ROG Strix GS-BE7200Xレビュー! Wi-Fi7対応の高速ゲーミングルーター

ROG Strix GS-BE7200Xは、Wi-Fi7に対応している高速ゲーミングルーターです。

最大7.2Gbpsの高速通信を実現しており、無線でもオンラインゲームを快適にプレイできます。そのうえ、10G WANと2.5G LANを1ポートずつ、1G LANを4ポート搭載。有線ももちろん、快適です。

本記事では、そんなROG Strix GS-BE7200Xについてレビューしていきます。

目次

ROG Strix GS-BE7200Xの基本的な仕様

まずは、ROG Strix GS-BE7200Xの基本的な仕様について紹介していきます。スペックやポートの数、デザインなどが気になる方は、ぜひご参照ください。

ROG Strix GS-BE7200Xのスペック

【通信方式】

  • IEEE 802.11a
  • IEEE 802.11b
  • IEEE 802.11g
  • IEEE 802.11n
  • IEEE 802.11ac
  • IEEE 802.11ax
  • IEEE 802.11be
  • IPv4
  • IPv6

【データ帯域】

  • 2.4GHz BE:4×4(Tx/Rx)4096 QAM 20/40MHz,up to 1376Mbps
  • 5GHz BE:4×4(TGx/Rx)4096 QAM 20/40/80/160MHz,up to 5764Mbps

【スペック】

  • アンテナ:internal antenna×8
  • 送受信:2.4GHz 4×4/5GHz 4×4
  • プロセッサ:1.8GHz Tri-core processor
  • メモリ:128MB Flash/DDR4 1 GB RAM
  • 動作周波数:2.4GHz/5GHz
  • Wireless Router Mode対応
  • AiMesh Node Mode対応
  • Access Point Mode対応
  • Media Bridge Mode対応
  • Repeater Mode対応
  • 電源仕様:AC Input:110V~240V(50~60Hz)/DC Output:12V with max. 3A current
  • 質量:811g
  • サイズ:225×90×225
  • ame Boost/acceleration対応
  • Mobile Game Mode対応
  • Gear Accelerator対応
  • UU boost対応
  • OG First対応
  • OpenNAT(Game Profile)対応
  • Gaming Network対応

以上が、ROG Strix GS-BE7200Xの簡単なスペックです。

データ帯域は、2.4GHzおよび5GHzに対応しています。6GHzには対応していませんが、家庭用のルーターとしては十分です。

さらに、機能が豊富。ゲーム向きの機能としては、モバイルゲームモードやゲーミングネットワークなどが搭載されています。

付属品一式

ゲーミングネットワーク機能を使えば、所持している全てのゲームデバイスの性能を向上させられるのが良いところです。ほかにも、専用のSSIDひとつでASUSのさまざまなゲーム機能が制御できるのも魅力的。

ほかのASUS製品を使っている場合は特に、恩恵が大きいです。

ROG Strix GS-BE7200Xのデザイン

ROG Strix GS-BE7200Xのデザインは、ゲーミングルーターとしては比較的シンプルです。

四角い筐体を斜めに割るようにして走るラインや、ROGシリーズのロゴはありますが、落ち着いたデザインだと言えます。

どのような環境でも、比較的馴染みやすいです。

さらに、メッシュ部分が大きめに取られているのもポイント。

エアフロー効率が高く、長期間電源が入りっぱなしになりがちなルーターの熱をしっかりと外へと逃がしてくれます。

下の写真は同じくROGゲーミングルータ GT-AX6000 との比較。

コンパクトで設置面積が少ないのも良いところです。

ROG Strix GS-BE7200Xの良いところをレビュー

ここまで、ROG Strix GS-BE7200Xのスペックとデザインについて、簡単に紹介してきました。今度は、ROG Strix GS-BE7200Xの良いところをレビューしていくので、ぜひご参照ください。

