Epomaker Galaxy70は、クリーミーで柔らかな打鍵感とコトコトとした硬質な打鍵音を両立した70%レイアウトキーボードです。
コンパクトでありながら、ファンクションキーやアローキーを備えた配列を採用しています。コンパクトレイアウトのなかでは、作業にも比較的使いやすいです。
そのうえ打鍵感と打鍵音も良好で、2万円を切る価格帯なのも魅力的。
本記事では、そんなEpomaker Galaxy70の良いところと気になる点について、レビューしていきます。
今回はグレーカラーのFEEKER×HUANO Blossom Odyssey Switch搭載モデルを基準にレビューしますが、打鍵音はZebra Switchも紹介します。
本レビューはEpomaker様より製品を提供いただきレビューしてます
Epomaker Galaxy70の基本的な仕様

まずは、Epomaker Galaxy 70の基本的な仕様について紹介していきます。Epomaker Galaxy70のスペックとデザインが気になる方は、ぜひご参照ください。
Epomaker Galaxy70のスペック

- 接続方法:有線/2.4GHz/Bluetooth
- 配列:US配列
- サイズ:75%(82キー)
- ケース素材:アルミ
- プレート素材:PP
- フレックスカット
- ガスケットマウント搭載
- 5層吸音フォーム搭載
- スイッチ:FEEKER×HUANO Blossom Odyssey Switch
- バッテリー容量:4000mAh
- ポーリングレート:1000Hz(有線/2.4GHz)、125Hz(Bluetooth)
- キーキャップ素材:PBT
- 重量:1.79kg
以上が、Epomaker Galaxy70の簡単なスペックです。
まず、接続方法は3モードに対応しています。有線と2.4GHzはいずれも1000Hzと高いポーリングレートなので、ゲームでも使いやすいです。無線での反応には全く問題がなく、チャタリングなども発生しにくくなっています。
さらに、フレックスカットされたPCBも特徴的です。フレックスカットはPCBに切り込みを入れる加工のこと。打鍵時に、基盤がしなるので柔らかく反発のある打鍵感になります。
底付き感が柔らかくなるうえに反発がしっかりとあるので、サクサクと高速打鍵でき、そのうえ疲れにくいのが良いところです。
Epomaker Galaxy70のデザイン

Epomaker Galaxy70のグレーカラーは、レトロ可愛いデザインが特徴的。
メインの英数字キー全てとファンクションキーの一部は白で、機能キーは少し青っぽいグレーになっています。一昔前のOADGキーボードのような配色で、レトロ感がありかわいいです。

そのうえでエンターキーとスペースバーは少し赤っぽい色になっており、良いアクセントになっています。
さらに、ケースの角に丸みがあるのも可愛さを演出しているポイント。

全体的にレトロ感がありながら、RGBに対応していたりノブがあったり現代の要素もあり、バランスの取れたデザインです。
Epomaker Galaxy70の良いところをレビュー!
Epomaker Galaxy70のスペックとデザインについて、紹介してきました。それらだけでも、本製品の特徴はある程度はわかります。
ただ、キーボードはスペックだけではわからない部分が多いです。
そこで今度は、Epomaker Galaxy70の良いところについて、レビューしていきます。
クリーミーで柔らかかつ安定した打鍵感

Epomaker Galaxy70には、スイッチに2つの選択肢があります。Epomaker Zebraスイッチと、FEEKER×HUANO Blossom Odyssey Switchです。

今回紹介しているモデルに搭載されているBlossom Odyssey Switchは、滑らかな打鍵感が特徴。
それぞれのスペックは、以下の通りです。
| Epomaker Zebra | Blossom Odyssey Switch | |
| 押下特性 | リニア | リニア |
| 作動押下圧 | 40±5gf | 40±5gf |
| 底付き押下圧 | 45±5gf | 50±5gf |
| 反応点 | 1.8±0.3mm | 2.0±0.2mm |
| ストローク | 3.8mm | 3.6±0.2mm |
| スプリング | 21mm | 22mm |
押し始めが軽めのリニアスイッチで、底付き時の押下圧と10gfのギャップがあるのが魅力的。徐々に重くなる設計のおかげで、撫で打ちが比較的しやすくなっています。
滑らかな打鍵感で、少しずつ重みを増していく感覚は非常に気持ちが良いです。
さらに、ガスケットマウントとフレックスカットによって生み出される底付きの柔らかさと、反発力も心地よく感じられます。底付きが柔らかいため比較的指が痛くなりにくく、反発があるため高速タイピング時に疲労を感じにくいです。
長時間のタイピング作業も苦にならない打鍵感だと言えます。
コトコトとした硬質な打鍵音
Epomaker Galaxy70は、コトコトとした硬質な打鍵音が特徴です。
これはスイッチの音によるところも、あります。Zebra Switchと比べると、Blossom Odyssey Switchのほうがよりコトコトとした低音が鳴りやすいです。Zebra Switchは少しパチパチ感がありますが、Blossom Odyssey Switchはコトコトとした石のような音。
そのうえ、5層の吸音フォームが、余分な音をしっかりと吸収しており、アルミフレームにありがちな金属感のある音がしません。長時間聴いていても疲れにくい打鍵音です。
ただし、静音スイッチではないため、音量はある程度あります。
以下は、選択できる二つのスイッチの打鍵音です。
Blossom Odyssey Switch
Zebra Switch
一般的なTKL配列に近いコンパクト配列

