マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、ゲーム性能に特化したゲーミングPCです。
もちろん動画編集などクリエイティブな作業も快適におこなえますが、それ以上にゲームを快適にプレイできる高コスパなゲーミングPCが欲しいという方には、最適なモデルだと言えます。
本記事では、そんなマウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G70についてレビューしていくので、気になっている方はぜひご参考ください。
本レビュー記事はマウスコンピューター様から製品をお借りして執筆しています。
内容は2025年6 月22時点の情報です。製品仕様・価格は変更になる可能性があります。
NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの基本仕様をレビュー

まずは、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの基本的な仕様について、紹介していきます。スペックはもちろん、ホワイトカラーモデルのデザイン・外観についても触れるので、スペックやデザインについて気になっている方はぜひご参考ください。
NEXTGEAR JG-A7G70のスペック
- CPU:Ryzen 7 7800X3D
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 5070
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB NVMe Gen4×4 SSD
以上が、NEXTGEAR JG-A7G70の簡単なスペックです。
CPUは、Ryzen 7 7800X3Dを採用しています。簡単に言えば、ゲーム性能がとても高い代わりに作業性能はライバル製品より控えめになっているというゲーム特化のCPUです。
作業性能が控えめな分、価格も低めになっています。世代も一つ前なので、より安く構築できるCPUなのがポイントです。
世代が一つ前とはいえ、RTX 5070という最新のミドルハイクラスのGPUの性能を活かすには十分な性能を持っています。
性能を盛りすぎず、かといって控えめにしすぎることなく、コスパの高さを追求した構成です。
さらに、ストレージは1TBのNVMe Gen4を採用。データ処理が高速なSSDを十分な容量備えているところが、本機の良いところです。
価格を抑えるためにここの性能や容量を少し落とすということを多くのメーカーはしていますし、マウスコンピューターにもそのような製品はありますが、本機に関しては妥協をしていません。
全体的に妥協点が少ない良い構成で、ゲームをプレイするのには最適なスペックです。
NEXTGEAR JG-A7G70の外観

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの外観は、ホワイトカラーモデルと銘打つだけあって、ホワイトが目立ちます。
全体的に白いのがポイントですが、NGロゴに関しては赤いです。ホワイトに赤いロゴはかっこいいですが、人によっては好みが分かれるポイント。

さらに、サイドパネルはガラス製で中身が見えるようになっていますが、パーツは白で統一されているわけではなく、黒いパーツも使われています。

ただ、パーツの色にまでこだわって構成すると値段が跳ね上がるので、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルのコスパの良さを考えれば、仕方のないところです。
そして、サイドガラスパネルの良さはパーツが見えるところだけではなく、購入後にデコレーションできるところにもあります。
推しのフィギュアを入れたり自分で電飾を足したり、デコレーションして楽しみたい方にはおすすめです。
また、全体的に通気性が高いデザインなのも本機の外観での大きなポイント。

フロントパネルはメッシュ加工になっており、空気を取り込みやすいです。底面とトップにも大型の通気孔があり、空気の通り道(エアフロー)の構築をしっかりと行っています。
静音性はある程度犠牲になるものの、冷却性能が高くなるケースデザインです。

こちらはNEXTGEAR JG-A7G70のLEDの切り替えの様子を撮影した動画。3種類のイルミネーションとカラー変更が可能です。
途中でファン音が大きくなるシーンもあるので、あわせて確認ください。
NEXTGEAR JG-A7G70の良いところをレビュー
NEXTGEAR JG-A7G70のスペックと外観について、簡単に紹介してきました。今度は、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの良いところについて、レビューしていきます。
実際のゲーム性能がどの程度か、使い勝手はどうなのかなどが気になる方は、ぜひご参考ください。
ゲーム性能が高いCPUを搭載

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルには、ゲーム性能が高いRyzen 7 7800X3Dが搭載されています。
Ryzen 7 7800X3Dには、3D V-Cacheというキャッシュメモリが搭載されているのが特徴です。
キャッシュメモリというのは、CPUとメインメモリの間にある小さなメモリのこと。CPUが頻繁にアクセスするデータや命令を一時的に保存することで、メインメモリよりも速くアクセスしてデータの処理ができます。
3D V-Cacheは、簡単に言えばゲーム性能の高いキャッシュメモリです。ゲームのフレームレートを向上させたり、動作をより高速にしたりといった効果があります。
このキャッシュメモリの恩恵もあり、現行のCPUのなかでも特に高いゲーム性能を持っているのがRyzen 7 7800X3Dの良いところです。
CPUというのは、ゲームプレイに大きな影響を与えます。CPUはPC全体の統制を担っているので、CPUの性能が低いとGPUの性能も発揮できません。
そのうえ、多数のオブジェクトが並ぶような場面ではCPUの処理が重要になります。
Ryzen 7 7800X3Dのような高性能なCPUを搭載しているということは、ゲームプレイをより快適にするのに大いに役立つということです。
これとRTX 5070の組み合わせのおかげで、とても高いゲーム性能を持っているのがNEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの最大の魅力だと言えます。
RTX 5070でゲームが非常に快適