Wi-Fi7対応で高速通信が可能

ROG Strix GS-BE7200Xは、Wi-Fi7に対応しています。

Wi-Fi7というのは、次世代の無線LAN規格のことです。超高速化、低遅延、高安定性の3つが特徴の規格になっています。

2.4GHz/5GHz/6GHzの3つの周波数帯域を同時に利用できるMLO、320MHzの帯域幅などの技術により、ゲームプレイやコンテンツ視聴などを快適に行うことが可能です。

もっとも、ROG Strix GS-BE7200Xは6GHzには対応していないため、同時利用は2.4GHzと5GHzになります。

Wi-Fi7を利用する主なメリットは、通信速度の速さです。最大通信速度は、Wi-Fi6/6Eの約3.7倍だと言われており、理論上の最大速度は46Gbpsと非常に高速。

もちろん環境によって速度は変わるものの、Wi-Fi6よりも速いことには変わりありません。

そして、干渉に強いのも魅力的です。電波干渉などにより通信が途切れる心配がなく、遅延も大幅に低減されます。

ゲームに最適な高速化機能が便利

ROG Strix GS-BE7200Xには、ゲームに最適な機能が搭載されています。

まず、ゲームブースト機能です。ゲームに最適化されたSSIDをひとつまたは複数作成でき、複数のゲーム機の高速化を行うことができます。ゲーミングPC以外にも、さまざまなゲーム機を所持している場合に便利な機能です。

さらに、スマホゲームを高速化できるモバイルゲームモードを搭載しています。

この機能は、モバイルゲームの通信を優先することで遅延を抑える機能です。対戦型FPSやアクションRPGなど、通信遅延が気になるゲームにおいて大きなメリットがあります。

有線接続時にも状態確認ができる

ROG Strix GS-BE7200Xは、各ポートの状態をアプリから確認できるようになっています。

LANポートに接続されているケーブルの状態まで確認できるので、有線でも高速化のアドバイスをアプリから受けられるのが魅力的です。接続するケーブルの規格を変えればさらに高速化ができるというようなメッセージが出るので、それに従うことで簡単に高速化できます。

有線接続は、無線と比べて改善点がわかりにくいです。

それをアプリで確認できるというのは、非常に便利。

有線接続時の状態確認ができるゲーミングルーターは、決して多くはありません。本機の大きな利点のひとつだと言えます。

ポート類が充実している

ROG Strix GS-BE7200Xは、ポート類が比較的充実しています。

  • 10G for WAN×1
  • 2.5G for LAN×1
  • 1G for LAN×4
  • USB 3.2 Gen1×1

10GのWANポートを1つと、2.5GのLANポートを1つ搭載しているだけでなく、1GのLANポートも4つ搭載しています。

メインのゲーミングPCを2.5GのLANで接続して、ほかの機器を1Gのポートで接続するなど使い分けが可能です。

そもそも数が多いので、有線接続できる機器の数が多くなるのも、有線派にとっては嬉しいポイント。

幅広い機器を同時に利用できます。

アプリが使いやすい

ROG Strix GS-BE7200Xのセッティングは、ASUSルーターアプリから行えます。iOSでもAndroidでも使えるアプリで、この使い勝手が非常に良好です。

画面に従っていれば簡単に初期設定ができるので、詳しくない方でも問題なく使えます。パソコンからアドレスを打ち込む必要もなく、スマホだけで完結するのも良いところです。

さらに、状況確認や設定の変更などもアプリで直感的に行えます。

モバイルゲームモードなどのモード切り替えも、アプリから瞬時に行えるのが良いところです。モードは場面によって使い分けるものなので、手元で瞬時に切り替えられることが重要。

本機は楽に切り替えられるので、モードを頻繁に変更することが億劫になりません。

機能が豊富に搭載されていて便利

ROG Strix GS-BE7200Xには、さまざまな機能が搭載されています。

たとえば、スマートホームマスターSSID関連。

スマートホームマスターというのは、最大3つのSSIDを作成できる機能のことです。専用のSSIDを3つ作ることで、複雑なサブネット構成を簡単に行えるようになります。

