ゲーミングモニターのサイズの選び方とおすすめ商品を紹介|サイズの比較解説も

SwitchやPS5などの家庭用ゲーム機は、テレビでプレイする人も少なくありません。

ただ、PCゲーム同様にゲーミングモニターでプレイする人も増えてきています。PCゲーマー人口も増加傾向にあり、ゲーミングモニターの導入を考えている人も多いのではないでしょうか。

ゲーミングモニター選びで気になるのは、サイズ。

サイズに関しては好みや用途によるところが大きく、選ぶのが難しいです。

そこで今回は、最適なゲーミングモニターのサイズを知るための選び方と、おすすめモニターについて紹介していきます。

目次

ゲーミングモニターのサイズを比較解説!最適なサイズは?

ゲーミングモニターのサイズは、24インチ~27インチ前後が一般的なサイズです。大きいサイズだと、30インチ以上のものもあります。まずは、ゲーミングモニターの各サイズを比較しながら、それぞれどのような特徴があるのかについて簡単に解説しましょう。

24インチは程よく無難なサイズ

24インチは、ゲーミングモニターに限らず、PCモニターで最も広く普及しているサイズです。

普及率が高いのは、それほど無難である証。24インチは小さいと感じることもなく、大きいと感じることもない程よいサイズ感なのが魅力です。特別な迫力は得られませんが、置き場所を選ばないという利点があります。

さらに、製品の選択肢も豊富です。価格も1万円台から選べます。

27インチは迫力と快適性を両立したい方におすすめ

27インチは、24インチの次によく使われるサイズです。

サイズ感としては、大きすぎず迫力が得られる程度となっています。大きすぎて置き場所がないということには、なかなかなりません。小さめのデスクでも、モニターアームを使えば簡単に設置できます。

そのうえ大きな画面による迫力は24インチより数段上なので、実用性とのバランスが良いです。

30インチ以上は非常に大きく4K向け

30インチ以上になると、非常に大きく感じられます。その分、ゲームの迫力は圧倒的です。モンハンなどの3Dアクションゲームや、画面演出が豊富なRPGなどにより没入して楽しめます。

ただし、非常に大きいので置き場所を選ぶのが難点です。狭いデスクだと、まず置けません。

モニターアームを使って無理やり設置したとしても、画面の端が見づらくなることが多いです。

さらに、大きすぎて一般的な距離感で座ると、視界がモニターで埋まります。デスクから離れて座る場合は問題ありませんが、デスクと近い距離感で作業や普段使いとも兼用したいという方には向きません。

ゲームを4Kで楽しみたい人とか、美しい大画面で映画鑑賞とかしたい人に向いています。

ゲーミングモニターの最適なサイズとは?

ここまで解説してきたように、ゲーミングモニターのサイズはどれも一長一短です。

24インチは無難ではあるものの、ほかのサイズと比べれば迫力には欠けてしまいます。解像度もフルHDしか選択肢がないような状態なので、高解像度モニターが欲しい方には不向きなのがデメリットです。

ただ、フルHDでほどほどのサイズ感のモニターが欲しい方や、狭いデスクで使いたいという方には最適なサイズだと言えます。

27インチは画面の大きさによる迫力と、置き場所に困りにくい実用性の高さの両立が魅力です。解像度もフルHDとWQHDの両方が視野に入れられます。

欠点という欠点はあまりありませんが、強いて言えば、人によっては狭いデスクで運用する際に窮屈さを感じる可能性があるのがデメリットです。

ただ、ゲーム用モニターとしての迫力と作業用・普段使い用としての実用性の両方を兼ね備えたモニターが欲しい方には、最適なサイズだと言えます。

30インチ以上に関しては、4Kでプレイしたい方には最適ですが、それ以外の方にはあまりおすすめできません。

ゲーミングモニターのサイズの選び方

ゲーミングモニターのサイズは、人によって最適なサイズが異なります。自分にとってどのサイズが最適なのかは、選ぶ際のポイントを見て判断するしかありません。そこで今度は、ゲーミングモニターのサイズの選び方・選ぶ際のチェックポイントについて解説していきます。

解像度との兼ね合いで選ぶ

ゲーミングモニターのサイズは、求める解像度によってある程度決まります。

解像度というのは、画面に表示される情報量の大きさを示すものです。具体的に言えば、画面内のドットの数を示す数値のこと。解像度が高くなるほど、画面内にたくさんのドットが並ぶということになります。

