登場してから何年も経っているものの、未だに人気のあるスマブラSP。スマブラシリーズは64で初登場して以来、任天堂が据え置き型の新機種を出るごとに世代を交代しています。
そして、世代交代があるまでは人気がなかなか衰えにくいのがスマブラの特徴です。スマブラは楽しいアクションゲームであると同時に、ゲームキャラのオールスターゲームであるという特徴があり、代わりになるゲームがありません。
もちろん、今からスマブラSPを始めるという方もいるはず。
ただ、より楽しく快適に遊ぶにはコントローラー選びが大事です。
そこで今回は、スマブラSPにおすすめのコントローラー5つと、選び方などについて紹介していきます。
スマブラSPにおすすめのコントローラー5選
スマブラSPは、基本的にはどんなコントローラーでも遊べます。ただし、どのコントローラーが快適に感じるかは人それぞれです。そこで、スマブラSPで使用者が多いコントローラーなどから、おすすめのコントローラーを5つ厳選して紹介していきます。
Nintendo Switch純正プロコン

- 接続方法:有線/無線
- サイズ:縦106mm×横152mm×厚さ60mm
- 重量:約246g
- 通信:Bluetooth3.0/NFC
- センサー:加速度センサー/ジャイロセンサー
- 接続端子:USB Type-C
- バッテリー容量:1300mAh
- バッテリー持続時間:約40時間
- 充電時間:約6時間
- HD振動搭載
任天堂Switchの純正プロコンは、スマブラでも使用者が多いです。家電量販店などでどこでも手に入る手軽さと、純正の安心感が選ばれている理由。
作りもしっかりしており、各部の操作感に違和感を抱くこともありません。ジョイコンよりもボタンが大きく押しやすいだけでなく、グリップ部も握りやすくなっているのが魅力です。
グリップには滑り止めもしっかり施されているので、スマブラのような手汗をかきがちなゲームにも安心して使えます。
尖った性能はないものの、安心して使える非常に魅力的なコントローラーです。
ゲームキューブコントローラー

- 接続方法:有線
- 接続:GC端子
- 振動機能搭載
- 重量:200g
お馴染みのゲームキューブコントローラー(GCコン)です。
スマブラと言えば、ゲームキューブで発売された「スマブラDX」だという方が大勢います。スマブラDXは大会なども開かれるようになり、対戦ツールとして64から磨きがかけられていたうえに参戦キャラも大幅増加された人気タイトルです。
スマブラDXを子供の頃などに遊んでいたという方にとって、「スマブラと言えばGCコン」というイメージがあります。
そういう方にとっては、これ以上にないほど使いやすいスマブラ用コントローラーです。任天堂が公式にスマブラSP用のGCコンを出しているので、安心して使えます。
価格も定価4000円程度と、プロコンより安いです。
デメリットがあるとすれば、Switchコントローラーとボタン数が異なるのでほかのゲームでは使えないことくらいのものではないでしょうか。
HORIクラシックコントローラー

- 接続方法:有線
- 端子:USB Type-A
- ケーブル長:3m
- 振動機能非搭載
- 3段階の連射設定可能
- トリガー位置入れ替え可能
ホリクラシックコントローラーは、GCコンライクなホリコンです。形状とボタン配置をGCコンに寄せているのが特徴で、スマブラはGCコンで遊びたいという方におすすめのモデルとなっています。
ただし、任天堂純正のGCコンと違う部分も多いです。
最大の違いは、ボタン数がSwitch準拠であること。ホリクラシックコントローラーはZL/ZRがあり、ホームボタン・スクショボタン・プラスマイナスボタンも完備しています。操作感覚はGCコンに限りなく近いですが、ほかのゲームでも使えるのが良いところです。


そのうえ、値段も純正GCコンより安く抑えられています。
本体は重量156g前後と軽いので、ここは好みが分かれる点です。軽い方が疲れなくて良いという方や、ほかのゲームでもGCコンを使いたいという方にはホリクラシックコントローラーのほうがおすすめ。
ホリクラシックコントローラーはゼルダやマリオなどキャラクターバージョンが発売されていますが、物によっては値が上がっていますので、安くなったタイミングで購入することをお勧めします。
ホリパッドFPS for Nintendo Switch/PC

- 接続方法:有線
- ケーブル長:約3m
- スティック配置:XBOXタイプ
- ボタン配列:Switchタイプ
- 連射機能搭載
- ヘッドホンマイク端子搭載
- 専用PCアプリ有り
- 背面ボタン搭載
- スティック感度切替機能搭載
- モーションエイム機能搭載
ホリパッドFPS for Nintendo Switch/PCは、名前の通りFPS向けコントローラーです。
スティック感度の切り替えやモーションエイムなどは、スマブラでは使いません。FPS/TPSとスマブラの両方を楽しむ方には、非常に便利な機能です。
背面ボタンが搭載されているのも、本機の特徴のひとつとなっています。背面ボタンにより、ボタン配置の自由度が上がるのが魅力です。たとえば背面ボタンにジャンプを割り当てたり、回避を割り当てたりするとスマブラでも便利になります。
自分がより操作しやすいように割当できるので、あれば嬉しいボタンです。
とにかく自分好みにカスタマイズしてスマブラをより快適に楽しみたいという方や、FPS/TPSもSwitchでよくプレイする方には特におすすめ。
PDP Afterglow Switch Wireless Deluxe Controller

