クリッキースイッチ(青軸)おすすめ10選|特徴・選び方・キーボードまで解説【2026年版】

メカニカルキーボードの世界で「クリッキースイッチ」と呼ばれるキースイッチは、カチッとした明確なクリック感と歯切れの良い打鍵音が特徴のスイッチカテゴリです。

日本では一般的に「青軸」の名で親しまれており、Cherry MX Blueから派生した数多くのバリエーションが、世界中のキーボードファンを楽しませ続けています。

近年は、ホットスワップ対応キーボードの普及により、好きなクリッキースイッチを自由に組み込める時代になりました。Cherry本家のMX2A Blueから、Kailh Box系の独自クリックバー機構、Akko・Outemu・Gateronの個性派まで、選択肢は実に豊富です。

そこで本記事では、保有しているクリッキースイッチ10種を紹介しながら、クリッキースイッチ(青軸)の特徴・メリット・デメリット・選び方・おすすめキーボードまで解説していくので、ぜひご参照ください。

目次

クリッキースイッチ(青軸)とは

クリッキースイッチとは、キーを押し込んだときに「カチッ」という明確なクリック感とクリック音が返ってくるメカニカルキースイッチのこと。

Cherry社が1980年代から製造している「Cherry MX Blue」を起源として、いまでは多数のメーカーから派生スイッチが販売されています。

日本では一般的に「青軸」の名で広く知られており、本記事でも以降は文脈に応じて「クリッキースイッチ」「青軸」を使い分けていきます。

Cherry MX以外にも、Kailh・Akko・Gateron・Outemuといったメーカーが、それぞれ独自のクリック機構や打鍵感を備えたクリッキースイッチを展開しています。

クリック機構の仕組み

クリッキースイッチが独特の「カチッ」という音と感触を生み出す仕組みは、大きく分けて2種類あります。

ひとつは「クリックジャケット式」で、Cherry MX Blueをはじめとする伝統的な方式です。スイッチ内部のステム(軸)にクリックジャケットと呼ばれる別パーツが組み込まれており、キーを押し込むとジャケットが弾かれて音を発生させる構造になっています。

もうひとつは「クリックバー式」で、Kailh Box White・Box Jade・Box Navyなどに採用されている新しい方式。

スイッチ内部の金属バー(クリックバー)がステムの動きで弾かれることで、より歯切れの良いクリック感とシャープな音を生み出します。一般的にクリックバー式のほうがフィードバックが鋭く、音も明確です。

実際のクリック機構の違いと打鍵音は、上の動画で確認できます。Cherry MX2A Blue(クリックジャケット式)とKailh Box Navy(クリックバー式)を実機で比較しているので、文章だけでは伝わりにくい音と動きの違いを聞き比べてみてください。

スイッチ交換で楽しめるクリッキー沼

近年のメカニカルキーボードはホットスワップ対応モデルが主流となり、好きなスイッチを工具なしで組み替えられるようになりました。これにより、Cherry MX Blue以外にも数十種類存在するクリッキースイッチを、1台のキーボードで次々と試すことが可能です。

同じ青軸でもメーカーごとに音と感触が全然違うので、重めから軽めまで好みの1本が見つかります。この探求体験は、メカニカルキーボードの最も奥深い楽しみのひとつ。クリッキースイッチを探す旅は、まさに沼の入口です。

クリッキースイッチ(青軸)のメリット

青軸の魅力を、3つのポイントで紹介します。

明確なクリック感でタイピングが楽しくなる

青軸最大の特徴は、キーを押し込んだ瞬間に得られる明確なクリック感。指先に「カチッ」と引っかかる感覚があるので、タイピングしている実感がほかの軸よりもダイレクトに伝わってきます。

リニア軸(赤軸など)が「スッ」と滑らかに沈み込むのに対して、青軸は「ガクッ」と一段階引っかかってから底打ちする構造。この一拍の引っかかりが、打鍵を「作業」から「体験」に変えてくれるのが青軸の本質的な魅力です。

歯切れの良いクリック音が気持ちいい

青軸は、クリック感とともに「カチッ」という歯切れの良い音が鳴ります。メカニカルキーボード特有の打鍵音と組み合わさることで、タイピングそのものに爽快感が生まれるのが青軸ならではのポイント。

打鍵音はキーボードの筐体やフォーム構造によって変化しますが、青軸の場合はクリック音そのものに個性があるため、どんなキーボードに組み込んでも青軸らしさが残ります。打鍵音にこだわるユーザーにとっては、ジャンルそのものが楽しみの対象です。

