-C有線接続
- スティック:GameSirホール効果スティック
- トリガー:ホール効果アナログトリガー
- ABXYボタン:メンブレン式、200万回耐久
- ABXY配置:物理的に交換可能
- Dパッド:タクタイルスイッチ
- グリップ:レーザー刻印テクスチャー仕上げ
- 背面ボタン:2個
- バッテリー:なし
- オーディオ:3.5mmイヤホンジャック
- 対応アプリ:GameSirアプリ
- 製品サイズ:229×106.8×54.2mm/9.02×4.20×2.13インチ
- 本体重量:304g
以上が、GameSir G8のスペックです。
対応プラットフォームは、iPhoneとiPadとAndroidになっています。AndroidとiPhoneのどちらにも使える一体型コントローラーというところが、大きな特徴です。
iOSデバイスとの完全互換を持つ製品は、そう多くはありません。
iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも関係なく、安心して使えます。
さらに、ABXYボタンの配置を物理的に変更できるのも良いところです。

デフォルトでは海外仕様でAボタンが下に配置されていますが、ソフトウェアで設定を変更したうえで物理的に交換すれば、日本仕様の並びにもできます。
デザイン

GameSir G8の本体の素材は、プラスチックです。
サラサラとした感触でさわり心地が良く、質感は価格相応かそれ以上といったところ。
作りが良いなと感じるのが、伸縮部分です。堅牢感があり、簡単には壊れそうにありません。重量がやや重くなっているものの、こうした部分の作りの良さが理由だと感じられるので、好印象です。
さらに、デザイン自体は非常にシンプルになっています。
ボタン配置もよくあるコントローラーと変わりがなく、使っていて違和感がありません。右側にはXBOX配置のABXYボタンがあり、メニューボタンに右スティック、ホームボタンがあります。

ホームボタンは接続状況のインジケーターにもなっており、便利です。
そして、背面にはテクスチャ加工があります。

表面とは異なるザラザラとした質感で、グリップ感が良好です。

また、キーマッピング可能な背面ボタンも搭載されています。
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーの良いところをレビュー
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーのスペックなどについて、紹介してきました。今度は、GameSir G8の良いところをレビューしていきます。本機の操作感や魅力について知りたい方は、ぜひご参照ください。
MFi認証でiPad・iPhoneでも使える

GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーは、その名前の通り、公式MFi認証を受けています。
MFi認証というのは、Appleが定めた性能と品質基準をサードパーティの製品が満たしていることを保証するものです。これを得ている製品は、Apple製品との互換性と安全性、耐久性が保証されているということになります。
iOSデバイスとの完全互換性があり、iPhoneユーザーやiPadユーザーにとって安心して使えるコントローラーです。
125~215mmまでの機器で使える
GameSir G8には、125~215cmmまでの伸縮幅があります。


近年はスマホでコンテンツを楽しむ人が増えていることもあってか、長いスマホが多いです。大型のスマホでも、しっかりと挟み込んで使えるのが魅力的。
7インチ程度の小さいタブレットで使用できるのも、良いところです。
さらに、装着方法も簡単。

USB Type-C端子に接続した状態で、端末を押し付けながら引き伸ばすだけです。端子部分が動くようになっており、端子を傷める心配がないのも良いところ。
そして、有線なのでペアリングも充電も不要です。
ドリフトしにくいホール効果スティック搭載

GameSir G8には、ホール効果スティックが搭載されています。
ホール効果というのは、磁気センサーを使ってスティックの傾きを検知する仕組みのことです。非接触式なので、耐久性が高いのが良いところ。摩耗による劣化と、それに付随して発生するドリフトが起こりにくくなっています。
さらに、磁気で検知するため、精度が高いのも良いところです。操作がしっかりと高精度に反映されるので、アクション性の高いゲームでも安心して使えます。
ホール効果アナログトリガーの快適な操作感

GameSir G8には、精密調整済みの高精度ホール効果トリガーが搭載されています。
これもスティックと同様に、磁気で検知する非接触式のトリガーです。物理的な接触がないので高耐久で、トリガーを頻繁に激しく押すFPSやTPSでも使いやすい方式だと言えます。
さらに、入力を繊細に検知できるため、レースゲームのようなアクセルとストップが重要になるゲームでも使いやすいです。もちろん、FPSやTPSでも押したのに反映されていないということがなく、便利に使えます。
そして、M+LE/RTを押下すると、ヘアトリガーモードを有効化できるのもGameSir G8の大きな特徴のひとつです。
線形操作の精密さから、瞬時に反応するプレイまで、競技性の高いゲームにおいて有利に戦えます。
背面ボタンが非常に便利

