最新世代のCPUとGPUを組み合わせたミドルハイクラスのゲーミングPC、G-Tune DG-I7G70。
マウスコンピューターのゲーミングPCのなかでも、特にコスパが高く人気があります。初心者でも頑張れば購入できる程度の値段で、ゲームだけでなく配信などにも使える性能があるのがいいところです。
そんなG-Tune DG-I7G70にオーロラコレクションというラインナップが登場しました。
これは、Logicoolのオーロラコレクションシリーズの周辺機器がセットになったものです。人気のゲーミングPCと、人気の周辺機器をお得に揃えられます。
本記事では、そんなG-Tune DG-I7G70オーロラコレクションについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
本レビューはマウスコンピューター様から実機をお借りしてレビューしています。
記載価格は2024年10月11日現在の価格となります。
G-Tune DG-I7G70のスペック
- CPU:Core i7-13700F
- GPU:GeForce RTX 4070
- メモリ:32GB(16GB×2)
- ストレージ:500GB (NVMe Gen4×4)
以上が、G-Tune DG-I7G70のスペックです。
Core i7-13700Fは、第13世代のミドルクラスCPU。ゲーミングPC向けに作られているもので、処理性能が高いのが特徴です。
GPUには、RTX 4070を採用しています。これは、さまざまなゲームで高フレームレートが出せるミドルハイクラスのGPUです。これも最新世代で、幅広いゲームを快適に遊べるだけの性能があります。
また、メモリが32GBと大容量なのも、本機の特徴のひとつです。ゲーム配信でも、快適に使えるだけの容量があります。よほどのことがなければ、メモリ容量不足に陥ることがありません。
こちらのPCの詳細レビューは下記を確認ください。
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションのセット内容
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションには、周辺機器が付属します。今度は、セットに含まれているキーボードやマウスなどの周辺機器の特徴についてそれぞれ解説していくので、ぜひご参考ください。
キーボード:Logicool G715WL
- キーレイアウト:日本語配列/TKL(テンキーレス)
- スイッチ:GXメカニカル(リニア)
- キーキャップ:PBTダブルショットキーキャップ
- 通信方式:2.4GHz/Bluetooth
- バッテリー:内蔵型
- バッテリー持続時間:約30時間
- インターフェイス:USB Type-C
- サイズ:幅370.6×奥行157×高さ37.2mm
- 重量:976g
Logicool G715WLは、白色が特徴的なワイヤレスゲーミングキーボードです。Logicoolの安定した無線技術を利用した2.4GHz通信が、非常に魅力的。チャタリングや遅延がなく、快適です。
さらに、キースイッチはリニア軸を採用しています。本来はタクタイルも選べるのですが、本セット品はリニアのみです。
打鍵感は、一般的な赤軸キーボードといったところ。
ガスケットなど内部構造に変わったところがなく、イメージしやすい打鍵感と打鍵音です。音に関しては、リニアにしては若干かさかさとした音が鳴りますが、それがかえって心地よく感じられます。
そして、PBTダブルショットキーキャップを採用しているのも魅力的です。
PBTダブルショットキーキャップというのは、PBT素材で、別パーツで印字を表現してるものを言います。
ABS素材のキーキャップよりも、打鍵音が低く落ち着いたものになります。ダブルショットなので印字の摩耗がなく、LEDが文字を綺麗に透過する仕組みです。そのうえ、ダブルショットな分少し肉厚になるので、打鍵感向上にも繋がっています。
マウス:Logicool G705WL
- ボタン数:6
- 接続方式:2.4GHz/Bluetooth
- 解像度:100〜8,200dpi
- バッテリー:内蔵型
- バッテリー持続時間:40時間(RGBライトがオンの場合)
- サイズ:幅6.81×奥行10.58×高さ3.94cm
- 重量:85g
キーボードと同じく、LIGHTSPEEDの2.4GHz無線通信が可能なワイヤレスゲーミングマウスです。同じドングルで複数の機器が使えるため、オーロラコレクションで統一すればUSBポートを節約できるのがいいところ。