誤入力しにくい

青軸はリニア軸と比べてアクチュエーションポイント(キーが反応する位置)に明確なクリック感があるため、軽く触れただけでは反応しにくい構造になっています。タイピング中にキーに指が乗ってしまっても、しっかり押し込まない限り入力されないので、誤入力が抑えられるのが嬉しいポイント。

ライティング作業や長文入力で誤打が気になる方にとっては、青軸の重さとクリック感が安心感をもたらしてくれます。

クリッキースイッチ(青軸)のデメリット

クリッキースイッチの魅力は大きい一方で、向き不向きがはっきり分かれるスイッチでもあります。デメリットも正直に紹介します。

打鍵音が大きい

クリッキースイッチ最大のデメリットが、打鍵音の大きさ。クリック音が魅力である裏返しで、自宅以外の環境では使いにくいのが現実です。

オフィスでのタイピング・カフェでのリモートワーク・オンライン会議中のメモ取りなど、周囲に音が届く環境では青軸は不向き。ヘッドセットを使うゲーム配信でも、マイクが拾うクリック音が視聴者に届くため、配信用途では別の軸を検討する必要があります。

ただ、店頭で試したときの音量よりも、自宅で実際に使うとさらに大きく感じるケースが多いので、購入前には試打環境より厳しめに見積もるのがおすすめです。

長時間タイピングでは疲れやすい

クリッキースイッチは赤軸や茶軸と比べて押下圧が重めの傾向があり、しっかり押し込まないと反応しないため、長時間のタイピングでは指の疲労が蓄積しやすい性質があります。

特にKailh Box Navyの60gf・タクタイル荷重95gfといった重量級は、5〜6時間連続でタイピングすると指が明確に重くなってくる印象。プログラミングや大量の文章入力を毎日こなす方にとっては、長期的な疲労リスクを考慮する必要があります。

その対策として、軽めのクリッキースイッチを選ぶか、休憩を意識的に挟むのが現実的な解決策です。

クリッキースイッチが向いている人・向いていない人

ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、青軸が向いている人と向いていない人をまとめます。

クリッキースイッチが向いている人

  • タイピングそのものを楽しみたい方
  • 明確なクリック感とクリック音に魅力を感じる方
  • 自宅で1人で作業する時間が多い方
  • 誤入力を減らしたい方
  • スイッチ交換でカスタマイズを楽しみたい方

クリッキースイッチが向いていない人

  • 静音性を重視する方
  • オフィスやカフェで使いたい方
  • ボイスチャット・配信を頻繁に行う方
  • 長時間の連続タイピングが多い方
  • 1台のキーボードを長く使い続けたい方

特にホットスワップ対応キーボードを使う方であれば、「平日はオフィスで赤軸、休日は自宅で青軸」のような使い分けも可能。スイッチ交換で楽しみ方を広げるのも、青軸の正しい付き合い方のひとつです。

クリッキースイッチ(青軸)の選び方

クリッキースイッチ(青軸)を選ぶときに重要なポイントを4つ紹介します。

クリック機構で選ぶ

クリッキースイッチ(青軸)を選ぶ最初の分岐点は、クリック機構です。クリックジャケット式とクリックバー式で、打鍵感と音が大きく変わります。

クリックジャケット式の代表はCherry MX Blue・Akko Creamy Cyan・Outemu Dustproof Blueなど。クリックバー式の代表はKailh Box White・Box Jade・Box Navyなどです。

クリックジャケット式は伝統的なメカニカルキーボードの「カチャカチャ」音に近く、ややノスタルジックな印象。

Cherry MX Blue

一方クリックバー式はよりシャープで「カチッ」という金属的な響きが特徴で、洗練された打鍵感を求める方に好まれます。

Kailh Box Navy

押下圧で選ぶ

クリッキースイッチ(青軸)の押下圧は、軽めの45gfから重量級の60gfまで幅があります。

軽めの45〜50gfクラスは長時間使用でも疲れにくく、初めてのクリッキースイッチに向いています。

Kailh Box White・Akko Creamy Cyan・Outemu Dustproof Blueなどが代表的。中重量の50〜55gfクラスは青軸らしい手応えを感じられる王道の重さで、Kailh Box JadeやCherry MX2A Blueが該当します。

