MENU

【レビュー】HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの良いところとイマイチな点を評価

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

今回は、Switch用コントローラーのHGワイヤレスバトルパッドターボProSWについて紹介していきます。

ゲームテックから販売されており、純正プロコンよりも非常に安く機能が充実しているのが特徴です。賛否両論あるコントローラーですが、どこが良くてどこがイマイチなのか、具体的に紹介していきます。

基本仕様や使ってみて感じた良い点・注意点などを総合的にレビューするので、ぜひご参考ください。

目次

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの仕様

まずは、HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの接続方法やボタンレイアウト、機能など基本的な仕様について紹介していきます。ボタンの押し心地や動かないときの対処法についても解説するので、参考にしていただけると幸いです。

基本仕様・接続方法

  • 接続方法:有線/無線
  • USB Type-C接続
  • 対応機種:Switch/Switch Lite/Switch有機ELモデル/Windows
  • PC接続時の方式:Directinput
  • バッテリー容量:約600mAh
  • 動作時間:約8時間
  • 充電時間:約3時間
  • 動作範囲:約8m
  • 加速度ジャイロセンサー搭載
  • NFC対応
  • ターボ機能あり
  • マクロ機能あり
  • サイズ:幅約157mm×高さ約110mm×厚さ約53.5mm
  • 重量:約220g

接続方法は、有線と無線の両方に対応しています。SwitchとのBluetooth接続は比較的安定しているため、無線での利用も安心です。

バッテリー容量は小さいですが、機能がたくさん詰め込まれているためか重量はそれなりにあります。それでも、純正プロコンよりは軽いです。

機能面はジャイロがあるためスプラトゥーンでも使えますし、非純正プロコンには珍しくNFCにも対応しています。非純正でNFC対応で安いコントローラーとなると、本機以外には選択肢があまりありません。

デザイン・レイアウト

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

デザインは、縁取りなどに個性がありますが、派手ではないので万人受けしそうな印象があります。全体的に黒とマットなグレーで統一されているため、持っていて目に入ったときに気が散ることが無いのが良いところです。

前面の矢印マークの部分は、LEDで光るようになっています。光の演出・輝度含めて気が散るほど派手ではないので、気になりません。

全体的に、矢印マークなどで個性を出しつつも無難なデザインです。

レイアウトもSwitchの純正プロコンとほぼ同じ。純正プロコンとの違いは、十字キーと右スティックとの間にホームボタンがあることやターボボタンなどの機能ボタンくらいです。ターボボタンなどは+−の下にあり、邪魔になりません。

ボタンの押し心地

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWのボタンの押し心地は、全体的に硬めです。

ポチポチと押した感覚がしっかり指に伝わります。押下圧が高い印象ですが、反発が強く連打しやすいです。

ただ、音も大きめ。

トリガーだけは純正プロコン同様に柔らかいですが、ほかのボタンは全体的に硬いです。

しかし、硬いから良い悪いということはありません。ボタンの押し心地に関しては、完全に好みです。硬めでしっかりとした反発が欲しい人には、合います。

動かないときの対処法

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWが正常に動かないときは、まず充電を確認してください。

バッテリー残量がすくなっているときは、接続が不安定になり動作が安定しないことがあります。そのうえ、バッテリー残量がかなり減った状態だと登録や接続自体ができません。まずは充電しましょう。

すぐ使いたい場合は、有線接続にすると動くことがあります。

それでも動かない場合は、電波の影響を受けにくい場所で接続しましょう。

コントローラーの登録を全て解除して再登録するのも、効果的です。

また、本体にはリセットボタンがあります。これを押すと接続が解除されるので、リセットボタンから本機の接続のみを解除して再登録するのもおすすめです。

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの良い点をレビュー

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの仕様・スペックについて、それぞれ簡単に解説してきました。今度は、HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの良い点について、簡単にかつ詳しくレビューしていきます。

純正プロコンより軽い

基本仕様でも触れましたが、本機は純正プロコンより軽いです。

Switch純正プロコンは、重量約246gとなっています。一方本機は約220gなので、約26g軽いです。

軽すぎるとかえって扱いにくくなるのですが、軽すぎるということもありません。絶妙に軽く扱いやすいうえに、持ち運びにも便利な重量感です。機能は満載ですが、バッテリーと振動機能の有無の違いがある分、純正より軽くなっているのかもしれません。

マクロの使い方の幅が拾い

本機は背面ボタンにマクロを登録して、複数ボタンを押す一連の流れやボタンの長押し・連打などを全てワンボタンで再現可能です。

マクロには長押し、短押し、単押し、同時押し、複数ボタンなどさまざまな動きを登録できます。そのうえ、ボタンを押すときの間隔は登録時に実際に押したときの間隔が記録されるので、非常に便利です。

この機能により、マクロを幅広い使い方ができるようになっています。間髪入れずにボタンを連続で押したいときにも、少し間隔を空けて押したいときにも使えるのが嬉しいところです。

