モンハンワイルズ ベンチマーク・RTX 4060 Ti 「高」設定でがっつり遊べそう!

モンスターハンターワイルズ公式からベンチマークツールが提供されました。

モンハンワイルズは高い映像処理能力を要するゲームのため、今使用しているゲーミングPCで快適にプレイできるか気になるところ。

ベンチマークツールを使用することで、どの程度快適にプレイできるかを事前にお金を使わずに確認できます。

使用したゲーミングPCのGPUはRTX4060Ti。VRAMは8GBタイプ。

この記事ではベンチマークツールの使い方、RTX 4060 Ti環境にて使用した結果を紹介していきますので、モンハンワイルズ用のゲーミングPCを新規で購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

本記事はマウスコンピューターさんからPCをお借りして検証&執筆してます。
記載価格は2025年2月20日現在の価格で今後変動の可能性があります。

目次

ベンチマークに使用したゲーミングPC&モニター環境

今回のベンチマークで使用したゲーミングPCはマウスコンピューターのNEXTGEARでスペックは下記の通りです。

OSWindows 11 Home 64ビット
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060 Ti(8GB)
メモリー16GB
SSD1TB

Ryzen 7 5700XはAMDの8コア16スレッドCPU。省電力なのに高性能で、最大4.6GHzで動作。ゲーミングや動画編集に適した実力派でコスパの良さが魅力です。

GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Ti、VRAM 8GBタイプ。フルHD解像度での高フレームレートゲーミングに特化したミドルレンジGPUですが、今回のモンハンは非常にGPUパワーを使うためどこまでフレームレートを出せるか気になるところ。

メモリーは16GB。最近のゲーミングPC界隈では16GBメモリーでは足りず32GBを積んだほうが良いと話題になることも多いです。

この構成のNEXTGEAR20万円を切る価格帯のため、できる限り低予算でモンハンワイルズを快適にプレイできるゲーミングPCを探しているユーザーには大きな選択肢になるはずですが、モンハンワイルズ需要なのか人気殺到し現在売り切れとなっています。※今後再販するかも微妙なところのようです

同じスペック構成のG TUNEが現状販売されているので、Ryzen 7 5700X + RTX 4060 Tiの構成でゲーミングPCを購入されている方はこちらを検討することをお勧めします。

NEXTGEARより少し高くなりますが、拡張性とカスタマイズ性が高いのでよりこだわったゲーミングPCを手に入れられます。

モンスターハンターワイルズベンチマークツールの使い方

まずモンスターハンターワイルズベンチマークツールのダウンロード方法と使い方について簡単に解説していきます。

ベンチマークツールのダウンロード方法

モンスターハンターワイルズ公式ページ

ベンチマークツールはSteamからダウンロードします。モンスターハンターワイルズ公式サイトのベンチマークページから「ベンチマークをダウンロードする」をクリックし、Steamのダウンロードページに進みダウンロードしてください。

Steam モンスターハンターワイルズベンチマークツール ダウンロードページ

ベンチマークツールの使い方

ベンツマークツールを立ち上げると、最初にシェーダーのコンパイルが数分間実行されます。次に言語設定の後に上の画面が表示されますので、Optionsページに進み細かくグラフィックを設定していきます。

Optionsページを確認する前にBenchmarkをクリックしてしまうと、設定内容を把握できないままベンチマークがスタートしてしまうので気をつけましょう。(途中ストップができず約6分ほど無駄にすることになります)

設定時の予測VRAMの使用量(右上)や実際のデモ映像クオリティやfpsを確認しながら自身のPC環境がモンハンワイルズをプレイするのに納得のいくクオリティかどうかを見定めていきます。

なおグラフィック設定を細かくしていくと設定項目だけで3ページ分あり、全て調整していてもキリがありません。基本的にはグラフィックプリセットの調整のみで大丈夫です。

グラフィックプリセットは「ウルトラ・高・中・低・最低・カスタム」に分かれています。常時60fps以上(できれば100以上)のフレームレートを出しつつ美しいグラフィックを担保したいと考えると「高」でのパフォーマンスを気にしたいところです。

予想VRAM使用量が高くなると(GPUのVRAM上限に近づくと)アラートが表示される。
実際にデモを動かしたがカクツキが酷く遊べるイメージは持てなかった。

なおRTX4000系GPUではDLSS 3によるフレーム生成が可能です。

フレーム生成を使用することにより実際のGPUパワーよりも高いフレームレートでゲームプレイが可能になります。

モンハンワイルズのような高グラフィックゲームではフレーム生成を活用することでより美しい映像と滑らかな動きを楽しむことができます。

なおフレーム生成を使用するとわずかな入力遅延が発生すると言われてますが、実際にベータ版をプレイした感想としては違和感を感じることはありませんでした。

モンハンワイルズベンチマークの測定方法と目安

それでは今回実行したベンチマークの測定方法とベンチマークスコアの見方について解説します。

ベンチマークの測定方法

今回の測定ではグラフィックプリセットを使用し、「ウルトラ・高・中・低・最低」の5段階でどの程度のスコアとfpsが出るかを測定しています。

また、それぞれの設定に対して、フレーム生成のOn・Off、より綺麗な映像を楽しみたい観点から、それぞれに対してレイトレーシングのOn・Offを設定してそれぞれのベンチマークを測っています。

また、4060Ti環境ではFHD解像度がベースになるので合わせる方は少ないと思いますが、4K・WQHD環境でもベンチマークを回しています。こちらは5段階のグラフィックプリセットのみ回していますが、どの程度のスコア・fpsが出るか参考程度にご覧ください。