ただし、高解像度を小さなモニターで表示させると、文字やアイコンが小さく見えるので注意が必要です。小さな画面に対してドットの数が多くなり、密度が高くなるので自然と小さくなります。

ゲーミングモニターのサイズが解像度によって決まるのは、そのためです。

快適なサイズと解像度との組み合わせは、以下の通り。

  • フルHD:24インチ以上
  • WQHD:27インチ前後
  • 4K:30インチ以上

置き場所で選ぶ

140cm PCデスクに24インチクラスのモニターを2枚設置した状態
同じく140cm PCデスクに32インチクラスのモニターを2枚設置した状態

ゲーミングモニターのサイズを選ぶ際は、置き場所も重要です。

PCデスクのサイズで標準的なのは、横幅120㎝だとされています。この大きさであれば、24インチモニターなら2枚は付属スタンドでも置けるサイズです。27インチモニターならば、1枚でもちょうどいいサイズ感になります。

横幅100㎝前後の小さめのデスクの場合、24インチモニターが最適です。モニターを中心に置いた際に、左右に程よい余白が生まれます。ここにPCスピーカーを置くなど工夫ができるので、おすすめです。

小さめのデスクでもモニターアームを使えば、27インチまでは置けます。若干窮屈さはあるものの、選択肢から除外するほどではありません。

リビングに置くということであれば、30インチ以上も視野に入れられます。リビングのテレビ感覚でモニターを置く場合は、距離をあまり気にしなくても良いのがポイントです。大きなモニターで少し離れてゲームを楽しむことができます。

また、奥行きも重要です。

55cm〜60cmの奥行きのあるデスクであれば、24〜27インチクラスであれば余裕を持って画面を見ることができます。

30インチ以上のモニターだと、60cmの奥行きでも近すぎるように感じますので、デスクを手前にズラして奥行きを取るなどの配慮が必要になります。

使い方で選ぶ

ゲーミングモニターの用途によっても、選ぶべきサイズはある程度絞られます。

たとえば作業用・普段使い用としては使わず、少し離れてゲームのみを楽しむためのモニターとして購入するなら30インチ以上もおすすめです。

ただし、PCデスクに座って作業をしたり普段使いをしたりする用途があるなら、最大でも27インチが限度といったところ。これ以上大きくなると、近くで見る場合の視認性が著しく低下します。

さらに、ゲームの迫力を重視しつつ作業の快適性も重視するなら、27インチが最適です。モニター1枚だけでも、十分な迫力と作業用スペースが手に入ります。

ゲームにおいて迫力よりも、快適性や競技性・実用性を重視するなら、24インチで問題ありません。

ゲーミングモニターの大きいサイズのメリットとデメリット

ゲーミングモニターのサイズは、大きければ大きいほど良いという考え方もあります。実際に大きいほうが迫力があるし良いのではないか、と考える人も多いです。そこで今度は、ゲーミングモニターの大きいサイズのメリットとデメリットについて簡単に紹介します。

大きいサイズのメリット

  • 大迫力でゲームが楽しめる
  • 4Kなどの高解像度も視野に入れられる
  • 作業には使えなくはない

ゲーミングモニターの大きなサイズ最大のメリットは、迫力です。24インチなどの一般的なサイズのモニターでは体感できない迫力があり、ゲームの映像をより楽しめるようになります。

さらに、サイズが大きければ4Kも視野に入れられるのが良いところです。4Kモニターが欲しい場合は、自然と大きなサイズを選ぶことになります。

また、作業には使えなくはありません。

たとえば単純な30インチモニターではなく、ウルトラワイドモニターなどの横幅が広いモニターを作業に使う人は大勢います。

ウルトラワイドモニターは湾曲している製品が多いので、視認性も悪くはありません。

ウルトラワイドモニターや湾曲モニター限定で、作業でも使いやすくなります。

大きいサイズのデメリット

  • 置き場所を選ぶ
  • インテリア/レイアウトの自由度が低い
  • 一般的な大きいモニターは作業に若干不向き

大きいサイズ最大のデメリットは、置き場所を選ぶことです。リビングなど広いスペースに置くなら良いですが、一人暮らしの1Kの部屋などに置くには大きすぎます。置けるスペースがあるにしても、置く場所が限定されるのがデメリットです。

そのうえ、自然とインテリアやレイアウトの自由度も低くなります。置けるスペースが限られているだけでなく、置き方も限られているためです。たとえば横幅が大きくなるので、縦置きなどはしにくくなります。

デュアルモニターにしたくなったときも、なかなか組み込めません。

そして、湾曲しているウルトラワイドモニターなどではない一般的な大きいモニターは、作業用には不向きです。画面の端から端までが視界に入らなかったり、視界いっぱいにモニターの画面が広がったりして疲れやすくなります。

ゲーミングモニターのサイズ別おすすめモデル3選!