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルには、RTX 5070が搭載されています。
これは最新世代のGPUで、クラスとしてはミドルハイに位置するモデルです。
WQHD解像度でのゲームプレイに最適化されており、WQHDでもフレームレートを落とさずにプレイできます。先述のRyzen 7 7800X3Dと組み合わせることで、WQHDでも4Kでも快適にゲームをプレイ可能なのが良いところです。
WQHDでは重めのゲームでも問題なく動き、軽いゲームでは150fpsを超える高フレームレートを出せます。
フレームレートというのは、1秒間に画面に表示される画像の枚数のことです。多いほうが、映像が滑らかになります。FPSやTPSといった対人ゲームでは、敵の動きが読みやすくなるのが良いところです。

もちろん、ソロプレイ前提のゲームでもキャラクターの動きがより魅力的に感じられるようになったり、背景の動きによりリアリティが出たりします。
また、フルHDでは240fps以上で安定するゲームが多いです。
プレイ環境の幅が広く、後から「こんな環境でも遊びたい」「こんなゲームも遊びたい」と欲が出てきても、そのままで対応できる可能性が高いと言えます。
構成の完成度が非常に高い

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、全体的に構成の完成度が非常に高いです。
ゲーム性能に特化したゲーミングPCは近年人気が高いですが、多くのモデルではコストをカットするために構成が削られています。
たとえばメモリの規格をDDR4にしたり、SSDの容量を500GB程度に落としたりといったコストカットが主流です。ストレージは、最も削られやすい部分。
一方本機は、メモリは最新規格のDDR5-5200を採用しています。
ストレージも、1TBのNVMe Gen4と容量・速度共に削られている様子はありません。
そのうえ、電源容量も750Wの80PLUS BRONZE認証ユニットで、構成を考えると十分な容量です。ある程度拡張したとしても、電源ユニットを変える必要がない程度には余裕があります。

さらに、CPUクーラーも水冷です。一般的なトップフローの空冷よりも高価で、静音性が高いのが水冷クーラーの特徴。ファンの力だけでなく循環液の熱を吸い取る力を利用しているので、冷却性能も高いです。
そのうえ、ファンの仕事量が減るので静音性も高くなります。
全体的に、構成にコストカットの後は見られません。
もちろんメーカーを伏せているため、比較的安いパーツを使ってコストカットをしている可能性はありますが、それにしても完成度が高いです。
コスパが高い

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、前述の通り構成の完成度が非常に高いゲーミングPCです。
CPUとGPUの組み合わせが絶妙で、ゲーム性能は高く維持したままコストを下げることに成功しています。そのうえで、メモリ・ストレージ・クーラー・電源ユニットのどれも手を抜いていない構成です。
一般的には、これだけの構成であれば28万円以上になっていてもおかしくはありません。
ただ、本機の価格は税込み25万9700円と非常に安いです。
これだけの性能と構成の完成度で、これほど安いモデルは他になかなかありません。
25万円前後を予算として考えているならば、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは最良の選択肢の一つだと言えます。
また、25万円以下で考えている場合でも、9700円を追加してでも買う価値のあるモデルです。
マウスコンピューター公式サイト NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト)
フロントパネルが使いやすい

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、フロントパネルが使いやすいです。
- 電源ボタン
- LEDボタン
- USB3.0×2
- ヘッドホン端子
- マイク端子
以上の端子とボタンが、フロントパネル上部に搭載されています。
USB3.0が隣り合っておらず、ヘッドホン端子とマイク端子を挟んでいる配置も絶妙です。オーディオ関係もUSBも、デスクからそれほど遠くない位置に持ってくることができます。
さらに、LEDボタンがあるのも良いところ。本機のLEDには点灯パターンが全10種類ありますが、これをボタンひとつで切り替えられます。専用の制御ソフトなどは必要なく、本体のボタンだけで設定できるのが良いところです。
メンテナンスが簡単


NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、メンテナンスが簡単なのも良いところです。
まず、トップとケース底面には1箇所ずつ、ダストフィルターが搭載されています。これで埃の侵入を防いでいるので、内部に汚れが付着しにくいです。煙草を吸う人であれば、ヤニ汚れも完全に防げるわけではないものの、マシにはなります。
内部の掃除頻度が減らせるのが、嬉しいところです。
そのうえ、フィルターは脱着が簡単に行えます。外したら水洗いをして、乾かして再装着するだけです。
これを定期的に行っていれば、内部掃除は頻繁に行う必要がありません。
さらに、内部の掃除をしなければならないタイミングもわかりやすいです。サイドガラスパネルで内部の様子が見えるので、外から見てホコリや汚れが溜まってきたと感じたら掃除するようにすれば問題ありません。
サイドガラスパネルも開けやすく、メンテナンスに関してはストレスフリーです。


ゲーミングPC初心者は最初のうちはメンテナンスにつまずくことがあるので、メンテナンスが簡単な本機はゲーミングPC初心者の方にもおすすめしやすいモデルだと言えます。
クリエイティブな用途にも予想以上に強い

NEXTGEAR JG-A7G70に搭載されているRyzen 7 7800X3Dは、クリエイティブな用途にはあまり向いていないCPUで、動画編集作業や配信などのクリエイティブな作業に必要な性能は、それほど高くありません。
そのため、ゲーム実況動画の撮影・編集や配信などの用途で考えている方には、おすすめしにくいモデルです。
ただ、あくまでもクリエイティブな用途をメインに捉えるならおすすめしにくいということで、一般的な写真編集、動画編集、雑談配信などの用途では十分快適に使えます。
実際に、Adobe Premiere Proでの動画の書き出し、Adobe LightroomでのRAW書き出しを行ったところ下記の時間で書き出しを行えました。
本機 Ryzen 7 7800X3D + RTX5070Ti | 比較機(DAIV) Core Ultra7 265K + RTX5070Ti | |
Adobe Premiere Pro 4K60P 30分動画書き出し | 25分36秒 | 18分30秒 |
Adobe Premiere Pro 4K30P 30分動画書き出し | 11分53秒 | 7分56秒 |
Adobe Premiere Pro FHD60P 30分動画書き出し | 6分2秒 | 4分44秒 |
Adobe Premiere Pro FHD30P 30分動画書き出し | 3分12秒 | 2分16秒 |
Adobe Lightroom RAW画像100枚フルサイズ書き出し | 33.2秒 | 19.5秒 |
Adobe Lightroom RAW画像100枚2000pxへの書き出し | 19.9秒 | 13.7秒 |
もちろん、クリエイティブ機と比較すると性能は落ちますが、十分に対応できるモデルといえます。
NEXTGEAR JG-A7G70の気になる点をレビュー
ここまで、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの良いところについてレビューしてきました。
ただ、良いところばかりではありません。一部には気になる点もあります。
そこで今度は、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルの気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参考ください。
拡張性はあまり高くない

NEXTGEAR JG-A7G70のケースは、ミニタワーです。
小さめのサイズなので、置き場所に困りにくいのが良いところ。小さめのラックやワゴンにも問題なく入れられますし、デスクが広ければデスク上に置いていても邪魔になりにくいです。
ただ、拡張性はどうしても低くなります。
購入後に大型のパーツに交換したいという場合には、適さない可能性が高いです。

またメモリスロットが2つしかないため、追加で増やすことがむつかしく、増設する際は入れ替えとなります。
カスタマイズの自由度は低め

NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、購入時のカスタマイズの自由度は低めです。
CPUおよびGPUのアップグレードには、対応していません。CPUクーラーも標準搭載の240mmラジエーター搭載水冷クーラーしか選べず、大胆なカスタマイズはできないので注意しましょう。
一方、ストレージおよびメモリの増設といったカスタマイズはできます。
ただ、そもそも構成の完成度が非常に高いため、カスタマイズの必要性は特にないモデルです。自由に全部をカスタマイズしたいという方でなければ、この点に関してはあまり気にする必要はありません。
もし予算があれば、メモリーを32GBに、SSDを2TBに増設しておけば将来的な部分も不安なく使えるはずです。
フロントパネルにType-Cが欲しかった

NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイトカラーモデル)のフロントパネルには、電源ボタンやLEDボタンのほか、USB Type-Aポートが2つ、マイク入力、ヘッドホン出力端子が搭載されています。
わざわざ背面に回らずとも、必要なデバイスをすぐに接続できるのは非常に便利です。
ただ、近年主流になりつつあるUSB Type-Cポートが非搭載なのはやや残念なポイント。
スマホや外付けSSDなど、Type-C対応機器を多く使う方にとっては、フロントにも1ポートあるとより使い勝手がよくなっていたと感じます。
各種ベンチマーク
NEXTGEAR JG-A7G70にていくつかのベンチマークを行いましたので、ご参考ください。
モンハンワイルズベンチマーク

モンスターハンターワイルズの公式ベンチマークでは、4K高・4K中、WQHD高、FHD高の4つのモードでベンチ測定をしています。
SCORE | 平均FPS | |
4K 高 | 22956 | 67.27 |
4K 中 | 18960 | 110.60 |
WQHD 高 | 22032 | 129.13 |
FHD 高 | 25014 | 146.19 |
なお、4Kウルトラ設定も試しましたが、途中でフリーズしてしまいベンチマークを最後まで回すことはできませんでした。
4K高であっても実際のゲームプレイでもカクつくケースが見受けられました。

モンハンワイルズクラスの重量級ゲームをメインで考えるのであれば、モニターはWQHDクラスと合わせることをお勧めします。
サイバーパンク2077


サイバーパンク2077は4KにてレイトレーシングをOnにした際の低・中・高・ウルトラのベンチとレイトレーシングなしでの低・中・高・ウルトラを測定しました。
レイトレーシング有効 | レイトレーシングOFF | |
プリセット低 | 80.24 | 167.78 |
プリセット中 | 59.56 | 141.64 |
プリセット高 | 56.05 | 91.79 |
プリセットウルトラ | 37.76 | 63.21 |
実際にプレイしても、JG-A7G70であれば4K解像度でも最高品質にこだわらなければ十分にプレイできる印象です。
FF14黄金のレガシーベンチマーク

FF14ベンチマーク「黄金のレガシー」にて、NEXTGEAR JG-A7G70のパフォーマンスを確認しました。比較対象として、RTX 5070 Ti(Core Ultra 7 265K構成)やRTX 3080 Ti(Core i9-12900K構成)のスコアも併せてチェックしています。
Core i9 12900K RTX3080Ti | Ryzen 7 7800X3D RTX5070 | Core Ultra7 265K RTX5070Ti | |
4K 最高品質 | 10497 快適 | 11000 とても快適 | 13865 とても快適 |
4K 高品質 | 12264 とても快適 | 12237 とても快適 | 14809 とても快適 |
4K 標準品質 | 16710 非常に快適 | 15136 非常に快適 | 17316 非常に快適 |
WQHD 最高品質 | 18293 非常に快適 | 20328 非常に快適 | 19936 非常に快適 |
WQHD 高品質 | 19568 非常に快適 | 22792 非常に快適 | 21473 非常に快適 |
WQHD 標準品質 | 24054 非常に快適 | 29658 非常に快適 | 24911 非常に快適 |
FHD 最高品質 | 22546 非常に快適 | 29095 非常に快適 | 23984 非常に快適 |
FHD 高品質 | 23987 非常に快適 | 31325 非常に快適 | 24630 非常に快適 |
FHD 標準品質 | 27204 非常に快適 | 38135 非常に快適 | 26774 非常に快適 |
特にWQHDやFHD環境で安定して高い快適性を維持できる性能を確認できました。
RTX 5070とRyzen 7 7800X3Dの組み合わせは、描画負荷の大きいMMORPGとの相性がよく、実際のゲームプレイでも安定した動作が期待できます。
上位GPUを搭載した構成と比較しても、極端に差が開くわけではなく、消費電力や価格を含めたバランスが優れています。
FF15ベンチ

