MR体験ができることで大きな話題になっているMeta Quest 3。
付属するゴム製ヘッドストラップも前作と比較するとフィット感が高まり、性能面だけでなく使い勝手もブラッシュアップされています。
しかしゴム製ヘッドストラップでは限界があり、重みのバランスが取れず疲れやすかったり、頭に締め付けを感じてしまったり、激しい動きでハズレが生じてしまったりと問題も。
実際Meta社からは別売りでEliteストラップが発売されている通り、より快適なVR・MR体験をするのであれば別売りのストラップ購入が必須です。
しかしEliteストラップはバッテリー無しで10,450円、バッテリー付きで19,580円と非常に高価。合わせて最低限の機能しかありません。
今回紹介する「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」はゴム製ヘッドストラップやEliteストラップの欠点を補い快適な装着感を味わえるストラップ。
本記事では、「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」の良いところと気になる点についてレビューしていきます。
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」のメリットと気になる点
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」はMeta Quest 3専用のストラップで、Quest3に付属しているゴムのストラップを取り外し、「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」を取り付ける形にて使用します。
HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3を使用することによって得られるメリットと気になるところは下記です。
メリット
- ダイヤルで調整するため、頭の形状にしっかりフィットする・ゲーム時にズレない
- 前後のバランスが良くなるため、Meta Quest 3の重さを感じづらくなる
- 頭部に当たる部分のクッション性が高いため装着感が良い
- VR時、頭を振ってもズレにくい
- アーム角度を調整できるためスムーズに頭に装着できる
- ダイヤルストラップを折りたためる為、収納時にコンパクトに収まる
- 純正ストラップの半額以下の価格で購入できる
気になるところ
- 寝VRする際にダイヤルが邪魔になる
以下、具体的に紹介します。
ダイヤルで調整するため、頭の形状にしっかりフィットする
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」はダイヤルを回転させることによって頭との装着感をフィットとさせます。
回転させるとカチカチっという音とともに締め付けていきますが、ミリ単位で締め付けられるため、頭の形にジャストフィットさせた締め付けが可能です。
またフィットさせたあとは自ら外さない限り緩むことがありませんので、VRゲームなどで首を横に振ってもズレが最小限に抑えられます。
前後のバランスが良くなるため、Meta Quest 3の重さを感じづらくなる
Meta Quest 3本体は515gあります。
付属のゴム製ヘッドストラップだと、前だけ重たく後ろが軽くなってしまい前後のバランスが取れず、本体の重みを感じざるを得ません。
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」は、本体そのものにも重さがあるため、前後のバランスが取れてQuest3本体の重みを感じづらくなります。
頭部に当たる部分のクッション性が高いため装着感が良い
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」の後頭部には大きなクッションが配置されています。
このクッションはとても柔らかく、頭にフィットさせた際、包み込まれているような快適さを得られます。
また、このクッションが入った大型パーツで後頭部を支えるため、HMDの重量を優しく受け止め、激しく動いても前方にずれてきません。
頭頂部を支えるバンドにもやわらかいクッションが入っており、全体的に装着感は快適で申し分ありません。
アーム角度を調整できるためスムーズに頭に装着できる
本ストラップの特徴はアームの角度を自由に調整できることです。
角度を調整できる事によってのメリットが二つあり、一つは頭にスムーズに装着しやすいことが挙げられます。
特にメガネユーザーの場合、装着時にメガネがずれてしまうといったトラブルが生じますが、アームの角度調整が可能な事によってスムーズに装着することが可能です。
もう一つのメリットは装着ポイントを自由に設定できること。
頭の上の方にて固定したい方もいるでしょうし、水平に固定したい方もいます。
髪型や頭の形状にあわせて、好みのポイントで取り付けができるのはとても便利です。
ダイヤルストラップを折りたためる為、収納時にコンパクトに収まる
本ストラップの特徴はアームの角度を調整可能なことですが、調整角度は写真の角度まで動かすことが可能です。
これによって収納時にコンパクトに収納できるのもありがたいポイントです。
寝VRする際にダイヤルが邪魔になる
一つデメリットを挙げると、ダイヤルが少し飛び出しているため、寝ながらVRを楽しむ際、ダイアルの出っ張りが床に干渉してしまうという問題があります。
枕や布団など柔らかいものの上にダイヤルを当てることでさほど気になりませんが、チェアのリクライニングで頭を付けるときは気になる可能性が高いです。
ダイアルの干渉が気になる時はアームの角度をずらすなどで干渉しづらいポイントを探すと良いです。
HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3Sで快適なVRを!
ROOXから発売された「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」を紹介してきました。
「HMD ダイヤルストラップ for Meta Quest 3 / 3S」を使用すことで、Meta Quest3の装着感が劇的に良くなり、長時間遊んでも疲れづらくなります。
価格も純正eliteストラップの半額以下で4,400円。
eliteストラップはアームの角度調整が出来ないことを考えると、本当にお得ですよ。