さらに、バッテリー持続時間が比較的長いです。RGBライトがオンでも、最大40時間ほど持続します。ライトをオフにして使う人なら、より長い時間使用可能です。
色も、キーボードと統一感があります。ライトはお尻部分がほのかに光る形で、使っていて気になりません。
ヘッドセット:Logicool G735WL
- タイプ:オーバーイヤー
- ドライバーサイズ:40mm
- ヘッドホン周波数特性:20Hz〜20kHz
- インピーダンス:38Ω
- Dolby Atmos+Windows Sonic立体音響対応
- 3.5mmケーブルでのアナログ入力に対応
- マイク指向性:単一指向性
- 周波数特性:100Hz〜10kHz
- 接続:2.4GHz/Bluetooth/3.5mmオーディオ端子(付属なし)
- バッテリー持続時間:最大約56時間
- 重量:273g
Logicool G735WLは、オーバーイヤー型の無線ヘッドセットです。LIGHTSPEEDの2.4GHzに対応しているだけでなく、Bluetoothや有線にも対応しています。
有線のケーブルは付属していないので、別途3.5mmオーディオ端子搭載のケーブルを使う必要があるものの、アナログ接続ができるのは非常に魅力的です。たとえばミキサーに接続して配信で使いたい方でも、安心。
さらに、バッテリー持続時間が最大約56時間と長いです。音量50%でライティングをオフにしたときに、この最大持続時間になります。ライトがオンの場合は16時間と短くなるので、注意しましょう。
モニター:iiyama G-MASTER_GB2470HSU-W5
- パネル種類:FAST IPS
- パネル加工:ノングレア
- 画面サイズ:23.8インチ
- 最大解像度:フルHD(1920×1080p)
- 最大リフレッシュレート:165Hz
- 応答速度:0.8ms
- AMD FreeSync Premium搭載
- ブルーライト軽減機能搭載
- 高さ調整:可動範囲上下150mm
- ピポット機能:左右回転90°
- チルト機能:-23°〜5°
- スイベル機能:45°/45°
iiyama G-MASTER_GB2470HSU-W5は、白色が特徴的なゲーミングモニターです。
モニターとしての性能も、比較的高めになっています。フルHDの165Hzモニターで、一般的なゲーミングモニターよりも最大リフレッシュレートが少し高いです。
PC側ではフレームレート、モニター側ではリフレッシュレートと呼びます。
さらに、機能が豊富です。特にモニタースタンドの機能が豊富なのが、いいところ。モニターアームがなくても、十分快適に使えます。
モニターアームは白モデルが少ないので、白で統一したい場合は最初はスタンドで使うのがおすすめです。予算などに余裕がある場合や、使っていて不満が出た場合には白いモニターアームを探しましょう。
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの良いところをレビュー
ここまで、G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションのセット内容と、各機器のスペックについて紹介してきました。今度は、実際にG-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの良いところについてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
配信や編集にも使える
G-Tune DG-I7G70は、配信や動画編集などに使いやすい性能を持っています。
まず、CPUの処理性能が高いです。
16コア24スレッドで、マルチスレッド性能が高いのが特徴。コアというのは、処理する命令の単位のことです。基本的に、1コアあたり1つの命令しか処理できません。
スレッドは、実際に同時に処理できる命令の数のことです。コア数よりスレッド数が多い場合、1つのコアで複数の命令を処理できるということになります。
配信や動画編集などのクリエイティブな作業は、同時にさまざまな命令を処理する必要があるものです。Core i7-13700Fであれば、配信や動画編集を快適に行えます。
そのうえ、メモリが32GBあるのが魅力的です。
CPUの処理性能がどれほど高くても、メモリの容量が不足していれば重い作業はしにくくなります。処理負荷が重い作業は、メモリの消費量も大きいです。処理性能が高いCPUと、容量が大きいメモリを搭載しているため、本機は重い作業に使いやすいPCだと言えます。
フルHDで200fps付近を目指せる
G-Tune DG-I7G70は、様々なゲームにてフルHDで200fpsを目指せます。
