Razer Gigantus V2 Proレビュー|摩擦5段階から自分好みの滑りを選べる布マウスパッド

Razer Gigantus V2 Proは、摩擦の異なる5種類から自分好みの1枚を選べる、布製のゲーミングマウスパッドシリーズです。

マックスコントロールからマックススピードまで、表面の摩擦とGlideCoreフォームの硬さを変えた5種類を用意。500×480mmの大判サイズで、ローセンシでもマウスを大きく振り切れます。

今回はマックススピードを除く4種類(マックスコントロール/コントロール/バランス/スピード)を実際に使い、それぞれの滑りと止まりの違いを確かめました。微妙な違いを確かめながら、自分に合う1枚を選ぶのが、このシリーズの面白さです。

本記事では、そんなRazer Gigantus V2 Proの良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。

本レビューはRazer様より製品を提供いただきレビューしてます。 記載価格は2026年7月時点の価格です。

目次

Razer Gigantus V2 Proの基本的な仕様

まずは、Razer Gigantus V2 Proの基本的な仕様と各部の作りから見ていきます。

スペックと特徴

項目仕様
種別ソフトタイプ(布)ゲーミングマウスパッド
サイズ500 × 480 mm
厚さ4mm
重量270g
表面クロス(布)/マイクロテクスチャ
底面アンチスリップ(ラバー)
エッジロープロファイル ステッチエッジ
フォームGlideCore(種類により硬度が異なる)
スピードレーティング5種類(マックスコントロール〜マックススピード)
Chroma RGB非対応
保証12ヶ月
価格8,980円(税込・2026年7月時点)

主な特徴は、以下の通りです。

  • 表面の摩擦が異なる5種類のスピードレーティング
  • 摩擦に合わせて硬度を変えたGlideCoreフォーム
  • オプティカルセンサーに最適化したマイクロテクスチャの表面
  • ほつれを抑えるロープロファイルのステッチエッジ
  • 丸めて持ち運べる反り返り防止の設計
  • 500×480mmの大判サイズ

Gigantus V2 Proでいちばんの特徴は、表面の摩擦を5種類から選べることです。マックスコントロールからマックススピードまで、止まりやすさと滑りやすさの度合いが段階的に変わります。

それぞれの種類には、滑りに合わせたGlideCoreフォームが組み合わせてあり、表面の摩擦だけでなくクッションの硬さも種類ごとに違います。

同梱品

同梱品は、マット本体、取扱説明書、シールです。

付属のガイドには、日本語を含む多言語でお手入れの方法が記載されています。布パッドを長く使うための注意点を、ここで確認できます。

デザイン

操作面は黒一色のクロスで、右下にRazerの三つ首の蛇のロゴが緑であしらわれています。

縁は黒地に緑を差した糸で縫われた、ロープロファイルのステッチエッジ。ロゴと縁に効かせたRazerグリーンが、黒一色のなかで目を引きます。他のRazer製品と合わせるのが楽しみになるマウスパッドです。

厚さは4mmと薄く、縁のステッチも低く抑えられているので、マウスを動かしたときに縁で引っかかりにくい作りです。

裏返すと、底面はRazerグリーンのラバーで、六角形のドット状パターンが全面に入っています。この面が机をつかむことで、プレイ中の横ズレを抑える作りです。

実際、マウスを激しく振ってもパッドがズレることはなく、指で引っ張ってもしっかり机に張り付いていました。

5つのスピードタイプの違い

Gigantus V2 Proのスピードタイプについて、具体的に紹介します。同じ布パッドでありながら、表面の織りとGlideCoreフォームの組み合わせを変えることで、滑りと止まりの度合いを段階的に作り分けています。

タイプ表面の摩擦GlideCoreフォーム
マックスコントロール超高摩擦ソフト
コントロール高摩擦ソフト
バランス中摩擦ミディアム
スピード低摩擦ミディアム
マックススピード超低摩擦ハード

今回試したのは、マックススピードを除く4つのタイプです。

※マックススピードは2026年7月時点で近日発売となっています      

基準になるのはバランスで、触った感触は一般的なマウスパッドくらいの位置づけです。ここを真ん中に、マックスコントロール側は止まりやすく、スピード側はよく滑るという並びになっています。

マックスコントロールは、指先に返ってくる手触りがきめ細かく、マウスの動きも重たくなります。狙った位置でピタッと止めやすいので、長距離のライフルなど、繊細なエイムを合わせにいく場面に向いています。