しかも、マクロは本体だけで登録できます。

よく使うボタンが押しやすい位置にある

本機はよく使うボタンが押しやすい位置にあります。

基本的なボタン・スティック・十字キーの配置は、純正プロコンとほとんど変わりません。ボタンの間隔・左スティックから十字キーまでの距離なども、純正と遜色が無いのが魅力です。

非常に押しやすく、かといって押し間違えることがない位置と距離感になっています。−と+もSwitchだとよく使いますが、親指が届く範囲にあるので楽です。

スティックが滑りにくい

本機のスティックは、滑りにくくなっています。

スティックにくぼみと溝があり、くぼんでいる部分にも滑り止め加工がされているのが特徴です。多くのコントローラーのスティックは、溝に滑り止めがあるものの直接親指の腹が触れる部分には滑り止めがありません。

本機にはそこに滑り止めがあるので、どれだけy激しく動かしても滑らないのが良いところです。

ただ、珍しい仕様なので触り心地は少し違和感があります。

グリップがよくきいて使いやすい

本機のグリップ部の滑り止めは、レザーのような素材が使われています。通常はラバーにテクスチャ加工を施すことで滑り防止をしているのですが、本機は合皮のような触り心地。レザーのようなシワがあり、自然と滑り止めの役割を果たしてくれています。

親指の付け根でグリップされる感覚

レザーや合皮はそもそも滑りにくい素材なので、これは非常に良い試みです。見た目に高級感があるのも良いところ。

非純正には珍しくamiiboが読める

本機は、NFCを搭載しています。

NFCは、amiiboやamiiboカードを読み取るのに使う機能です。これを搭載する非純正のコントローラーは非常に珍しく、しかもそれが約4000円程度の価格で購入できるのが嬉しいところ。

amiiboが使いたい人は、一台持っておいても損はありません。

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWのイマイチな点・注意点

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWの良い点をレビューしてきました。ただ、実際には良い点もあればイマイチな点や注意しなければならない点もあります。そこで今度は、HGのワイヤレスバトルパッドターボPro SWのイマイチな点・注意点について紹介しましょう。

スティックの斜め入力がしにくい

本機は、スティックの斜め入力に難があります。

マップを走り回るときくらいは問題がありませんが、FPSのエイムなどの繊細な操作が要求される場面においては非常に使いにくいです。斜め入力が想像どおりに行われません。スティックの可動域の問題であり、硬さとはまた別の問題です。

普通のRPGなどでカメラ操作をしたりするのは問題ないので、FPSなどの精密操作を要求されるゲームをやらない場合は選びやすいでしょう。

奥のマクロボタンの押し方に癖がある

マクロボタンは背面に4つ搭載されています。手前側に2つ、奥に2つという配置です。

この配置自体は一般的ですが、本機は奥のマクロボタンに癖があります。

本機のマクロボタンは縦軸が無い十字キーのようなイメージで、2つのボタンが繋がっているタイプです。手前側は中指で自然に押せますが、奥側は指を押し上げるように押さなければなりません。

この押し方に癖があり、慣れるまでは非常に大変です。

バッテリー持ちが微妙

本機はバッテリー容量が小さく、バッテリーがあまり長持ちしません。

3時間の充電で最大8時間なので、効率が悪いように感じられます。平日であれば充電しながら仕事に行き、帰宅してから2日・3日は使えるのであまり気になりません。

ただ、休日に長時間ゲームをプレイする場合は途中でバッテリーが切れることがあります。

また、過充電が防止されているものの長時間充電ケーブルを挿しっぱなしにしていると、バッテリー寿命を縮めるので前述のような使い方をすれば壊れるのが早くなるので注意してください。

安い分耐久性に難がある

本機はさまざまな機能が付いて見た目のチープさもなく、4000円という安価な値段で販売されています。スティック操作には難があるものの、これだけ機能豊かなコントローラーを4000円で買えるのはお得です。

ただし、安い分耐久性には難があります。

数ヶ月使っていると壊れたという意見がAmazonレビューなどによく書かれており、故障報告が非常に多いです。もちろん使い方・使う頻度などによっても寿命は変わりますが、製品自体のそもそもの寿命がそこまで長くありません。

メインとして使うには、おすすめしにくいのがネックです。

まとめ|RPG・2Dアクションに使いやすい! サブ機に最適

HGワイヤレスバトルパッドターボProSWは、良いところもイマイチなところも非常に多いです。人によっては、イマイチな部分が大きすぎるように感じられることもあるでしょう。

ただ、4000円でマクロが自由に組めるうえにamiiboを読み取れて、それなりのクオリティのコントローラーが手に入るのはお得です。耐久性に難があるものの、サブ機程度に使うのであれば十分元が取れる程度には使えます。

メインとしては純正プロコンのほうが良いですが、サブ機としては非常に優秀です。

競技性があまりないゲームに使うサブ機として、導入を考えてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次