GameSir G8には、背面ボタンが2つ搭載されています。
スマホ一体型コントローラーで、背面ボタンを2つ搭載している製品はそう多くありません。ここが類似品と比べたときの優位点の一つです。ボタンの数が多いので、自由なボタン配置が楽しめます。
ジャンプやダッシュなど、ほかの操作と同時に行うことが多い操作を割り当てておけば、キャラコンがしやすくなるので便利です。
装着したままでもバッテリーが吸われない

GameSir G8のような有線接続のコントローラーは、接続時にコントローラー側に給電し続けます。
そのため、装着したままでいると使っていなくとも、スマホのバッテリーが吸われてしまうのが難点です。
ただ、GameSir G8は10分放置していると、コントローラーがスタンバイモードになります。接続が切れるため、装着しっぱなしでもバッテリーが減りません。
ホームボタンを5秒間長押しすることでも、スタンバイモードに移行します。自動で移行するだけでなく、任意のタイミングで移行できるのも良いところです。
カスタマイズ性が高い

GameSir G8は、カスタマイズ性が高いです。
まず、ハードウェアカスタマイズ。フェイスプレートがマグネットで簡単に着脱でき、スティックやボタンなどを外せるようになっています。

ABXYの配列を物理的に変更したり、スティックを自分好みのものに交換したりできるのが良いところです。付属のスティックは背が高めのものと、ゲームキューブコントローラーに近い形のものがあり、好みのほうを使えます。
今後交換用のフェイスプレートや部品が追加されれば、よりハードウェアカスタマイズが楽しめるようになりそうなのも魅力的。
そして、ソフトウェアカスタマイズもできます。

GameSirアプリを使うことで、スティックとトリガーのデッドゾーン調整、振動強度のカスタマイズ、ボタンのりマッピングなどが可能です。一部機能には、プレイ中のボタン操作で簡単にアクセスできるのも、良いところ。
ゲーム中でも、シームレスに調整できます。
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーの気になる点をレビュー
ここまで、GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーの良いところについて、レビューしてきました。本機は高性能かつ高機能で、精度が高いのが大きな魅力です。
ただ、一部には気になる点もあります。
そこで今度は、そんなGameSir G8の気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
高性能な分価格はやや高め
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーは、高性能かつ高機能です。
その分、希望小売価格は1万1,182円とやや高めになっています。スマホ一体型のコントローラーは、やすければ2000円程度から購入可能です。1万円を超える製品は非常に少なく、高級機と言える部類。
安いコントローラーを求めている人には、合わない可能性があります。
モバイル用としては大きめのサイズ

GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーは、製品名にモバイルと付いているものの、ややサイズが大きいです。
これは、対応デバイスのサイズの幅を広くするため。伸縮幅が大きく、本体サイズもその分大きくなってしまっています。普段小さなカバンを使っている場合は、少々かさばるので注意が必要です。
ただ、持ち運びができないほどではありません。
あくまでも、モバイルコントローラーとして販売されているもののなかでは、比較的サイズが大きく重量も重いため、持ち運びに特化しているとは言えないという程度です。
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーはこんな方におすすめ!

- iOSデバイスで使いたい方
- スマホでも操作しやすいコントローラーが欲しい方
- PCやコンシューマー向けのコントローラーと同等以上の操作感が欲しい方
- カスタマイズを楽しみたい方
GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーは、以上のような方々におすすめです。
まず、iOSとの完全互換を売りにしているため、iOSデバイスで使いたい方には当然おすすめだと言えます。AndroidとiOSの両方で使えるのが、本機の大きな魅力です。
さらに、本機は操作感が非常に良好。グリップが効いていたりボタンの押し心地が良かったりするのはもちろん、ホールエフェクトトリガーなどを搭載しており、コンシューマー向けやPC向けの製品などと遜色ない操作感が得られます。
スマホでも操作しやすいコントローラーが欲しい方には特に、おすすめのコントローラーです。
まとめ

本記事では、GameSir G8+MFiプレミアムモバイルコントローラーについて、レビューしてきました。
本記事はスマホ一体型コントローラーとしては比較的高級な製品ですが、価格以上の性能と機能が盛り込まれています。
iOSに対する完全な互換性を持つだけでなく、幅広いサイズのデバイスに対応しており汎用性が高いです。
そのうえ、各部の操作感も非常に良好。センサーの精度も高く、カスタマイズ性も十分に高いです。
スマホでも良いコントローラーで快適にゲームを遊びたいという方には、非常におすすめのコントローラーだと言えます。

