JAPANNEXTが販売している120Hz対応のゲーミングモニター、JN-27iB120Q-H-C6。
IPS Black液晶を採用し、コントラストがハッキリとしているのが特徴のモニターです。映像が美しく見えるため、映像視聴やゲームなどに向いています。
ほかにも、魅力や向いている用途などが多いモニターです。
そこで本記事では、JN-27iB120Q-H-C6の良いところと気になる点についてレビューしていきます。
JN-27iB120Q-H-C6の基本仕様
まずは、JN-27iB120Q-H-C6の基本仕様について解説します。スペックや外観、付属品などについてそれぞれ簡単に解説していくので、本機の概要が気になる方はぜひご参考ください。
スペック
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- パネル:IPS BLACK
- サイズ:27インチ
- 最大リフレッシュレート:120Hz
- 応答速度:MPRT 1ms
- 視野角:H:178°/V:178°
- コントラスト比:2000:1
- 表示色:10.7億色sRGB100%/DCI-P3 98%
- FreeSync:対応
- フリッカーフリー:対応
- ブルーライト軽減モード搭載
- HDR10対応
以上が、JN-27iB120Q-H-C6のスペックです。
解像度は、WQHD。フルHDと比べて、画面の表示領域が横に広くなっているのが特徴の解像度です。横に広いため、動画編集ソフトなどタイムラインが横に伸びるソフトなどを使うのが、便利になります。もちろん、フルHDと比べて表示ドット数が多いため、画質が綺麗なのも魅力です。
画面のサイズも、27インチとWQHDモニターでは一般的なサイズ。アイコンや文字が小さく表示されることもなく、かといって大きすぎることもありません。最も使いやすい形です。
ほかにも、色性能の高さなどがスペック的な特徴となっています。
外観
JN-27iB120Q-H-C6の外観は、非常にシンプルです。
4辺フレームレスデザインを採用しており、上下左右の全てのベゼルが非常に狭いのが特徴。
ベゼルが無いと言えるほどに狭く、27インチの画面サイズがより大きく見えます。
モニターの大きさいっぱいに映像が表示されるため、映像への没入感が高いのがよいところです。
さらに、複数モニターを連結させる際にもベゼルが非常に狭いため、シームレスに繋げられます。
また、デザイン面ではフロントにメーカーロゴなどが無いのがよいところです。
裏面も、落ち着いたデザインになっており、さまざまな環境に適応させられます。
付属品
- 本体
- HDMIケーブル
- Type-Cケーブル
- USBケーブル
- 電源ケーブル
- マニュアル
- VESA用スペーサー
- 保証書
以上が、JN-27iB120Q-H-C6の付属品です。
HDMIケーブルとType-Cケーブルが付属するため、届いてすぐにゲーミングPCやノートパソコン、ゲーム機などと接続できます。USBケーブルまで付いてくるのも、特徴的です。HDMIケーブルも別売りとなっているモニターも少なくないなかで、ケーブル類の付属品が充実しています。
さらに、付属スタンドが優秀な点も本機の魅力のひとつとなっています。
本機の付属スタンドは各種調整が可能です。
モニターの高さや向きの調整も、回転させて縦モニターにするのも自由自在です。
モニターアームほどとはいかないものの、付属品としては優秀です。
JN-27iB120Q-H-C6の良いところをレビュー
JN-27iB120Q-H-C6の基本仕様について、解説してきました。今度は、JN-27iB120Q-H-C6の良いところについてレビューしていきます。本機にどんな魅力や特徴があるのか詳しく知りたい方は、ぜひご参考ください。
黒が美しいくっきりしたコントラスト
JN-27iB120Q-H-C6は、IPS BLACKパネルを採用しています。
IPS BLACKは、黒をより黒く表現できるパネルです。コントラスト比が2000:1と、一般的なIPSパネルよりも高くなっています。コントラストがハッキリするため、映像が綺麗に見えるのがよいところです。
さらに、映像トーンが暗めのゲームが鮮明に見えるという特徴もあります。
トーンが暗めのダークファンタジー系の作品などが、遊びやすくなるのが魅力的です。
色性能が優秀で作業にも使いやすい
JN-27iB120Q-H-C6は、色性能が非常に優秀です。
これも、IPS BLACKパネルの特徴のひとつとなっています。表示色が10.7億色もあり、sRGBが100%なのが特徴的。これは、sRGBという規格で定められている色の範囲の全てを表現できるということです。
そのうえ、sRGBよりも少し厳しい規格であるDCI-P3も98%と非常に高くなっています。
色を正確に表現できるため、イラスト制作や画像編集などに最適です。もちろん、ゲームにおいても映像表現をより楽しめるという利点があります。
WQHDで120Hzという使いやすい性能
