美しいイルミネーションのサイバーパンクな雰囲気に包まれた環境でサイバーパンク2077を最高のグラフィック設定にて楽しみたい。
そんな方におすすめなのが、HPから発売されているハイクラスなゲーミングPC、OMEN by HP 30L Desktopです。
OMEN by HP 30L Desktopの中でもエクストリームプラスモデルは最強のスペックを誇るモデルで、圧倒的パワーと洗練されたデザイン、そしてコスパの良さが特徴です。
具体的なレビューをしていきますので、高機能でデザイン性の高いゲーミングPCを探している方は、ぜひ読み進めて下さい。
OMEN by HP 30L Desktopエクストリームプラスモデルレビュー
OMEN by HP 30L Desktopは、インテル製CPUとNVIDIA製GPUを搭載するHP社が誇るハイエンドのゲーミングデスクトップPCです。まずは、特徴を紹介していきます。
HP社も真っ向から推す洗練された美しさ
OMEN by HP 30L Desktopの特徴を真っ先にあげるとしたら、一目惚れするレベルの美しいディテールです。
ゲーミングPCならではのイルミネーションによる雰囲気の演出を担保しつつ、高級感漂う洗練された佇まいは唯一無二の存在。
HP社製PCの中で最強スペックを誇るシリーズに関わらず、公式サイトでも真っ向からデザイン推しするレベルです。
上記はHP OMEN Desktop 紹介ページからの引用ですが、同社の最強クラスのゲーミングPCの紹介で真っ先にデザイン推しするブランドはHPくらいしか見当たりません。
OMEN Desktopは量販店でも展示されており、私も実物を見て一目惚れしたのは否めません。
一才の妥協なし!最強クラスのパーツで構成された性能
HP OMEN Desktopのウリはデザインだけではありません。
スペックも最強クラスを誇り、最新・最高クラスのCPU、GPUを搭載、水冷式クーラーやエアフローによる優れた冷却性能、OMEN Desktop向けに特別に設計されたCooler Master製の電源ユニットを搭載するなど、高性能パーツを最適化して配置したことによる優れたパフォーマンスが魅力のゲーミングPCです。
【快適パソコンライフ!】 ハイパフォーマンスモデル | 【快適パソコンライフ!】 エクストリームモデル | |
型番 | GT13-0826jp | GT13-0827jp |
OS | Windows10 Pro | Windows10 Pro |
CPU | Core i7-10700KF | Core i9-10850K |
メモリ | 32GB ※スロット4基、最大64GB | 64GB ※スロット4基、最大64GB |
ストレージ | 1TB SSD + 2TB HDD | 1TB SSD + 2TB HDD |
グラフィック | NVIDIA GeForce RTX 3080 | NVIDIA GeForce RTX 3090 |
光学ドライブ | なし | なし |
無線機能 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.0 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.0 |
冷却方式 | 水冷クーラー | 水冷クーラー |
金額 | ¥285,780(税込)~ | ¥406,780(税込)~ |
HP OMEN Desktopシリーズには、ハイパフォーマンスモデルとエクストリームモデルの2機種がありますが、商品名に【快適パソコンライフ!】と付くものと付かないがあり、付くものは同じスペックでも大幅な値引きを受けられます。
全くスペック構成は同じですので、【快適パソコンライフ!】でない方を選択する理由は見つかりません。
性能比最強クラスのコストパフォーマンス
HPはあまりコスパをPRしていませんが、他のBTOブランドと比較してもコストメリットが高いものが多く存在しています。
実は、OMEN Desktopも圧倒的なコスパを誇るPCで、【快適パソコンライフ!】で値引きされているモデルは、他ブランドで同じスペックのものを手に入れようとしても手に入りません。
高い買い物ですので、私自身も他社製品を隈なく比較しましたが、【快適パソコンライフ!】よりもコスパの高いライバルPCはそう見つかりません。
HP社のパソコンが安く購入できるのはやはり世界規模での調達ができる企業だからです。パーツ一つ一つを大量調達できるため、一般的なBTOブランドと比べてコストメリットが生み出せます。
サイバーパンクな雰囲気が良い
さてOMEN Desktopの魅力はライトアップされたイルミネーションによるサイバーパンク感です。
クリアなアクリル製パネル越しに眺める景色はそれだけでも美しいですが、夜になると以下の感じです。
テンションが上がること、この上ありません!
