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GameSir T4 Proを徹底レビュー! 高機能ゲームパッドの魅力と問題点

GameSir T4 Pro

香港のゲーミングデバイスメーカーGameSir。Amazonで気軽に購入でき、クオリティの割に価格が低いと評判になり、近年人気が出てきています。

今回紹介するのは、GameSir T4 Proです。GameSirから販売されている、スマホ・PC・Switchに対応した高機能ゲームパッドとなっています。

そんなGameSir T4 Proの魅力と問題点などを含め、製品全体について徹底的にレビューしていきましょう。

目次

GameSir T4 Proのスペック・仕様

  • 接続方法:有線/無線
  • バッテリー容量:600mAh
  • 対応機種:Switch、iOS10.0以降、Android7.0以降、Windows7以降
  • 振動機能
  • ターボ機能
  • ライティング機能

パッと使用を見て印象に残るのが、対応機種の豊富さです。SwitchとPCに対応するゲームパッドというのは、よくあります。ゲームパッドはコンシューマー機でもPCでも使えるのが魅力なので、これは基本です。

ただ、スマホにまで対応しているとなると話は別。しかも、AndroidとiOS両方で使えるということで、GameSir T4 Proを一台所有していればさまざまな機種で使い倒せます。

さらに、振動やターボなどの基本的な機能はしっかり搭載されているので、困ることがありません。

値段をおさえながらゲームに必要なところはしっかり搭載されているのが、GameSir T4 Proが人気の理由です。

GameSir T4 Proの各部・付属品を確認

良いところとイマイチな部分をレビューする前に、まずはGameSir T4 Proの各部の作りや付属品を確認しましょう。付属品が充実していれば、後から何かを買い足す必要がなく、コスパが良くなります。各部の作りがしっかりしていれば、それだけ使いやすいということです。GameSir T4 Proはどうなのか、見ていきましょう。

付属品は充実

GameSir T4 Proの付属品

GameSir T4 Proの付属品は、以下の通りです。

  • 本体
  • USBケーブル(AtoC)
  • 2.4GHz USBドングル
  • GameSirロゴマークステッカー
  • 多言語対応ユーザーマニュアル
  • スマホホルダー

有線接続用のケーブルが付属しますが、AtoCなのが良いところですね。昨今、PCの周辺機器は機器側の端子がUSB Type-Cになっている製品が増えてきています。同じ規格で揃えやすく、ほかの機器との使い回しなども可能なため便利です。

さらに、PCとの無線接続時には、2.4GHzのドングルが使えます。Bluetoothは遅延が気になったり、接続が途切れたりすることがあるので、通信が早く安定するドングル形式なのが嬉しいところです。

もちろん、スマホとの接続などBluetoothにも対応しています。

そして何より、スマホホルダー付属!

スマホに対応しているゲームパッドは近年増えていますが、ホルダーが付属しない製品が多いです。別途購入しなければならず、お金がかかります。

これだけ付属品が充実していて、5000円でお釣りが来るというのは非常にコスパが良いと言えるのではないでしょうか。

デザインはシンプルかつ魅力的

GameSir T4 Pro

本体デザインは、シンプルです。

Xboxのコントローラー、Switchの純正Proコントローラーと似たような形状・デザインをしています。値段の割にはしっかりとした質感で、手触りも良いです。少なくとも、デザイン・質感共に安っぽさは感じられません。

フロントボタンの配置は、Xboxと同じでAボタンが下にあるタイプです。Steamで海外製のゲームをプレイする場合には、この配置のほうがかえって便利。

さらに、ライティング機能があり、地味に光ります。

シンプルながら地味ではなく、魅力的なデザインです。

ボタンレスポンスは問題なし

ボタンを押してから画面が動くまでの時間には、特に違和感がありません。アクションゲームではジャンプボタンを押せば、すぐジャンプしてくれます。一瞬遅れるような感覚もなく、ボタンレスポンスには特に問題がありません。

アクション性の高いゲームでも、安心して使えます。

ボタンの押し心地は無難な出来

ボタンの押し心地は、全体的に無難という印象があります。

非常に良いとまでは言えないものの、悪いところは特に見当たりません。

ただ、全体的にボタンのストロークは深めです。フロントボタンもストロークは若干深めなので、浅いほうが好きな方には合わない可能性があります。

それでも、フロントボタンはしっかりとした押し心地があり、押下圧も決して軽くはないためストロークが深いことに対する違和感はありません。

トリガーは深めの押し込み型

L2, R2はSwitchのような浅いクリックタイプではなく押し込み型のリニアトリガーです。

強弱の調整ができるリニアトリガーボタンのため、押し込みで反応を調整するゲームでは重宝しますが、銃を連射するようなシーンでは不向きです。

保証は交換3ヶ月・故障保証は12ヶ月

付属の説明書によれば、保証は交換が3ヶ月、故障保証は12ヶ月となっています。決して長いわけではありませんが、特別短くもありません。5000円以下のコントローラーとしては、一般的な範疇です。

ただ、本社が香港にあります。正規代理店から購入した場合は代理店側が日本語で対応してくれますが、正規代理店以外から購入した場合は本社とのやり取りが必要になる可能性があるので、注意しましょう。

なるべく、Amazonなどで正規代理店から購入することをおすすめします。本機に関しては正規の販売ページのレビュー数と、ほかの販売ページのレビュー数が明らかに違うので見分けやすいです。

GameSir T4 Proをレビュー!【良いところ】

GameSir T4 Proの各部の作りや付属品・保証などについて、紹介してきました。ここからは、実際に使ってみて感じた良いところについてレビューしていきます。GameSir T4 Proの魅力をさまざまな側面から紹介するので、ぜひご参考ください。