続いてFF15出のベンチマーク結果です。こちらも比較対象としてRTX 5070 Ti(Core Ultra 7 265K構成)やRTX 3080 Ti(Core i9-12900K構成)のスコアも併せてチェックしています。
Core i9 12900K RTX3080Ti | Ryzen 7 7800X3D RTX5070 | Core Ultra7 265K RTX5070Ti | |
4K 高品質 | 8240 快適 | 8993 快適 | 11497 とても快適 |
4K 標準品質 | 9935 とても快適 | 10781 とても快適 | 13705 非常に快適 |
4K 軽量品質 | 13737 非常に快適 | 15202 非常に快適 | 19317 非常に快適 |
WQHD 高品質 | 13154 非常に快適 | 15530 非常に快適 | 18331 非常に快適 |
WQHD 標準品質 | 16621 非常に快適 | 20429 非常に快適 | 22564 非常に快適 |
WQHD 軽量品質 | 18608 非常に快適 | 23363 非常に快適 | 23558 非常に快適 |
FHD 高品質 | 15278 非常に快適 | 19751 非常に快適 | 20738 非常に快適 |
FHD 標準品質 | 17909 非常に快適 | 23327 非常に快適 | 23147 非常に快適 |
FHD 軽量品質 | 18883 非常に快適 | 23549 非常に快適 | 23559 非常に快適 |
NEXTGEAR JG-A7G70は、FF15ベンチマークでも解像度を問わず安定したスコアを出しており、バランスの良いスペックであることが確認できました。
上位モデルに劣るものの、WQHDやFHDでは高品質設定でも高い安定性があり、プレイ中にストレスを感じることはありません。
3D Mark Steel Nomad

3DMark Steel Nomadは、ゲーミングPCやノートパソコンのグラフィック性能をチェックできる定番ベンチマークソフトで、「レイトレーシング」や「DirectX 12 Ultimate」といった高度な描画技術を使って、GPUの処理能力を計測できます。
今回の比較対象として、RTX3080Ti環境、本機RTX5070環境、RTX5070Ti環境で測定を行いました。
本機に搭載されているRTX 5070は、上位モデルの5070 Tiと比べるとスコアは劣りますが、旧世代のハイエンドGPU「RTX 3080 Ti」よりもやや高い数値を記録しており、性能面でも安心できます。
Cinebench2024

Cinebench 2024は、CPUとGPUの処理性能をチェックできる定番ベンチマークソフトです。
映画やCMなどで使われる3D制作ソフト「Cinema 4D」の実際のレンダリングエンジンを使っており、リアルなCG制作環境に近い負荷で性能を測定できるのが特徴です。
今回の検証では、Core i9-12900K、Ryzen 7 7800X3D、Core Ultra 7 265Kの3つのCPUでベンチマークを実施。
なお、RTX 5070および5070 Ti環境ではGPUスコアが取得できなかったため、CPUのみのスコア比較となります。
CPU | マルチコアスコア | シングルコアスコア | MP比率 |
Core i9-12900K | 952 pts | 114 pts | 8.36× |
Ryzen 7 7800X3D (本機) | 1,014 pts | 106 pts | 9.53× |
Core Ultra 7 265K | 1,710 pts | 128 pts | 13.34× |
Ryzen 7 7800X3Dはマルチコアで1,014pt、シングルコアで106ptと、旧世代ハイエンドのCore i9-12900Kを上回るスコアを記録しました。
Core Ultra 7 265Kには及ばないものの十分に高いスコアで、マルチスレッド処理をしっかりこなせる性能を持っていることが確認できます。
NEXTGEAR JG-A7G70はこんな方におすすめ!

- WQHDでゲームを快適に遊びたい
- フルHDで240fps以上で遊びたい
- 4Kでも使えるゲーミングPCが欲しい
- クリエイティブ作業はサブで考えている
NEXTGEAR JG-A7G70は、以上のような方々におすすめです。
一言でまとめれば、ゲーム性能を最重要視する方におすすめ。
本機は、4Kで高フレームレートを出したいという人でない限り、ゲーム性能で不満を抱きにくい性能をしています。WQHDであれば十分高フレームレートが出せるうえに、4Kでもタイトルによっては快適にプレイ可能です。
最新のAAAタイトルを見てみても、まだまだ追いつかれる気配がない性能だと言えます。
長い間、高性能モデルとして使い続けられるゲーミングPCです。
まとめ

本記事では、NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルについて、レビューしてきました。
NEXTGEAR JG-A7G70ホワイトカラーモデルは、ターゲットが非常にわかりやすいゲーミングPCです。
ゲーム性能に特化しており、クリエイティブ向けの作業性能は若干低め。とはいえ、画像編集や動画編集なども問題なくできるので、一般的には十分な性能があると言えます。
価格は控えめですが、構成に妥協が見られず、コスパが圧倒的に高いです。
ゲーム性能特化のゲーミングPCを探している方や、25万円以上の予算でクリエイティブな用途以外でゲーミングPCを探している方には、手放しでおすすめしたいモデルだと言えます。