今回紹介するのは、SONY DUALSHOCK4です。ゲーマーなら触ったことがある人も多いだろう、PS4純正コントローラーですね。PS5が発売されてそれなりに経つ今、今更ながらレビューしていきます。
PS5がありますが、依然として入手困難。かえってPS4とSONY DUALSHOCK4が売れているという状況です。DUALSHOCK4はPS4で使うのはもちろん、PCで使うのも快適で魅力的。
そんなDUALSHOCK4の仕様、良かった点、イマイチな点・注意点などについてレビューしていきます。
SONY DUALSHOCK4の仕様
まずは、DUALSHOCK4の基本的な仕様について紹介していきます。バッテリー容量、接続方式、デザイン・レイアウトなどについて紹介するので、ぜひご参考ください。
SONY DUALSHOCK4の基本仕様
- 接続:無線/有線
- 対応機種:PS4/PC
- ボタン数:14ボタン+タッチパッド
- タッチパッド:2点検出式
- モーションセンサー:6軸検出
- ライトバー搭載
- 振動機能搭載
- 内蔵式スピーカー搭載
- バッテリー容量:1000mAh
- バッテリー持続時間:約5時間
- 重量:210g
タッチパッドにはクリック機構があり、押せるようにもなっています。タッチパッドに関してはPS4のゲーム以外では使いませんが、このような独自の操作があるのは他のコンシューマーとの差別化になるため、良いことです。
バッテリーに関しては、さまざまな意見があります。
ただ、休日に1日中ゲームを遊ぶようなシチュエーションでは、半日に1回程度の充電が必要な程度です。バッテリー容量は大きいですが、消費量が大きいのか、あまり長続きはしない印象があります。
長時間遊びたいときや、配信で遊ぶときは有線のほうがおすすめです。
重量は、非常に軽量。結構ずっしりとしていそうな見た目で、1000mAhのバッテリーを搭載している割には軽いのが良いところ。軽くてもチープさはありません。
本体デザイン・レイアウト
本体デザインは、PS3の純正コントローラーにタッチパッドを付けたような見た目です。PS2・PS3・PS4と、デザインを受け継いでいるのがわかります。ブラックを基本カラーとし、フロントボタンの色分けも伝統的なスタイル。全体的なフォルムも、見るだけで「PSのコントローラーだ」とわかります。
それでいて、カラーバリエーションが黒・白・赤・青と豊富なのが良いところです。基本色が違うとデザインも違って見えます。
レイアウトも、伝統的なスタイルです。
右側に「○×□△」のボタンがあり、左側に十字キーがあります。十字キーは円形ではなく、四方向が繋がっていないタイプです。スティックは下部に集約されています。
このスティック配置はDUALSHOCK4のみならず、PS系コントローラーでは賛否両論あるところです。
ただ、長年PSシリーズに親しんでいる方ならば、PCでもこの配置で遊べば快適にゲームが楽しめます。
SONY DUALSHOCK4の良かった点をレビュー
DUALSHOCK4の基本仕様について、レビューしてきました。ただ、コントローラーは触ってみないとわからない部分もあります。そこで今度は、DUALSHOCK4の良かった点について見ていきましょう。
トリガーの押し心地が良い
DUALSHOCK4のトリガーの押し心地は、非常に良いです。
DUALSHOCK4のトリガーは、柔らかい押し心地になっています。PSシリーズの純正コントローラーは昔から、トリガーが柔らかめです。DUALSHOCK4でも柔らかく、それでいて操作したという感覚はしっかり得られる絶妙な調整になっています。
トリガーが柔らかいので、トリガーを頻繁に使うゲームでは指が疲れにくいです。
グリップ感が良い
DUALSHOCK4は、どんな持ち方をしてもグリップ感が良いです。モンハン持ちをする場合、握り込むというよりもコントローラー全体を手で包むようになりますが、それでも滑り落ちにくくなっています。
もちろん、グリップをしっかり握り込む形式でも握りやすいです。
滑り止めは特にありませんが、滑り止め用のグリップカバーもたくさん販売されています。グッズで補う形にはなりますが、元々滑り止めが特になくても滑りにくいコントローラーなのであまり問題はありません。
ボタンのグラつきがない
DUALSHOCK4の一番良いところは、ボタンの安定感です。
フロントボタン、十字キー、あらゆるボタンにおいてグラグラとする感覚が全くありません。十字キーは特に、少しグラグラとするコントローラーが非常に多いです。グラグラすると思ってもないところで操作ミスをしたりします。
DUALSHOCK4においては、グラつきによる押し損じや操作ミスは発生しません。
非常に安定した操作感です。
拡張性がある
DUALSHOCK4は、タッチパッドを除けば非常にシンプルなコントローラーです。変わった機能もありませんし、追加ボタンもありません。
ただ、公式から背面パドルがアタッチメントとして販売されています。このような拡張グッズを使えば、拡張可能なのが良いところです。