JN-27iB120Q-H-C6は、WQHD解像度で120Hzというリフレッシュレートのモニターです。
リフレッシュレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。PC側では、フレームレートと呼びます。この二つは、対応していなければなりません。120fpsを出せるPCを使っていたとしても、モニターが60Hzまでにしか対応していなければ、60fpsの映像にしかならないということです。
WQHDの解像度で144fpsや200fps以上が出せるPCとなると、モデルは限られます。RTX 4070 Tiなどの高性能GPUを搭載していなければ、厳しいです。
一方、WQHDで120fps程度であれば、RTX 4060 Tiなどのミドルクラスも選択肢に入ります。高性能ではあるものの、比較的扱いやすいのが魅力です。
PS5との120Hz接続にも対応
JN-27iB120Q-H-C6は、PS5とのWQHD(1440p)120Hz接続にも対応しています。
PS5は性能が高く、最大120fpsまで出せるのが特徴です。ほかのゲーム機では、60fps程度が一般的。そのなかで比較的高フレームレートを出せるうえに、高解像度にもできるのがPS5のひとつの売りになっています。
ただ、PS5との120Hz接続に対応しているモニターは、意外と多くありません。そのなかで、PS5との120Hz接続に対応しているのは、本機の利点だと言えます。
KVM機能など便利機能が多い
本機には、さまざまな便利機能が搭載されています。
たとえば、KVM機能です。
これは、2台のパソコンをモニターで切り替えて使える機能のこと。1台のキーボードとマウスで、2台のパソコンを操作できるのが魅力です。キーボードとマウスはどちらか一方のPCにのみ接続されますが、切り替えることで擬似的に複数台に接続しているような感覚で使えます。
さらに、USB Type-Cでの最大65W給電にも対応。電源ケーブルを使わずに、ノートパソコンなどとの接続ができます。
このような便利機能が搭載されているのも、JN-27iB120Q-H-C6の魅力のひとつです。
JN-27iB120Q-H-C6の気になる点をレビュー
ここまで、JN-27iB120Q-H-C6の良いところについてレビューしてきました。もちろん、良いところもあれば少し気になる点もあります。そこで今度は、JN-27iB120Q-H-C6の気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
仕事で使う場合は情報伝達に注意
JN-27iB120Q-H-C6を仕事で使う場合には、情報伝達に注意しましょう。
色性能が特別高く、コントラスト比が一般的なモニターより高いため、ほかのモニターを使っている方との情報伝達に齟齬が生まれる可能性があります。
自分が思っている色で相手のモニターに表示されず、意図が伝わらないことがあるため、どのような環境で作っているのかなどを相手方にあらかじめ伝えておくのが得策です。
制作自体にはいい影響を与えますが、情報伝達という面においては少し面倒なことがあるため注意しましょう。
スピーカーはあくまでもおまけ程度
JN-27iB120Q-H-C6にはスピーカーも搭載されていますが、あくまでもおまけ程度です。
2Wのスピーカーが2基搭載されていますが、出力が低いため、音量が小さめになります。音量を常に大きくしていなければ、適切な音で聞こえない可能性が高いです。音質についても、満足のいくレベルとは言えません。
そのため、あくまでおまけ程度に捉えておくことをおすすめします。
安い外付けスピーカーやイヤホン・ヘッドホンなどでも、内蔵スピーカーよりは使いやすいです。
JN-27iB120Q-H-C6はこんな方におすすめ!
- 映像が綺麗なモニターが欲しい方
- イラスト制作などに使いたい方
- ダーク系のゲームや映像を好む方
- 高性能なWQHDモニターが欲しい方
JN-27iB120Q-H-C6は、以上のような方々におすすめです。
IPS BLACKとスペックに魅力を感じるかどうかで、本機がおすすめかどうか変わります。IPS BLACKのコントラストの高さによる映像美や色性能の高さに大きな魅力を感じる場合は、非常におすすめです。それだけでなく、高性能なWQHDモニターが欲しい方にももちろん、おすすめ。
その両方に魅力を感じる方、性能を活かせる環境を持っている方には特におすすめです。
JN-27iB120Q-H-C6まとめ
本記事では、JN-27iB120Q-H-C6の良いところと気になる点について、レビューしてきました。
本機は、IPS BLACKを採用しているのが最も大きな特徴です。黒いところが見えやすくなったり、コントラストがハッキリしたりするのがよいところ。反面、色性能が高すぎるため仕事で使う際には情報伝達に気をつけなければならないのが、面倒なところです。
この特徴や性能が自分に合うかどうかをしっかり考えて、購入するか検討しましょう。