JAPANNEXT JN-IPS215G120F-Wは、21.5インチ・フルHD・IPSパネルを搭載した液晶モニターです。
ホワイト基調の本体にケーブル類までホワイトで揃った構成で、21インチというコンパクトサイズ。狭いスペースでも設置可能なのが魅力です。
一見作業用モニターに見受けられますが、120Hz駆動によりFPSなど動きの激しいゲームタイトルでも滑らかな映像でプレイ可能。
本記事では、そんなJN-IPS215G120F-Wについて、レビューしていくので、ぜひご参照ください。
※本レビューはJAPANNEXT様より製品を貸し出しいただきレビューしてます
JN-IPS215G120F-Wの基本情報
ここからは、JN-IPS215G120F-Wのスペック・デザイン・付属品、そしてメーカーであるJAPANNEXTについて紹介していきます。
スペック

JN-IPS215G120F-Wの主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 画面サイズ | 21.5インチ |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) |
| パネル種類 | IPS |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 応答速度 | 14ms |
| 表示色 | 1677万色 |
| sRGBカバー率 | 96% |
| 視野角 | 上下左右178° |
| 入力端子 | HDMI 1.4×1、DisplayPort 1.2×1 |
| オーディオ出力 | あり(3.5mmジャック) |
| 内蔵スピーカー | 2W×2 |
| HDR | 対応 |
| AdaptiveSync(FreeSync) | 対応 |
| VESAマウント | 75×75mm対応 |
| その他機能 | ブルーライト軽減、フリッカーフリー |
| 本体カラー | ホワイト |
| 保証 | 2年間メーカー保証 |
| 価格 | 14,980円(税込) |
入力端子はHDMI 1.4とDisplayPort 1.2の2系統で、どちらも120Hz出力に対応しています。たとえばPCをDisplayPortでつなぎつつ、HDMI側にゲーム機やノートPCをつないでおく使い方も可能です。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)にも対応しており、明るい部分と暗い部分の階調を幅広く表現できるとともに、ブルーライト軽減モードとフリッカーフリー設計を備えているので、長時間の作業時に目への負担を抑えやすいです。
そのうえ、OSDメニューからは、明るさ・コントラスト・ピクチャーモード・色温度・ブルーライト軽減のレベルなどを細かく調整できます。

デザイン

本体カラーはホワイト基調で、ベゼル・スタンド・電源アダプター・ケーブル類まですべて白で統一。別売りの白ケーブルを買い足さずに、箱から出した状態でそのまま白デスク環境に馴染みます。

上左右の3辺が細いスリムベゼル設計で、画面の縁に黒い枠が目立ちにくく、21.5インチのコンパクトさながら表示エリアが広く感じられます。

下部ベゼルの中央にJAPANNEXTのロゴが配置。グレーカラーのロゴであるため、全体のホワイトの中にうまく溶け込んで、主張も控えめな印象です。
右下には、操作用のボタン類がまとめて並んでいます。

ボタンは物理ボタンで、「M」「△」「▽」「E」「⏻」のマークが刻印されています。

操作は多少の慣れは必要ですが、直感的におこなうことができます。

背面には上部に横向きの細かな通気口ラインが配置さています。
加えて、左右両サイドには円形のメッシュ状スピーカー穴があり、2W×2の内蔵スピーカーを内蔵している構造が確認できます。
中央にはVESAマウント用のネジ穴(75×75mm)が配置されており、モニターアームにも対応。
ゲーミングモニターにありがちなRGBには対応していません。

端子部は背面中央下に集約された配置。左からHDMI・DisplayPort・3.5mmオーディオジャック・DC電源の順で並んでいます。

スタンドはY字型の3本脚構造。Y字の接地面は3点で支えるため、モニター前方への重心バランスが取りやすいです。
台座とステム部の2パーツに分かれており、組み立て前は分割された状態で同梱されています。

組み立てに必要な工具は、プラスドライバー1本のみ。ステム部と台座を付属ネジで固定し、モニター背面のフックに差し込むだけのシンプルな構造で、開封から組み立て完了まで3分もかからずに済みます。
スタンド単体で見ると、細身の作りで奥行きもさほどありません。

実測ではスタンドの奥行きが約17.5cmに収まっており、奥行きが浅いデスクにも置きやすいサイズ感。本体の薄さも相まって、設置時の存在感は控えめになっています。
画面の角度調整は、チルト(-5°〜+10°)のみに対応しています。

高さ調整やスイーベル・ピボットには非対応ですが、チルト角度の範囲内であれば画面の前後の傾きを自分の目線に合わせられます。
付属品

JN-IPS215G120F-Wの同梱品は以下の通りです。
- モニター本体
- スタンド一式
- 電源アダプター(ホワイト)
- HDMIケーブル(ホワイト)
- 取扱説明書
電源アダプターとHDMIケーブルがホワイトで揃っているのが、嬉しいポイントです。
DisplayPortケーブルは同梱されていませんので、DisplayPortで接続する場合は、別途ケーブルを用意する必要があります。
JAPANNEXTという会社について