Epomaker Galaxy70は75%レイアウトですが、82キーあり、どちらかと言えば一般的なTKL配列に近いレイアウトをしています。
75%キーボードでは縦一列に並びがちなエンターキー右横のキーが、TKLレイアウトのように格子状に並んでいるのが特徴的です。TKLキーボードからの移行において、違和感を感じにくくなっています。
コンパクトでありながら一般的な75%キーボードより少しだけ横幅が大きく、扱いやすいです。
レトロかわいいデザイン

Epomaker Galaxy70は、デザインも魅力的。
先述した通り、グレーカラーモデルはレトロ風味のデザインになっています。近年はこのようなレトロな配色が好まれやすい傾向があり、それでいて現代的なクリーミーな打鍵感のメカニカルキーボードであるというギャップが魅力的です。
どこか懐かしさを感じるものの、新しさも感じられるデザインだと言えます。
このデザインが気に入ったというだけでも、購入する価値のあるキーボードです。
3モード対応で技適も取得済み

Epomaker Galaxy70は、トライモード接続に対応しています。
有線のみだったり、無線は2.4GHzのみだったりするキーボードも、市場には多いです。
そのなかで、有線と2.4GHz、Bluetoothの3種類に対応しているのは非常に魅力的。接続方法はどれが特に優れているということはなく、人によって好みがあります。使用する場面や環境によっても、使い分けるものです。
たとえばPCには有線か2.4GHzで、タブレットで使うときにはBluetoothという使い分けができます。

もちろん、日本の技適を取得しているので、安心して使用可能です。
エンター右隣にキーがない

75%レイアウトの大きな弱点のひとつが、エンターキーのすぐ右にキーがあることです。これによって、いつもの調子でエンターキーを押したつもりが、右のキーを押してしまうということがあります。
一方Epomaker Galaxy70には、エンターキー右隣にキーがありません。
一般的なTKLのUS配列と同じような感覚で、タイピングできます。
Epomaker Galaxy70の気になる点をレビュー
ここまで、Epomaker Galaxy70の良いところについてレビューしてきました。打鍵感が良好で打鍵音もコトコトとした良質な音になっており、作業用としてもゲーム用としても魅力的なキーボードです。
ただ、一部には気になる点もあります。
そこで今度は、Epomaker Galaxy70の気になる点についてもレビューしていくので、ぜひご参照ください。
HomeがあるのにEndがない

Epomaker Galaxy70は一見一般的なTKLキーボードのようですが、EndとInsertがありません。
75%レイアウトで省かれることの多いInsertはともかくとして、Homeがあるのに対してEndがないというのは少々使いにくいです。
PgUpとPgDn、HomeとEndは執筆やコーディングではよく使います。なるべく省かないようにしているのは魅力的ですが、対となるキーがないというのは感覚的に不便です。
Homeが存在しているだけに、Endも当たり前にあると思って押そうとしてしまいます。全て省かれているよりも、かえって慣れにくい配列になってしまっているのが、気になるところです。
ただ、Fnレイヤーへの割り当てはできます。
Fn+HomeでEndにするなど、自分なりに慣れやすい割り当てを工夫するのが大切です。
アローキーが近い

Epomaker Galaxy70は75%レイアウトなので、TKL配列とは異なりアローキーが右Shiftキーのすぐそばに配置されています。
ホームポジションから少しずらしただけで小指で押せるという利点はあるものの、慣れるまでは違和感を抱きやすいです。
バックスペースとデリートの距離感は一般的なTKLに近いだけに、アローキーだけがギュッと詰められているような違和感があります。
QMK/VIAには非対応

