ROG NUC2025レビュー! ミニPC最強クラスの性能とROGシリーズとしての魅力

ASUS ROG NUC2025は、ルーターほどの大きさのミニゲーミングPCです。

ミニPCは近年人気ですが、性能も価格も抑えた製品が多い傾向があります。基本的にはサブPCとして使うものであり、メインPCにできるほどの性能の製品は少ないです。

そんなミニPC市場のなかで、メインのゲーミングPCとして使えるほど非常に高い性能を誇るのが、ROG NUC2025の最大の特徴だと言えます。

本記事では、そんなROG NUC2025についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。

ROG NUC 2025公式サイトはこちら

目次

ROG NUC2025の基本的な仕様

付属品は電源・電源ケーブルとドキュメント類

まずは、ROG NUC2025の基本的な仕様について、紹介していきます。本機のスペックとデザインを簡単に解説するので、それらについて気になる方は、ぜひご参照ください。

ROG NUC2025のスペック

  • CPU:Intel Core Ultra 9 Processor 275HX
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:1TB SSD

以上が、ROG NUC2025の簡単なスペックです。

CPUには、Core Ultra 9 275HXを採用しています。モバイル向けのハイエンドCPUで、24コア24スレッドという高い処理性能を持つのが特徴です。

コアというのは、データの処理を担当している部分のこと。多ければ多いほど、より多くのデータを処理できます。スレッドは、実際に同時に処理できるデータの単位のことです。

同時に多くのデータを処理できるため、マルチタスクに向いています。

さらに、GPUにはRTX 5080 Laptopを採用。

ノートPC向けのハイエンドGPUで、高いグラフィック性能を持っています。ゲームはもちろん、クリエイティブな用途でも使いやすい構成です。

ROG NUC2025のデザイン

左はROGの最新デュアルバンドWiFi 7ルータ ROG Strix GS-BE7200X、右がROG NUC2025

ROG NUC2025は、まるでゲーミングルーターかビジネス用PCかのようなデザインです。

縦長の小さな筐体で、置き場所に困りません。

PS5とのサイズ比較

側面には光るROGロゴがあり、反対の側面にはROGという文字の形の通気孔があります。通気口でデザインを作るのは、ROGシリーズでは定番の手法です。

全体的に、ROGシリーズらしいデザインだと言えます。

モニターやキーボードなど、ROG製品を使っている方には特におすすめです。

ROG NUC2025の良いところをレビュー

ROG NUC2025の良いところについて、レビューしていきます。スペックを見るだけではわからない特徴が多いゲーミングPCなので、そうした特徴や魅力が知りたい方は、ぜひご参照ください。

超小型フォームファクタ

ROG NUC2025は、超小型のフォームファクタ。

ルーターのようなサイズ感で、非常に高い性能を持っているのが本機の大きな魅力です。狭いデスクの上に置いたとしても、全く邪魔になりません。狭い環境においては、最高のサイズ感です。

自作するには困難なサイズなので、高額な値段を出してでも買う価値があると言えます。

Core Ultra 9による作業性能の高さ

ROG NUC2025に搭載されているCore Ultra 9 275HXは、非常に性能が高いCPUです。

マルチタスク性能が特に高く、クリエイティブな作業に向いています。動画編集や画像編集、イラスト制作、ゲーム制作など同時に複数の処理を行うソフトウェアを使う作業には、最適です。

さらに、ゲーム性能も非常に高く、本機に搭載されているRTX 5080と組み合わせて幅広いゲームを快適に遊べます。

ゲームだけでなく、作業にも使いたいクリエイターの方におすすめの性能です。

RTX 5080によるゲーム性能の高さ

ROG NUC2025に搭載されているRTX 5080 Laptop GPUは、モバイル向けのハイエンドGPUです。モバイル向けでは最高クラスの性能を誇っており、Core Ultra 9 275HXと組み合わせて、4Kでもさまざまなゲームを高フレームレートでプレイできます。