RTX 4070は性能が高いです。フルHDより高いWQHD解像度でも、軽いゲームなら144fpsで遊べるだけの性能があります。4Kでも、大抵のゲームで快適にプレイ可能です。
フルHDでは、重いゲームでなければ高フレームレートで安定します。軽いゲームなら200fps以上も十分目指せるので、高フレームレートが重要なFPSやTPSをプレイする方には特におすすめです。
もちろん、オープンワールドのRPGなどの一人用のゲームをよく遊ぶ場合でも、昨今は推奨スペックが高くなってきているため、おすすめだと言えます。
WQHDでも快適に使える
G-Tune DG-I7G70は、WQHD解像度での運用に向いた性能を持っています。
フルHDと比べると、縦も横もピクセル数が多いです。ピクセル数が多いと、映像をより細部まで描写できるようになります。フルHDよりも高解像度でゲームが楽しめるのが、いいところです。
そのうえ、表示領域も広くなります。表示領域が広くなることで、より作業がしやすくなるのもWQHDの魅力です。
ただ、本セットに付属するモニターは、フルHDが最大。本機の性能を最大限活かすには、解像度もリフレッシュレートも不足しているのが難点です。
とはいえ、本セットは「白ガジェットで統一すること」を優先しています。WQHDの白モニターは比較的高価なモデルが多いので、セット価格が上昇することを考えると大きなデメリットとは言い難いです。
もしも気になる場合は、別途WQHDの白モニターの導入を検討しましょう。
水冷クーラーを標準搭載している
G-Tune DG-I7G70には、水冷クーラーが標準搭載されています。
CPUクーラーには、大きく分けて二種類があります。空冷式と水冷式です。
空冷式は、ファンから送られる風の力でパーツを冷やします。原始的な方式な分、価格は低いです。
水冷式は、冷却液がCPUから熱を奪いながら循環します。熱を持った冷却液がラジエーターという金属部品に流れ、熱を金属部品に移す仕組みです。そのラジエーターをファンの風で冷やします。
液体と風の力の両方で冷やすため、空冷式よりも冷却性能が高いです。そのうえ、ファンの負担が軽いので回転数が上がりにくく、静音性も高くなります。
さらに、本機の水冷クーラーは240mmの大型ラジエーターを搭載しているので、冷却性能が非常に高いのが魅力です。
キーボードが使いやすい
G-Tune DG-I7G70に付属するキーボードは、非常に使いやすいです。
まず、メディアキーが便利。ファンクションキーの上部に、各種メディアキーが搭載されています。ミュートや曲送りなどが、ボタンひとつで可能です。
その隣には、ロールスイッチを搭載しています。デフォルトは音量のアップダウンに設定されていますが、ソフトウェアで機能をある程度はカスタマイズ可能です。自分が使いやすいように、設定を変更して使えます。
さらに、打鍵感も良好です。ステップスカルプチャ方式を採用しているため、各キーを押しやすくなっています。
高さを変えることで、自然な運指で各段のキーを押せるのがいいところです。長時間ゲームやタイピングで使っていても、疲れにくくなります。
また、付属のパームレストも程よく筐体の高さにフィットするので使いやすいです。見た目がかわいいだけでなく、全体的に実用的なのが魅力だと言えます。
マウスやヘッドセットも快適に使える
キーボードだけでなく、G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションのほかの付属品も快適に使えるものばかりです。
マウスは形状が少し特殊ですが、手に程よくフィットします。特に女性などの手の小さい方は、ほかのゲーミングマウスよりフィット感が良好です。女性向けのシリーズだけあって、手が小さい方のことをよく考えて作られています。
さらに、ヘッドセットも快適です。
音質が良好で、足跡などの効果音が臨場感高く表現されます。定位感も良好なので、FPSやTPSなどで音から敵の位置を判別するのにも、使いやすいです。
そして、全体的に言えることですが、無線が非常に快適。
全てLIGHTSPEEDを用いて接続できるので、USBポートを節約できます。そのうえ、下手な有線よりも遅延が少ない無線技術なので、体感できるほどの遅延がありません。チャタリングもなく、非常に安定しています。
デスクを白ガジェットで統一できる
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの最大のメリットは、デスクを白ガジェットで統一できることです。
ゲーミングデバイスは、黒が基本になっています。近年はゲーマー女子が増加傾向にあるためか、白モデルも増えてはいるものの、まだまだ少ないです。特にBTOメーカーのゲーミングPCとモニターは、白モデルが少ない傾向があります。
