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【レビュー】Switch純正プロコンを解説|使用感・ジョイコンとの比較も

Switch 純正プロコン

Switchのジョイコンで遊ぶのも楽しいのですが、ゲームによって合う合わないがあるのがネックです。本格的なアクションゲームやFPSであるほど、使いづらさを感じることがあります。反面、ジョイコンの機能を生かしたゲームはジョイコンのほうが楽しいです。

今回は、そんなSwitch純正プロコンの使用感などについてレビューしていきます。

目次

Switch純正プロコンの仕様

まずは、Switch純正プロコンの仕様について紹介します。純正プロコンの基本仕様、デザイン・レイアウト、ジョイコンとの違いについても解説するのでぜひご参考ください。

基本仕様

  • 接続:有線/無線
  • サイズ:縦106mm×横152mm×厚さ60mm
  • 重量:約246g
  • 通信:Bluetooth3.0
  • NFC:搭載
  • センサー:加速度センサー/ジャイロセンサー搭載
  • 振動:HD振動搭載
  • USB端子:Type-C
  • バッテリー容量:1300mAh
  • バッテリー持続時間:約40時間
  • 充電時間:約6時間

有線・無線両方対応で、USB Type-Cなのが地味に嬉しいポイントです。ゲームによって有線と無線とを使い分ける人もいますが、快適に使い分けられます。PCで接続するにもType-CだとPCまわりに既に接続しているケーブルを使い回せられるので、良いところです。

さらに、Switchのジョイコンと同等の機能がしっかり搭載されています。

ジャイロ、HD振動、NFCによるamiiboの認識が全て搭載。サードパーティ製のプロコンだと、どれかが欠けていることが多いです。ここは純正の特権ですね。

そして、バッテリーが40時間も続くのが良いところ。ワイヤレスゲームコントローラーのなかでは、持続時間が非常に長いです。

デザイン・レイアウト

Switch 純正プロコン

Switch純正プロコンの本体のデザイン自体は、落ち着いている印象です。変わった部分がありませんが、個性はカラーリングで付けています。グレーを基本としていますが、ジョイコンと同様にさまざまなカラーバリエーションがあるのが魅力です。

色によって印象が大きく異なります。基本デザインがシンプルだからこそ、スプラトゥーンモデルのようなカラーリングも映えるのでしょう。

ボタンのレイアウトは、任天堂のコントローラーとしてスタンダードなレイアウトです。Xboxと似たような配置で、ABXYボタンがあります。プラスマイナスボタンはこれまでの任天堂の機器同様に中央にまとまって配置されており、真ん中にスクショボタンがあるという構成です。

押し間違いがない位置なので、快適に使えます。

ジョイコンとプロコンの違い

ジョイコンとSwitch純正プロコンとでは、さまざまな部分が異なります。

まず、バッテリー持続時間です。プロコンは6時間の充電で、40時間使えます。

一方ジョイコンは20時間の持続時間です。これでも十分長めなのですが、プロコンはその2倍になっています。

続いて重量ですが、ジョイコンが197gなのに対し、プロコンは245gです。50g近く増量していますね。

ジョイコンは軽く薄いのが特徴です。

サイズ感の違いによって、手のフィット感も変わります。ジョイコンは一つのコントローラーとして持ったとき、成人済み男性の手だと少し窮屈です。プロコンは少し余裕があり、持ちやすくなっています。

これにより、ジョイコンよりプロコンのほうがジョイコンが押しやすいのも特徴です。

Switch純正プロコンの良い点をレビュー

これまで、Switch純正プロコンの仕様やレイアウト、ジョイコンとの違いについて解説してきました。ジョイコンに比べて良い点が多数ありますが、それだけではありません。そこで今度は、Switch純正プロコンの良かった点についてレビューしていきます。

ジョイコンより圧倒的に握りやすい

ジョイコンとの違いでも少し触れましたが、純正プロコンはジョイコンより圧倒的に握りやすいです。

ジョイコンは小さいうえに薄いので、成人済み男性の手では窮屈。そのうえ薄さがグリップ感を薄くしており、握ったときに絶妙な違和感を抱きます。ちょっとしたRPG程度であれば問題はありませんが、スマブラなどのアクションゲームをプレイすると明らかに使いにくいです。

