JN-VCG30202WFHDR-Nを徹底レビュー! 最強コスパの湾曲ウルトラワイドモニター

JN-VC30202WFDR-Nは、WFHD解像度のウルトラワイドモニターです。

一般的なモニターよりも、横に長いのがウルトラワイドモニターの特徴。横に広いことによって、作業領域が広くなるのが魅力です。ゲームでは、画面が広くなることで視認性が高くなったり迫力が増したりします。

ただ、ゲーム性能が高いウルトラワイドモニターは高価なモデルが多いです。

一方JAPANNEXT JN-VCG30202WFHDR-Nは、性能とサイズにしては価格が比較的安いのが特徴。

今回は、そんなJN-VCG30202WFHDR-Nの基本仕様を紹介したうえで、良いところと気になる点についてレビューしていきます。

JAPANNEXT様から製品をお借りしてレビューしています

目次

JN-VCG30202WFHDR-Nの基本仕様

まずは、JN-VCG30202WFHDR-Nの基本仕様について紹介していきます。スペックと外観、付属品などを解説していくので、本機がどのようなモニターか知りたい方はぜひご参考ください。

スペック

  • 最大解像度:WFHD(2560×1080p)
  • 最大リフレッシュレート:200Hz、応答速度:1ms
  • パネル種類:VA系パネル
  • サイズ:30(曲率 R1500)
  • バックライト:E-LED、輝度:350cd/m2
  • コントラスト比:3000:1、コントラスト(DCR):対応
  • 画素ピッチ:約0.274mm、アスペクト比:21:9、視野角:H:178°、V178°
  • 表面処理:ノングレア(非光沢)
  • 表示色:1677万色/sRGB 99%/DCI-P3 95%
  • FreeSync:対応、フリッカーフリー:対応、ブルーライト軽減モード:対応
  • HDCP:対応(1.4)、HDR10:対応、MPRT:対応
  • PIP/PBP:PBP2画面
  • HDMI1:2.0(2560×1080)@165Hz、HDMI2:2.0(2560×1080)@165Hz
  • DPI:1.2(2560×1080)@200Hz、DP2:1.2(2560×1080)@200Hz
  • イヤホン出力:対応
  • スピーカー:非搭載
  • 外形寸法(スタンドなし):高さ321×幅707×奥行110mm
  • 外形寸法(スタンド付き):高さ409×幅707×奥行185mm(スタンド幅456mm)

以上が、本機のスペックです。

最大解像度のWFHDは、ワイドフルHDの略。厳密な定義などは決められていませんが、ウルトラワイドモニターではよく使われる解像度です。

フルHDの1920x1080pxに対して2560×1080pと横に表示領域が長いです。

さらに、最大リフレッシュレートが200Hzと高いです。

リフレッシュレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。

つまり、リフレッシュレートが高くなると映像が滑らかになるということです。

リフレッシュレートが高いことで、より滑らかな映像でゲームが楽しめるのがいいところです。

ほかにも、VAパネルを搭載していたり映像に関する機能が豊富だったりと、さまざまな魅力があります。

外観

JN-VCG3020WFHDR-Nの外観は、やはりこの横長のスタイルが特徴的です。

ウルトラワイドという呼び名に相応しく、非常に横に長くなっています。そのうえ、湾曲しているのが大きな特徴です。

ただ横に長いだけだと、端の方が見えにくくなります。全てを視界におさめるために、モニターから離れる必要があるのがネックです。

一方湾曲していることで、モニターの中央正面付近に座ったとき、端のほうまで見やすくなります。

また、前面のデザインが控えめなのもいいところです。ベゼルも狭く、画面の迫力を最大限活かせます。

背面はシンプルなデザインですが、光るのが特徴。

背面が光ることで、壁に反射して少しおしゃれな間接照明のようになります。

付属品など

  • Display Portケーブル
  • 電源ケーブル
  • 電源アダプタ
  • マニュアル
  • 保証書
  • VESA取付金具
  • スタンド用スプリングネジ×4
  • VESA取付金具用フラットネジ(m4×11mm)

以上が、JN-VCG3020FHDR-Nの付属品です。

必要なケーブル類は、しっかりと付属します。DPケーブルが付属するのは、特に嬉しいところです。余りがちなHDMIケーブルとは違い、DPケーブルはあまり余りません。対応しているのはいいけど付属していない場合、追加購入する必要があるので、付属するのは魅力的。

