ASUSから2021年に発売されたゲーミングマウス、ROG Keris Wirelessです。
このマウスの特徴は、79gの超軽量構造でFPSに使うゲーミングマウスとしての使い勝手の良さ、基本性能の高さ、2.4GHz・Bluetooth・有線の3通りの接続、高いカスタマイズ性、保守性など並べ始めるときりがありません!
合わせて1万円を切る価格で購入可能で、総合的に高い評価を得てカカクコムのプロダクトアワード2021・ゲーミング部門で大賞を受賞しました。
本マウスを実際に使用した感想と合わせレビューしていきますので、FPS用の高機能ゲーミングマウスを探している方は、ぜひ読み進めてください。
ROG Keris Wirelessの基本的な仕様・デザイン・特徴
まず、ROG Keris Wirelessの仕様・デザイン・特徴を紹介していきます。
仕様と特徴
- 接続方式:有線・無線2.4GHz・Bluetooth
- 16,000dpi、400ips光学センサー、1000Hzポーリングレート
- FPSゲーム用に最適化されたデザイン
- 7000万クリックの寿命を実現するROGマイクロスイッチと保守スイッチ
- ハニカム内部構造による、79グラムの軽量構造
- 最大78時間のバッテリー寿命※RGB照明をオンにした場合は56時間駆動
- 急速充電に対応し15分の充電で最大12時間の再生時間を提供
- 耐久性のあるマット仕上げのPBTポリマーL/Rボタン
- 直感的な操作で細かな設定が可能なASUS ArmoryCrateソフトウェア
- 1万円を切るコストパフォーマンス
デザイン
ROG Keris Wireless の特徴と使ってみた感想
ROG Keris Wirelessを使用してみた感想を述べていきましょう。どんなマウスでも良い点・悪い点がありますが、Keris Wirelessは悪い点を探すのが本当に難しく、とにかく弱点がありません。
力を入れずとも握れる絶妙なマウス形状と操作性
ROG Keris Wirelessはエルゴノミクス形状で、マウスを構えた際のフィット感が良いです。
手に完全密着するという感覚ではなく、軽くつまむ様に持てるイメージで、良い意味での遊びが有るイメージ。
この遊び部分は好きな人・嫌いな人分かれると思いますが、私は楽に支えるように持てることが好印象です。
合わせて親指を使ってクリックするサイドボタンの配置が絶妙です。親指を二つサイドボタンの中心に配置できますので、無理な力を入れずとも自然と操作できます。
それぞれのボタンのクリック感も申し分なくマウスの滑りも良いため、FPSで最も重要な要素である、自分の意図通りに素早く操作することが可能です。
ワイヤレスである事を忘れるほどのバッテリー性能
使用していて驚いたのが、Keris Wirelessのバッテリー性能です。
ライトオフで最大78時間、ライトオンで最大56時間の稼働を担保していますので、一日8時間触ったとしても1週間は余裕で使い続けることが可能です。
合わせて急速充電にも対応していて、15分の充電で最大12時間使用することが可能です。
ワイヤレスマウスは充電を忘れがちになるケースが多いですが、たった15分の充電でしっかり遊べるのは嬉しい限りです。
瞬時の操作にも対応できる80g切りの重さ
Keris Wirelessは、無線対応・大容量バッテリーにも関わらず重さは79gという軽量化を実現しています。
※実測値でUSBドングル付き81.0g、マウス単体79.5g。
今どきのゲーミングマウス事情から見ると、79gは最軽量というわけではありませんが、連続動作78時間という大容量バッテリーを搭載した上での79gです。
実際、マウスのカバーを開けるとハニカム構造になっていて耐久性・堅牢性を損なわずに本体重量を落とす工夫が施されています。
保守用スイッチが付属され長期間の使用が可能
ROGならではの配慮がKeris Wirelessにもしっかりと行き届いており、交換用のスイッチが付属されています。
元々装着されているスイッチが写真赤色部分のパーツでASUS独自のマイクロスイッチです。
このスイッチは7,000万回クリックというずば抜けた耐久性を誇り、クリック感も申し分ありません。
付属されているスイッチはD2F-01Fというオムロン製のスイッチでした。
スイッチがダメになった際の交換部品として、またクリック感が若干異なってきますので、好みで変えてみるのも良いでしょう。
