JAPANNEXTモニターアーム比較レビュー! JN-GM312DVとJN-GM324DVを紹介

PCモニターを置くのに、モニター付属のスタンドを使うかモニターアームを使うかの大きく分けて二種類の選択肢があります。

付属スタンドはお金がかからないのがいいですが、自由度が低いのがネックです。モニターアームは別途お金がかかるものの、高さ調整や角度調整などの自由度が付属スタンドより高いのが大きなメリットとなっています。

そのうえ、モニターが宙に浮く形になるため、モニターの下に物を置けるのもいいところです。

JAPANNEXTのモニターアームは、比較的安価で性能がしっかりしているのが魅力。

そこで本記事では、JAPANNEXTのモニターアーム「JN-GM312DV」と「JN-GM324DV」について比較しながら紹介していきます。

目次

JN-GM312DVとJN-GM324DVのスペック

まずは、JN-GM312DVとJN-GM324DVのスペックを紹介します。耐荷重や機能性、税込価格などが気になる方はぜひご参考ください。PCやモニターと比べて見るべきポイントも少なくシンプルなので、両者の違いも共通点もわかりやすくなります。

JN-GM312DVのスペック

  • デスク取り付け方法:クランプ式
  • 対応モニター:15〜32インチ
  • 耐荷重:8kg
  • 機能:4軸垂直、水平、回転機能
  • 昇降機構:ガス式
  • チルト:-90°/+85°
  • スイベル:180°
  • 回転:360°
  • VESA対応(75×75mm、100×100mm)
  • 保証期間:2年間
  • 税込価格:5,480円

以上が、JN-GM312DVのスペックです。

ガススプリング式で、モニター1枚を接続できるモニターアームになっています。

ガススプリング式のいいところは、高さ調整がスムーズなところです。アームの中に高圧ガスが含まれており、このガスの強い反発を利用して動かします。そのため、軽い力でスムーズに動くということです。

また、クランプ式というのはデスクの天板を挟み込むようにして取り付ける方式のこと。ネジなどとは違い、デスクに穴を開けなくていいのが特徴です。一度取り付けた後も、何度も位置を調整できます。

JN-GM324DVのスペック

  • デスク取り付け方法:クランプ式
  • 対応モニター:15〜32インチ
  • 耐荷重:8kg
  • 機能:2画面4軸垂直、水平、回転機能
  • 昇降機構:ガス式
  • チルト:-90°/+85°
  • スイベル:180°
  • 回転:360°
  • VESA対応(75×75mm、100×100mm)
  • 保証期間:2年間
  • 税込価格:9,980円

JN-GM324DVは、JN-GM312DVをそのままモニター2枚取付可能にしたようなモニターアームです。基本的な機能は同じで、取り付けられるモニターの枚数だけが違います。

取り付けはクランプ式、昇降機構はガス式です。扱いやすいのが、魅力的なポイント。

さらに、モニター2枚でもしっかりとチルトやスイベルなどの調整が可能です。高さや角度などを自由に調整したい方に、おすすめのモニターアームだと言えます。

また、モニター2枚の取り付けが可能なモニターアームのなかでは、比較的安価なのもいいところです。

JN-GM312DVとJN-GM324DVの長所をレビュー

JN-GM312DVとJN-GM324DVのスペックについて、簡単に紹介してきました。今度は、これら二つのモニターアームの長所について、それぞれレビューしていきます。それぞれにどのようなメリットがあるのか気になる方は、ぜひご参考ください。

JN-GM312DVの長所をレビュー

まずは、JN-GM312DVの長所についてレビューしていきます。

  • 細かく調整できる
  • 高さ調整の幅が広い
  • 縦横回転できる

主に、機能面のメリットが多いです。それでは、それぞれのメリットについてより詳しくレビューしていきます。

細かく調整できる

JN-GM312DVは、同価格帯のモニターアームと比べて、調整の自由度が高いです。チルトに関しては特に、同価格帯の他社製品と比べると優れています。

5000円台から6000円程度のモニターアームのなかには、チルト調整があまりできないモデルも少なくありません。本機は-90°+85°と、調整の幅が広いです。これだけの幅があれば、好みの角度にしっかりと調整できます。

高さ調整の幅が広い

JN-GM312DVの調整機能で特に優れているのが、高さ調整です。

下は、デスクの天板に当たるくらいまで下げられます。上は下にモニターをもう一枚置いても全く問題がないほど、高く上げられるのがいいところです。モニターを3枚以上使う際、上に1枚置いておきたいときなどにも使えます。