フレームレートというのは、1秒間に画面に表示させる画像の枚数のことです。多くなればなるほど、映像が滑らかになります。

対戦型ゲームでは、敵の動きを正確に素早く捉えやすくなるのが良いところです。

さらに、クリエイティブ性能も高いのが魅力的。4K動画の編集など、重めの作業が快適になります。

静音性と冷却性能が高い

ROG NUC2025は、小型のゲーミングPCとしては冷却性能が高いです。

小型ゲーミングPCの多くは、発熱しやすいのが弱点。そこを補うべく、ROG独自のQuietFlow Coolingという構成を採用しています。

トリプルファン構成により空気の循環効率を高め、デュアルベイパーチャンバー設計で発熱しやすいパーツの冷却効果を高めているのが特徴です。

そのうえ、静音性も高くなっています。長時間ゲームを遊んだりAI学習などの高負荷なタスクをしたりしても、発熱しにくく比較的静かなのが良いところです。

最大5台の4Kディスプレイの同時表示ができる

ROG NUC2025は、最大5台の4Kディスプレイの同時表示に対応しています。

5枚のモニターを使うという方は少ないですが、2枚や3枚のモニターを使うという方は近年少なくありません。ゲームをしながら動画配信を視聴したり、作業時に使うソフトウェアごとにモニターを分けたり、配信しながらコメントを見たりするのに複数モニター環境は便利です。

本機は最大5台なので、2枚より多くのモニターを使いたい場合でも安心。

そのうえ、すべてを4Kで出力できるのが良いところです。

DDR5-6400MHzメモリを搭載している

ROG NUC2025には、DDR5-6400MHzメモリを搭載しています。

これは、最新の規格です。最大102.4GB/sの帯域幅が特徴。

帯域幅というのは、メモリからデータを読み書きする速度のことです。帯域幅が広いほど、一度に多くのデータを素早くやり取りできるということになります。

つまり、DDR5-6400MHzメモリは一度に非常に多くのデータをやり取りでき、作業効率が高いということです。

動画編集、3Dレンダリング、AI処理などさまざまな作業を効率よく進められます。

ROG NUC2025とROGモニターの電源を一括管理できる

ROG NUC2025は、本機とROGモニターの電源を一括管理できるPower Syncに対応しています。

Power Syncは、対応しているモニターと本機の電源を同期させる機能です。これによって、PCまたはモニターのどちらか一方の電源をオンにするだけで、両方の電源を同時にオンオフできます。

立ち上げる際やシャットダウンする際の手間を一つ減らせるのが、便利です。

ROGシリーズでPC環境を固めたいというシリーズファンの方には、嬉しい機能だと言えます。

ROG NUC2025の気になる点をレビュー

ROG NUC2025は高性能かつ冷却性能と静音性を両立しており、一見死角がありません。

ただ、価格が高いのがネックです。

60万円を超える価格で、性能は高いものの、コスパは良くありません。

とはいえ、ミニPCでこれだけの性能と機能性を詰め込んでいるゲーミングPCは、非常に希少です。小型なうえに縦置きができ、ミニPCとしては高い冷却性能と静音性能も魅力的。

性能と価格のバランスという意味ではコスパは悪いですが、決して価値のないゲーミングPCではありません。

むしろ、小型かつ高性能なPCを求めている方にとっては、唯一無二の価値にもなり得るゲーミングPCです。

各種ベンチマーク結果

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23 で計測た結果は、マルチ 34367pt、シングル 2183pt。

小型NUCとしてはかなり高いスコアで、動画編集やAI処理などCPU負荷の大きい作業にも十分対応できます。テスト中の挙動も安定しており、長時間のレンダリングでも性能の落ち込みは感じられませんでした。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、従来のCINEBENCH R23を更新した新しい評価基準で、実際のアプリケーションに近い処理内容でCPUの性能を測定するテストです。

Core Ultra 9 275HX がマルチ 1957pt、シングル 130pt を記録。NUCサイズとしては十分高い数値で、4K編集やAI処理など重めの作業も問題なく動きます。負荷をかけ続けてもクロックが大きく落ちる場面はなく、動作は安定していました。

Geekbench AI

Geekbench AI では、Single Precision 28591、Half Precision 50375、Quantized 22209 というスコア。モバイル向けGPUとしては十分高い値で、ローカルでの画像生成や各種AI処理も期待できる数値になっています。

