JAPANNNEXTの評判・企業や複数のモニター製品と1年以上付き合った実際の感想を解説

JAPANNEXTは、近年注目されつつあるPCモニターメーカーで、ゲーミングモニターやPCモニター、モバイルモニターなど幅広く展開しております。

有名ブランドの製品と比べて安価なのが特徴。それでいてスペックは高く、高コスパなメーカーです。

ただ、一部ではJAPANNEXTは怪しいという声も見られます。

そこで今回は、JAPANNEXTがどこの国の会社なのか・モニターの製造国などのメーカー詳細と、良い評判・イマイチな評判について解説していきますので、ぜひご参考ください。

私は2023年2月よりJAPANNEXTの公式アンバサダーとして活動し、同社のさまざまなモニター製品に触れてきています。本記事では立場関係なしに会社のことやモニターを使用した感想を紹介しています。

目次

JAPANNEXTは怪しい?メーカーの詳細を解説

JAPANNEXTは怪しい、正体がわからないという意見があります。確かに誰もが知るような有名メーカーではありません。怪しいと感じるのは、まだまだ会社について知られていないことが理由。

そこでまずは、JAPANNEXTの沿革や所在地などについて解説していきます。

JAPANNEXTはどこの国の会社?

JAPANNEXTは、ベッカー・サムエルという人が代表者の会社です。明らかに日本人の名前ではないことや、低価格な製品をリリースし続けていることなどから、日本の会社ではないというイメージを持たれがち。

具体的には、韓国や台湾・中国の日本法人なのではないかとも言われています。

社長のベッカー・サムエルはフランス出身ですが、日本には20年近く住んでいます。これまであまり大々的な広報を行ってこなかったため、誤解されている可能性が高いです。

実際は日本の千葉県・いすみ市にある日本企業です。

ゲーミングモニターはもちろん、モバイルモニター、ウルトラワイドモニター、4K モニターやサイネージなど様々な液晶モニターを製造販売しています。

元々は千葉県一宮にて事業を営んでいましたが、2022年12月にいすみ市の廃校になった小学校を購入して、本社として活用しているユニークな会社です。

小学校をリノベーションしたJAPANNEXT本社

小学校という建物は、「税金で建てたものであること・卒業生がいること」から誰でも購入できるわけではありません。このことから信頼できる会社であることが伝わってきます。

また地域の復興支援にも力を入れている企業といえます。

地域貢献として廃校の再利用や、いすみ市ふるさと納税の返礼品にも液晶モニターを提供していますのでチェックしてみてください。

さらに JAPANNEXT の本社の最寄り駅はいすみ鉄道の「上総中川駅」という駅なのですが、こちらの駅名も JAPANNEXT がネーミングライツを購入して「JAPANNEXT 上総中川駅」になっています。

駅に設置してある駅名の表示板も JAPANNEXT と同じデザインになってますね。

さらにコラボ企画として JAPANNEXT のラッピングトレインも運行中とのこと。

乗ってみたいですね^^

JAPANNEXTの製造国はどこの国?

JAPANNEXTのモニターの製造は、中国や台湾で行われています。モニターに使われているパネルも、台湾製や韓国製・中国製などさまざまです。

2020年以降は特にパネルの値上がりが激しくなったため、品質を維持しながら少しでも価格を抑えられるように仕入れに工夫を行っているとのこと。

パネルによって性能差がありますが、そこを踏まえたうえで基盤や半導体、ファームウェアでの調整などさまざまな部分を考えて作られています。

これらの設計開発を国内(千葉)の開発部隊がしっかりと行っているため、さまざまな国から色々なパネルを取り寄せてもクオリティが担保されるということです。

JAPANNNEXTの沿革を紹介

JAPANNEXTは近年注目されてきていますが、創業自体は2006年とそこまで新しい会社ではありません。

社長のベッカー・サムエルが大学生時代、慶応大学に留学し、千葉県の一宮にて暮らしていました。彼が学生時代にそこで立ち上げた会社が、JAPANNEXTの基盤です。

当初は電子部品・エレクトロニクスアクセサリーの輸入、日本のゲーム・電子カメラの輸出、為替などを行う会社でした。

ただ、社長は昔から日本の物作りに対して憧れを抱いており、自社でも製造販売がしたいと考え、今のようなモニター開発を行うようになったという流れです。

これまでネットで調べても情報があまり出なかったのは、広報不足のため。2014年からモニターを開発しているものの、最初は単一モデル展開でした。そこから徐々にモデル数を増やしていったため、最初は敢えてあまり広報をしなかった可能性があります。

近年はモデル展開も多くなり、ネットでの広報活動を行うなどして急激に認知度が上がってきている状態です。

結論:JAPANNEXTは怪しくない!

