ロジクールのゲーミングマウスG300Sを紹介します。G300Sの特徴を先に記載すると下記の特徴があります。
- 左右対称の形状で右利きだけでなく左利きで左手でマウスを持ちたい方にも使える
- 9個のプログラム可能なボタンが配置されており、マウス一つでさまざまな操作が可能
- カーソルの動きの速度は250〜2,500DPIまでの調整が可能
- 1/1000秒のポートレートによりスムーズなレスポンスが実現
- 定価3,300円(税込)とゲーミングマウスの中では安い!
値段が安いのに機能性が高いことで人気のあるマウスで、レビューを見ていても高い評価や口コミが見受けられます。
もちろん使いづらいと感じるポイントもありますので、メリット・デメリットを含め実際に使用した感想・評価をお伝えします。
ロジクールG300Sレビュー
それではG300Sについて一通りレビューしていきます。
基本スペック
G300SはUSBタイプの有線ゲーミングマウス。
左右対称で左利きでも使えるデザイン、250〜2500までのDPIに対応、9個のプログラム可能なボタン、1MSのレポートレートに合わせて、1,000万回のクリックと250kmの使用という厳しい製品テストを突破した高耐久の設計がなされており酷使する環境でも安心して使えるマウスです。
基本性能の高さを備えつつ、3,300円というゲーミングマウスではとても安価な価格帯で、発売以来売れ筋のマウスとなっています。
- 縦・横・高さ:115mm × 72mm × 37mm
- 重量:82g(マウスのみ)
- ケーブル長:2.10m
- 解像度 : 250~2,500DPI
- 最大加速:>20G2
- 最大スピード:>150IPS
- 対応OS:Windows7,8,10、macOS、Chrome OS
- 保証:2年間無償保証
- 定価:3,300円
左右対称で左利きでも使えるとともに持ち感に配慮したデザイン
現在発売されているマウスのほとんどが右利き向けにデザインされている中、G300Sは左右対称の形状をした右利きでも左利きでも使用可能なマウスです。
形状的に左右対称のものは多くありますが、左右対称であってもほとんどのマウスのサイドボタンが側面にあるため、左利きでは操作できません。
G300Sはサイドボタンが側面ではなく上側に配置しているため、右利きでも左利きでもどちらでもボタンを活用できるという仕様なのです。
左利きにとってはありがたいです。
好き嫌いの分かれるデザイン
ちなみにデザイン的には人それぞれ好みは出ますが個人的にはあまり好きなデザインではありません。マウスって感じではなく、G300Sを見てカメムシを連想するんですよね。
とは言いつつ、握りやすさを配慮したデザインになっており、くびれ部分に親指がしっかりと収まります。逆にマウスの右側もくびれてしまっているため、人差し指と小指の収まりは悪いです。
とは言いつつこれによって左右対称で左利きユーザーに対しても握りやすさを担保しているのですから仕方ありません。
手のサイズ感にもよりますが、一般的な手のサイズであれば慣れれば違和感なく握れるのではないでしょうか。
さまざまなプログラムが可能な9個のボタン
G300Sの大きなメリットは3300円という価格帯のマウスであるのに関わらず9個のプログラム可能なボタンが用意されているということ。
ブラウザの戻る・進むといった一般的なプログラムの他にも、コピペをプログラムしたり、ブラウザのタブを移動させたりといった設定が組めますので、使い込んでいくと本当に便利です。
こちらがG300Sのさまざまな設定を行うアプリケーション「Logicoolゲームソフトウェア」で、Logicoolの公式サイトよりダウンロードして使用します。
ボタンのプログラム設定のみでなく、DPI感度の調整やポートリングレートの設定、イルミネーションの設定などもこちらのアプリケーションから可能です。
DPI感度250〜2500は一般ユーザーであれば十分
最近はDIP感度を高くまで設定できるマウスが多く登場してきています。同じロジクール社のマウスでも、G203で200〜8000、G403・G604・G703・G903は100〜16000、PRO Xなどは100〜25600まで調整可能です。
G300Sは250〜2500までの設定範囲となりますので、数値だけ見てしまうと寂しさを感じてしまうのですが、実際に2500以上を好んで使用する方は正直少ないはずで、2500もあれば十分でしょう。
ちなみに私自身も1600〜2000あたりでほぼ固定で、それ以上にあげてしまうとカーソルを追いかけられず、逆に操作しづらくなってしまいます。
G300Sのネガティブポイント
さて、基本性能が優れてコスパも良いマウスですが、やはりネガティブポイントも少なからずあります。実際に私が使用して、ここはちょっと・・・と感じた悪い評価も書かせていただきます。
ホイールの回転の感覚がしっくりこない
まず使っていて微妙と感じたのが、ホイールの回転する際の手に伝わる感覚です。回転時の抵抗が少ないのと、途中の引っ掛かりが少なく回している感が無いというか気持ち悪いです。
正直ホイールの回し心地に関しては安かろう感が否めません。
サイドのボタンは慣れるまで時間がかかる
側面ではなく主の左右ボタンの横についているボタンの配置ですが、慣れるまでは苦労します。
左利きの方の使用を配慮した作りなので仕方ありませんが、一般的な右利き用のマウスであれば、このボタンは親指で押すボタンです。
これが親指でクリックできず人差し指で押す形になりますので、必然的にアクセスは悪くなります。
G300Sだけを使っているのであればその内慣れますが、買い替えたタイミングでは操作に苦しむはずです。右利き用のマウスとの併用だとホント散らかります。
ホイール+主の左右ボタンのクリック感が重たく深い
クリック感は人それぞれ好みがあるので、一概にデメリットとは言えませんが、正直G300Sのクリック感は悪いです。クリックするのにそれなりに重たくて力が必要であるとともに、押し切るまでに深いです。
即時対応を求められるゲーミングマウスという観点からはマイナス評価でしょう。
また、左右ボタンも重たいですが、ホイールボタンがより重いです。回転させるのは抵抗がなさすぎて回し感が得られないのですが、押し感は十分すぎるほどあります。
ちなみに隅についているG4〜G7ボタンはそこまで重くありません。
ケーブルが硬くて圧がかかってしまう
この価格帯のマウスにケーブルまでこだわって欲しいとは言えませんが、ケーブルがビニール製で硬いため、マウス操作に支障が出ます。
具体的にはケーブルの圧に押される感覚で、マウスの重さと合わせてケーブルの重みも感じながら操作している感覚に陥ります。
マウスバンジーで必要量だけケーブルを出して使っていますが、ケーブルの煩わしさを感じるマウスであることは否めません。
まとめ
ロジクールの有線ゲーミングマウスG300Sについて紹介してきました。
良いと感じたことも悪いと感じたことも素直に書いてしまいましたが、3,300円という価格帯で基本的なゲーミングマウス性能を網羅しつつ、機能性の高いマウスを購入できることを考えるとコストメリットはそれなりに高いです。
ゲーミング環境は良いものを見始めたらキリがありません。まずはお手頃な価格帯でゲーミングマウスを手に入れたいという方には検討の土台に乗るマウスです。