ROG HARPE ACE シリーズのマウス3製品「AIM LAB EDITION・MINI・EXTREME」レビュー! 比較しながら特徴を解説

ゲーミングマウスは、各メーカーが複数のモデルを展開しています。同じシリーズでも3つ4つと種類があることも多く、選ぶのが大変です。

ASUSのゲーミングマウスROG HARPE ACEシリーズにも、「AIM LAB EDITION」・「MINI」・「EXTREME」と3種類のモデルが展開されています。

このたびASUS様から3種類のROG HARPE ACEシリーズマウスをお借りしたので、それぞれを比較しながら特徴についてレビューしていきます。

最後にはどれがどんな人に合うかも解説しているので、ぜひご参考ください。

目次

ROG HARPE ACEシリーズ3製品のスペック

まずは、ROG HARPE ACEシリーズ3製品のスペックについて簡単に解説していきます。製品ごとに細かな違いと個性があるので、スペックから自分に合いそうなマウスを見つけましょう。

ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONのスペック

  • 接続方法:有線/無線(Bluetooth5.1/2.4GHz)
  • センサー:ROG AimPoint
  • 最大解像度:36000DPI
  • 最高速度:650IPS
  • 最大加速度:50G
  • USBレポートレート:1000Hz
  • L/Rスイッチタイプ:ROG 70M Mechanical Switch
  • ボタン:5
  • AURA SYNC:対応
  • バッテリー:リチウムイオン
  • バッテリー寿命:90時間(ライトオフ)/79時間(ライトオン)
  • 形状:両手利き
  • グリップスタイル:被せ持ち、つかみ持ち、つまみ持ち
  • 最適なゲームの種類:FPS/MOBA
  • 本体重量:54g
  • 色:ブラック/ホワイト
ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONの同梱品
ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONの同梱品(ドキュメント)

ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONは、有線無線両対応のゲーミングマウスです。ROG HARPE ACEシリーズでは、比較的標準的な性能をしています。

とはいえ、センサーの精度が高いのが良いところです。業界最高水準の1%未満のcpi偏差による精度を実現しており、FPSのエイムがやりやすくなっています。ポインターが飛ぶこともなく、扱いやすいです。

さらに、バッテリー寿命が最大90時間と高性能なゲーミングマウスのなかでは、比較的長めなのも良いところ。

とはいえ、普段使いとゲーム用で両方使っていると充電ペースが速くなるため、ゲームパッドのようにゲーム専用として使うのが最もおすすめです。

ROG HARPE ACE MINIのスペック

  • 接続方法:有線/無線(Bluetooth5.1/2.4GHz)
  • 最大解像度:42000DPI
  • キースイッチ:ROG 100M Optical Micro Switch
  • ライティング:Scroll wheel
  • AURA SYNC:対応
  • USBレポートレート:デフォルト1000Hz/ROG Polling Rate Booster利用時8000Hz
  • RF 2.4Gレポートレート:デフォルト1000Hz/ROG Polling Rate Booster利用時8000Hz
  • バッテリー寿命:最大105時間(LEDオフ&2.4GHz接続時)
  • 本体重量:49g
ROG HARPE ACE MINIの同梱品
ROG HARPE ACE MINIの同梱品(ドキュメント)

ROG HARPE ACE MINIは、名前の通りシリーズの中では特に小型軽量にこだわっているモデルです。シリーズ全体を通して軽めに作られていますが、AIM LAB EDITIONと比べると5gも軽くなっています。

本体が小さいので、手が大きい方が被せ持ちをするのには若干不向きではあるものの、手の小さい方にとってはどの持ち方でも扱いやすいサイズ感です。

さらに、解像度も高くなっています。100〜42000DPIの範囲で、50単位で設定できるカスタマイズ性も相まって、自分の好みのスタイルでプレイ可能。

カーソルの動きも滑らかで、エイムがしやすいです。

ROG HARPE ACE EXTREMEのスペック

  • 接続方法:有線/無線(Bluetooth5.1/2.4GHz)
  • 最大解像度:42000DPI
  • 最大速度:750IPS
  • キースイッチ:ROG 100M Optical Micro Switch
  • ライティング:Scroll wheel
  • AURA SYNC:対応
  • USBレポートレート:デフォルト1000Hz/ROG Polling Rate Booster利用時8000Hz
  • RF 2.4Gレポートレート:デフォルト1000Hz/ROG Polling Rate Booster利用時8000Hz
  • バッテリー寿命:70時間(ライトオフ)/53時間(ライトオン)
  • 本体重量:47g
ROG HARPE ACE EXTREMEの同梱品
ROG HARPE ACE EXTREMEの同梱品(ドキュメント)