重量級の60gf以上は、80年代のIBM Model Fのような濃厚なフィードバックを求める愛好家向けで、Kailh Box Navyが代表例です。

ホットスワップ対応キーボードがおすすめ

クリッキースイッチ(青軸)を本気で楽しむなら、ホットスワップ対応キーボードを選ぶのがおすすめです。ホットスワップとは、はんだ付けなしでスイッチを工具で抜き差しできる仕組みのことを指します。

ホットスワップ対応キーボードがあれば、軽めのKailh Box Whiteから始めて、気に入ったらKailh Box Jadeへ進めます。さらに、もっと重い手応えがほしくなったらBox Navyに付け替えるというように、好みの探求がそのまま続けられる仕組み。1台のキーボードでクリッキースイッチの世界を網羅的に楽しめるので、長期的に見ると経済的でもあります。

なお、ホットスワップ対応キーボードでも3ピン専用のものと5ピン対応のものがあるので、購入予定のスイッチがどちらの仕様かは事前に確認しておくと安心です。

硬質系キーボードとの相性で選ぶ

キーボード本体の構造との相性によってもサウンドや打鍵感が異なってきます。クリッキースイッチは、アルミ筐体・硬めフォーム・たわみの少ないプレートを採用した「硬質系」のキーボードと組み合わせると、本来のフィードバックを最も活かせます。

たとえばEPOMAKER P65のようなフルアルミ・ガスケットが硬めの構造のキーボードでは、クリック音のシャープさやタクタイルバンプの輪郭がクリアに伝わってきます。柔らかい樹脂筐体・低密度フォームのキーボードだと、せっかくのクリック感が筐体に吸収されてぼやけてしまうケースもあります。相性の良し悪しを意識して選ぶのが重要です。

打鍵感の輪郭を最大限に楽しみたい方は、アルミ筐体やSUSプレートを採用したキーボードにクリッキースイッチを組み合わせる方向性をおすすめします。

クリッキースイッチ(青軸)おすすめ10選

ここからは、保有しているクリッキースイッチ10種を実機ベースで比較していきます。まずはインターネット上で広く流通している情報を整理しつつ、各スイッチの特徴・打鍵音傾向・打鍵感・入手性・おすすめ用途を紹介します。打鍵音を収録しているものについては打鍵音も紹介しますので、あわせてお聞きください。

1. Cherry MX2A Blue

項目内容
メーカーCherry(ドイツ)
クリック機構クリックジャケット式
作動荷重60cN
入力位置2.2mm
総ストローク4.0mm
耐久回数5,000万回以上

Cherry MX2A Blueは、青軸の本家本元であるCherry社が1980年代から製造してきた「Cherry MX Blue」の現行バージョンです。MX2Aでは、入力位置の最適化や内部機構の見直しなど、シリーズ全体で大幅な改良が施されました。

ただし、Cherry MX2A Blueは独特の金属音(pingyと呼ばれるリーフのチン音)が出やすい仕様になっています。

フォームの効いたガスケットマウントキーボードに組み込んでも、この金属的な響きはある程度残る傾向があるため、いまから新規にクリッキースイッチを購入するなら、Kailh Box WhiteやAkko Creamy Cyanのほうが扱いやすい打鍵音が得られます。

ただ、Cherry MX2A Blueには青軸の原点・基準音を知るリファレンスとしての価値があります。1980年代から続くCherry MXの歴史的な打鍵感を知ったうえで、Kailh Box系の独自進化やGateron Melodicの洗練系を試すと、各メーカーの工夫がよりはっきり感じ取れる構造になっています。

クリッキースイッチの世界を体系的に楽しみたい方が、最初の基準点として手元に置く1本考えると、納得感のある選択肢です。

とは言いつつ、その為だけにに購入するには値段も張ります。。

2. Kailh Blue Clicky

項目内容
メーカーKailh(中国)
クリック機構クリックジャケット式
作動荷重50gf
入力位置1.8mm
総ストローク3.6mm
耐久回数5,000万回
価格帯1個あたり数十円〜

Kailh Blue Clickyは、中国KailhブランドのCherry MX Blue互換クリッキースイッチです。

 Cherry MX Blueより少しだけ軽い50gfの押下圧と、1.8mmの早めのアクチュエーションポイントが特徴。コストパフォーマンスの良さで多くの自作キーボードファンに採用されています。

打鍵音はCherry MX Blueに近い「カチッ」とした音ですが、若干軽快な印象。Cherry MX Blueより手応えがやや軽いので、長時間タイピングする方や、初めてのクリッキースイッチで疲労を抑えたい方に向いています。