Crystal Disk Mark

CrystalDiskMark では、読み込みが約 6963MB/s、書き込みが約 5954MB/s という結果。OSやアプリの起動、素材の読み込みなどもスムーズで、体感面でもストレスはありません。

3D Mark Stell Nomad

Steel Nomad のスコアは 5188、平均 51.89 FPSでした。

RTX 5080 Laptop GPUならではの性能で、重量級タイトルでも設定を調整すれば快適に遊べます。テスト中の挙動も安定しており、GPU負荷が高い場面でもフレーム維持がしっかりしていました。

FF14

解像度品質SCORE評価
4K最高品質11465とても快適
4K高品質12958とても快適
4K標準品質16005非常に快適
WQHD最高品質18555非常に快適
WQHD高品質19906非常に快適
WQHD標準品質24646非常に快適
FHD最高品質23735非常に快適
FHD高品質24880非常に快適
FHD標準品質28301非常に快適

続いて FF14 ベンチマーク結果。

解像度別のスコアは上記表の通りで、FHD〜WQHDでは品質設定を問わず「非常に快適」判定でした。4Kでも標準品質なら16000超えで、プレイ面で気になる重さはありません。

FF15

解像度品質SCORE評価
4K高品質8514快適
4K標準品質9841とても快適
4K軽量品質13402非常に快適
WQHD高品質15063非常に快適
WQHD標準品質19346非常に快適
WQHD軽量品質23240非常に快適
FHD高品質19346非常に快適
FHD標準品質23048非常に快適
FHD軽量品質23250非常に快適

続いて FF15 ベンチマーク結果。

解像度別のスコアは上記表の通りで、FHDとWQHDは品質設定に関係なく「非常に快適」判定でした。4Kでは高品質で 8500 台で「快適」となりますが、設定を標準〜軽量寄りにすれば十分遊べます。

モンハンワイルズ

解像度プリセットフレーム生成テクスチャー品質レイトレーシングSCORE平均FPS
4Kウルトラon最高1337778.58
4Kウルトラoff最高1946657.05
4K
(カスタム)
on1370780.01
4K
(カスタム)
off1856054.45
WQHD
(カスタム)
on18462108.00
WQHD
(カスタム)
off2386370.11
FHD
(カスタム)
on20503120.01
FHD
(カスタム)
off2478272.39

続いてモンハンワイルズベンチマーク結果。

解像度別のテスト結果は上記表の通り。フレーム生成をOnにすればWQHD以下の解像度であれば100fps平均以上でプレイできます。ベンチではなく実際のモンハンワイルズでも快適に遊べました。

ROG NUC2025はこんな方におすすめ!

  • 超小型かつ超高性能なPCが欲しい方
  • ゲームだけでなくクリエイティブな作業にも使いたい方
  • 最新のAAAタイトルを4Kで遊びたい方
  • 複数モニター環境を構築したい方
  • ROGシリーズのファンの方

ROG NUC2025は、以上のような方々におすすめの小型ゲーミングPCです。

革新的と言えるほどの小型化と高性能化の両立と、ROGシリーズ製品との親和性が本機の非常に大きな魅力だと言えます。ここに価格相応かそれ以上の価値を感じる方にとっては、最高の選択肢です。

ゲーム性能と作業性能の両方が高く、最新のAAAタイトルを4Kで遊んだりAI処理などの重い作業を快適に進めたりできるのも、本機の良いところ。

幅広い用途で使える高性能な小型PCが欲しい方と、ROGシリーズのファンの方にはおすすめのゲーミングPCです。

まとめ

本記事では、ROG NUC2025についてレビューしてきました。

本機は、評価が非常に難しいゲーミングPCです。ゲーミングPCとしてのコスパだけで考えれば、本機のメリットは決して多くありません。

ただ、超小型であることとROGシリーズのブランド性、そして性能を考えれば大きな価値とメリットのあるゲーミングPCだと言えます。これだけの小ささで、4Kで快適にゲームをプレイできるPCは少ないです。

そのうえ、AI処理や3Dレンダリングなども十分可能な作業性能を持っているのが良いところ。

超高性能な小型フォームファクタであるという点、それがROGシリーズとして販売されているという点などに魅力を感じる方には、非常におすすめですよ。

ROG NUC 2025公式サイトはこちら

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