コントロールはそこからひとつ軽くなり、マックスコントロールとバランスの中間にあたる感触です。基準のバランスに、もう少し止まりを足したい人はコントロール、しっかり止めたい人はマックスコントロール、という選び方になります。

なお各タイプは、公式には表面の摩擦だけでなくGlideCoreフォームの硬さも分けられています(マックスコントロールとコントロールはソフト、バランスとスピードはミディアム、マックススピードはハード)。ただ実際に硬さを触り比べてみると、違いはごくわずかで、はっきりと感じ取れるほどではありませんでした。

スピードは、4つのなかでいちばんざらつきを感じるタイプです。表面がかなりザラザラしていて、そのぶんマウスは軽く動きます。ざらつきゆえに粗さを感じる場面もありますが、この手触りが好みで、個人的にはいちばん気に入っています。

マクロで表面を見ると、タイプごとに織り込みがはっきり違うのがわかります。ガラス素材ではなく布で、ここまで滑りの違いを作り分けているのは、触っていて純粋に面白いところです。

Razerについて

Razerは2005年に設立された、アメリカ・カリフォルニア州アーバインとシンガポールに本拠を置くゲーミングデバイスメーカーです。

マウス・キーボード・ヘッドセットからマウスパッドまで幅広く展開し、「For Gamers. By Gamers.」を掲げるブランドとして知られています。

Gigantus V2 Proが属するGigantusシリーズは、布素材のソフトタイプを中心にしたマウスパッドのライン。当サイトではRazerのマウスやキーボードもレビューしているので、あわせてチェックしてみてください。

げむぱ Razer タグ

https://gaming-pad.com/tag/razer

Razer Gigantus V2 Proの良いところをレビュー

ここまで、Razer Gigantus V2 Proの基本的な仕様と5つのスピードタイプについて紹介してきました。今度は、4つのタイプを実際に使いながら感じた、良いところについてレビューしていきます。

自分に合う1枚を、試しながら選べる

Gigantus V2 Proの良さは、微妙に違う何枚かを試して、自分の手に合う1枚を選べることです。

隣り合うタイプの差は繊細で、たとえばコントロールとバランスのように、並べて使ってようやく違いがわかるくらいの近さのものもあります。

この繊細さが面白いところで、違いを見極めながら、自分の手に合う1枚を選び取っていく作業には、つい夢中になります。

滑りやすさを取るか止めやすさを取るか、どちらをどれだけ優先するかを、自分の感覚で決めていけます。決まった正解があるわけではないので、いろいろ触ってみて、しっくりくる一枚に出会えたときの手応えがあります。

同じ布パッドでこれだけ選択肢があると、自分の好みや使い方に合わせて選べる幅が広く、選ぶ過程そのものに楽しさを感じました。

大判サイズで腕を大きく使って振れる

500×480mmという大判サイズも、Gigantus V2 Proの良いところです。

横幅だけでなく奥行きもたっぷりあり、ほぼ正方形に近い形をしています。

感度を落として腕全体で振るローセンシでも、パッドからはみ出しにくいサイズ感です。マウスを大きく振り回しても、操作面の中で動きが完結します。

左右だけでなく上下の余白も広いので、視点を縦に大きく動かすタイトルでも、端に指が当たりにくいのは安心でした。ローセンシのプレイヤーが、サイズ不足でマウスを持ち上げて置き直す、といった場面も起きにくいと感じます。

ただし、この広さを活かすにはデスク側の奥行きも要ります。置き場所の話は後半の気になる点で触れますが、スペースさえ確保できれば、この大判は素直に強みになります。

サラサラした表面で汗をかく季節も気になりにくい

表面がサラサラしている点も、長く使ううえでうれしい良さです。

タイプによって摩擦の強さは違いますが、どれも共通して乾いた手触りに仕上がっています。

手のひらや手首が触れてもべたつかず、汗をかきやすい季節に長く握っていても不快になりにくいのは助かります。ここでいうサラサラは、表面のなめらかさではなく、汗ばんでもべたつかない乾いた質感のことです。いちばんざらつくスピードでも、粗さはあるものの湿っぽくはならず、あくまで乾いた手触りでした。摩擦の粗さと、べたつきにくさは別物だと感じました。

少なくとも手触りの面では、4タイプとも夏場の汗ばみやすい時期でも、手のひらや手首が張りつく感覚はありません。もちろん、部屋の湿度そのものによる滑りの変化までなくなるわけではありませんが、手に触れる面のさらっとした感触は、どのタイプでも共通して好印象でした。

