G-Tune E6-A7G70BK-Aレビュー! 240Hz WQXGAモニター搭載の高コスパモデル

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、マウスコンピューターの人気ゲーミングノートPCです。

ミドルクラスとハイエンドクラスの間に位置する性能で、比較的低価格。コスパが高くて、クリエイターでも使える実用性の高さが魅力のモデルです。

ただ、ゲーミングノートPCは高価なもの。コスパが高くて人気のあるモデルだとしても、購入するのには躊躇してしまうことがあります。

そこで本記事では、G-Tune E6-A7G70BK-Aの良いところと気になるところをレビューしていくので、ぜひご参考ください。

本レビューはマウスコンピューター様から製品をお借りしレビューしています。
記載価格は2023年11月27日現在のものとなります。

目次

G-Tune E6-A7G70BK-Aのスペックと仕様

同梱品一式
  • CPU:AMD Ryzen 7 7840HS
  • GPU:GeForce RTX 4070 Laptop GPU
  • メモリ:32GB(16×2)
  • ストレージ:1TB NVMe M.2 Gen4×4
  • パネル:16型液晶パネル
  • パネル加工:ノングレア
  • 最大リフレッシュレート:240Hz
  • 解像度:WQXGA(2,560×1,600p)
  • 厚み:約22.8mm

以上が、G-Tune E6-A7G70BK-Aの基本構成です。

CPUには、AMD Ryzen 7 7840HSが採用されています。8コア16スレッドで、マルチスレッド性能が高いのが特徴です。

コアというのは、命令の処理を行う装置のことです。コア数は、その装置の数を表します。

スレッドは、同時に処理できる命令の数のことです。本来はコアひとつあたり、ひとつの命令しか処理できません。

ところが、スレッドがコア数よりも多い場合には、同時に処理できる命令の数が増えます。8コア16スレッドの場合は、コアの倍の数を実際には処理できるということです。

動画編集や配信などは同時に複数の命令を処理しなければならないので、マルチスレッド性能が高いほうがこれらの作業に有利になります。

また、解像度がWQXGAに対応しているのも特徴的です。

フルHDよりも画面に表示されるドット数が多く、画面の表示領域が広いのがいいところ。より作業領域が広くなるので、作業効率が高くなります。ゲームの映像もより、大迫力になるのがいいところです。

PC性能だけでなく、モニター性能も高いのが本機のスペック上の特徴だと言えます。

G-Tune E6-A7G70BK-Aの良いところをレビュー

G-Tune E6-A7G70BK-Aのスペックを簡単に紹介しましたが、語れていない特徴や魅力がまだまだあります。そこで今度は、G-Tune E6-A7G70BK-Aの良いところについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。

クリエイターでも使える処理性能とメモリ容量

Adobe Premiere Proでの動画編集も非常に快適に行えた

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、クリエイターでも使える高い処理性能と大容量のメモリが特徴です。

先述の通り、本機に採用されているRyzen 7 7840HSは、8コア16スレッドのミドルクラスCPU。マルチスレッド性能が高いので、動画編集や配信などのクリエイティブな作業に使いやすいです。

クロック周波数も3.8GHzと高くなっています。

クロック周波数というのは、処理速度のことです。つまり本機は、同時処理がしやすく処理速度が速いということになります。

効率よく、サクサクと処理できるのがいいところです。

ただ、処理性能が高くてもメモリ容量が小さいと使いにくくなります。

本機はメモリが32GBと大容量です。

これだけの容量があれば、CPUの処理能力に対しては十分だと言えます。これよりもメモリを消費する作業をする場合は処理能力が足りなくなり、CPUの処理能力を活かすのには余裕があるため、バランスがいいです。

200fps以上を目指せるゲーム性能

フォートナイト・フルHD・低画質設定で200fps程度でのプレイが可能

G-Tune E6-A7G70BK-Aに採用されているGPUは、RTX 4070 Laptop GPUです。

Apex Legendsやフォートナイトなどのゲームでは、フルHDで200fps程度を目指せます。

fpsというのは、フレームレートの単位のことです。

フレームレートは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。フレームレートが高いほうが、映像が滑らかになります。動作のはじめと終わりの中間の動きをより細かく描写できるため、キャラクターがより魅力的になるのがいいところです。

そのうえ、FPSなどの競技性が高いゲームでは、敵の動きを追いやすくなるため有利に戦いを進められます。

また、これだけのゲーム性能があれば、さまざまなゲームを快適にプレイ可能です。60fpsを下回るようなタイトルは、基本的にはありません。

サイバーパンク2077にてレイトレーシング低で70fps以上での動作が確認できた

WQXGA解像度でも、100fps以上は安定して出せるタイトルが多いです。

最大リフレッシュレートが高い

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、最大リフレッシュレートが240Hzと高いです。

リフレッシュレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のこと。フレームレートと同じですが、モニター側ではリフレッシュレートと呼びます。

モニターの最大リフレッシュレートが高くないと、PC側が高フレームレートを出そうとしても、モニターには反映されません。

ただ、本機は最大リフレッシュレートが高いです。モニターの性能とPCの性能が一致しており、使いやすいです。

ゲームにも使えるキーボード性能

G-Tune E6-A7G70BK-Aに内蔵されているキーボードは、ゲームにも使いやすい性能をしています。

キースイッチ方式は当然パンタグラフですが、打鍵感が良好です。比較的打っている感覚があり、使いやすい部類だと言えます。配列は少し縮められているものの、押しにくいキーはあまりありません。