DUALSHOCK4が出た当時は、純正コントローラーで背面パドルを搭載するコントローラーがありませんでした。マイクロソフトが背面パドル搭載の純正コントローラーを出すようになったのも、比較的最近です。
時代の流れに合わせて拡張パーツを出すのは、非常に好印象。
そのうえ、アタッチメントの背面パドルは非常に使いやすいです。操作感が良く、操作ミスしにくい配置になっています。
他にも、非公式ではあるものの拡張グッズが多数販売されているのがDUALSHOCK4の良いところです。
イヤホンジャックがあって便利
DUALSHOCK4には、3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。最近はイヤホンジャック搭載のコントローラーも増えていますが、やはりあれば便利ですね。手元からイヤホンのケーブルを伸ばせるので、どんな姿勢でも快適に遊べます。
ただ、ひとつ難があるとすれば拡張パーツの背面パドルを搭載するとイヤホンジャックが埋まることです。イヤホンジャックに差して固定する形になるので、背面パドルを取るかイヤホンジャックを取るかの二択を迫られてしまいます。
SONY DUALSHOCK4のイマイチな点・注意点
DUALSHOCK4の良いところについてレビューしてきました。ただ、もちろん不満点や注意点もあります。DUALSHOCK4は全体的に安定感があるので比較的少ないですが、そんなDUALSHOCK4のイマイチな点・注意点について紹介しましょう。
充電端子はmicroUSB
充電端子がマイクロUSBなのは、少し残念です。
DUALSHOCK4が発売された当時は、マイクロUSBがまだまだ現役でした。時代が移るにつれてUSB Type-Cが主流になり、マイクロUSB充電なのに不満を抱くようになってしまったというのが正しいのかもしれませんね。
ただ、PCまわりで使うなら、やはりType-Cの方が便利です。
端子の種類にこだわりがない方なら問題ありませんが、Type-Cにこだわりたい方は注意しましょう。
通販では購入しやすくなったけど在庫はやや不安定
DUALSHOCK4は、一時期入手困難でした。PS5が手に入らないから需要がPS4に流れたというのが理由のひとつです。他にもコロナ禍、半導体不足などがありました。
2022年現時点では、通販では比較的購入しやすいです。ソニーストアにもAmazonにも在庫があります。
ただ、Amazonの在庫に関しては切れたり復活したりを繰り返している傾向があり、在庫はやや不安定です。店舗の在庫も絞っている店が多いのか、あまり安定しているとは言えません。
購入したい場合は、在庫があるうちに早めに購入しましょう。
SONY DUALSHOCK4に関するよくある質問
DUALSHOCK4の良いところと注意点について、紹介してきました。他のコントローラーと比べて地味ではあるものの、イマイチなところが少ないのが魅力的です。最後に、そんなDUALSHOCK4について、よくある質問に答えていきます。
DUALSHOCK4が生産終了になるって本当?
DUALSHOCK4が生産終了になるという噂がありますが、2022年9月現時点でソニーは「まだ生産を続ける」という意向を示しています。
今後PS5及びDualSenseが普及していき、普通に購入できるようになれば生産終了になる可能性も否定できません。
ただ、2022年9月現時点ではまだまだPS5の安定供給は難しい状況です。2023年発売予定のゲームもPS4で出そうとするメーカーが多いことからも、PS5の安定供給の難しさがよくわかります。
今後しばらくは、DUALSHOCK4は生産し続けられるので安心してください。
DUALSHOCK4が品薄になるのはなぜ?
DUALSHOCK4が品薄になる理由は、さまざまです。
世界的な半導体不足と、ゲーム人口増加による需要増加などが理由となっています。後者はコロナをきっかけにゲームをはじめる人が増えたことが、原因です。需要に供給が追いついていないということになります。
PS5の生産が追いついていないので、PS5の安定生産のほうに時間と人員を割いているというのも原因。
ほかにも品薄による転売需要の増加の悪循環もありました。
今後も、似たような理由で品薄になることがあるかもしれません。欲しい方は、早めに購入しておきましょう。
まとめ|DUALSHOCK4は安定感抜群!
DUALSHOCK4について、さまざまな点をレビューしてきました。
総合的に見ると、DUALSHOCK4は現在のさまざまなコントローラーと比べると「普通」です。変わった機能なども特にありません。PCで使う場合は特に、タッチパッドも不要になるので面白みが薄いです。
ただ、普通にコントローラーとして快適に使えるというのは、実は貴重。
同じ価格帯でも操作感がイマイチなコントローラーは、たくさんあります。「普通に快適に遊べること」を突き詰めて開発された、非常に安定感のあるコントローラーです。
コントローラーに安定感を求める方には、非常におすすめですよ。