ベンチマークスコアの目安

スコアプレイの快適度
20000 〜非常に快適にプレイできます
13000 〜 19999快適にプレイできます
10250 〜 12999問題なくプレイできます
7000 〜10249設定変更を推奨します
5200 〜 6999設定変更が必要です
〜 5199動作困難です

上記表がベンチスコアーの目安。13000以上が出れば快適にプレイできるとのことなので参考にすると良いかもしれません。

ただし実際にベンチマークを回してみると、13000以上出ていてもVRAMが圧迫するウルトラ設定だとカクツキが多く快適にゲームプレイができるとは感じられませんでした。

本当に快適にプレイするのであれは、20000近くのスコアを基準にしたほうが良いかもしれません。

ベンチマーク結果が実際とズレてしまう要因について

ベンチマークツールによるスコアが快適であっても実際にゲームプレイしてみると快適に作動しないというケースも生じます。

実際のゲームプレイ中は裏で別のアプリが動いていてメモリーを消費しているケースも多いはず。

例えばゲーム配信や動画キャプチャーを行っていたり、Discordなどのチャットアプリを使っている、ブラウザで多くのページを表示させているなどのケースでは単体でベンチマークを回している時よりも動きが変わってしまうことは頭に入れておきましょう。

モンスターハンターワイルズベンチマーク結果(RTX4060Ti)

それではベンチマークの結果を記載していきます。上から以下の順でウルトラ・高・中・低・最低の結果を表形式にて記載していきますので参考にしてください。

  1. フレーム生成なし・レイトレーシングOFF
  2. フレーム生成あり・レイトレーシングOFF
  3. フレーム生成なし・レイトレーシングON
  4. フレーム生成あり・レイトレーシングON

フレーム生成なし・レイトレーシングOFF

スコア平均fps
ウルトラ1661749.48fps
2484672.87fps
2565975.18fps
2596976.05fps
最低2823682.90fps

フレーム生成あり・レイトレーシングOFF

スコア平均fps
ウルトラ1530090.81fps
21664126.70fps
23245136.28fps
24906145.91fps
最低26256153.78fps

フレーム生成なし・レイトレーシングON

スコア平均fps
ウルトラ1551545.60fps
2273266.50fps
2347768.78fps
2379369.67fps
最低2806481.98fps

フレーム生成あり・レイトレーシングON

スコア平均fps
ウルトラ1046961.92fps
20056117.72fps
22454131.11fps
23054135.01fps
最低24729145.03fps

モンハンワイルズは4060TiにてWQHDや4Kで遊べるかをチェック

左から4K・WQHD・FHDモニター

最後にFHD以外の解像度のゲーミングモニターでもベンチマークを回しました。こちらはフレーム生成ONの状態でウルトラ・高・中・低・最低の5つを測定しています。レイトレーシングなどはOFFの状態になります。

FHDWQHD4K
ウルトラ15300/90.81fps7774/43.76fps3956/14.30fps
21664/126.70fps16797/98.09fps6094/32.67fps
23245/136.28fps19322/112.24fps11270/65.94fps
24906/145.91fps22404/131.24fps14306/83.67fps
最低26256/153.78fps22534/11.65fps14580/85.24fps

測定した感想としては、WQHDであれば中・低にクオリティを落とせば十分に遊べるといった印象でした。ただ映像クオリティを落としてWQHDモニターを使用するのであれば、FHD環境で美しい映像と高いフレームレートで遊んだほうが良いと感じました。

なお、ベンチマークツールでの結果は上記の数値が出ましたが、ベータ版を4Kモニターでプレイみると以下状況に。

低でフレームレートは60fps前後でていますが、モンスターがきちんと表示されませんでした。これからの正式版での改善はあると思いますが、無理にモニタースペックはあげない方が無難です。

モンハンワイルズはRTX 4060 Ti で遊べる・予算に応じて前後スペックも

本記事ではRTX4060Ti環境にてモンハンワイルズのベンチマークを回してきました。ベンチマークを回しつつベータテストもプレイしましたが、4060Ti環境ならストレスなく楽しめるといった印象です。

ベンチマーク前は高設定でフルHD60fps以上、できれば100fpsが出せればと考えていましたが、フレーム生成を活用すれば余裕で120前後のfpsが出せます。

複数人プレイであっても100fps以上のフレームレートで遊ぶことができました。

もちろん製品版ではベータ版から調整も入りますので違った結果になると思いますが、4060Ti環境でも十分に楽しめると考えて良いかもしれません。

ただバックグラウンドで配信したり動かすアプリケーションによっては別の負荷もかかってきますのでその辺りは注意が必要です。

これからモンハンワイルズを遊ぶためにゲーミングPCを検討されているのであれば、配信なども行いたいのであれば4070系などワンランク上のスペックを、ゲームプレイするだけなので、もう少し予算を絞りたいのであれば、RTX4060などのワンランク下のGPUモデルを検討するのも良いかもしれません。

2025年2月20日現在、本記事紹介のNEXTGEAR 4060Tiモデルは品切れとなっています。RTX5xxx系の発売開始により同モデルが再販されるかどうか分かりませんので、4060Tiモデルを考えている方はG TUNEで検討されることもおすすめします。少し値段は上がりますが拡張性やカスタマイズ性がNEXTGEARより高いため、より好みに沿ったPCを手に入れられます。

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