ホットスワップキーボードを「まずクリッキーで試してみたい」という方には、コスパの面でおすすめの選択肢です。

また、Logicool G Pro Xにバンドルされているクリッキー軸に採用されているのもこちらのKailh Blueです。私はキーボードと一緒に購入して入手しています。

打鍵音

@nyosukeasmr

ASMR typing sound test featuring the Logitech G Pro X with Kailh Blue(GX Blue) switches. Keyboard : Logitech G Pro X Case : Plastic Keycaps : PBT Switch : Kailh Blue(GX Blue) Type : Clicky Clean, unprocessed typing sound. No music, no sound effects — pure keyboard ASMR. Enjoy the sharp clicky typing rhythm. KeyboardASMR MechanicalKeyboard Logitech GProX KailhBlue ClickySwitch TypingASMR GamingKeyboard

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3. Kailh Box V2 Clicky White

項目内容
メーカーKailh(中国)
クリック機構クリックバー式
作動荷重45gf
タクタイル荷重55gf
入力位置1.8mm
総ストローク3.6mm
耐久回数8,000万回
防塵・防水対応

Kailh Box V2 Clicky Whiteは、Kailh Box系シリーズの軽量クリッキースイッチです。BoxシリーズはCherry MX系統と異なり、ステムを箱(Box)で覆う独自構造を採用しており、防塵・防水性に優れているのが特徴です。

クリック機構もKailh独自のクリックバー式で、金属バーがステムの動きで弾かれることで、シャープでハッキリとした「カチッ」という音と感触を生み出します。45gfと軽めの押下圧なので、青軸らしいフィードバックは欲しいけど重いのは苦手という方にぴったりの1本だと言えます。

長尺キーや横入力にも強く、グラつきが少ない構造になっているのもBoxシリーズの強み。8,000万回の耐久性能も嬉しいポイントで、Cherry MX2A Blueより長寿命です。

打鍵音

@nyosukeasmr

ASMR typing sound test featuring the Epomaker P65 with Kailh Box V2 White Clicky switches ⌨🎧 Kailh Box V2 White (Clicky) Aluminum / PBT Clean, unprocessed typing sound. No music, no sound effects — pure keyboard ASMR. KeyboardASMR MechanicalKeyboard Epomaker ClickySwitch KailhBoxWhite

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4. Kailh Box Jade

項目内容
メーカーKailh(中国)
クリック機構厚クリックバー式
作動荷重50gf
タクタイル荷重75gf
入力位置1.8mm
総ストローク3.6mm
耐久回数8,000万回
防塵・防水対応

Kailh Box Jadeは、Kailh Box系シリーズで最も人気の高いクリッキースイッチです。Box Whiteよりも厚いクリックバーを採用しており、より歯切れの良い「カチンッ」という金属的な響きと、はっきりとしたタクタイルバンプが楽しめます。

作動荷重は50gfと中重量級ですが、タクタイル荷重は75gfに達するため、押し込み始めから底打ちまでに明確な手応えを感じられる構成。「クリッキースイッチを買うならまずBox Jadeから」と推す自作キーボードファンも多く、Box系シリーズのなかで定番として支持されています。

打鍵音はBox Whiteよりさらに金属的でシャープな印象です。フルアルミ筐体のキーボードに組み込むと、その音質の良さがダイレクトに伝わってきます。硬質系キーボードとの相性が抜群です。

5. Kailh Box Navy

項目内容
メーカーKailh(中国)
クリック機構厚クリックバー式
作動荷重60gf
タクタイル荷重95gf
入力位置1.8mm
総ストローク3.6mm
耐久回数8,000万回
防塵・防水対応

Kailh Box Navyは、Box系シリーズの重量級クリッキースイッチです。作動荷重60gf・タクタイル荷重95gfという数字からも分かるとおり、青軸(クリッキースイッチ)の中でも特に重い部類に入ります。

打鍵感の参考として「IBM Model Fのような濃厚なフィードバック」と評されることが多く、1980年代のメカニカルキーボードのような「ガチャン」というレトロな打鍵音と、しっかり押し込まないと反応しない手応えが楽しめる仕様です。