Razer Gigantus V2 Proの気になる点をレビュー

ここまで、良いところについてレビューしてきました。自分好みの滑りを探せるシリーズですが、購入前に知っておきたい気になる点もあります。

大判ゆえに、それなりのデスクの奥行きが要る

500×480mmと大判なので、設置するにはそれなりのデスクの奥行きが必要です。

奥行きの狭い机だと、パッドを広げただけで手前が卓上を占領してしまい、キーボードの置き場所が窮屈になることもあります。

モニターアームや台を使っていると、その手前でさらに奥行きが削られるため、実際に使える範囲は見た目より狭く感じることもあります。これは大判サイズと引き換えの部分です。とはいえ、置き場所さえ確保できれば大きく振れる利点がそのまま活きるので、購入前にデスクの奥行きを一度測っておくと安心です。

ガラス素材と比べると、スピードでも摩擦は感じる

いちばんよく滑るスピードでも、ガラス素材のマウスパッドと比べると、摩擦ははっきり感じます。

つるつると滑るガラス製のパッドのような感覚を期待すると、印象は変わるかもしれません。

これは布とガラスという素材そのものの違いです。布ならではの止めやすさや手触りを求めるならスピードは十分に軽く、ガラス製のパッドとは向いている用途が異なると考えるのが合っています。裏を返せば、布のなかではよく滑る部類で、軽い操作感は十分に得られます。

ガラスのような滑走までは求めていない人であれば、過不足のない軽さだと思います。

1枚8,980円で、複数試すと相応の出費になる

1枚8,980円と、それなりの価格です。

自分に合う1枚を探すために何種類か買い揃えると、その分だけ出費もふくらみます。気になるタイプが複数あると、選ぶ前の見極めが難しいところです。

決して安い買い物ではないので、近くの販売店にデモ機があれば、まず実際に触ってみるのがおすすめです。難しければ、自分がよくプレイするゲームやエイムのスタイルから、止めやすさ寄りか軽い滑り寄りかを決めておくとよいです。

手に合う摩擦の傾向をつかんでから選べば、最初の1枚で失敗しにくくなります。

スピードはざらつきが強く、肌に当たると引っかかる

4つのなかでいちばんざらつくスピードは、その粗さゆえに、肌に当たるとちくちくと引っかかる感じがあります。

手首や腕の内側をパッドの表面にこすりつけるように動かすと、ざらつきが肌にあたって気になる場面がありました。腕をパッドに乗せて操作するスタイルほど、この引っかかりは感じやすくなります。

これはスピードの手触りと表裏一体の部分です。ざらつきの少ないバランスやコントロールを選べば和らぐので、肌当たりが気になる人は、摩擦の穏やかなタイプから試すと合わせやすいです。

まとめ

本記事では、Razer Gigantus V2 Proの良いところと気になる点についてレビューしてきました。

Gigantus V2 Proは、表面の摩擦を5種類から選べる、布素材のゲーミングマウスパッドシリーズ。マックスコントロールからマックススピードまで、止まりやすさと滑りやすさを段階的に変えたラインで、自分の手に合う滑りを探せるのが持ち味です。

大判ゆえにデスクの奥行きを選ぶこと、ガラス素材ほどの無抵抗な滑りではないこと、1枚ずつの価格は安くないことといった注意点はあるものの、自分の手に合う滑りを選び取れる楽しさのある一枚です。

そんなRazer Gigantus V2 Proは、以下のような方におすすめです。

  • 自分好みの滑りを、じっくり試しながら見つけたい方
  • 止めやすさ重視で、繊細なエイムを合わせにいきたい方(マックスコントロール/コントロール)
  • 迷ったらまず基準になる一枚から始めたい方(バランス)
  • ざらつきのある手触りで、軽く滑らせたい方(スピード)
  • ローセンシで、腕を大きく使って振れる大判パッドがほしい方
  • 一般的な布パッドから乗り換えて、まず基準を知りたい方は、バランスから試すのがおすすめです

今回はレビューという立場で4種類を触り比べられたので、その違いを確かめる時間そのものを楽しめました。ただ、実際に1枚を買うとなれば、どれを選ぶかは悩むはずです。

まずは自分がよくプレイするゲームやエイムのスタイルから考えて、止めやすさを重視するのか、軽い滑りを重視するのかで絞り込むのがよいと思います。

摩擦の違いを確かめながら、自分の手に合う一枚を見つけていける、面白い布マウスパッドです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次