ここまで、JAPANNEXTがどのような会社かについて解説してきました。

結論を言えば、JAPANNEXTは怪しい会社ではありません。しっかりとした沿革があり、代表者名も公表されています。生産国なども公になっており、コストカットを行うために中国や台湾で製造するなどの工夫を行う信頼できるメーカーです。

近年はSNSなどを使ったPRを行うようになりました。SNS上でJAPANNEXTのアンバサダーとして活動する人もいます。

私もアンバサダーの一人として活動させてもらっています。

突然PRに力を入れて人の目につく機会が増えたので、不自然にプッシュされているように感じるのではないでしょうか。

ただ、実際はこれまで広報をあまりしてこなかった会社が、広報に力を入れるようになっただけのこと。特にこの数年は広報にもかなり力を入れており、地域をはじめさまざまな企業や団体とのコラボも行っており、知名度が一気に広がってきています。

怪しい会社や正体不明の会社ではないので、安心して購入できます。

JAPANNEXTのモニター良い評判と感想を紹介

JAPANNEXTは怪しい会社ではないということを解説しましたが、大事なのは実際の商品の評判と実際の感想ですよね。良い評判とイマイチな評判・感想の両方を知ることで、自分に合うメーカー・商品なのかを判別できるようになります。

そこで今度は、JAPANNEXTの良い評判・感想について解説していくので、ぜひご参考ください。

同じ解像度帯で他メーカーと比較して安価!コスパが高い

JAPANNEXT公式サイトより

JAPANNEXTのモニターは、高解像で安価な製品が多いのが特徴です。

モニターの解像度というのは、画面に表示されるドット数のこと。ドットの数が多くなることで、画面の表示領域が広くなります。そのうえ、より細かい部分まで描写できるようになるので、同じ映像でも解像度が高いほうが綺麗に見えるものです。

モニターの解像度には、HD・フルHD・WQHD・4Kなどさまざまな種類があります。

JAPANNEXTのモニター解像度は、フルHD~4Kまで製品によってさまざまです。

一般的に、WQHDや4Kなどの高解像度になると値段も高くなります。フルHDでも3万円越えの製品が多く、4Kともなると10万円前後の製品が多いです。

一方JAPANNEXTは、WQHDでも3万円以下の製品があります。4Kでも4万円前後で売られており、非常に安いです。

そのため、コスパが高いと評判になっています。

高性能かつ高機能

JAPANNEXT公式サイトより

JAPANNEXTのモニターは、高性能で高機能な製品が多いです。モデルによって性能と機能には差がありますが、軒並み価格と比べると高性能になっています。

たとえばゲーミングモニターでは、応答速度1msでリフレッシュレートが144Hzは当然のこと。

リフレッシュレートで言えば、165Hz・240Hz・360Hzモニターまで販売されています。幅が広いのも魅力的ですし、最大リフレッシュレートの高さも魅力的。ゲーム性能にこだわる方でも、満足できると評判です。

さらに、リフレッシュレートが低い廉価版のような製品でも、ゲーム向け機能が充実しています。

たとえばリフレッシュレート同期機能は多くのモデルに搭載されていますし、ブルーライトカットやフリッカーフリーも搭載。高性能かつ高機能なモニターを安く手に入れたい方には、非常におすすめのメーカーです。

制作でも使える!用途の幅が広い

JAPANNEXTのモニターは、イラスト制作や動画制作などの制作現場でも使えると評判です。実際に、SNSを見るとイラストレーターがJAPANNEXTのモニターを愛用しているという投稿も見られます。

色表現の正確性が高いVAパネルを搭載したモニターなどが多く販売されているのが、その理由のひとつです。ゲーミング用途では一般的なIPSモニターでも、sRGBの数値が高いモニターが売られています。