長時間タイピングには向きませんが、打ち応えのあるタイピングを楽しみたい・自宅で物書きに集中したいときの相棒として使いたいといった使い方に最適。

クリッキースイッチの世界を深く探求したい方にとって、必ず一度は触っておくべきスイッチだと言えます。

6. Kailh Box Summer

項目内容
メーカーKailh(中国)
クリック機構クリックバー式
作動荷重50±15gf
タクタイル荷重55±15gf
入力位置1.8±0.4mm
総ストローク3.6±0.3mm
耐久回数8,000万回
防塵・防水対応

Kailh Box Summerは、Kailhの「Seasonsシリーズ」のひとつとして登場した、クリアターコイズハウジングが目を引くクリッキースイッチです。ハウジングが透明に近いため、RGBバックライト搭載のキーボードと組み合わせると、夏のプールサイドのような清涼感のある光り方が楽しめます。

打鍵感はBox WhiteとBox Jadeの中間あたりに位置する印象。50gfの押下圧で軽すぎず重すぎず、クリックバー式のシャープな「カチンッ」というフィードバックを楽しめる構成です。Box系シリーズのなかでも見た目の特徴が強いので、ホワイトやライトブルー系のキーボードと組み合わせて「見せる青軸」として使う方向性がおすすめ。

入手性は他のBox系よりやや劣るものの、KBDfansやAliExpressなどで取り扱いがあります。「定番のBox JadeやBox Whiteとは違うクリッキーが欲しい」というカスタムキーボードファンには、刺さる選択肢のひとつ。

打鍵音

@nyosukeasmr

ASMR typing sound test featuring the Keychron Q2 with Kailh Box Summer Clicky switches ⌨🎧 Kailh Box Summer (Clicky) Aluminum / PBT Clean, unprocessed typing sound. No music, no sound effects — pure keyboard ASMR. KeyboardASMR MechanicalKeyboard Keychron ClickySwitch KailhBoxSummer

♬ オリジナル楽曲 – Nyosuke ASMR – Nyosuke ASMR

7. Kailh Arctic Fox

項目内容
メーカーKailh × Chosfox(コラボ)
クリック機構クリックバー式(Box構造)
作動荷重52gf
ボトム荷重53gf
入力位置1.7±0.3mm
総ストローク3.6±0.3mm
耐久回数8,000万回
バネ仕様長尺20mm

Kailh Arctic Foxは、Kailhとカスタムキーボード系ブランドChosfoxのコラボレーションによって生まれたクリッキースイッチです。最大の特徴は20mmの長尺バネを採用している点で、一般的なクリッキースイッチとは押下感の質が大きく異なります。

長尺バネの効果は、押し込み始めから底打ちまでの押し感がより滑らかかつ均一になることにあります。作動荷重52gfに対してボトム荷重53gfと、ほぼフラットな押下圧曲線になっているため、底打ちの「ガッ」という衝撃が抑えられた洗練された打鍵感が特徴。

クリック感はマイルドで、Cherry MX BlueやBox Jadeのような明確な「カチッ」感ではなく、より上品でスムーズなフィードバックを楽しめる仕様です。

「クリッキースイッチは欲しいけど、あまり荒々しい感触は苦手」という方や、自作キーボードファンが「ちょっと変わった軸を組み込みたい」と思ったときの選択肢として人気があります。

打鍵音

@nyosukeasmr

ASMR typing sound test featuring the Tofu60 Redux with Kailh Arctic Fox Clicky switches ⌨🎧 Kailh Arctic Fox (Clicky) Aluminum / Polycarbonate Clean, unprocessed typing sound. No music, no sound effects — pure keyboard ASMR. KeyboardASMR MechanicalKeyboard Tofu60 ClickySwitch KailhArcticFox

♬ オリジナル楽曲 – Nyosuke ASMR – Nyosuke ASMR

8. Akko Creamy Cyan Clicky

項目内容
メーカーAkko(中国)
クリック機構クリックジャケット式
作動荷重50gf
タクタイル荷重65gf
入力位置2.0mm
総ストローク4.0mm

Akko Creamy Cyan Clickyは、リニア・タクタイル軸で人気を集めてきたAkkoが、初めてリリースしたクリッキー軸です。「Cherry MX Greenの再解釈」とも評されるキャラクターで、青軸より少し重めのフィードバックと、明るい高音のクリック音が特徴的。

注目すべきはクリームホワイトのハウジング。Cherry MX2A Blueに比べると出荷時から滑らかな打鍵感が得られる仕様で、青軸入門のハードルが低い1本です。価格も1個あたり数十円と手頃で、入門用としても優れた選択肢。

