ASUSからFPSなどエイム精度にこだわったゲーミングマウス、ROG Keris Wireless AimPointが発売されました。
「ROG Keris Wireless AimPoint」は2021年に発売された「ROG Keris Wireless」の改良版です。
感度16,000DPI→36,000DPI、79g→75gと前モデルをしっかりとブラッシュアップするとともに、無線使用時にライトオンで最大119時間という高いバッテリー性能も担保。
逆に、ライティングは最小限、他にもマウス機能として有ったら良いな的な機能は追加せず、FPSの操作性に完全特化したゲーミングマウスとしてのコンセプトはブラさずに成長を遂げています。
ROG Keris Wireless AimPointを詳しくレビューしますので、FPSに特化したマウスを探している方は是非読み進めてください。
ROG Keris Wireless AimPointのスペックと特徴を紹介
- 36,000dpi ROG AimPoint光学センサー
- 1000Hzのポーリング レート
- 低遅延2.4GHz RFでライトオンで最大119時間のロングバッテリー
- 接続:無線接続(2.4GHz or Bluetooth)、有線接続の3パターン
- Bluetoothモードで最大3台のデバイスをペアリング
- USBケーブルで充電しながらのプレイが可能
- 2.4 GHz RFモードでは、低遅延で信頼性の高いワイヤレス性能
- 重量:75グラム(前モデルから4gの軽量化)
- カスタマイズ・交換可能なスイッチ
- 柔らかく引っ掛かりのないROGパラコード
- PTFE100%の滑りの良いマウスソール
- カラー:ブラック・ホワイト
ROG Keris Wireless AimPointは、2021年に発売された「ROG Keris Wireless」の改良版マウスです。前モデルのレビューは下記の記事をご覧ください。
前作と比較し、重さと性能がブラッシュアップされ、よりFPSでの操作性が快適になりました。
16,000DIP→32,000DPIへと高めた上で、重量は79g→75gと4gの軽量化に成功しています。
合わせてバッテリーの持ちも大幅に向上。ライトオンで最大56時間だった前作から、ライトオンで最大119時間の連続ゲームプレイが可能になりました。
もちろん前回同様、FPSに使うゲーミングマウスとしての使い勝手の良さ、基本性能の高さ、2.4GHz・Bluetooth・有線の3通りの接続、高いカスタマイズ性、保守性などはお墨付きです。
前モデルは9,978円と1万円を切る価格でしたが、本モデル「ROG Keris Wireless AimPoint」は、13,980円とアップしてしまいました。
価格が上がったのは円安の影響も受けていると思われますので、仕方ない部分もあるでしょう。
ROG Keris Wireless AimPointのデザインをレビュー
続いてはROG Keris Wireless AimPointのデザインをレビューしていきます。写真多めで紹介します。
ROG Keris Wireless AimPointの使用感をレビュー
これまでROG Keris Wireless AimPointのデザインを紹介してきました。ここからは実際に使用した感想をレビューしていきます。良いと感じた点はもちろん、気になった点も紹介します。
「人間工学」に基づいて設計されたデザイン・フィット感が最高!
