ROG 20周年記念!5Kゲーミングモニターや最新OLEDなど新製品5モデルを一挙発表「Beyond Vision」レポート

ASUSが、5K(5120×2880)解像度に対応したゲーミングモニター「ROG Strix 5K XG27JCG」をはじめ、最新OLEDモデルやクリエイター向け、モバイルモニターなど計5モデルの新製品を発表しました。

2026年はROGブランド20周年の節目。今回のラインナップにはその気合いが感じられます。中でも注目は、5K解像度と180Hzを両立しつつQHD 330Hzモードにも切り替えられるデュアルモード搭載の「ROG Strix 5K XG27JCG」です。

本記事では、ASUS主催の内覧会「Beyond Vision ― 4Kのその先へ」で発表された新製品について、会場で実機に触れた印象を交えながら紹介していくので、ぜひご参照ください。

※本記事はASUS JAPAN様の内覧会に招待いただき執筆しています。

目次

「Beyond Vision」イベントの概要

2026年3月3日、ASUS JAPANが都内で開催した内覧会「Beyond Vision ― 4Kのその先へ」。ROGブランド誕生20周年にふさわしいラインナップが並びました。

会場では、ROG 20周年を象徴するモデルとして世界最速540Hz OLEDモニター「ROG Swift OLED PG27AQWP-W」も展示。

こちらは2025年11月発売のモデルですが、タンデムOLED・QHD 540Hz / HD 720Hzデュアルモード・DisplayPort 2.1a(80Gbps)搭載と、現行ROGの技術力を凝縮した1台です。

そして今回、新たに発表されたのが以下の5モデルとなります。

  • ROG Strix 5K XG27JCG:27インチ 5K 180Hz ゲーミングモニター(3月下旬頃発売予定)
  • ROG Swift OLED PG32UCDM Gen3:31.5インチ 4K QD-OLED 240Hz ゲーミングモニター(4月頃発売予定)
  • ROG Strix OLED XG27AQWMG:26.5インチ QHD タンデムOLED ゲーミングモニター(4月下旬頃発売予定)
  • ProArt Display PA248QFV:24.1インチ WUXGA 16:10 クリエイター向けモニター(4月頃発売予定)
  • ASUS ZenScreen MB16FC:16インチ WUXGA 16:10 ポータブルモニター(3月下旬頃発売予定)

ROG Strix 5K XG27JCG ― 5K×180Hzの次世代ゲーミングモニター

XG27JCGでバイオハザードを5K表示

基本スペック

  • パネル:27インチ Fast IPS / 5120×2880(5K)/ 180Hz(OC)⇔ QHD 330Hz デュアルモード
  • 応答速度:0.3ms GTG(min)/ 輝度:350cd/m²(typ.)/ 600cd/m²(HDR Peak)
  • 色域:97% DCI-P3 / 10bit / VESA DisplayHDR 600
  • VRR:G-SYNC Compatible / FreeSync Premium Pro
  • 入力:HDMI 2.1 ×2、DP 1.4 DSC ×1、USB-C ×1 / USB Hub ×2
  • スタンド:チルト / スイーベル / ピボット / 高さ調整(0〜110mm)/ 6.9kg

注目ポイント

最大の特徴はデュアルモードです。5K 180Hz(OC)とQHD 330HzをOSDから瞬時に切り替え可能。RPGでは5Kの精細感を、FPSではQHD 330Hzの滑らかさをと、1台のモニターで切り替えられます。5K解像度は4K比でピクセル数が約77%多く、テクスチャや遠景の精細さが段違いです。

ただし、5K 180Hz出力には高いクラスのGPUが求められます。(QHDモードなら幅広いGPUで対応可)

ELMB 2(Extreme Low Motion Blur 2)はデュアルバックライト設計で残像を低減しつつ、従来比65%明るい表示を実現。スタンドの設置面積は一般的な27インチ比で約30%コンパクトで、¼インチ三脚ソケットも搭載済みです。

実機の印象

会場ではバイオハザードが5Kネイティブで動作しており、画面に近づいてもドットが見えないほどの精細さ。4Kモニターでは感じたことのない没入感がありました。

5KとQHDの切り替えも想像以上に簡単で、背面のボタン2タッチで完結します。モード切り替えのたびにケーブルを差し替えたり設定を変えたりする手間はありません。

なお、5Kでぬるぬるな映像体験を求めるなら、GPUは5080クラス以上が欲しいところです。デモ機ではDLSS(DLAA設定)とFrame Generationを有効にして動作していました。