JAPANNEXTは、千葉県いすみ市に本社を置く日本の液晶モニターメーカーです。
代表はベッカー・サムエル氏で、フランス出身ながら日本に20年近く住み、2006年にJAPANNEXTを創業。
ゲーミングモニター・モバイルモニター・ウルトラワイドモニター・4Kモニターなど、幅広い液晶モニターを開発・販売しています。
ちなみに、本社は、廃校になった小学校をリノベーションして活用しています。
加えて、地域貢献にも力を入れており、いすみ市ふるさと納税の返礼品にも液晶モニターを提供しています。
さらには、最寄り駅の駅名にネーミングライツを購入し、いすみ鉄道「JAPANNEXT 上総中川駅」として運用しているのも特徴的です。
製造は中国・台湾の工場で行われていますが、設計開発は千葉の本社で行われており、複数の国から仕入れたパネルでもクオリティを維持できる体制が整っています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください
JAPANNNEXTの評判・企業や複数のモニター製品と3年以上付き合った実際の感想を解説
JN-IPS215G120F-Wの良いところをレビュー
ここからは、JN-IPS215G120F-Wの良いところをレビューしていきます。コンパクトさ、120Hz駆動、PS5対応、動画編集のサブモニター用途、IPSパネルの色表現など幅広く触れていくので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
21.5インチのコンパクトさで狭いデスクにも収まる

JN-IPS215G120F-Wの最大の武器は、21.5インチのコンパクトさ。
近年は24インチ・27インチクラスがゲーミングモニターの主流ですが、デスクが小さい方や狭い設置場所では持て余す場合があります。
その点、本機は21.5インチ(横幅496㎜)でスタンド幅も335mmと控えめなので、狭い場所にも無理なく収まります。
21.5インチ×フルHDで文字がくっきり見える作業性

21.5インチは、一般的な24インチ・27インチモニターと比較すると小さめのサイズ感。この21インチにフルHD(1920×1080)を組み合わせると画素ピッチが約0.249mmに収まり、文字がくっきり見えます。
高解像度モニターでスケーリングを調整する手間もないので、WindowsやmacOSの標準スケールでそのまま使えます。
テレワークで資料を読んだり、ブラウザを複数タブ開いたりする用途であれば、この画面密度で十分な作業性を確保できます。
120Hz駆動でFPSでもストレスなく遊べる

JN-IPS215G120F-Wは、リフレッシュレート120Hzに対応しています。
リフレッシュレートというのは、1秒間に画面が何回書き換わるかを表した数値のこと。単位はHzで、数値が大きいほど画面の動きがなめらかに見えます。
120Hzなら、60Hzモニターの2倍のなめらかさで、マウスカーソルやキャラクターの移動が表示されます。
実際、フォートナイトのような動きの激しいFPSタイトルでも、大抵のプレイヤーにとってストレスを感じることはないはずです。マウス操作やブラウザのスクロールも明確にヌルヌル動くので、60Hzからの乗り換えなら体感で違いがわかります。
原神のようなアクションRPGでも、視点回転の滑らかさに恩恵があります。
加えて、AdaptiveSync(FreeSync)にも対応しているので、フレームレートが揺れるシーンでもティアリングを抑えられます。
PS5接続でも120Hz出力に対応(仁王2で動作確認)

JN-IPS215G120F-Wは、公式サイトではPS5の120Hz接続について明記されていませんが、PS5と本機を接続したところ、120Hz対応モニターとして認識されました。
なお、PS5のVRR(可変リフレッシュレート)機能には非対応です。

VRRというのは、Variable Refresh Rateの略で、ゲーム機側のフレームレートに合わせて、モニターのリフレッシュレートを動的に変化させる機能のことです。
ティアリングやカクつきを抑えてくれる機能ですが、利用にはモニター側がHDMI 2.1に対応している必要があり、HDMI 1.4端子の本機では使えません。
とはいえ、120Hz出力そのものは問題なく動作するので、PS5で120fps対応ゲームを滑らかにプレイするという目的であれば応えてくれます。
動画編集のサブモニターとして優秀(120fps素材のネイティブ120Hz再生にも対応)

JN-IPS215G120F-Wは、サブモニターとして使いやすい1台。21.5インチというコンパクトなサイズ感のため、狭い環境でも2枚モニター体制が構築できます。
そのうえ、IPSパネル×sRGB 96%の色表現で、編集中のプレビュー画面を本来の発色で確認できます。
縦動画を編集する際に、本機を縦置きにしてプレビュー専用モニターとして使ってみましたが、縦動画をそのままに大きく表示できるので、メインモニターのプレビューウィンドウだけでは見落としがちな細部まで確認できます。
あわせて120fpsの動画素材を扱うときにも重宝できます。
一般的な60Hzモニターでは、120fps素材を本来のフレーム数で再生できず、コマ落ちした状態でプレビューすることになりますが、本機は120Hz駆動なので、ネイティブのフレーム数で確認できます。
価格14,980円という導入のしやすさもあり、サブモニター用途では大きな強みになります。
IPSパネル×sRGB 96%で色表現も破綻しない