ジャイロを搭載!スプラにも使える

GameSir T4 Proには、ジャイロ機能が搭載されています。

流石にSwitch純正プロコントローラーほど精度が高くはありませんが、スプラトゥーンでも使える程度には実用的です。何より、ジャイロに対応したゲームパッドが5000円以下で買えるのはお得。

コントローラーを動かせば、画面の向きもしっかりとコントローラーに追従して動きます。

L2, R2がトリガータイプのため連射には向きませんが、この価格でSwitchのゲームを楽しむのに申し分ありません。

背面キー搭載で便利

GameSir T4 Proには、背面キーがあります。

見た目には長い1つのボタンが2つあるように見えますが、実際は4つです。手前と奥とで異なる機能を割り当てることができます。

握ったときに手前側になるボタンは指との距離が近く、非常に押しやすいです。それでいて、邪魔になったり誤操作したりすることもありません。絶妙な距離感です。

マクロを組むこともできるので、面倒な一連の操作をボタンひとつで終わらせることもできます。

対応機器が豊富

仕様紹介でも触れましたが、対応機器が豊富なのもやはり魅力的。

特に、スマホに対応しているのが良いところです。

昨今は、スマホゲームでもガッツリとしたアクション性があるゲームが増えてきています。原神のスマホ版、APEXモバイルなどが最たる例です。ほかにも、東方のスマホゲームで弾幕シューティングを行うものもありますし、スマホでもゲームパッドがあったほうが快適に遊べます。

GameSir T4 Proがあれば、SteamのゲームもSwitchのゲームも、スマホゲーも全部快適に遊べるので、非常に高コスパです。

機能と比べれば価格は安い

価格は、Amazonで5000円以下となっています。販売ショップによって価格は変動しますが、基本的には5000円あれば買える程度です。

GameSir T4 Proは、機能が充実しています。ターボ、振動機能、ジャイロに対応し、スマホにも対応。接続もBluetoothでもドングルでも有線でも使えて、非常に懐が深いゲームパッドなのが特徴。

この機能性の高さや付属品の充実度と比べれば安く、コスパが良いのもGameSir T4 Proの魅力のひとつです。

バッテリー容量が大きめ

GameSir T4 Proは、バッテリー容量が600mAhあります。ゲームパッドに搭載されるバッテリーとしては、比較的容量が大きいです。

バッテリー持続時間は、15時間から18時間となっています。ライティングの有無によって変動するものの、短くとも15時間使えるのは優秀です。

そのうえ、フル充電までは1.5時間しかかかりません。食事などの用事をしているときに充電しておけば、ストレスなくゲームが楽しめます。

GameSir T4 Proをレビュー!【イマイチな部分】

ここまで、GameSir T4 Proの良いところをレビューしてきました。ただ、もちろんイマイチな部分や問題点もあります。今度は、そんなGameSir T4 Proのイマイチな部分・問題点について見ていきましょう。

スマホホルダーの機能は最小限

スマホホルダーが付属するのは嬉しいのですが、機能は最小限です。

角度調整に関しては、畳むか開くかの二種類のみ。せめてもう一段階くらいは調整ができれば使いやすかったな、と少し残念な気持ちになってしまいます。

価格をおさえながらも付属してくれただけでもありがたいのですが、結局は満足できず別途購入することになる可能性が高いです。

ただ、人によっては特に不便なく使える場合があるので、一度使ってみてからほかのホルダーを購入するか判断しましょう。

ジャイロの精度は決して高くはない

GameSir T4 Proにはジャイロが搭載されていますが、Switchの純正プロコンと同程度の精度を期待すると少しがっかりするかもしれません。

とは言いつつ、純正プロコンと比較するとの話で、GameSir T4 Proのジャイロだけを使っている分には違和感は感じられないはずです。

ジャイロ機能はスプラトゥーンでは酷使しますが、ほかのゲームではあまり使わない人が多い傾向があります。Switchのゲームでは使うけど…という程度ですね。

スプラトゥーンでは、ジャイロでおおまかなエイムを行い、スティックで調整するという運用が多くなりがちです。

スプラトゥーンのおおまかなエイムに使うくらいなら全く問題がない程度には精度が高いので、スプラトゥーンに使えるコントローラーを探しているならおすすめです。

付属ケーブルが短め

付属ケーブルは、1.0mと短いです。PCを近くに置いていて、フロントパネルにUSB端子があれば問題はないでしょう。

ただ、リクライニングをしてリラックスした状態でプレイするのは厳しいです。幸いAtoCケーブルなので、ほかの長めのケーブルを持っていればそれを使えます。

使っておらず1.0mより長いケーブルを持っている場合は、最初からそちらを使うのがおすすめです。

手が小さい人には厳しい

GameSir T4 Proは、若干大きめのゲームパッドです。男性であれば、よほど手が小さくない限りは問題ありません。

ただ、子供や手の小さな女性などは使いにくいと感じる可能性があります。

手が小さい方には、機能性は劣るもののT4 miniという製品がおすすめです。こちらもGameSir製品で質が高いうえに値段が安く、ジャイロセンサーが搭載されています。スマホでは使えないものの、PCやSwitchでは使えるので、手が小さい方はこちらも検討してみましょう。

まとめ|GameSir T4 Proをおすすめできる人

GameSir T4 Proについて、レビューしてきました。

GameSir T4 Proは基本のゲーミング性能が高く、機能も詰め込まれています。対応機種も豊富で、非常にコスパが高いです。その分、コストカットされている部分もあります。そこを許容できるかどうかで、評価が分かれるゲームパッドです。

今回紹介した良いところとイマイチな部分を比較して、良いところのほうが大きいと感じた方には非常におすすめ。

GameSir T4 Proが自分に合うかを本記事を参考に考えたうえで、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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