ついつい力が入るようなゲームには不便。

プロコンは厚みがあるうえに、グリップ部が長めに作られています。これによってしっかりと手で包み込むように持ったり、握ったりしやすいのが魅力です。

良い意味で重みがあって扱いやすい

純正プロコンはジョイコンよりも結構重いです。これをネガティブポイントと捉える人もいますが、良い意味で重いという印象もあります。

コントローラーは、軽すぎても使いにくいです。手に持っているという感覚が希薄になり、操作感が損なわれます。

Switch純正プロコンの重量も、ゲームコントローラー全体で見れば重すぎるわけではありません。むしろ一般的な重量感です。PCゲームでゲームパッドに慣れている人や、ほかのゲーム機も楽しんでいる人はプロコンのほうが使いやすいと感じる可能性が高くなります。

ボタンの押しやすさがジョイコンと段違い

Switch純正プロコンは、ボタンが非常に押しやすいです。

ボタンには適度なポチポチとした感触があり、それでいて力をあまり入れずに押せるようになっています。各ボタンの間隔もジョイコンより空いているため、誤爆もしにくいです。

特にジョイコンだと、十字キーを誤爆することがよくあります。プロコンではスティックと十字キーが離れており、スティック操作時に十字キーに手のひらが当たらないようになっているため、操作がしやすいです。

全体的に押すのが楽なうえに誤爆がなく、押し心地もしっかりしているので高クオリティ。ジョイコンと比べてももちろん、サードパーティ製の安いプロコンと比べてもコントローラーとしての出来が良いです。

スリープ解除がお手軽にできる

Switchは、設定にもよりますがしばらく放置してるとスリープモードになります。完全に電源を落とさず消費電力を抑えながらゲームを中断できるので、非常に便利です。なかには、基本的にずっとスリープにしてるという人もいます。

スリープモードの解除ですが、純正プロコンはホームボタンひとつで手軽にできるのが良い点です。サードパーティ製のプロコンだと、コントローラーで気軽に解除できなかったりします。ここは純正の特権ですね。

カスタマイズしやすい

Switch純正プロコンは、カスタマイズがしやすいです。

ソフトウェアカスタマイズはできませんが、ハードウェアをカスタマイズできるオプション品が豊富にあります。たとえば滑り止め性能をアップさせるラバーグリップや、スティックに付けるコントロールフリークまで幅が広いです。

スティックにコントロールフリークを取り付けてエイム精度を高める
トリガーにラバー製のシールを取り付けてグリップ力を高める

純正でなくとも、この手のライセンス品がたくさんあります。Switch専用ではなくても、Switch対応可能な製品が多いのも良いところ。Switchはシェア率が高いゲームハードなので、このようなオプションパーツが作られやすいです。

無償修理可能な保証が1年つく

Switch純正プロコンには、1年間の製品保証が付きます。

保証の内容に、無償修理対応が含まれているのが嬉しいところです。任天堂は長年修理対応の評判が良く、故障した旨を伝えるとすぐに対応してくれます。修理後の不具合再発事例も決して多くはありません。

評価の高い修理保証が1年あるので、安心して使えます。

充電しながらでも遊べる

Switch純正プロコンは、パススルー充電に対応しています。

充電しながらでも使えるので、非常に便利です。充電が少なくなればケーブルを繋いで充電しつつ、プレイ続行できます。そもそもバッテリー持続時間が最大40時間と長いうえに充電しながらでも使えるので、実質的に充電の心配は不要です。

ストレスフリーに使えます。

Switch純正プロコンのイマイチな点・注意点をレビュー

ここまで、Switch純正プロコンの良かった点についてレビューしてきました。シンプルでありながら魅力が非常に多いコントローラーですが、もちろんイマイチな点や注意点もあります。今度は、そんなSwitch純正プロコンのマイナス点についてレビューしましょう。

変わった機能などはない

Switch純正プロコンには、Switchの純正コントローラーとして必要な機能が全て備わっています。

ただし、変わった機能などはありません。

昨今のプロコンと言えば、背面ボタンが付いていたりソフトウェアによるリマッピングが可能だったりと何か機能を付けている製品が多いです。ほかにも、変わった機能をそれぞれのメーカーが付けています。