イラスト制作や画像編集などに使いやすい性能で、用途の幅が広いです。

もちろん、ゲームや普段使いで使いやすいモデルもあります。在宅ワーク向けのモデルもあり、モデルごとにさまざまな用途で使えるようになっているのがポイントです。

サイズ展開の幅が広い

49インチ湾曲モニター JN-IPS49DWQHD-C65W-HS
23.3インチWQHDの他ではないサイズと解像度のモニター

JAPANNEXTのモニターは、他社ではあまり見られないサイズのモニターも取り扱っています。

たとえばゲーミングモニターの場合、サイズは24・27・30などが多いです。24.5インチのモニターも、いくつか見られます。

ただ、JAPANNEXTはそれらの一般的なサイズに加えて、23.8インチや28インチなど中間的なサイズのモニターも揃えているのが特徴です。

さらに、75インチや85インチなどの非常に大型のモニターもあります。

高画質VAパネルを採用、5000:1の高コントラスト比を実現した85インチ4Kモニター

地上波を見ない人が多くなっていることを受け、テレビのようなサイズ感のテレビではないモニターを扱っているのもJAPANNEXTの魅力のひとつです。

逆に超小型のモバイルモニターも取り扱っています。

以下は、7.8インチのモバイルモニター。

画面左下、7.8インチのIPSパネルを搭載したモバイルモニター「JN-MD-IPS784」

チャットを表示させたり、工夫次第で色々な使い方ができるモニターです。

Type-C給電可能なモニターがある

Type-C給電ができるモニターなどが販売されていることも、JAPANNEXTの良い評判のひとつです。

Type-C給電ができると、たとえばノートPCとケーブル一本で接続できるなどのメリットがあります。Switchなどとも手軽に接続できるようになるので、さまざまな場面で便利です。

通常このような仕様はかなり小型のモバイルモニターに採用されるものですが、JAPANNEXTには一般的なPCモニターと同じサイズ感でType-C給電可能なモデルもあります。

もちろん、モバイルモニターも販売しており、隙がありません。

ピポット機能などスタンド機能が充実している

スタンドには、チルト・ピポット・スイベルなどの機能がよく搭載されます。

チルトは、角度調整です。上下に角度調整を行い、自分の見やすい角度にできます。

ピポットは、高さを調整する機能です。調整幅が大きい製品だと、モニターを完全に縦にできることもあります。

スイベルは、台座を動かさず左右に調整できる機能のこと。モニターを少し横に向けるなどの調整ができるので、より見やすい角度にできます。

JAPANNEXTのモニタースタンドは優秀なものが多く、これらすべての調整が可能なモニターが多いです。

他社ではモニター性能の高い製品のみスタンド機能が充実していることが多いですが、JAPANNEXTの製品は安価な価格帯にも関わらず、スタンドの機能が充実しています。

※JAPANNEXTの製品の中でも、さらにローコスト帯のモニターはスタンド機能を省くことによって、モニター性能を下げずうまくコストカットしている製品もありますので、検討の際は必ずチェックしましょう。

JAPANNEXTのモニターの中でもチルト角度調整のみに対応したモデルもある

JAPANNEXTのイマイチな評判と感想を紹介

JAPANNEXTの良い評判について、紹介してきました。高解像度・高性能・高機能でも他社と比べて安いコスパの良さや、モデル展開の幅の広さなどが評判です。

ただ、良い評判があればイマイチな評判・感想もあります。両方を知ることにより、自分に合うメーカーかどうか選びやすいです。

さらに、ネットにある評判にも実際に使ってみるとあまり気にならない点もあります。そのような項目も含め、JAPANNEXTのイマイチな評判とその真偽について紹介しましょう。

内蔵スピーカーの音質は高くない

JAPANNEXTのモニターは、内蔵スピーカーの音質に関してはあまり高くないという評判があります。

実際にスピーカー内蔵モデルもあるものの、音質は確かに良くはありません。

ただし、内蔵スピーカーの音質にこだわるメーカーの方がどちらかと言えば少数派です。音質にこだわるような人は、自前でPCスピーカーを用意する傾向があります。

また、ゲーミングユーザーであればスピーカーよりもヘッドセットやイヤホンでプレイするユーザーが多いです。

どのみち内蔵スピーカーを使う人は少ないので、スピーカー性能は控えめにするメーカーが多いです。

JAPANNEXTもそのうちのひとつということですね。

スピーカー非搭載のモデルもある

JAPANNEXTのモニターには、スピーカー非搭載のモデルもあります。

PCモニターにはスピーカーが付いているものだと思って購入すると、付いていなくて困るので注意しましょう。

ただ、問題なのはスピーカー非搭載というのがわかりにくいことです。公式の製品ページ下部にあるスペック表の下のほうに記載されていますが、それ以外ではあまり記載されません。スペック表をじっくり見ないと気づきにくいので、気づかず購入してしまう人もいるでしょう。