ROG HARPE ACE EXTREMEは、シリーズでも特に高級なゲーミングマウスです。

重量も、一番軽くなっています。ゲーミングマウスが70g〜100g程度の製品が多いことを考えると、圧倒的な軽さ。手に持った瞬間に、本当に動作するのか心配になるレベルで軽いです。

さらに、センサーの最大速度も750IPSと高くなっています。最大解像度の高さも相まって、カーソルの動きは非常に滑らかかつ高精度。少ない動きで素早く動かしたい場合にも、止めたいところでピタッと止められます。

ROG HARPE ACEシリーズ3製品の特徴をレビュー

ROG HARPE ACEシリーズの製品は、3つとも個性的です。AIM LAB EDITIONはシリーズの中では標準的でコスパが高く、MINIは同価格帯の製品群の中では小型軽量な部類で、EXTREMEは性能重視。

今度は、そんなROG HARPE ACEシリーズ3製品の特徴について、簡単にレビューしていきます。

ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONの特徴

  • どんな持ち方でも対応しやすい万能型
  • 必要十分なボタン数
  • 手が滑りにくいナイロンシェル
  • 滑らかで素早い動きができる
  • 最大90時間のバッテリー持ち
  • 軽くて高性能

ROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONは、以上のような特徴を持つゲーミングマウスです。

ROG HARPE ACEシリーズのマウスのなかでは、比較的万人向けに作られています。左右対称デザインで、成人男性でも被せ持ちをするのに十分な大きさがあり、持ち方を選びません。

ただ、最も相性が良い持ち方は、つかみ持ちです。

本体後部の中央あたりが盛り上がっており、手のひらでしっかりと支えられます。押し心地にも変化がなく、どの深さでグリップしたとしても快適に押せるので、つかみ持ちで操作する方との相性はバツグン。

さらに、女性でも持ちにくいということはなく、比較的扱いやすい部類です。

重量はシリーズ内では最も重いものの、他社製品と比べると軽いと言えます。

そして、1万5000円程度と価格は高いものの、性能が高いためコスパは良好。有線だけでなく、2.4GHz無線で安定した接続ができるのも良いところです。

性能が似ているライバル製品は、2万1000円台のRazer Viper V3 Proになってきます。ライバル製品と比べると6000円近く安いので、高性能かつ高コスパなゲーミングマウスを求める方に最適です。

ROG HARPE ACE MINIの特徴

  • 49gと非常に軽い
  • 名前の通りシリーズで最も小さい
  • 小型軽量なのに無線に対応している
  • 光学式スイッチを採用しておりクリック精度が高い
  • 軽いクリック感
  • 側面の角度がないので脱力エイムがしやすい
  • ポーリングレートが非常に高い

ROG HARPE ACE MINIは、以上のような特徴を持つゲーミングマウスです。

まず目に付くのが、小型軽量であること。

左ROG HARPE ACE AIM LAB EDITION、右ROG HARPE ACE MINI

サイズ感は先に紹介したROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONよりも一回りほど小さいのが特徴です。

左ROG HARPE ACE AIM LAB EDITION、中央ROG HARPE ACE MINI、右ROG HARPE ACE EXTREME

小さくなった分軽量化されており、重量は50gを切っています。

大きすぎず小さすぎないサイズ感で、男女問わず扱いやすいサイズだと言えます。

日本人の平均的な手の大きさの方に、最適な大きさです。背面の膨らみと側面の形状から、つかみ持ち、およびつまみ持ちとの相性が良いのが特徴。

特に、つまみ持ちで力を抜いて指先で操作したい方には最適です。側面の形状がまっすぐで角度がなく、指先で固定しやすくなっています。

そのうえマウスのクリック感も軽く、脱力状態でもクリックしやすいです。

また、光学式スイッチを採用しているため、メカニカル式よりも高い精度が期待できるのもROG HARPE ACE MINIの良いところ。

価格は、通常時1万9000円。小型軽量になったうえに最大解像度などの基本性能もAIM LAB EDITIONと比べると良くなっていることを考えると、コスパが高いと言えます。

ただ、軽いことだけを求める方にはあまり合いません。

小型軽量のマウスというだけなら、5000円台の製品もあります。

ROG HARPE ACE MINI最大の魅力は、小型軽量でありながら高性能であること。こうした特徴を持つゲーミングマウスは、意外と多くありません。

小型軽量で、なおかつ高性能なゲーミングマウスが欲しい方にとっては、最高の選択肢です。

ROG HARPE ACE EXTREMEの特徴

  • 航空機グレードのカーボンファイバー製シェル
  • 高級素材による軽量化と高剛性の両立
  • 非常に高いポーリングレートと最大解像度
  • 最大速度が750ipsとシリーズで最も高速
ROG HARPE ACE EXTREMEは開封から感動