イルミネーションで光らせているゲーミングPCは多くありますが、OMEN Desktopのように配置までもが美しく設計された筐体は少ないでしょう。
重量級のゲームを最高グラフィック設定で楽しむ
OMEN Desktopの細かなサイズ感や仕様などに関しては公式サイトをチェックいただき、ここでは実際の性能に関してお伝えしていきます。
中量級:ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
FF14のベンチマークツールにてFHD(1920×1080)と2K(2560×1440)の最高品質設定にて測定しました。
フルHD最高品質にてスコア21537を出し非常に快適、2Kでもスコア21203を出し非常に快適の評価を得ました。
なお、FF14ベンチマークのスコアの目安は下記となります。
7000~非常に快適 | 非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。 |
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5000~6999とても快適 | とても快適な動作が見込めます。 グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。 |
3500~4999快適 | 快適な動作が見込めます。 グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。 |
2500~3499やや快適 | 標準的な動作が見込めます。 余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。 |
2000~2499普通 | 標準的な動作が見込めます。 |
1500~1999設定変更を推奨 | ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、 その場合はグラフィック設定の調整をお勧めいたします。 |
1000~1499設定変更が必要 | ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。 グラフィック設定の調整が必要で、調整により改善される可能性があります。 |
1000 未満動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 |
2Kでも21000以上のスコアですから、最高設定でも全く問題なくFF14は楽しめることが分かります。FF14は中量級のゲームですから、この結果は予定通りですね。
重量級:ファイナルファンタジー15ベンチマーク
続いては美しい映像が楽しめるFF15におけるベンチマーク。FF15 vs RTX3090でどれだけのスコアが出せるのかをテストしました。
FHD、2K、4Kにて軽量品質、標準品質、高品質それぞれテストした結果、以下の結果となりました。
軽量品質 | 標準品質 | 高品質 | |
FHD(1920×1080p) | 20306 非常に快適 | 18867 非常に快適 | 15522 非常に快適 |
2K(2550×1440p) | 18962 非常に快適 | 15316 非常に快適 | 12812 非常に快適 |
4K(3840×2160p) | 12817 非常に快適 | 9876 とても快適 | 8093 快適 |
流石に4K解像度になると、標準品質と高品質では「非常に快適」を得ることが出来ませんでしたが、FHDや2Kなど一般的なモニター環境では高品質なグラフィックにてFF15を楽しむことが出来ること確認できました。
超重量級:サイバーパンク2077
最後は超重量級のグラフィック性能を求めるサイバーパンク2077。
「最強のグラフィック性能を求めるサイバーパンク2077 vs 最強のグラフィック性能を誇るRTX3090」この戦いで、複数の設定からどれくらいのフレームレートが稼げるのかを検証してみました。
ちなみにサイバーパンク2077のグラフィック設定は非常に細かな部分まで設定できます。
今回検証したのは、FHD、2K、4Kというそれぞれの環境にて、以下5つのパターンにてそれぞれのフレームレートを確認しました。
- ディフォルト(レイトレーシング「ON」、レイトレースライティング「ウルトラ」、DLSS「自動」)
- レイトレーシング「ON」、レイトレースライティング「サイコ」、DLSS「OFF」
- レイトレーシング「ON」、レイトレースライティング「サイコ」、DLSS「ウルトラパフォーマンス」
- レイトレーシング「OFF」、DLSS「OFF」
- レイトレーシング「OFF」、DLSS「ウルトラパフォーマンス」
流石に超重量級のゲームだけあって、気持ちよくフレームレートを稼げるとは言えず、レイトレーシングON、DLSS OFFというGPUに対して劣悪な環境では21fpsという数値になりました。
2021年現在最強のGPU環境にて21fpsってどうなん?て感じてしまう方もいるかと思いますが、グラフィックも上を追求すればキリがありません。
サイバーパンク2077を最高画質でぬらぬらと動かすにはまだ数年が必要という事でしょう。
さて、私の中では、「レイトレーシングON、DLSSをウルトラパフォーマンス」が、サイバーパンク2077の映像美を損ねずにフレームレートを稼げる設定だと考えていますが、その設定で「4K:82pfs、2K:121fps、FHD:128fps」という良い結果が出ました。
ほとんどの方がFHDもしくは2K環境でゲームは楽しまれると思いますので、RTX3090の環境であれば、サイバーパンク2077をレイトレーシングを活かした美しいグラフィック環境で楽しめるということが確認できました。
ちなみにRTX3090ではなくRTX3070クラスのGPUで同じテストを行うとどうなるかを検証した結果が以下。
こうやってみるといかにサイバーパンク2077がグラフィック性能を求めるゲームなのか、そしてRTX3090がそれに耐えられるGPUであるかが確認できます。
超重量級のゲームを気持ちよく楽しめるゲーミングPC
OMEN by HP 30L Desktopエクストリームプラスモデルの概要と性能についてレビューしました。
コスパが良いと言えど、高価なパソコンではありますが、このクラスのPCでしか味わえない世界もあります。
今回はゲーミング性能をベースに紹介してきましたが、動画編集や配信など重くなりがちな作業もサクサクとこなせるクリエイターにも適したPCです。
CPUやGPUなどの性能は年々アップしていきますが、3〜4年間は最強領域でゲームやクリエイティブを作業できるPCを手に入れたい方に推しの一台です。