サードパーティ製はもちろん、純正にもそのような波がきている状況です。

そのなかで機能がシンプルなSwitch純正プロコンは、人によっては面白みに欠けてしまうかもしれません。

PCでは使わない機能が多い

Switch純正プロコンはSwitchで使うことを前提に作られているので当然といえば当然ですが、PCで使う場合は要らない機能が多いです。たとえばHD振動も役立てにくいですし、ジャイロなども同様。NFCに至っては、PCゲームでは使う機会が全くありません。

PCで使えるプロコンとして考えたときに、使わない機能がたくさん入っているためコスパが悪いように感じてしまいます。

Switchを持っておらず完全にPC用として購入するのであれば、ほかのコントローラーのほうがおすすめです。

少し値段が高い

Switch純正プロコンは、値段が少し高いです。

通常モデルの希望小売価格は税込7678円となっています。ゲームのコントローラーとしては高いです。もっとも、昨今は純正プロコンはだいたいこれくらいの値段がするのが当たり前になってきているので、他社のコンシューマー機と比べて高いわけではありません。

それでも、サードパーティ製ならば3000円からさまざまな価格帯の製品があるので、少しハードルが高いです。

そのうえ、高騰するときもあります。たとえば2022年10月現時点で、Amazonで1万円になっており非常に高いです。楽天市場でも同様に高騰が見られます。

Switch純正プロコンに関するよくある質問

ここまで、Switch純正プロコンの良い点とイマイチな点・注意点についてレビューしてきました。最後に、Switch純正プロコンに関するよくある質問に答えていきます。純正プロコンが壊れやすいのかどうか、品薄になる理由、最安値はどこかについて解説するのでぜひご参考ください。

Switch純正プロコンが壊れやすいって本当?

Switch純正プロコンをAmazonで見ると、低評価が相当数付いています。内容を見ると壊れやすいという意見が多いです。SNSでも同様の意見が見られます。

ただ、全体としては「すぐ壊れた」という人は少数です。1年以上使っていて壊れないケースも多いので、個体差があるものと考えられます。

Switch純正プロコンが全体的に壊れやすいのではなく、壊れやすい個体があるということです。

合わせて、激しいコントロール操作を必要とするゲームがメインだと、壊れやすくなってしまうことは否めません。

売ってないけど品薄?理由は?

2022年10月現在、Switch純正プロコンはたしかに品薄です。これまで何度も、Switch純正プロコンは品薄になっていました。

理由はコロナであったり、半導体不足であったりさまざまです。2022年4月頃から手に入りにくくなっていましたが、その原因が半導体不足。

ただ、10月現在までずっと品薄で値段も高騰しているのは、転売屋の買い占め行為も影響していると考えられます。入手性が低くなると転売屋は商材にしたがるので、転売屋が各店をまわって大量に購入し、値段を上げて少しずつ売りさばいているという状況です。

Amazonや楽天で値段が高騰しているのも、そのため。

半導体不足が解消されて安定供給されれば転売屋も自然といなくなるので、買いやすくなります。

しかし、まだ品薄は続きそうです。

Switch純正プロコンはどこが最安値?

Amazonは値段高騰の影響をもろに受けます。安いときは定価よりも安くなるのですが、2022年10月現時点ではAmazonは非常に値段が高いです。

楽天も同様に、値段を釣り上げている店舗を多く見かけます。

現在購入するならば、ビッグカメラなどの家電量販店やゲームショップが安いです。希望小売価格より少し安い価格で購入できるうえに、比較的供給量が多い傾向があるのでおすすめ。特にビッグカメラやヨドバシは通販もしているので、比較的買いやすいです。

まとめ|Switchユーザー必携なプロコン!

Switch純正プロコンは、PC専用として購入するには難点があります。

ただ、Nintendo Switchの純正プロコンとしては非常に出来が良いです。ジョイコンだけでプレイするよりも、さまざまなゲームを圧倒的に快適に遊べるようになります。ボタンが押しやすく握りやすいだけでも、ゲーム体験は大きく変わるものです。

そのうえバッテリーの心配が要りません。使わない機能もありますが、PCでも使用可能。

Switchユーザーは必携のコントローラーです。

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