本セット品では、自分であれこれ探す必要もなく、白ガジェットで統一できるのがいいところです。
そのうえ、全てが使いやすい人気モデルとなっています。PC本体、キーボード、マウス、ヘッドセットなどどれをとっても一級品です。
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの気になる点をレビュー
ここまで、G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの良いところについてレビューしてきました。魅力が多いセットですが、一部には気になるところもあります。そこで今度は、G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションの気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
キーボードの軸の選択はできない
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションに付属するLogicool G715は、本来リニアとタクタイルの2種類があります。
リニアは引っかかりがないタイプで、タクタイルは若干の擦れ感があるタイプです。ソフトタクタイル系なので、バンプと言えるほどの引っかかりはありません。どちらも、Cherry MXと似た系統で、扱いやすいのが魅力です。
ただ、本セット品はリニア軸以外の選択肢がありません。
タクタイルも人気のスイッチなので、ここは残念なところです。
とはいえ、料金が変わりますが、G913に変更可能というメリットもあります。G913はロープロファイルの人気キーボードです。こちらは、タクタイルスイッチの選択ができます。
そのうえ、タクタイルは白モデルです。白ガジェットで統一しつつ、上位モデルのゲーミングキーボードを選べるのでキーボードが気に入らないという方には、G913に変更することをおすすめします。
パーツのメーカーが不明
付属品のメーカーはもちろん明かされていますが、各種パーツのメーカーが不明です。
オプションパーツはメーカーが記載されているものと、記載されていないものがあります。標準構成で使われているパーツは、ストレージもメモリもメーカーが不明です。
ストレージとメモリは、メーカーによって信頼性が変わります。通信速度や安定性なども、各製品によって細かな違いがあるところです。こだわる方には、パーツのメーカーが記載されていないのはデメリットだと言えます。
ただしマウスコンピューターは様々な検証を経てパーツ選定を行なっています。他のパーツとの相性や信頼性、そしてサポート面を含めて安心できるのがマウスコンピューターの強みでもあります。
細かなパーツまで拘りたいという玄人ユーザー以外は逆に任せっきりの方が良いでしょう。
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションはこんな方におすすめ!
- ゲーミングPCと一緒に周辺機器も揃えたい方
- 初めてのゲーミングPCだけど高性能なモデルが欲しい方
- PCの買い替えとともにオーロラコレクションに変えてみたい方
- デスクを白ガジェットで統一したい方
G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションは、以上のような方々におすすめです。
ゲーミングPCと一緒に周辺機器も揃えたいけど、BTOメーカーの基本の付属品では不満があるという方には最適な選択肢だと言えます。はじめてゲーミングPCを買う方で、周辺機器も所持していない場合にももちろんおすすめです。
さらに、全てを白ガジェットで揃えられる貴重なセットなので、白ガジェットでデスク環境を統一したい方には最適。人気のゲーミングPCに人気の周辺機器がセットになって、価格が比較的低いのが魅力的です。
まとめ|白が好きな初心者・中級者向けセット
本記事では、G-Tune DG-I7G70オーロラコレクションについてレビューしてきました。
マウスコンピューターの人気ゲーミングPCに、Logicoolのオーロラコレクションをはじめとした周辺機器が付属するのが特徴のセットです。全てが高水準で、目立ったデメリットがありません。
BTOメーカーの白ゲーミングPCの定番と、白ゲーミングガジェット定番商品をお得に購入できます。それぞれを別々で購入するよりも、数万円安いです。
異次元の高コスパセットだと言えます。
白ガジェットで揃えたいゲーマーの方には特に、おすすめですよ。