打鍵音はCherry MX Blueより高音域に寄った「キンッ」という響きが特徴で、やや荒めな印象を持つ方もいるかもしれません。フォームの効いたガスケットマウントキーボードに組み込むと、その高音域が抑えられて聴き心地のよいバランスに整います。

Akkoの完成品キーボードを使っているなら、純正組み合わせとしての安定感も狙えるスイッチですね。

9. Outemu Dustproof Blue Clicky

項目内容
メーカーOutemu(中国)
クリック機構クリックジャケット式
作動荷重50±10gf
入力位置2.2±0.6mm
総ストローク4.0mm
耐久回数5,000万回
防塵・防水対応

Outemu Dustproof Blue Clickyは、中国Outemu社が手掛ける防塵・防水仕様のクリッキースイッチです。Outemuはエントリー価格帯のメカニカルキーボードに広く採用されているスイッチメーカーで、AKKO・Royal Kludgeなどの完成品キーボードでもよく見かけるブランド。

最大の特徴は名前の通り「Dustproof(防塵)」設計で、ステム周辺がカバーされている構造のためホコリや小さなゴミの侵入を防げます。長期使用での性能維持を重視する方には嬉しい設計。

打鍵感はCherry MX Blueに近い王道のクリッキー感ですが、価格は1個あたり10円台というコストパフォーマンスの高さが圧倒的。「とにかく安くクリッキースイッチを試したい」「ホットスワップキーボードに大量に組み込みたい」というニーズにはぴったりの選択肢です。

完成品キーボードに最初から搭載されているケースも多いので、知らないうちに使っている方も実は多いはず。

10. Gateron Melodic

項目内容
メーカーGateron(中国)
クリック機構クリックリーフ式(dual rail構造)
作動荷重60±12gf
入力位置2.0±0.6mm
総ストローク4.0mm
耐久回数6,000万回
特徴ペンクリック音

Gateron Melodicは、Cherry MX系統やBox系とは一線を画す独自のクリック機構「クリックリーフ式」を採用したクリッキースイッチです。打鍵時の音が「ペンクリック音」と評され、ボールペンのノックボタンを押したときのような上品で歯切れの良いサウンドが特徴的。

クリック機構の構造的な違いから、Cherry MX BlueやKailh Box系とは全く異なる打鍵音と打鍵感が得られます。ボールペンの「カチッ」音を連続的に楽しめるような、洗練された印象のクリッキースイッチです。

入手性はCherry MX系・Kailh Box系と比べてやや限定的ですが、amazonでも購入可能。「Cherry MX Blueのクリック感は知っているけど、もっと洗練された音と打鍵感のクリッキーが欲しい」という方には、まったく別世界のクリッキー体験を提供してくれるスイッチだと言えます。

クリッキースイッチ10種スペック比較表

ここまで紹介した10種のクリッキースイッチを、押下圧・入力位置・クリック機構などの観点で一覧にまとめました。スイッチ選びの参考にしてください。

スイッチクリック機構作動荷重入力位置総ストローク特徴
Cherry MX2A Blueクリックジャケット60cN2.2mm4.0mm青軸の原点・リファレンス枠
Kailh Blue Clickyクリックジャケット50gf1.8mm3.6mmコスパ定番
Kailh Box V2 Clicky Whiteクリックバー45gf1.8mm3.6mm軽量・防塵防水
Kailh Box Jade厚クリックバー50gf1.8mm3.6mmBox系最人気
Kailh Box Navy厚クリックバー60gf1.8mm3.6mm重量級・Model F風
Kailh Box Summerクリックバー50±15gf1.8±0.4mm3.6±0.3mm夏色クリアターコイズ
Kailh Arctic Foxクリックバー(Box)52gf1.7±0.3mm3.6±0.3mm長尺20mmバネ
Akko Creamy Cyanクリックジャケット50gf2.0mm4.0mmAkko初クリッキー・高音域
Outemu Dustproof Blueクリックジャケット50±10gf2.2±0.6mm4.0mm防塵防水・激安
Gateron Melodicクリックリーフ60±12gf2.0±0.6mm4.0mmペンクリック音・dual rail

10種を並べると、Cherry MX系を起源としながらも、各メーカーがクリック機構の独自進化を競ってきた歴史が見えてきます。クリックジャケット式の伝統派、クリックバー式のシャープ派、クリックリーフ式の洗練派というように、自分の好みに合わせて選ぶ楽しさが青軸の世界の魅力です。