ここまで、ゲーミングモニターのサイズの選び方やメリット・デメリットなどについて、紹介してきました。ここで、主要なサイズ別のおすすめゲーミングモニターを合計3つ紹介します。

24インチ:JAPANNEXT JN-245VG240FLFHDR

  • モニターサイズ:24.5インチ
  • 解像度:フルHD
  • 最大リフレッシュレート:240Hz
  • 応答速度:1ms(MPRT)、5ms(GtoG)
  • パネル:VA
  • 表面処理:非光沢
  • コントラスト比:3000:1
  • 表示色;10.7億色 sRGB100%
  • HDR10対応
  • フリッカーフリー対応
  • FreeSync対応
  • ブルーライト軽減モード対応
  • ゲーミングモード対応
  • VESAマウント対応
  • チルト機能対応

本機は、最も無難かつ扱いやすい24インチのVAモニターです。

VAモニターは、色が良いのが特徴となっています。一般的なIPSパネルはコントラスト比が1000:1なのに対し、本機は3000:1と非常に高いです。色のコントラストがはっきりし、映像がより見やすくなります。

そのうえsRGB100%で、表示色が10.7億色と色を正確に表現できるのが魅力です。サイズが大きくなくても、迫力のある綺麗な映像が楽しめます。

さらに、最大リフレッシュレートが240Hzと高いので、200fps以上でゲームをプレイしたい方にもおすすめです。

28インチ:JAPANNEXT GX28(JN-280IPS144UHDR-C65W)

  • モニターサイズ:28インチ
  • 解像度:最大4K
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 応答速度:1ms
  • パネル:IPS
  • 表面処理:非光沢
  • コントラスト比:1000:1
  • HDR10対応
  • フリッカーフリー対応
  • FreeSync対応
  • ブルーライト軽減モード対応
  • ゲーミングモード対応
  • VESAマウント対応
  • チルト機能対応

28インチで、最大4Kまでに対応したモニターです。

これ以上小さくなると、ゲーム内のアイコンや文字が見えにくくなるだろうというサイズ感です。多少小さくは見えるものの、小さくなりすぎず程よく見えます。

多少面倒ではありますが、4K対応ゲームのときは4Kで使い、普段使いや作業時はフルHDやWQHDで使うなどの運用も可能です。もちろん、ゲーム用として割り切って使うのもおすすめなモニターになっています。

また、各種ゲーム向け機能が揃っているのも魅力のひとつです。

32インチ:JAPANNEXT JN-315IPS144UHDR

  • モニターサイズ:32インチ
  • 解像度:最大4K
  • 最大リフレッシュレート:144Hz
  • 応答速度:1ms
  • パネル:IPS
  • 表面処理:非光沢
  • コントラスト比:1000:1
  • 表示色:10.7億色
  • HDR10対応
  • フリッカーフリー対応
  • FreeSync対応
  • ブルーライト軽減モード対応
  • ゲーミングモード対応
  • VESAマウント対応
  • チルト機能、高さ調整、スイベル対応

32インチの大きい4Kゲーミングモニターです。サイズは大きいですが、4Kで使うのには最も最適なサイズ感になっています。常に4Kにしていても文字が小さくて見にくいなど、不便なところは特にありません。

さらに、4Kで最大リフレッシュレート144Hzに対応しているのも魅力的。解像度が高いと最大リフレッシュレートも低くなりがちですが、144HzもあればFPSなどでも十分使えます。ゲーミングモニターとしての弱点は、ほとんどありません。

置き場所さえあれば、おすすめのゲーミングモニターです。

最適なサイズのゲーミングモニターでプレイしよう!

ゲーミングモニターのサイズ選びは、悩ましいポイント。大きなサイズがいいのか、それとも控えめなほうが実用的なのか考え始めるとキリがありません。

ただ、選び方さえわかっていれば、それに照らし合わせるだけで自然と選択肢が狭まります。サイズ選びに迷った場合は、解像度・置き場所・用途の3つから考えて、自分に最適なサイズを見つけましょう。

ゲーミングモニターは、適したサイズであればゲームも作業もより快適になります。

自分にとって最適なサイズのゲーミングモニターで、より楽しいゲームライフを送りましょう!

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