ゲーム内設定画面。5120×2880、DLSS、レイトレーシングONの設定

ROG Swift OLED PG32UCDM Gen3 ― ベストセラーの正当進化

基本スペック

  • パネル:31.5インチ QD-OLED + BlackShieldフィルム / 3840×2160(4K)/ 240Hz
  • 応答速度:0.03ms / 輝度:1000cd/m²(HDR Peak)/ コントラスト比:1,500,000:1
  • 色域:99% DCI-P3 / ΔE < 2 / True 10bit
  • HDR:Dolby Vision / DisplayHDR True Black 500
  • VRR:G-SYNC Compatible / FreeSync Premium Pro
  • 入力:HDMI 2.1 ×2、DP 2.1(80Gbps)×1、USB-C(PD 90W)×1 / USB 3.2 Type-A ×3
  • スタンド:チルト / スイーベル / 高さ調整(0〜80mm)/ 8.7kg / 3年保証

注目ポイント

Gen3に生まれ変わった事で目を引く新要素がBlackShieldフィルム。

明るい部屋での体感黒レベルを40%向上させ、耐スクラッチ性も2.5倍に高めています。従来のQD-OLEDは明るい環境で紫がかった色味が乗りやすい傾向がありましたが、この弱点を解消した格好です。

接続面はDisplayPort 2.1(80Gbps)に刷新。前世代のDP 1.4 DSCから帯域が大幅に拡大されました。Dolby Vision HDRにも新対応し、Xbox Series X/SでのDolby VisionゲーミングやNetflix・Disney+のDolby Visionコンテンツをそのまま楽しめます。

OLED Care Proは焼き付き対策の機能群で、Neo近接センサーによる自動暗転・復帰、Pixel Cleaning、タスクバー検出、ターゲットモードなどを搭載。Custom Heatsinkによる放熱設計も採用しており、長時間使用にも配慮されています。

実機の印象

会場で一番印象に残ったのが、BlackShieldフィルム搭載パネルと一般的なモニターに光を当てた時の比較。PG32UCDM Gen3は照明が反射しても黒の沈み込みが維持されているのに対し、一般的なモニターは黒が浮いて白っぽく見えます。この差は写真以上に実物で体感すると大きいです。

BlackShieldフィルム搭載パネルに光を当てた状態。
一般的なIPSパネルに光を当てた状態。黒が浮いている

また、DP 2.1(80Gbps)による超大容量転送も大きな進化ポイント。4K 240Hzを余裕のある帯域で伝送可能です。

ROG Strix OLED XG27AQWMG ― タンデムOLEDの26.5インチQHDモデル

基本スペック

  • パネル:26.5インチ WOLED(第4世代タンデムOLED)/ 2560×1440(QHD)/ 280Hz
  • パネル表面:TrueBlack Glossy(反射38%低減)
  • 応答速度:0.03ms / 輝度:1,500cd/m²(HDR Peak)/ コントラスト比:1,500,000:1
  • 色域:99.5% DCI-P3 / ΔE < 2 / 10bit / DisplayHDR True Black 500
  • VRR:G-SYNC Compatible / FreeSync Premium Pro
  • 入力:HDMI 2.1 ×2、DP 1.4 DSC ×1 / USB 3.2 Type-A ×2
  • スタンド:チルト / スイーベル / ピボット / 高さ調整(0〜110mm)/ 6.7kg / 3年保証
  • 推奨GPU:GeForce 40シリーズ以上 / Radeon W7800以上

注目ポイント

タンデムOLEDは発光層を従来の3層から4層に増やした新構造。黄色発光層を赤・緑の2層に分離することで、ピーク輝度15%向上、色域25%拡大、パネル寿命60%延長を達成しており、焼き付きリスクや寿命の課題が構造レベルで改善されています。

パネル表面のTrueBlack Glossyはゼロヘイズ光学層と反射防止スタックを組み合わせた構造です。グロッシーの鮮やかさを維持しつつ、反射を38%低減しています。

ゲーミング機能も充実。ROG Gaming A.I.(Dynamic Shadow Boost / Dynamic Crosshair)や、4:3表示・24.5インチ相当縮小表示に対応するAspect Controlも搭載しており、競技シーンでの活用も想定した設計です。OLED Care ProはPG32UCDM Gen3と同様の構成となっています。

実機の印象

実際に操作してみると、280Hzの滑らかさとOLEDならではのコントラストの高さが両立しているのを感じられました。

TrueBlack Glossyパネルはグロッシー特有の鮮やかさがありつつも、会場の照明下はもちろん、試験的にスマホで光を当てた時の映り込みもしっかり抑えられており、驚かされました。