たとえばメインのネットワークのほかに、子供用のネットワークやVPN接続などを作成して使い分けることが可能です。

そのうえ、MLOネットワーク機能を搭載。

複数のWi-Fi周波数帯域を同時に使用できる機能です。複数帯域を同時に使うことで通信容量が増え、通信速度が高速になり安定性が高くなります。

ほかにも、セキュリティ機能や高速化機能などさまざまな機能があり、非常に使いやすいです。

ROG Strix GS-BE7200Xの気になる点をレビュー

ROG Strix GS-BE7200Xの良いところについて、解説してきました。Wi-Fi7による高速通信が可能で、通信安定性も高くルーターとして高クオリティ。そのうえ、多種多様な機能を備えており、非常に便利な製品です。

ただ、一部には気になる点もあります。今度はそんなROG Strix GS-BE7200Xの気になる点についてもレビューしていくので、ぜひご参照ください。

壁掛けには対応していない

ROG Strix GS-BE7200Xは箱型のゲーミングルーターで、それなりに場所を取ります。

壁掛けには対応していないため、スペースの節約が難しいです。十分な設置スペースのある棚などが必要になるので、注意しましょう。

とはいえ、アンテナが内蔵式なので、比較的コンパクトです。

ゲーミングルーターにはアンテナが外に出ている製品も多く、それらと比べると場所を取りにくい製品だと言えます。

6.0GHz帯には対応していない

ROG Strix GS-BE7200Xは2.5GHzと5GHzのデュアルバンドルーターで、6GHz帯には対応していません。

本機より安いモデルで6GHzに対応しているモデルもあるので、気になってしまうところです。

ただ、6GHz帯に対応している機種がまだ少ないこともあり、人によっては全く気にならない部分でもあります。

6GHz帯に対応した機器を所持しており、6GHzでの通信を目的としてゲーミングルーターを購入したいと考えている方は、注意しましょう。

高性能かつ高機能な分価格が高め

ROG Strix GS-BE7200Xは高性能かつ高機能ですが、その分、価格も高いです。

価格は、3万5000円程度。

ゲーミングルーターは一般的なルーターと比べて高価な製品が多いですが、そんな製品群のなかでも少し高価な部類です。

ゲーミングルーターは2万円前後の製品が多いので、予算感には注意が必要。

ただ、コスパは悪くありません。

同価格帯の製品と比べても高性能かつ高機能なので、予算の都合が合う方には非常におすすめです。

ROG Strix GS-BE7200Xはこんな方におすすめ!

  • 複数のゲーム機の通信を高速化したい方
  • スマホでFPSやアクションRPGなどをプレイする方
  • 高速かつ高機能なルーターが欲しい方
  • ネットを使う作業などで通信速度が気になる方

ROG Strix GS-BE7200Xは、以上のような方々におすすめです。

本機は最大7200Mbpsの高速通信を実現しており、高速通信を求める方にはもちろんおすすめ。なかでも、複数のゲーム機の通信を高速化したい方や、スマホでの通信を高速化したい方には特におすすめです。

複数機器の高速化機能や、モバイルゲームモードなど便利な機能が豊富に用意されています。

まとめ

本記事では、ROG Strix GS-BE7200Xの良いところと気になる点について、レビューしてきました。

ROG Strix GS-BE7200Xは最大7200Mbpsの高速通信が大きな特徴ですが、ほかにもさまざまな魅力があります。各種モード切り替えの快適性とアプリの使いやすさ、高速かつ低遅延なところやサブネット構築が簡単なところなど、さまざまな場面で役立つ特徴が満載です。

ゲームを快適化したい方だけでなく、単純に通信環境を整えたいという方にもおすすめのゲーミングルーターだと言えます。

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