Logicool G Pro X Superlight ゲーミングマウスをレビューします。
ぱっと見オーソドックスでなんら特徴のないシンプルなマウスにも見えますが、このゲーミングマウスの特徴は、なんと言っても公表値63gの超軽量級のゲーミングマウスであること。
合わせてロジクールが誇るLIGHTSPEEDワイヤレス テクノロジーに対応しており、煩わしいケーブルを一切気にせずに遅延のないワイヤレス接続ができることが特徴です。
カラーは、ブラック・ホワイト・レッド・マゼンダの4種類。我が家ではホワイトモデルを愛用しています。
Logicool G PRO X SUPERLIGHTレビュー
- サイズ:125mm × 63.5mm × 40mm(高さ・幅・奥行き)
- 重量:<63g
- ボタン:5個
- 解像度:100~25,600DPI
- USBレポートレート:1000 Hz (1ms)
- カラー:ブラック・ホワイト・レッド・マゼンダ
- 値段:17,820円
マウス本体の他に、USB Type-Bの接続ケーブル、無線のレシーバー、USB変換、マウスの滑りを調整する丸いパーツ、マウスの手触りを調整するシール、おまけのLogicoolのシール、白い紙が同梱されていました。※説明書等は除く
これらの使い方も後ほど解説します。
誰にでも受け入れられるシンプルかつオーソドックスなデザイン
G PRO X SUPERLIGHTのデザイン・ディテールについてさまざまな角度から写真を載せます。
一見本当にシンプルなデザインですが、細かく見ていくとマウスを持ちやすくするためのくぼみが設計されています。エルゴノミクス形状ではありませんが、マウスを長時間使っていてもストレスを感じさせない工夫がなされています。
実際の重量について
続いてG PRO X SUPERLIGHT最大のアピールポイントである重量について見ていきます。
まず、マウスの背面ですが、丸い部分のパーツが取り替えられる仕様になっています。
このパーツによってマウスを操作した時の滑り方が若干異なります。パーツごとの感覚ですが、グレーのパーツの方が若干重たいですが滑りが良い。黒いパーツは軽いけどザラツキがあるため若干の抵抗感が生まれるという感覚です。
取り替えは磁石でくっついているだけなので簡単に取り替えられますが、このパーツによって多少の重みが異なってくるようです。
それぞれのパーツを外した状態と取り付けた状態にて重さを測っていきましょう。
重さだけ考慮すればパーツを外してしまえば良いです。
パーツ交換部分はレシーバーを収納する仕様
さて、この丸いパーツを交換できる部位ですが、パーツを取り外した箇所に凹みがありますね。
こちら空洞を作ることによって軽量化を測っている要素もありますが、無線のレシーバーを収納にも使用します。
PCとマウスを持ち歩く際、レシーバーをPCに取り付けたままだと何かの圧がかかって壊れてしまう不安がありますよね。
また、レシーバーだけ別にして持ち歩くのは紛失してしまう理由にも繋がりますので、収納場所が用意されているのは便利です。
PCとの接続は無線と有線が選べる
続いてはPCとマウスの接続について。G PRO X SUPERLIGHTは、レシーバーを使用したワイヤレス接続とUSB Type-Bによる有線接続の両方が選べます。
軽さを追求したマウスですし、Logicoolの「LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジー」は有線以上のレスポンスと言われている革新的なものですからワイヤレス接続する方がほとんどだと思いますが、ワイヤレス接続だと充電が必要というネガティブ要素もありますので、有線接続で使用している方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに有線接続ではUSB Type-B仕様ですが、G PRO X SUPERLIGHT専用に厳ついケーブルが同梱されています。
普通のType-Bケーブルなら、他のスマホやデバイスなどと流用できるのに、この形じゃG PRO X SUPERLIGHTにしか使えないじゃないかと違和感を感じましたが、きっとマウス操作時にケーブルが外れるのを防ぐためにこのような形状にしているのだと思います。
また、このType-Bケーブルにレシーバーを付けて無線タイプに切り替えることも可能です。
写真のようにUSB変換の部品も付属していますので、Type-Bケーブルとレシーバーを接続していけば延長レシーバーのようなものが作れますね。
とは言いつつ、こんな接続するメリットはPC本体とマウスが離れてしまっている時の電波状態を良くすることくらいでしょうか?
一般的な環境であれば、普通にレシーバーをPCのUSBに繋いだ方がシンプルでおすすめです。
また、普段有線を使わない私は、充電時には一般的なType-Bケーブルで済ませてしまっています。
オーソドックスなType-Bケーブルなら、他のスマホやType-B仕様のデバイスも一本のケーブルで充電出来ますから、机周りが煩雑にならなくて済みます。
超軽量マウスの使い心地をレビュー
マウスの持ち方として、かぶせ持ち、掴み持ち、つまみ持ちなどがありますが、私は典型的なかぶせ持ちですからかぶせ持ちでのレビューしか出来ません。
マウスを構えた感覚としては、エルゴノミクス系のマウスと比較するとフィット感はありませんが、それでも上記にて説明したような持ちやすくするための配慮はなされているおかげで違和感なくマウスを構えることが可能です。
サイズ感的にも大きすぎず小さ過ぎずバランスの良いサイズなのでしょう。
また、使い始めるまでは、G PRO X SUPERLIGHTの63g以下という軽さに対してあまり興味を示していませんでしたし、量販店で試した際は軽すぎて逆にしっくりこないという感覚でした。
しかし実際に使用してみると思いのほか良いです。
ゲーミングはもちろんですが、仕事なども含めて長時間マウスを使っていると差が出ます。
ちなみに私は滑りの良いグレーのパーツが好きで使用するとともに、ロジクールG440tというハードタイプのマウスパッドを愛用していますが、この滑りやすいG440tマウスパッドとグレーのパーツの相性が良く滑り感が自分の好みです。
どれくらいの滑り感があるかというと、G440tマウスパッドの上に置いたG PRO X SUPERLIGHTを手で押すと動くレベルの滑り感があります。
最初は滑りすぎかなと思いましたが、使ってたら慣れましたし、手の力をほぼ使わないで操作できますので長時間のマウス操作でも疲れづらいです。
100~25,600DPI・高解像度は使う場を見出せず
G PRO X SUPERLIGHTのもう一つの特徴として、100〜25600という高いDPIまでを選ぶことが可能であることです。
正直25600DPIで操作する人はいないと思いますし、実際に私も25600DPIがどんなものかを試してみましたが、カーソルの動きが早過ぎて全くマウスを操作できないレベルでした。
まとめ 軽いワイヤレスタイプのマウスとしては最高峰!
Logicool G PRO X SUPERLIGHTワイヤレスマウスについてレビューしてきました。
このマウスのデメリットとしては17,820円という可愛げのないお値段と、値段相応の高級感が感じられないことでしょうか。また、軽量化を図るために部材は可能な限り削られているため、耐久性についてもこれから長く使っていく中でどうなるかも不安が残りますね。
とは言いつつ、圧倒的な軽さと性能の高いワイヤレス機能は他で手に入るものではありません。超軽量のワイヤレスマウスを求める方には、まず検討すべきマウスです。