ただ、HDMIケーブルは付属しないので注意しましょう。

ケーブルが余っている場合は問題ありませんが、そうでないならDP接続をするかHDMIケーブルを別途購入するかのいずれかが必要になります。

JN-VCG30202WFHDR-Nの良いところをレビュー

JN-VCG30202WFHDR-Nのスペックや外観などについて、解説してきました。ワイドフルHDで、高リフレッシュレートに対応。モニターとしての性能が高いうえに、ウルトラワイドなのが特徴です。

今度は、そんなJN-VCG30202WFHDR-Nの良いところについて、レビューしていきます。

ウルトラワイドで作業領域が広い

ゲーム画面横にOBSを開いて配信確認を行ったりブラウザで調べ物をしたりすることが可能

本機は、湾曲型のウルトラワイドモニターです。

画面が横に長いということで、作業領域が広いのが特徴。そのうえ、解像度もフルHDを横に長くしたWFHDに対応しています。

作業領域が広いので、画面の左右半分に異なるウインドウを開いて作業したとしても画面が窮屈になりません。もちろん、ひとつのソフトで全画面での作業もしやすいです。作業効率が上がるので、作業用PCのモニターとして活躍します。

ゲーム性能が高い

本機は、ゲーム性能が高いモニターです。

まず、リフレッシュレートが高いのがいいところ。200Hzにまで対応しており、高フレームレートでゲームをプレイできます。

軽いゲームなら200fps前後が出やすいミドルハイクラスのゲーミングPCと、非常に相性がいいです。FPSやTPSを高フレームレートで遊べるので、敵の動きをより追いやすく有利に戦えるようになります。

さらに、リフレッシュレートをPCの出力しているフレームレートに自動で合わせる「フリーシンク」にも、対応。フレームレートとリフレッシュレートがかけ離れていることで起きる、画面のひび割れ現象などを防げます。

そして、映像のコントラストをより高めるHDR10にも対応。

ゲームの映像がより綺麗になります。

また、応答速度が速いです。残像感もなく、快適にゲームをプレイできます。

色性能が高い

JN-VCG30202WFHDR-Nは、VAパネルを採用しています。

モニターは、使われている液晶パネルによって性能が変わります。VAパネルはコントラスト比が高く、表示色の種類が豊富なのが特徴のパネルです。

sRGB99%、DCI-P3 95%と色性能が高いので、イラスト制作など色の再現性が大切になる作業に向いています。

さらに、ゲームにおいても映像がより綺麗になるのがいいところです。制作者が本来出したかった色に限りなく近い色が出るようになるので、作品の演出意図を汲み取りやすくなり、綺麗な映像とあわせてよりゲームの世界に没入できるようになります。

VAパネルとしては視野角が広い

本機はVAパネルを採用しています。

VAパネルには色性能が高いというメリットがあるものの、視野角が狭くなるというデメリットがあるものです。

ただ、本機はVAパネルを採用しているモニターとしては、視野角が広いのが特徴。H178° V178°と、IPSパネルと遜色ない視野角になっています。

実際に見てみても、湾曲ということもあるのか、左右から覗き込んだ際に色が極端に変わるということはありません。肉眼では違和感を抱かないレベルで、視野角が広いです。

上から覗き込んだときには若干の白飛び感はありますが、それでもVAパネルとしては非常に優秀。

一般的なVAパネルのデメリットを打ち消しており、使いやすいのが魅力です。

横に広い視点でゲームが楽しい

ウルトラワイドモニターの横に長いディスプレイは、作業領域が広がって作業効率が上がるというメリットがあります。WFHDによるドット数の増加と、それに伴う作業領域の広がりの恩恵も大きいです。

ただ、それだけではありません。

横に広い視点になることで、ゲームがより楽しくなるというメリットもあります。

たとえばFPSでは単純に視野が広がることで、索敵がしやすくなるのがいいところです。そのうえ、ゲーム映像が広く表示されることによる臨場感があります。実用的で、視覚的にも楽しめるのがいいところ。

コスパが高い

JN-VCG30202WFHDR-Nは、コスパが高いです。

ウルトラワイドモニターは、性能に関わらず高価な傾向があります。サイズが大きくなるので、どうしても高くなりがちです。本機は湾曲型の30インチということで、実際のサイズよりはコンパクトに使えます。