また、単純に好みの高さに合わせやすくもなります。モニターの高さは、上辺が座ったときの自分自身の目線と同じくらいが好ましいです。

とはいえ、好みはまちまち。下げたいという人もいれば見上げるほどの高さにしたいという人もいるので、好みに合わせやすくなるのが大きな魅力です。

縦横回転できる

JN-GM312DVは、モニターの縦横回転にも対応しています。360°しっかり回転させられるので、角度をつけたり完全に縦にしたり自由です。

縦画面は、サブモニターで使う場合には特に便利。長い文章やコード、Webサイトの閲覧などがスムーズになります。プログラム開発、コーディング作業、ライティング作業など縦に長いアプリケーションを使うことが多い人には特におすすめです。

また、ゲームにおいてもプレイ中に縦画面で攻略サイトを表示させるなど、使い勝手がよくなります。

JN-GM324DVの長所をレビュー

続いて、JN-GM324DVの長所についてもレビューしていきます。

  • モニターを2枚使える
  • 高さ調整がしやすい
  • デュアルモニターアームにしては安い

主に、モニターの2枚使いという点に長所があるモニターアームです。ほかにも、値段に対して質感が高いなど、JN-GM312DVと共通の長所もあります。

モニターを2枚使える

JN-GM324DVは、モニターを2枚使えるモニターアームです。

デュアルモニター環境を作る際、悩みがちなのが設置方法と設置場所。アームを2つ使うと自由度は高くなりますが、その分場所を取ります。デスクにアームの支柱が複数あるのも、不格好です。

それが、デュアルモニターアームでは一本の支柱で二枚のモニターを支えられます。自由度はアーム二本体制と比べて下がるものの、よりコンパクトに設置できるのが大きなメリットです。

高さ調整がしやすい

JN-GM324DVは、高さ調整がしやすいです。

安いモニターアームでは、高さ調整をする際に結構力が必要になることがあります。留め具を緩めてモニターを片手で支えながら、支柱が刺さっている円形のパーツを片手で上下しないといけません。

ところがJN-GM324DVは、ガススプリング式を採用しているため、比較的軽い力で楽に高さ調整ができます。最初二高さを決めるときも、後から高さを変えたくなったときも非常に便利です。

デュアルモニターアームにしては安い

JN-GM324DVの最大の魅力は、デュアルモニターアームとしては安価なことです。

デュアルモニターアームは、1万5000円以上する製品が多い傾向があります。なかには3万円・4万円以上するものもあり、値段はさまざまです。

JN-GM324DVは9,980円。約1万円で、比較的安い部類だと言えます。

これより安い製品は、たとえば高さ調整がしにくい、調整機能の幅が狭いなど痒いところに手が届かないものが多いです。

一方JN-GM324DVはデザインや質感も良好で、なおかつ調整機能の幅が広く、高さ調整がしやすくなっています。2万円のモニターアームだと言われても納得できるクオリティのモニターアームが、約1万円で手に入るのはお得です。

JN-GM312DVとJN-GM324DVの注意点をレビュー

ここまで、JN-GM312DVとJN-GM324DVの長所について、それぞれ簡単にレビューしてきました。今度は、これら二つの注意点についてレビューしていきます。どちらも長所ばかりでは、ありません。