※ドライバー一つでメンテナンス可能です。
部位によって素材を変えている
使用していて良いなと感じたのが、メインとなる左右のボタン及び薬指が掛かる部分のみ素材を変えている事。
この部分はざらついた素材が使われており、マウスの操作性を高めています。
手のひらが当たる部分は一般的なABS樹脂が採用されており、ABS樹脂は汗ばんで湿った状態になるとグリップ性能が向上します。
固定が必要な個所は吸い付くような感覚で固定され、クリックするボタンは「さらさらとした感覚」で自由にマウス操作が出来るイメージです。
ROGの管理アプリ「Armoury Crate」にて細かな調整が可能
Keris WirelessはROGが提供するアプリケーションArmoury Crateにて細かな調整・カスタマイズが可能です。
- ボタンの操作割り当て
- ライティングの調整
- キャリブレーション
- 電源の管理
- ファームウェアの更新
マウスの細かな設定はもちろん、ファームウェアの更新もこのアプリケーションで提供されているので、発売後のバグなどにもきちんとサポートしてくれます。
価格コムプロダクトアワード・ゲーミング部門で大賞を受賞
ROG Keris Wirelessは2021年の価格コムプロダクトアワードのゲーミング部門にて大賞を受賞しました。
ゲーミング部門というのは、マウスだけでなく、ゲーミングPC・モニター・ヘッドセット・キーボードなど全てのカテゴリを統括した部門であり、ゲーミングデバイス全ての中で大賞という評価を得たことになります。
大賞寸評と受賞のポイントとしては、以下のコメントされています。
FPSプレイに特化した、使いやすく、かつコスパも高いゲーミングマウス
- 約79gの軽量ゲーミングマウスで長時間プレイでも手首の疲れを軽減
- 2.4GHzワイヤレス、Bluetooth LE、有線USBの3通りの接続に対応
- 7000万クリックの長寿命のROGマイクロスイッチで耐久性アップ
※価格コムプロダクトアワードページより引用
Keris WirelessとGladius III Wireless どっちを選ぶ?
さて、ゲーミングマウスを探している方でASUS製品に辿り着いたら必ず迷うのが、 Keris WirelessとGladius III Wirelessのどっちを選ぶか?です。
Keris Wireless はプロダクトアワード2021にて大賞を受賞したマウスで、80gを切る超軽量マウスであるにもかかわらず78時間のバッテリー性能、1万円を切る価格など魅力的な要素が高いです。
一方 Gladius III Wireless もゲーミングマウス部門にて銀賞を受賞したマウス。
圧倒的なフィット感と、Keris Wirelessと比べると1ボタン多い仕様になっており、甲乙選びづらいですよね。
簡単な比較表を作成しましたので、ぜひ参考にしてください。
ROG Keris Wireless | ROG Gladius III Wireless | |
DPI | 〇 16000 | ◎ 26000 |
ボタン数 | 5ボタン | 6ボタン |
接続 | Bluetooth LE ケーブル:USB Type-C 無線2.4GHz | Bluetooth LE ケーブル:USB Type-C 無線2.4GHz |
サイズ | 62x39x118 mm | 68x44x123 mm |
重さ | ◎ 79.5g | 〇 88.5g |
バッテリー | 〇 最大78時間 | ◎ 最大85時間 |
フィット感 | 〇 | ◎ |
値段 | ◎ 実売7000円程度 | 〇 実売11200円程度 |
価格は2021年12月現在の情報
ROG Keris WirelessでFPSを制覇しよう!
ROG Keris Wirelessゲーミングマウスを紹介してきました。
FPSでの操作性にこだわって開発されており、軽量で長時間のゲーミングに適しています。
また無線・有線含め使い方の自由度が高く、ソフト面・ハード面でのカスタマイズ性・保守性にも優れています。
これだけの性能を誇りつつも、値段はASUS Storeでの販売価格は1万円を切る9,878円 。Amazonなどのネットショップでは7,000円前後の値段が付いており、大変コスパの良いマウスに仕上がっています。
FPSを楽しむゲーミングマウスに迷ったらまずは検討するべきマウスで、これを買っておけば間違いありません。