ROG HARPE ACE EXTREMEは、ゲーミングマウス市場の中ではトップクラスの高級ゲーミングマウスです。

シリーズ内のほか製品と比べたときの最大の特徴は、素材にあります。

他のマウスがプラ素材を使っているのに対し、本機はカーボンファイバーを採用。カーボンファイバー素材の特徴は、軽くて強度が高いことです。

弾性率や耐熱性、耐腐食性、導電性や自己潤滑性なども高く、航空宇宙・自動車・スポーツ用品などさまざまなカテゴリの製品に使われます。

比較的高級な素材です。

この素材のおかげで、47gと非常に軽量でありながら剛性が損なわれていないのが、ROG HARPE ACE EXTREMEの最ぢあの魅力だと言えます。

さらに、スクロールホイールがTTCゴールドスクロールホイールという精度も耐久性も高いものが採用されているなど、細かな部分に違いを持たせている製品です。

専用のケースが付属するのも、高級感があって魅力的。

なお、基本性能の部分はROG HARPE ACE MINIと比べると、それほど高くなっているとは言えません。

ROG HARPE ACE MINIより軽く大きく、高剛性かつ高級感があるというところにどれだけの価値を見出だせるかによって、本機が合うかどうかが決まると言えます。

逆に言えば、高性能・軽量・高剛性という3つの特徴が揃うゲーミングマウスを探している方には、唯一無二の選択肢とも言えるマウスです。

ROG HARPE ACEシリーズ全体の魅力をレビュー

  • 全体的に軽い
  • 有線無線量対応
  • 2.4GHz接続の精度や速度、安定性が高い
  • ソフトウェアで細かく設定できる
  • 性能に対してバッテリー持続時間が長い
  • グリップ性が強い
  • グリップシールなど付属品が充実している

ROG HARPE ACEシリーズ全体としては、以上のような共通点があります。

まず、軽量であるということ。最も重いROG HARPE ACE AIM LAB EDITIONでも、他社のライバル製品と比べると軽いです。

そのうえ、バッテリー持続時間も全体を通して長めになっています。性能が高ければ高いほどバッテリー持続時間は短くなる傾向があり、近い性能を持つマウスの場合は最大70時間程度という製品も少なくありません。

さらにソフトウェアで細かく設定できるのもROG HARPE ACEシリーズの魅力です。DPIを細かく設定できるので、より自分に最適な数値を見つけやすくなっています。

ROG HARPE ACEシリーズ3製品を選ぶならどれ?

  • コスパ重視ならAIM LAB EDITION
  • 小型軽量かつ高性能を重視するならMINI
  • 軽量、高性能、高剛性、高級感のすべてが欲しいならEXTREME

ROG HARPE ACEシリーズのマウス3製品は、以上のような方々におすすめです。

AIM LAB EDITIONをおすすめするのは、コスパを重視する方。価格帯としてはゲーミングマウスではフラッグシップに入りますが、同価格帯の他社製品と比べると性能が高く軽量なのが良いところです。

コスパが非常に高く、コスパ重視の方には特におすすめ。

MINIをおすすめするのは、小型軽量と高性能を両立しているゲーミングマウスが欲しい方です。

小型軽量なだけなら5000円からでも多数の選択肢がありますが、最大8000Hzのポーリングレートや42000DPIという解像度の高さなど基本性能の高さと両立しているモデルは多くありません。

AIM LAB EDITIONを小型軽量にしただけでなく、性能もクリック精度も高くなっているのがROG HARPE ACE MINIの最大の魅力です。

最後に、EXTREMEは高級ゲーミングマウスに求められるもの全てが欲しいという方におすすめだと言えます。

本機は価格が非常に高いですが、その分、シリーズ内で最も軽く高性能です。スペック上ではMINIとの違いはあまりありませんが、スクロールホイールの精度が向上しているなど細かな部分で性能を高めています。

そのうえ、高級素材を使い軽量性と高剛性を両立しており、高級感もあるのが魅力的です。

実際、この3つを並べられた中でEXTREMEを使用してしまうと、軽さやカーボンの手に吸い付くようなフィット感など他のマウスに変えたくなくなるような爆発力を秘めています。

まとめ

本記事では、ROG HARPE ACEシリーズのマウス3製品を比較しながらレビューしてきました。

性能だけでなく、重量や使用素材・スイッチなど細かなところにも違いがあります。いずれもゲーミングマウスとしては高級な部類ですが、それだけの特徴があり、コスパは決して悪くありません。

高性能なゲーミングマウスを求める方には最適なシリーズですが、シリーズ内でも細かな違いがあるため、じっくりと選ぶことが大切です。

どのゲーミングマウスが自分に合うか、本記事などを参考にして、慎重に選びましょう。

ROG HARPE ACE AIM LAB EDITION

ROG HARPE ACE MINI

ROG HARPE ACE EXTREME

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