長所と注意点の両方をチェックし、自分に合うモニターアームかどうかを見極めましょう。

JN-GM312DVの注意点をレビュー

まずは、JN-GM312DVの注意点についてレビューしていきます。

  • ピポットが少し硬い
  • リフト強度はやや固めが推奨

まとめると、高さ調整以外の調整方法に関して、注意が必要ということです。調整機能はそれほど頻繁にいじる部分ではありませんが、あまり不便だとストレスがたまります。

大事なポイントなので、しっかりとチェックしましょう。

ピポットが少し硬い

JN-GM312DVは、ピポット調整が硬いです。

ピポット機能は、モニターを回転させる機能のこと。本機は360°の回転に対応しており、横画面にも縦画面にもできます。

ただ、この調整が少し硬いのが難点です。完全にデスクに対して垂直にしたいのに、思うとおりのところで止まらないということがあります。

ピポットは人によっては頻繁に調整することがあるのですが、そのような方には少し注意が必要です。

もちろん、慣れればある程度は楽になります。それでも、慣れるまでが大変だということは、念頭に置いておきましょう。

最初に取り付け部位の向きを回転させる作業が生じますが、かなり硬くて素手では無理でした

リフト強度はやや固めが推奨

JN-GM312DVは、アームリフトの強度を固めにしておくのがおすすめです。

リフトが固くないと、JN-GM312DVではアームが少し下がりがちになります。そのうえアームの各関節が硬いと感じることもあるのが、難点です。

ただ、これらはリフトの強度を高めることで解決できます。付属の六角レンチで、反時計回りに回せば強度が高くなるので、しっかりと締めておきましょう。

JN-GM324DVの注意点をレビュー

続いて、JN-GM324DVの注意点についてレビューしていきます。

  • 横並びは奥行きがない机だと厳しい
  • デュアルなのに耐荷重はGM312DVと同じ

使用上の注意点と、スペック上の注意点です。どちらも、知らずに購入すると後悔しかねない重要なポイントなので、しっかりとチェックしましょう。

横並びは奥行きがない机だと厳しい

デュアルモニター環境では、モニターを2枚横並びにするのが基本です。縦に並べる人もいますが、モニター2枚だけの環境で縦置きは稀だと言えます。

ただ、JN-GM324DVはモニターを横並びにする際、デスクの奥行きが必要です。モニターを2枚横並びにする際、モニターの距離が近くなります。画面との距離を十分に保たないと、せっかくのデュアルモニターが見にくくなるので注意しましょう。

一般的には、奥行き80cm以上のデスクが推奨されています。

奥行きが狭いデスクを使ってるケースでは、必然的にモニターを離して設置する形になります。

横ピッタリに並べずにモニターを離して設置すれば、ある程度の奥行きは確保できる

デュアルなのに耐荷重はGM312DVと同じ

JN-GM324DVはデュアルモニターアームですが、耐荷重はシングルモニターアームのGM312DVと同じです。

両方とも、8kgの耐荷重になっています。

もちろん、アーム一本につき8kgです。

とはいえ、デュアルモニターアームはアーム1本あたり10kg以上の耐荷重を持つ製品が多い傾向があります。それらと比べると、8kgの耐荷重は比較的弱いです。

デュアルモニターにする場合、片方を大きめのモニターにして片方を小さめのモニターにするということがよくあります。

このような使い方をする場合、8kgでは重めのモニターには使いにくいのが難点です。

とはいえ、27インチモニターなどやや大きめのモニターでも、8kg未満のモデルはたくさんあります。モニター選びにさえ気をつけていれば、問題はありません。

軽めのモニターと合わせるようにすることにだけ、注意しておきましょう。

それぞれのモニターアームがおすすめの人

ここまで、JAPANNEXTのJN-GM312DVとJN-GM324DVの長所・注意点について、それぞれレビューしてきました。最後に、それぞれのモニターアームがどのような方におすすめなのか、これまでの内容を踏まえて紹介します。

JN-GM312DVはこんな方におすすめ

  • 安くても機能が充実してるモニターアームが欲しい方
  • 高さ調整が楽なモニターアームが欲しい方
  • 白モニターに使いたい方
  • コスパを重視したい方

JN-GM312DVは、コスパが非常に高いモニターアームです。JN-GM324DVもコスパが高いですが、本機のコスパはそれ以上。5,480円という価格で各種調整機能がしっかりしていて、なおかつ質感も高くガススプリング式を採用しているアームは、そう多くはありません。

そのため、安くても機能が充実している高コスパのモニターアームが欲しい方には、特におすすめです。

また、本機はカラーがシルバーになっています。クランプの部分など黒いパーツもあるものの、大部分がシルバーなので白いモニターとも合わせやすいです。

JN-GM324DVはこんな方におすすめ

  • コスパの高いデュアルモニターアームが欲しい方
  • 軽いモニターで使いたい方
  • 高さ調整が楽なモニターアームが欲しい方

JN-GM324DVは、機能が豊かで高コスパなデュアルモニターアームです。モニターを2枚、並べて使えるのがいいところ。奥行きがある程度広いデスクは必要になるものの、デスクの奥行きに問題がないなら非常に使いやすいです。

さらに、高さ調整が楽なのも魅力的。デュアルモニター以上の環境では特に、高さ調整は頻繁に行う方が多いです。

高さ調整を楽にしたい方にも、非常におすすめのデュアルモニターアームだと言えます。

まとめ

本記事では、JAPANNEXTのJN-GM312DVとJN-GM324DVについて比較しながらレビューしてきました。

どちらも、基本となる部分は同じです。対応モニター枚数が違うだけで、どちらも調整機能の幅が広かったり高さ調整を楽に行えたりと便利に使えます。

両方ともコスパが高いので、コスパ重視の方には特に最適です。

自分のモニターの用途やアームの好みなども考慮して、自分に合うモニターアームかしっかり見極め、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次