青軸(クリッキースイッチ)を最大限楽しめるおすすめキーボード3選

クリッキースイッチを存分に楽しむためには、本体の構造との相性が極めて重要です。同じKailh Box Jadeでも、フルアルミ筐体に組み込むのとプラスチック筐体に組み込むのとでは、別物のような打鍵音と打鍵感に変わります。

ここでは保有しているキーボードのなかから、クリッキースイッチとの相性に応じて方向性の異なる3台を厳選しました。硬質系・軟質系・カスタマイズ系と訴求軸を分けているので、自分が求める方向性に合った1台を選んでください。

1. EPOMAKER P65(硬質系の代表|クリッキー本来の輪郭を最大化)

項目内容
メーカーEPOMAKER
レイアウト65%
筐体フルアルミCNC削り出し
マウントガスケットマウント(硬め)
フォーム構成5層音響フォーム(PCB下に2層EVAフォーム含む)
プレートフレックスカットなし(たわみ少なめ)
ホットスワップ対応
ファームウェアQMK/VIA対応
接続Bluetooth 5.0/2.4GHz/USB-C有線
重量約1.3kg
参考価格約2万円前後

EPOMAKER P65は、フルアルミCNC削り出しのケースに、フレックスカットのないプレートと硬めのガスケット構造を組み合わせた、近年では珍しい「硬質系」の方向性に振り切ったキーボードです。

クリッキースイッチを組み込むキーボードとして、P65が他と一線を画すポイントは2つあります。1つ目は、サンドイッチフォームを含む5層構造のフォームが「金属の響きを抑えつつも、打鍵の輪郭を残す」絶妙なチューニング。2つ目は、プレートにフレックスカットがないため、キーキャップを押し込んでもたわみが少なく、一打一打が均一で芯のある打鍵感を生み出してくれる点。

この硬質系の構造に、Kailh Box Jade・Box Navyのような厚クリックバー式のクリッキースイッチを組み込むと、クリック音のシャープさとタクタイルバンプの輪郭がほぼ100%伝わってきます。柔らかい筐体ではぼやけてしまう「カチンッ」という金属的な響きが、P65では本来の鋭さで再現されるのが何よりの魅力だと言えます。

ホットスワップ対応+VIA対応なので、Kailh Box Whiteから始めて、Box Jade・Box Navyへとステップアップしていく旅が1台で完結します。クリッキースイッチを「本気で」楽しみたい方には、P65のような硬質系キーボードが最適解だと言えます。

ストアページ:EPOMAKER P65

2. EPOMAKER x AULA F75 Ultra(軟質系の代表|クリック音をマイルドに整える)

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項目内容
メーカーEPOMAKER × AULA
レイアウト75%
筐体プラスチック(樹脂系)
マウントガスケットマウント(柔らかめ)
フォーム構成5層吸音構造(ポロンフォーム×2層・IXPEパッド・PETパッド・シリコンパッド)
ホットスワップ対応
ファームウェアVIA対応
接続Bluetooth/2.4GHz/USB-C有線
バッテリー10,000mAh
参考価格14,100円

EPOMAKER x AULA F75 Ultraは、プラスチック樹脂系の筐体に、柔らかめのガスケットマウントと5層吸音構造を組み合わせた「軟質系」の代表モデル。打鍵感は「スコスコ」「コトコト」と表現されることが多く、優しく音を吸収するチューニングが特徴です。

このF75 Ultraに、青軸(クリッキースイッチ)を組み込むと、本来の鋭いクリック音が筐体構造によって適度にマイルド化されます。「クリッキースイッチの感触は欲しいけど、打鍵音は抑えたい」「夜中にも気兼ねなくクリッキーを楽しみたい」というニーズには、まさにぴったりの方向性だと言えます。

たとえばKailh Box JadeやAkko Creamy Cyanのような中重量クリッキーをF75 Ultraに組み込むと、クリック音の高音域が吸音フォームに吸収され、クリック感だけが指先に残るような独特の体験が得られます。「青軸特有のフィードバックは欲しいけど、配信中に音を拾われるのは困る」という配信者にも応えられる選択肢のひとつです。

ホットスワップ対応・VIA対応・10,000mAhバッテリーと機能面も充実しており、14,100円という価格帯で「軟質系×クリッキー」を始めるのに最適な1台です。

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EPOMAKER x AULA F75 Ultra 公式サイト 詳細ページ