ProArt Display PA248QFV ― Mac対応を強化したクリエイター向けモニター

基本スペック

  • パネル:24.1インチ IPS / 1920×1200(WUXGA)16:10 / 100Hz
  • 色域:sRGB 100% / Rec. 709 100% / ΔE < 2(Calman VERIFIED)
  • 入力:HDMI 2.0 ×1、DP 1.2 ×1、USB-C(PD 96W)×1 / USB 3.2 Type-A ×4
  • スタンド:チルト / スイーベル(±30°)/ ピボット / 高さ調整(0〜130mm)

注目ポイント

差別化要素はMacとの色合わせに特化した「M Model」カラー温度プリセット。

ProArt PresetでP3を選び、ProArt PaletteからM Modelを適用するだけで、Mac内蔵ディスプレイに近い色温度に合わせられます。

ProArt Preset自体もsRGB / BT.709 / P3 / HDR / DICOMなど8モードを搭載しており、写真・動画・医用画像まで用途に応じた表示が可能。HDMIとDisplayPortに加えUSBハブも備えています。

スタンドベースは前世代比33%小型化。Light Sync(環境光センサー)やDisplayWidget CenterのColorSync機能にも対応しており、複数モニターの色設定を一括同期できます。

ゲーミングモニターの横に置くサブモニターとしても、16:10の縦の広さが活きる1台です。

実機の印象

ProArtシリーズなのに1920×1200(WUXGA)という解像度には少し驚きました。16:10の1200ラインは作業効率が良いものの、2Kや4Kではない点は好みが分かれるかもしれません。(ただし、これは従来モデルから同じ仕様)

一方、リフレッシュレートが100Hzに引き上げられたのは嬉しい点です。

75Hzの前世代と比べてスクロールやカーソル操作が明らかに滑らかで、ゲーム用途にも十分使えるレベル。会場ではDaVinci Resolveのタイムライン編集デモが表示されており、クリエイター向けの訴求がしっかり感じられました。

ASUS ZenScreen MB16FC ― 16:10対応のポータブルモニター

基本スペック

  • パネル:16インチ IPS / 1920×1200(WUXGA)16:10 / アンチグレア / 画面占有率84%
  • 入力:USB-C(DP Alt Mode)×2、mini-HDMI ×1
  • サイズ:35.8×24.6×1.1cm(最薄部11mm)/ 重量:940g
  • 付属品:USB-Cケーブル、mini-HDMI to HDMIケーブル、30W電源アダプター、スリーブケース

注目ポイント

注目は双方向Power Delivery。ノートPCから給電を受けて動作するだけでなく、MB16FC経由でノートPCへ65Wの電力供給も可能です。(80W以上のアダプターが必要)これによりノートPC側のUSB-Cポートが1つ空くのが実用的。

接続は3パターン対応で、USB-C DP Alt対応PCならケーブル1本で完結します。DisplayWidget Centerによる自動画面回転にも対応しており、縦置きでポートレートモードに切り替え可能。耐久性テスト(衝撃・落下・振動・バンピング)もクリア済みです。

実機の印象

前モデル左との比較
前モデル左との比較

最近はノートPCでも16:10パネルが増えており、それに合わせた設計とのこと。実際、16:10アスペクト比は縦方向の情報量が増えるので、ブラウジングやドキュメント作業がかなり快適になります。

まとめ

本記事では、ASUS主催の内覧会「Beyond Vision」で発表された5つの新製品と、ROG 20周年を象徴するPG27AQWP-Wの展示について紹介してきました。

5K解像度とデュアルモードのXG27JCG、BlackShieldフィルム搭載のPG32UCDM Gen3、タンデムOLEDのXG27AQWMGと、ゲーミングモニターだけでもASUSの技術の層の厚さが伝わるラインナップ。さらにクリエイター向けのPA248QFV(100Hz化が嬉しい)やポータブルのMB16FC(16:10対応)まで含め、幅広いユーザーをカバーしています。

個人的に一番インパクトがあったのは、PG32UCDM Gen3のTrue Black 500パネルと一般モニターの比較。黒の表現力の差は、OLEDモニターを検討している方にはぜひ実物で体感してほしいポイントです。

各製品の発売時期は以下のとおり。今後、個別製品について詳細レビューの機会も頂けそうですので、気になる製品があった方は、ぜひチェックしてみてください。

  • ROG Strix 5K XG27JCG:2026年3月下旬頃
  • ROG Swift OLED PG32UCDM Gen3:2026年4月頃
  • ROG Strix OLED XG27AQWMG:2026年4月下旬頃
  • ProArt Display PA248QFV:2026年4月頃
  • ASUS ZenScreen MB16FC:2026年3月下旬頃

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