とはいえ、大きいです。そのうえ、ゲーム性能が高く機能も豊富。

一方価格は、Amazonで約3万6000円と比較的安いです。

200Hzモニターというだけで、ウルトラワイドでなくても同等の値段がするモニターもあります。このゲーム性能と湾曲ウルトラワイドの特徴があわさったモデルで、ここまで価格が抑えられているのは貴重です。

このコスパの高さも、本機の大きな魅力だと言えます。

JN-VCG30202WFHDR-Nの気になる点をレビュー

ここまで、JN-VCG30202FHDR-Nの良いところについてレビューしてきました。高性能で比較的コンパクトな湾曲ウルトラワイドで、高コスパ。魅力が非常に多いモニターですが、もちろん一部に気になる点もあります。

そこで今度は、JN-VCG30202WFHDR-Nの気になる点をレビューしていくので、ぜひご参考ください。

200HzはDisplayPortのみ対応

本機は200Hzのリフレッシュレートに対応しているのがゲーム面での強みですが、HDMI接続では165Hzまでしか対応していません。

DisplayPortで接続しているときのみ、200Hzのリフレッシュレートに対応します。HDMIのほうが一般的なので、人によってはネックになる部分です。

ただ、本機にはDisplayPort用のケーブルが付属します。PCに端子があることが前提ですが、200fpsを出せるゲーミングPCにはたいていDisplayPort用の端子があるので、対応はしやすいです。

スタンド機能がチルトしかない

JN-VCG30202WFHDR-Nにはスタンドが付属しますが、その機能は限定的です。

スタンドの機能が、チルト(上下の首振り)しかありません。

モニターの画面を上に向けたり、下に向けたりできる機能のことです。低価格帯の製品でも、最低限の調整機能として必ずと言っていいほど搭載されています。

モニタースタンドにはほかにも、高さ調整や縦にできるピポットなどの機能が搭載されることがありますが、本機のスタンドはチルトのみです。

同価格帯のモニターでは搭載される機能がないので、少し気になってしまいます。

ただ、ウルトラワイドモニターはモニターアームで運用するのが一般的です。モニターアームを使う場合は、付属スタンドの機能は使わないのでそこまで気にする必要はありません。

設置場所の奥行に注意が必要

JN-VCG30202WFHDR-Nは、湾曲型のモニターです。

湾曲モニターは便利ですが、一般的な水平のモニターよりも奥行きが必要になります。中央付近が奥まっているのが、理由です。

設置場所の奥行には、注意しましょう。

テーブルにスペースを確保したい場合は、モニターアームを使うのがおすすめです。モニターと顔との距離が近くなることを気にする場合は、壁からデスク自体を少し離して配置しましょう。

そうすれば、モニターをデスクより奥側に配置できます。圧迫感が比較的マシになるので、おすすめです。

とは言いつつ奥行きで必要なのは実寸で18〜19cm程度。50cm以上の奥行きがあるデスクであればさほど問題にはなりません。

JN-VCG30202WFHDR-Nはこんな方におすすめ!

  • コンパクトなウルトラワイドモニターが欲しい人
  • 作業効率を上げたい人
  • 作業もゲームもより快適にしたい人
  • ウルトラワイドモニターを試してみたい人

JN-VCG30202WFHDR-Nは、以上のような方々におすすめです。

本機は、ウルトラワイドモニターのなかでは比較的コンパクトな部類。インチサイズも30インチと、大きすぎないのがいいところです。そのうえ湾曲しているためか、想像以上にコンパクトな印象。

その分、大きさを求める人には不向きですが、ウルトラワイドが気になるけど大きすぎるのは導入しにくいと感じている方には非常におすすめです。

また、ウルトラワイドモニターとしては使いやすいサイズ感で、なおかつコスパが非常に高いためウルトラワイドモニターをはじめて購入したい方にも最適だと言えます。

まとめ|作業もゲームも快適に楽しくしよう!

本記事では、JN-VCG30202WFHDR-Nの良いところと気になる点について、レビューしてきました。

本機は、高性能な湾曲ウルトラワイドモニターです。30インチという程よいサイズ感に、WFDHRのメリットを詰め込んだ扱いやすさが魅力。比較的コンパクトとはいえ、湾曲ウルトラワイドモニターのいいところはしっかりと感じられます。

横に広いモニターで、作業もゲームもより快適に楽しくしたい方には非常におすすめのモニターです。

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