Epomaker Galaxy70は公式サイトで配布されているソフトウェアで、ライティングおよびキーマッピングの設定を行います。
通常レイヤーとFnレイヤーの2種類のレイヤーがあり、基本的には使いやすいです。Fnキーを他のキーに変更できるのが、良いところ。他社製品ではできないことも多いので、ここは嬉しいです。
ただ、QMK/VIAには対応していません。
そのため、Mod-Tapなどの設定はできず、ほかのEpomaker製品と比べてカスタマイズ性が低くなってしまっています。
とはいえ、キー数が多いので、60%キーボードなどと比べるとVIAに非対応なのは気になりにくいです。
併用におすすめなテンキー紹介|Epomaker TH33

Epomaker Galaxy70には、テンキーなどがありません。より作業で使いやすくするには、別途テンキーを購入し、キーボードの左側に置くのがおすすめです。コンパクトレイアウトのマウスとの距離の近さという利点を活かしながら、テンキーが使えます。
併用におすすめのテンキーは、Epomaker TH33です。
そこで今度は、Epomaker Th33について簡単に紹介します。
Epomaker TH33のスペック

- レイアウト:テンキーおよびファンクションキー(33キー)
- 接続方法:有線/2.4GHz/Bluetooth
- バッテリー容量:2000mAh
- ケース素材:ABS
- 二段階調整式スタンド搭載
- プレート素材:PC
- フレックスカットなし
- ガスケットマウント搭載
- 5層吸音フォーム搭載
- キーキャップ素材:PBT
- キーキャップ印字:昇華印刷
- スイッチ:Wisteria Linear V2
- ホットスワップ対応(3ピン/5ピン)
- ポーリングレート:1000Hz(有線/2.4GHz)、125Hz(Bluetooth)
- NKロールオーバー対応
- 重量:0.38kg
Epomaker Th33は、テンキーにさまざまなキーを加えたレイアウトが特徴的です。
テンキーの右側に、アローキーやHome、End、Delキーなどを備えています。そのうえFnキーとTabキーなども備えており、キー数が多いです。
これをキーボードの左側に置くことで、左手でアローキーの操作ができるのが魅力的。執筆作業ではアローキーとバックスペースの組み合わせをよく使うので、左手をアローキーに置き、右手をGalaxy70のバックスペースに置いておけば、併用しやすくなります。
さらに、ガスケットマウントを採用しているなど打鍵感にもこだわりがあり、高性能かつ高機能なのも大きな特徴のひとつです。
これで価格が7100円なので、メカニカルを採用した高級テンキーとしては非常にコスパが高い製品だと言えます。
Epomaker TH33の良いところ

- キー数が多く活用の幅が広い
- VIAに対応しており左手デバイスとしても使える
- ノブを搭載している
- 柔らかで滑らかな打鍵感
- 肉厚かつ昇華印刷のこだわりのキーキャップ
- しっかりとした傾斜がありスタンドを閉じても打ちやすい
- Galaxy70の不足感を補える
以上が、Epomaker Th33のメリットです。
一般的なテンキーよりもキー数が多いので、左手でアローキーを使いたいときなどにも重宝します。
そのうえVIAに対応しており自由にキーマッピングできるので、活用の幅が非常に広いです。Galaxy70に存在しないEndなどのキーを補えるのも、良いところ。
テンキーとしても左手デバイスとしても使いやすく、作業効率をアップさせられます。
あわせて好みに応じてキースイッチを交換できるのも魅力の一つです。

Epomaker Galaxy 70はこんな方におすすめ!

- 打鍵感と打鍵音が良いキーボードが欲しい方
- メカニカルが好きだけど指が痛くなることに悩んでいる方
- 執筆やコーディングなど長時間タイピングを行う方
- デザインが気に入った方
- テンキーを左に設置したい方
Epomaker Galaxy70は、以上のような方々におすすめです。
打鍵感と打鍵音が非常に良好なので、その2点をキーボード選びで最重要視する方には最適なキーボードのひとつだと言えます。
そのうえ、柔らかな底付き感があるので、メカニカルスイッチ特有の打鍵感を楽しみながらも指が痛くなりにくいのが、良いところ。長時間のタイピング作業用として、使いやすいです。
キー数が多い割にEndがないなど不足感は否めないですが、本記事で紹介したテンキーのTH33を左手側に置くことで解決できます。
そのうえより使いやすくなるので、作業効率の最大化を求める方にはEpomaker Galaxy70とTH33のセットがおすすめです。
まとめ

本記事では、Epomaker Galaxy70の良いところと気になる点について、レビューしてきました。
Epomaker Galaxy70は長所と短所が非常にハッキリとしており、好みが分かれるキーボードです。打鍵感と打鍵音重視の方には手放しでおすすめできますが、作業用として考えるなら配列が合うかどうかを慎重に考える必要があります。
ただ、長時間のタイピングで指が痛くなりにくい仕様なので、作業用として使いやすいキーボードであることは確かです。
TH33との併用も、おすすめですよ。