3. Tofu65 2.0 E-White(カスタマイズ系の代表|マウント切替で音と感触を自分専用に)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: gp_DSC_1157-1024x682.webp
項目内容
メーカーKBDfans
レイアウト65%
筐体アルミケース(電着塗装ホワイト)+ 真鍮ウェイト
マウント3種切替対応(Top Mount/Gasket Mount/Silicone bowl Gasket)
プレート選択FR4/カーボンファイバー/ポリカーボネート/アルミ
ホットスワップ対応
ファームウェアQMK/VIA対応
キット販売DIY組み立て前提
参考価格約3万円〜(構成による)

Tofu65 2.0 E-Whiteは、中華系自作キーボード老舗KBDfansが手掛けるカスタムキーボードキットの完全カスタマイズ版です。アルミケース+真鍮ウェイトという豪華な構成に加え、3種類のマウント方式を切り替えられることが最大の特徴となっています。

通常のキーボードはマウント方式(プレートとケースの接続方法)が固定ですが、Tofu65 2.0は「Top Mount(硬め・直接的)」「Gasket Mount(中庸・柔らかめ)」「Silicone bowl Gasket(柔らかめ・3段階の硬度シリコンボウル付属)」を組み替えられます。さらにプレートも「FR4」「カーボンファイバー」「ポリカーボネート」「アルミ」から選択可能。

これがクリッキースイッチ愛好家にとって何を意味するかというと、1台のキーボードで「硬質系」と「軟質系」の両方を体験できるということです。Box JadeをTop Mount+アルミプレートで使うとP65のような輪郭重視の打鍵感、同じBox JadeをSilicone bowl Gasket+PCプレートで使うとF75 Ultraに近い柔らかな打鍵感に変化します。

スイッチを変えるだけでなく、マウントとプレートの組み合わせまで自分で詰められるTofu65 2.0は、クリッキースイッチの世界を究極まで探求したい方にとっての到達点。組み立てに自信がない方には敷居が高いキットですが、青軸の沼の深い場所まで踏み込みたい方には、これ以上ない選択肢だと言えます。

ストアページ:KBDfans Tofu65 2.0

3台の方向性まとめ

ここまで紹介した3台のキーボードは、それぞれ異なる方向性でクリッキースイッチの楽しみ方を提供してくれます。一覧で整理します。

キーボード方向性向く方
EPOMAKER P65硬質系(クリック輪郭を最大化)クリック感・音のシャープさを最大限引き出したい方
EPOMAKER x AULA F75 Ultra軟質系(クリック音をマイルド化)クリック感は欲しいけど音は抑えたい方・配信者
Tofu65 2.0 E-Whiteカスタマイズ系(マウント切替で自由)クリッキー沼を究極まで探求したい方

クリッキースイッチを楽しむ最初の1台にはF75 Ultra、本格的に方向性を決めて掘り下げたいならP65、組み立てから自分で完結させたいならTofu65 2.0という選び方がおすすめ。3台とも所有して、その日の気分でスイッチも筐体も組み合わせを変えるという「沼の最深部」にも、クリッキー愛好家ならいつかは辿り着くはずです。

まとめ

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本記事では、青軸(クリッキースイッチ)の特徴・メリット・デメリット・選び方・保有10種の比較・おすすめキーボード3台について、レビューしてきました。

青軸は「Cherry MX Blue」を起源としつつ、Kailh Box系・Akko・Outemu・Gateronなど各メーカーが独自のクリック機構を進化させてきた、メカニカルキーボードの世界で最も多様なスイッチカテゴリのひとつです。クリックジャケット式の伝統派、クリックバー式のシャープ派、クリックリーフ式の洗練派と、選び方の幅は10年前とは比較にならないほど広がっています。

ホットスワップ対応キーボードの普及によって、これらのクリッキースイッチを1台のキーボードで次々に試せる時代になりました。Kailh Box Whiteから始めて、Box Jade、Akko Creamy Cyan、Gateron Melodicへと旅を続けていくと、それぞれのスイッチに固有の個性と打鍵体験があることに気づけるはずです。

そして、スイッチ単体だけでなく、組み込むキーボードの構造との相性も青軸の楽しみ方を決定づける重要な要素。硬質系軸で輪郭を立たせるか、軟質系軸で音をマイルド化するか、カスタマイズ軸で自由に組み合わせるか、自分の方向性に合わせて選んでください。

クリッキーな沼は深く、出口は見えませんが、その分だけ毎回新しい発見があります。本記事が、青軸の世界に踏み込むきっかけになれば嬉しいです。

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