ROG Keris Wireless AimPointはエルゴノミクス形状と言って、「人間工学」に基づいて設計されたマウスです。
一般的な形状のマウスと異なり、人の手の形に合わせてデザインされており、手首をひねることなく自然な角度で使えるようデザインされています。
ROG Keris Wireless AimPointは「右利き & FPSユーザー」をターゲットにデザインされているため、マウスを握った時の快適さが一般的なマウスと比べて圧倒的に違います。
グリップした感覚もお伝えします。
私の場合は被せ持ちですが、「薬指&小指〜小指球」が完全に密着してこの密着部位が操作の主ポイントとなる感覚です。
逆にマウス操作(クリック)をおこなう、親指、人差し指、中指は少し遊びがあり自由に操作できる印象を受けました。
軽いは正義!75gの超軽量設計は感謝のレベル
ROG Keris Wireless AimPointは、公表値75gの超軽量マウスです。
実際に測定したところ、USBドングル無しでは73.0g、USBドングル有りで74.5gでした。(私の環境なので誤差はあるかもしれません)
近年のゲーミングマウス界隈は超軽量がもてはやされているため、ROG Keris Wireless AimPointの75gが最軽量というわけではありませんが、十分すぎるほどの軽さです。
ROG Keris Wireless AimPointの良さは、超軽量マウスにも関わらず、性能がずば抜けているとともに購入しやすい価格設定にされているところにあると感じます。
保守用スイッチが付属され長期間の使用が可能
ROG Keris Wireless AimPointには、交換用のスイッチが2つ付属しており、もしスイッチが故障した場合などは簡単に付け替えることが可能です。
黒いスイッチは型番からオムロン製のマイクロスイッチで、ROGマイクロスイッチとはクリック感やクリック音が若干異なります。
保守パーツとして使うのもOKですが、オムロン製のクリック感や音が好きであれば好みに応じて切り替えることもできます。
「Armoury Crate」にてボタン割り当てや細かな調整が可能
ROG Keris Wireless AimPointは「Armoury Crate」というROGが提供するアプリケーションにてボタン割り当て他、細かな調整・カスタマイズが可能です。
- ボタンの操作割り当て
- DIP、応答時間等、パフォーマンスの設定
- LEDライティングの調整
- キャリブレーション
- 電源の管理
- ファームウェアの更新
ファームウェアも提供されているので、発売後のバグなどにもきちんとサポートしてくれます。
地味に嬉しい119時間のロングランバッテリー
ROG Keris Wireless AimPointは、前回モデルからバッテリー性能も大幅なアップデートがありました。
前モデルではRGB照明をオンにした場合で56時間の駆動だったのが、今回は119時間と倍以上のバッテリー性能に。
119時間であれば、1日8時間遊んだとしても2週間程度は充電なしで遊び続けられます。
また、見落としがちですが、ASUSのゲーミングマウスに付属しているUSBケーブルもかなり優秀。
柔らかくて軽く、引っ掛かりがない素材のため、ケーブルを取り付けた状態で遊ぶにもストレスを感じさせません。
ネガティブポイントは「地味なデザイン」と「最小限すぎる機能」
最後にネガティブポイントを二つほどあげておきます。
操作性能、スペック等、ケチのつけようのないマウスに仕上がっていますが、ネガティブなポイントをあげるとしたらデザインが地味であることと、機能が最小限すぎることでしょうか。
地味なデザイン
軽量に特化したことで、余計なデザインは全て削ぎ落としており、面白味のない形状になっている感は否めません。
唯一のギミックといえばお尻のROGマークが光ることくらいです。
前モデルであるROG Keris Wireless
前モデルのROG Keris Wirelessではホイール部分にもライティングが施されていましたが、今回のAimPointではホイール部分のライティングも無くなっています。
マウスを握ってしまえば気にならない部分ですが、お洒落で尖ったデザインのマウスが欲しい方には物足りないかもしれません。
機能が最小限過ぎ・チルトホイール機能があったら嬉しかった!
本マウスはFPSに特化した超軽量ゲーミングマウスであるため、マウスに「あったら良いな」的な機能はほぼ省かれています。
個人的にあったら嬉しいのにと感じたのは、チルトホイール機能。ホイールを横に倒すことで何らかのアクションをさせる機能ですね。
基本的なマウス機能の他にはサイドボタンが二つあるだけのため、ゲーム以外、仕事にもこのマウスを使おうとすると不便が生じるかもしれませんね。
Keris Wireless AimPointでFPSをマウント取ろう!
ASUSから発売されたROG Keris Wireless AimPointゲーミングマウスを紹介してきました。
本製品は2021年に発売されたROG Keris Wirelessのブラッシュアップバージョンで、更なる軽量化とともにマウス性能が大幅に強化されたゲーミングマウスになっています。
FPS/TPSに特化して設計されていますので、APEXやVALORANTなどのゲームで圧倒的優位に立ちたい方はぜひ検討ください。