購入時は、スペック表をチェックし、スピーカーの有無を確かめてからにすることをおすすめします。

モニタースタンドがぐらつくものもある

JAPANNEXTのモニターには、モニタースタンドが付属します。

スタンドを使ってモニターを立てて、デスクなどに置くスタイルです。このモニタースタンドが、ぐらつくことが多いという評判があります。

実際にJAPANNEXTの製品の中でもコスト重視した製品は他社のモニターと比べて弱いと感じることもあります。

逆にコスト重視していない(JAPANNEXTの中での比較)モニターは、しっかりとしたスタンドが用意されています。

また、JAPANNEXTのモニターにはVESAマウントを搭載しているモニターが非常に多いです。モニターアームを使うと気になりません。

JAPANNEXTでもモニターアームを取り扱っており5,000円以下で購入可能です。

アームをセットすることで、安定感と合わせてさまざまな動きにも対応できるようになりますので、合わせて検討するのが良いでしょう。

ソフトウェアが使いづらいモニターもある

JAPANNEXTのモニターは、ソフトウェアの使い勝手があまり良くない製品もありました。

ソフトウェアを使うことで各種設定ができますが、ソフトが使いにくく感じられてしまい、最初は設定に手間取ることになります。

この設定機能の使いにくさは、頻繁に設定する方には気になるところです。

ただ、実際にはモニターの設定はあまり頻繁には変えません。一度自分に合う設定を見つければ、基本的にはその設定を維持して使う方が多いです。

合わせてJAPANNEXTのモニターは製品や世代によってソフトウェアの仕様や使い勝手が異なってきます。

最近発売されたJAPANNEXTモニターのソフトウェアは使い勝手もかなり進化しています。

JAPANNEXTのモニターに関するよくある質問

JAPANNEXTは近年ネットでの情報量が急激に増えており、注目度が高くなっています。良い評判も非常に多く、イマイチな部分も実際に使うと気にならないことが多いです。最後に、そんなJAPANNEXTのモニターに関するよくある質問の答えについて紹介します。

JAPANNEXTの保証期間は?

JAPANNEXTのメーカー保証期間は、購入後1年間です。

取扱説明書、本体添付のラベルなどに注意書きが記載されています。その注意書きに基づく使用状況で故障が生じた場合に、修理対応などを行ってくれるという保証内容です。

なお、保証は日本国内のみ有効となっています。

JAPANNEXTの修理費用は?

JAPANNEXTの修理費用は、基本的には無料です。

保証期間内に、正しく使用していた際の故障に関しては無料で修理対応を行います。

ただ、保証期間内でも場合によっては有料修理になるので注意が必要です。

  • 保証書が添付されていない場合
  • 使用上の誤り(水没、落下等)があった場合
  • 改造や誤接続による故障および損傷
  • 天災地変、以上電圧などの外部要因による故障および損傷
  • 商品到着7日経過後の破損連絡

上記のような場合は、有料です。商品到着7日経過後の破損連絡に関しては、輸送時などに破損が発生していた場合になります。初期不良などがあった場合は、7日以内に連絡を行いましょう。

なお、有料修理時の料金については、製品と状況によって変わります。故障発生時に問い合わせましょう。

JAPANNEXTのモニターから音が出ないときは?

JAPANNEXTのモニターから音が出ない場合、まず設定を見直しましょう。

PCのサウンド設定で、出力デバイスがモニターになっているかチェックしてください。モニターになっていなければ、モニターから音が出ません。

また、JAPANNEXTにはスピーカーが搭載されていないモデルもあります。所有しているモデルがスピーカー搭載モデルかどうかも、確認しておきましょう。

スピーカー搭載モデルで、設定を見直しても音が出ない場合は故障が考えられます。サポートに連絡しましょう。

JAPANNEXTは高品質で安価なモニターが欲しい方におすすめ!

JAPANNEXTは怪しい会社かどうか、評判などについて紹介してきました。

JAPANNEXTは、高品質・高性能・高機能なモニターをコスパ良く安く販売している会社です。怪しい企業でもなく、信頼できる会社です。製品のクオリティも高く、コストカットされているものの使いやすいモニターが多いです。

モデルによって性能や機能に違いはありますが、モデル展開の幅が広いため、自分に合うモニターを見つけやすくなっています。

高品質で安いモニターが欲しい方は、JAPANNEXTからモニターを探してみてはいかがでしょうか。

当ブログでは多くのJAPANNEXTモニターをレビュー・紹介しています。ぜひ参考までにご覧ください。

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