さらに、Nキーロールオーバーに対応しています。

複数キーの同時押しができるので、同時にさまざまなキーを打ちがちなゲームに使いやすいです。もちろん、高速タイピングにも使いやすくなっています。

高速ストレージでサクサク動く

G-Tune E6-A7G70BK-Aには、高速SSDが採用されているのが特徴です。

ストレージには、HDDとSSDの大きく分けて2種類があります。

HDDは、比較的安価で衝撃に強いストレージです。その反面、データ通信速度があまり速くないという弱点があります。

SSDは、データ通信速度が速いのが特徴です。その反面、比較的高価で衝撃に弱いというデメリットがあります。

ただ、SSDのほうがゲームのロードやファイルの書き出しなどが速いため、ゲーミングPCではSSDが使われることが多いです。

そして、本機に搭載されているNVMe M.2 SSDは、一般的なSSDよりもさらに高速なのが特徴。よりゲームのロードやファイルの読み込み・書き出しが速くなるので、ゲームだけでなく作業用としても使いやすいのがいいところです。

ポート類が充実していて使いやすい

 本体右面

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、近年のノートパソコンと比べるとポート類が多いです。

  • USB2.0×1
  • USB3.0×2
  • USB Type-C×1
  • Mini Display Port
  • HDMI
  • 電源
  • 有線LAN
  • カードリーダー
  • セキュリティスロット

USBが2.0を合わせると3種類あり、Type-C端子も用意されています。これだけあれば、ゲームに必要な周辺機器をハブなしでも接続可能です。

本体左面

もちろん、周辺機器が多くなればハブを使うのがおすすめ。

本体背面

さらに、Mini Display PortとHDMIの二つの映像出力端子があります。外付けモニターに接続しやすいのが、いいところです。

そして、近年は省略されがちなカードリーダーや有線LANポートも備わっています。有線LANポートは、ゲームをオンラインでプレイする場合は特に重要です。Wi-Fiでは、どうしても遅延が発生することがあります。

有線のほうが接続が安定するので、ゲーム向きです。

G-Tune E6-A7G70BK-Aの気になるところをレビュー

ここまで、G-Tune E6-A7G70BK-Aの良いところについてレビューしてきました。ここからは、本機の気になるところをレビューしていきます。良いところと気になるところの両方を知って、自分に合うゲーミングノートPCかを見極めたい方はぜひご参考ください。

持ち運びにはやや不向き

本機は、持ち運びにはやや不向きです。

高性能なゲーミングノートPCなので仕方がないものの、厚みが22.8mm程度と分厚くなっています。ゲーミングノートPCは22mm程度のモデルが多いですが、そのなかでも比較的厚めです。カバンなどに入れて持ち歩くには、少々かさばります。

そのうえ、約2.19kgと本体重量も重いです。外付けキーボードやマウスと一緒に持ち運ぶことを考えると、億劫になる程度の重さがあります。

ちょっとした距離を持ち歩くならまだいいですが、毎日長距離の通勤や通学に持って行くことを考えている場合は注意が必要です。

WQXGAでは200fps以上が出せない

本機はフルHDでは200fps以上を出せる性能がありますが、WQXGA解像度では厳しいです。

軽いゲームなら144fps前後は出せるものの、フルHDよりもフレームレートは大きく下がります。

せっかくWQHD・240Hzのモニターなので、最大限のパフォーマンスを引き出したいところですが、軽いゲームでしか引き出せないのは少し残念です。

とは言いつつ、どんなに性能の高いPCでもWQHDで200fps以上を弾き出すのは簡単ではありませんので、余力のあるモニターと考えておくのが良いです。

排熱量は多くファン音も大きいため、イヤホンなどが必要

通気口からの排熱量は高くマウスを触っていると熱風が吹く

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、高性能なゲーミングノートPCです。ノートPCは、デスクトップ型よりも熱がこもりやすいという難点があります。

ノートPCは、内部にゆとりがありません。パーツ同士が隣接してしまいます。熱を持つパーツ同士が隣接することにより、お互いに熱を高め合ってしまうのが難点です。

そのうえ、ゆとりがないため空気が流れにくくなります。エアフロー効率が下がるため、冷却効率もあまり高くなりません。

さらに、本機には高性能なパーツを搭載しているため、より熱を発しやすくなります。その高性能さを駆使して負荷のかかるゲームや作業をするのが、理由です。

そのため、通気口からは熱風が吹き、ファン音も大きくなります。

ゲームプレイ時にはヘッドセットやイヤホンなどを使わないと、ファン音にゲーム音を消させてしまいます。

G-Tune E6-A7G70BK-Aはこんな方におすすめ!

  • 高フレームレートが出るノートPCが欲しい方
  • 重い作業にも使えるノートPCが欲しい方
  • 配信用のノートPCが欲しい方
  • コスパが高いゲーミングノートPCが欲しい方

G-Tune E6-A7G70BK-Aは、以上のような方々におすすめです。

本機は、フルHDなら200fps前後が出せる性能があります。ゲーム性能が高いノートPCとして、純粋に勧めやすい製品です。

そのうえ、処理性能が高くメモリ容量が大きいため、重い作業にも使えます。クリエイターにも、配信者にもおすすめです。

幅広い人におすすめの高性能ゲーミングノートPCだと言えます。

まとめ|配信にも使える高コスパゲーミングPC

G-Tune E6-A7G70BK-Aの良いところと気になるところについて、レビューしてきました。

本機は、ゲーミングノートPCとしては高性能な部類に入るモデルです。作業性能もゲーム性能も高いので、ゲームもプレイするクリエイターには適しています。それだけでなく、単純に作業用PCとしてもゲーム用PCとしても使いやすいです。

これだけの性能を持って、セール時には25万円程度になるのが非常にお得。定価でも税込み約28万円と、この性能のゲーミングノートPCとしては安いです。

コスパが高くさまざまな用途で快適に使えるゲーミングノートPCを探している方には、特におすすめのモデルですよ。

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