JN-IPS215G120F-Wは、IPSパネルを採用しています。IPSパネルは、広い視野角を持つ液晶パネルで斜めからのぞき込んでも、色や明るさの変化が起きにくくなっています。
画面に近づいてみると、画素のRGB配列まで確認できる細かさです。人物の肌や瞳のハイライトといった、わずかな色の違いも階調が潰れずに描き出せます。
表示色は1677万色で、sRGBカバー率は96%に対応。sRGBカバー率というのは、Web上の標準的な色空間をどれだけ表示できるかを表した指標です。数値が100%に近いほど、意図された色をそのまま再現できます。
もちろん100%には劣りますが、96%という数値であれば、Webデザインや写真・動画編集の色確認用途としても、実用的なレベルです。
ケーブル類までホワイトで統一されたデスク映え

JN-IPS215G120F-Wの特長は、ケーブル類までホワイトで統一された構成。本体・ベゼル・スタンドだけでなく、付属の電源アダプターとHDMIケーブルまで揃ったホワイトです。
白デスクを組んでいる方にとって、ケーブル類まで色を揃えるのは意外と手間のかかるポイントで、社外品の白ケーブルを買い足したり、ケーブルカバーで隠したりと、見た目を整えるためのコストや手間がかかります。
その点、本機なら箱から出した時点で白一色のデスク環境を組むことが可能です。
JN-IPS215G120F-Wの気になる点をレビュー
ここまで、JN-IPS215G120F-Wの良いところについて、レビューしてきました。必要な機能を残しつつコストを抑えた1台ですが、スタンドの可動域・応答速度・USB-C給電・内蔵スピーカーに、一部気になる点もあります。
スタンドはチルトのみで昇降・スイーベル・ピボットに非対応

JN-IPS215G120F-Wのスタンドは、画面の角度を前後に傾けられるチルト(-5°〜+10°)のみに対応。
高さ調整・スイーベル(左右の首振り)・ピボット(縦回転)には対応していませんので、目線の高さを細かく合わせたい方や、画面を縦向きにして縦長の資料を表示したい方は、物足りなく感じるかもしれません。
ただ、高機能スタンドは本体価格が上がってしまう要因になりますので、ここを削ってコストを抑える判断は合理的。
細かな調整が必要な方は、モニターアームでの設置をおすすめします。
応答速度14msは競技系FPS向けではない

応答速度は最大14msとなっています。応答速度というのは、画面の色が切り替わるときの反応の早さを表した数値のことで、数値が小さいほど動きの速い映像でも残像が出にくくなります。
競技系FPSで使われるゲーミングモニター(1ms台)と比べると、本機の14msはけして早いとは言えません。
ただし、これはあくまで競技シーンを想定した基準での話。ゲームをカジュアルに楽しむ程度であれば、応答速度が原因でストレスを感じる場面はありません。
「競技シーンで1フレームを争う」という使い方をしないのであれば、このスペックで必要十分です。
USB-C給電には非対応

JN-IPS215G120F-Wは、USB-C給電に対応していません。
入力端子はHDMI 1.4とDisplayPort 1.2のみで、ノートPCをUSB-Cケーブル1本で接続して充電しながら使うことはできません。
ノートPCをメインに使う方や、ケーブル数を減らしたい方にとっては、USB-C給電対応モデルの方が向いています。
内蔵スピーカーは音質を求める用途には不向き

JN-IPS215G120F-Wは、2W×2の内蔵スピーカーを搭載しております。ただし、あくまで簡易的なスピーカーなので、音質を期待する用途には向きません。
映画や音楽を本格的に楽しみたい場合は、外部スピーカーやヘッドホンを組み合わせるのが前提となります。
JN-IPS215G120F-Wはこんな方におすすめ!

JN-IPS215G120F-Wは、以下のような方々におすすめです。
- デスクの設置スペースが狭く、コンパクトなモニターを探している方
- 作業がメインで、FPSなどのゲームもプレイしたい方
- 白で統一されたデスク環境を組みたい方
- 14,980円という価格で120Hz環境を手に入れたい方
21.5インチというコンパクトな画面サイズに、120Hz駆動と14,980円という価格を組み合わせた1台で、この条件を同時に満たす選択肢は、多くありません。
白デスクを組んでいる方にとって、ケーブル類までホワイトで統一されているのは大きな魅力です。
まとめ

本記事では、JN-IPS215G120F-Wの良いところと気になる点について、レビューしてきました。
14,980円という手に取りやすい価格と、21インチのコンパクトサイズで設置場所を選ばないサイズ感であり、作業もゲームを1台で相応に応えてくれる1台です。
本格的なゲーミングモニターまでは要らないけど、様々なゲームを快適にプレイしたいという方にもおすすめのモニターだと言えます。

