FF14などを中心に、MMOやRPGをPCで楽しむ人は多いです。
コントローラーを使う人もいますが、キーボードとマウスを使う人のほうが多い傾向があります。
ただ、MMOは使うボタンの数がとても多いです。普通のマウスでは、不便に感じる場面もあります。そのため、MMOプレイヤーには多ボタンマウスが人気。
その中でも、安定したクオリティを誇ると言われるロジクールのG600tはとても人気です。
そこで今回は、ロジクールG600tのスペックや特徴、使用感についてレビューしていきます。
ロジクールG600tのスペックをレビュー
- 接続方式:有線
- DPI:調節可能(200~8200DPI)
- レポートレート:1000Hz
- ボタン数:20
- サイドボタン:有り
- カスタマイズ本体書き込み:最大3つまで対応
- 重量:136g
G600tは、有線のみの他ボタン式マウスです。ボタン数は20とありますが、左右クリックやDPI切り替えスイッチなども含めて20と表記しています。
サイドボタンの数は、12個です。
サイドボタンを含めて、全てのボタンにカスタマイズをすることができます。さらにプリセットを3つまで本体に保存可能です。異なるデバイスに繋いだとしても、同じ設定で使うことができます。
ロジクールG600tのおすすめポイント・魅力をレビュー
ロジクールG600tは、サイドボタンが12個ととても多いです。レポートレートやDPIも必要十分で、高性能とも低性能とも言えません。スペックだけで見れば「ボタンが多いだけ」という印象があるでしょう。ただ、スペックだけではわからない魅力も多いです。
そこで、ロジクールG600tのおすすめポイント・魅力をレビューしていきます。
20箇所のカスタマイズ可能なボタン
ロジクールG600tの大きな魅力は、やはり20箇所のカスタマイズ可能なボタンです。
ゲーミングマウスは、ボタンの機能を設定できるのが当たり前になってきています。
ただ、サイドボタンだけ設定可能という製品も多いです。
そんな中、サイドボタンを含めて12個のボタンを自由にカスタマイズできるG600tは、非常にカスタマイズ性に優れていると言えます。
Gシフトキーでさらに広がるカスタマイズ性
ロジクールG600tには、Gシフトキーという独自のボタンがあります。
これは、PCキーボードのシフトキーと同じような役割のあるボタンです。Gシフトキーを押しながら他のボタンを押すことによって、通常使用時とは異なる機能を使うことができます。
つまり、サイドボタン12個につき24個の機能を設定することが可能ということです。
たとえば、FF14。
FF14は、MMOの中でも特にボタン数が多いゲームです。スキルだけでも、数字ボタンは1~9まで使います。「QWER」「Ctrl+5・6・7・8・9」など、挙げていくとキリがありません。他にもエモートなど細かいアクションまで入れると、相当な数です。
割り当てられるボタン数が多ければ多いにこしたことはありません。
努めてシンプルなデザイン
ロジクールG600tは、デザインも魅力的です。
全体的に、シンプルな見た目になっています。サイドボタンなどでゴテゴテとしているように見えるので、全体のデザインは努めてシンプルにしているのでしょう。ロゴもロジクールの他のゲーミングマウスに比べると、比較的小さめになっています。
光らせなければ、事務用としても使えそうな見た目です。
光らせれば、一気にゲーミングデバイスらしくなるのも魅力的。
用途によってライティングも変えれば、より使いやすいマウスになるでしょう。
DPIなどを細かく設定可能
ロジクールG600tは、ボタンの機能だけでなくさまざまな部分を設定することができます。
たとえば、DPIは200~8200までの間を50刻みで設定可能です。感度レベルは4つまで設定でき、減らすこともできます。
レポートレートは、以下から選択可能。
- 125
- 142
- 266
- 200
- 250
- 333
- 500
- 1000
もちろん、ライティング効果や色の設定もできます。RGBを搭載しているので、色は自由自在です。
ロジクールG600tの使用感をレビュー
ロジクールG600tは、カスタマイズ性が最も大きな魅力となっています。ただ、実際に使ってみると他にも良い点があることや不満点があることに気づくものです。そこで今度は、ロジクールG600tの使用感をレビューしていきます。
慣れれば良好なショートカットツールになる
ロジクールG600tは、慣れるまでは大変です。
ただ、慣れればとても良好なショートカットツールになります。
ゲームはもちろん、作業用にも使いやすいです。特に動画編集をする人は、たくさんのショートカットを駆使することもあるでしょう。それらをサイドボタンに設定しておけば、作業がとても快適になります。
特にクリエイティブな作業にぴったりです。
ゲームをより快適に楽しみたいという人だけでなく、作業をより効率化したいという人にもおすすめ。
カーソル飛びなどが無く操作感は良好
1万円以下のゲーミングマウスだと、たまにカーソル飛びを起こす製品があります。
ただ、ロジクールG600tはカーソル飛びが無く安定しています。全体的な操作感は良好です。もちろん、より高性能なマウスに比べれば劣る部分もあります。
たとえば、滑りにくく感じられたり、少し持ち上げてカーソルを動かすという操作が難しかったりです。
FPSなどにはおすすめできません。
センサー性能自体は良く、リフトオフレンジも問題ない長さがあるので、MMOや作業に使う分には快適そのものです。
G HUBによるボタンカスタマイズが可能
ロジクールG600tは、G HUBによるボタンカスタマイズが可能です。
G HUBは、ロジクールのゲーミングデバイスを一括で管理できるカスタマイズツールです。
このG HUBを使用することによって、ロジクール製品の設定情報を一元管理するとともに、マウス感度、ボタンの割り当て、ライティングなどを設定することが可能です。
ライティング効果は、GHUBを使った場合、以下の6種類です。
- オフ
- 固定
- サイクル
- ブリージング
- 画面サンプラー
- オーディオビジュアライザー
手が小さい人には少し不便
ロジクールG600tは、一般的なマウスよりも若干大きいです。大きすぎるということはありませんが、女性や手の小さい人だと少し不便に感じるかもしれません。
たとえば、サイドボタンを押そうとしたとき、力が入ってしまって薬指でGシフトキーを押してしまうことがあります。
持ち方を工夫すれば問題ありませんが、G600tはかぶせ持ち以外は少々苦労するので、手が小さい人は他のマウスを買ったほうが幸せになれるかもしれません。
とは言いつつ、これだけのボタンが装備されているマウスは限られていますので、ボタン数の多いマウスを購入したいのであれば、選択肢は多くありません。
ロジクールG600tはRPGプレイヤーとクリエイターにおすすめ!
ロジクールG600tは、向き不向きのあるマウスです。
ゲームではFPS・TPSには向かず、MMOやRPGには非常に向いています。ゲーム以外では、ショートカットを多用するクリエイティブな作業などにぴったりです。
向いている用途さえ把握しておけば、ロジクールG600tは良い相棒になります。
RPGプレイヤーやクリエイターは、買っても損はしないでしょう。