- 接続方法:有線/無線
- 無線:Bluetooth
- 対応機種:Nintendo Switch/PC
- ジャイロセンサー/加速度センサー搭載
- バッテリー持続時間:約20時間
- 本体重量:約421g
バッテリー持続時間が長いのが魅力的です。サードパーティ製のコントローラーで、無線接続時に20時間程度持続するのは貴重。一般的には8時間から12時間程度です。
機能面では、Switchで使うジャイロセンサーなどが搭載されており使いやすくなっています。
スマブラで有利になるのは、操作感の良さです。各部ボタンが非常に押しやすく、レスポンスも安定しています。
さらに、取り外し可能な背面ボタンも搭載。
スマブラでも背面ボタンはあると便利ですが、使わない人にとっては邪魔になりがちです。使わない場合は取り外しておいて、使う場合は装着しておくことによってゲームによる使い分けもできます。
スマブラSPにおすすめのコントローラーの選び方
ここまで、実際にスマブラにおすすめのコントローラーを5つ紹介してきました。ただ、どのコントローラーにも言えることですが、誰もが使いやすいコントローラーはありません。人によって、使いやすいコントローラーは異なります。
そこで今度は、自分の手に馴染むコントローラーを選べるよう、スマブラにおすすめなコントローラーの選び方について紹介しましょう。
持ちやすさで選ぶ
スマブラで大事なのは、コントローラーの持ちやすさです。
コントローラーは、さまざまな形状の製品が販売されています。たとえばグリップ部が太いものもあれば細いものもあり、長いものもあれば短いものもあるのが特徴です。そこにGCコンのような少し変わった形状のコントローラーも加わります。
自分の手にフィットするかどうかが重要です。
さらに、持ちやすさにはグリップも関わります。グリップ部に滑り止め加工があるかどうかも、手汗をかくことが多いスマブラでは重要です。
ボタンの押し心地で選ぶ

ボタンの押し心地も、コントローラー選びで重要な部分です。
スマブラでは、ABボタンを頻繁に使います。スティックも同様に使用頻度が高いです。人によっては、ジャンプをボタンで行うためXYボタンの使用頻度が高くなることもあります。
スマブラで大事なのは、ABXYボタンと左スティックの操作感です。押し心地が固いか柔らかいか、深めか浅めかなどさまざまなタイプがあります。こればかりは、完全に好みです。
これまで使ってきたコントローラーで、特に使いやすかったものを思い浮かべ、それに近いボタンの押し心地・操作感のあるコントローラーを選びましょう。押し心地はレビュー記事や動画などで、ある程度はチェックできます。
接続方式で選ぶ
接続方法で選ぶのも、おすすめです。
スマブラは一般的な格ゲーほど、徹底して遅延を潰さなければならないゲームではありません。それでも、遅延が少ないほうが有利であることは確かです。
遅延を潰したいなら、有線接続可能なコントローラーがおすすめ。
ただし、無線にも利点があります。好きな姿勢でスマブラを楽しむことができるため、快適に遊べるのが無線接続の大きなメリットです。長時間快適にスマブラを楽しみたい方、友達とワイワイ楽しみたい方には無線が向いています。
コスパで選ぶ
コントローラー選びで迷ったときは、最終的にコスパで選ぶのもおすすめです。
コントローラーにはさまざまなタイプがありますが、仕様などが似ている製品も多数あります。たとえば純正GCコンとホリクラシックコントローラーが似ていますが、この2つで迷うということもあるはず。
こういうときに、コスパがより高いほうを選ぶのもおすすめです。
スマブラSPのコントローラーに関するよくある質問
ここまで、スマブラSPのおすすめコントローラーと選び方について紹介してきました。最後に、スマブラSPのコントローラーに関するよくある質問に答えていきます。GCコンのメリットや、おすすめ設定などについて解説するのでぜひご参考ください。
スマブラでGCコンが人気なのはなぜ?

スマブラでGCコンが人気な最たる理由は、「慣れ親しんだプレイヤーが多いこと」です。
GCコンは、なにげに息が長いコントローラーになっています。GCで発売されたスマブラDXはもちろん、WiiのスマブラXやWiiUのスマブラfor Wii UなどでもGCコンが使えました。長年スマブラを遊んでいる20代・30代のプレイヤーにとっては、「スマブラはGCコンで遊ぶもの」という意識が根付いています。
そのうえ、実際に長年使ってきたためその人にとっては一番使いやすいということもあり、人気です。
また、Lスティックの根本が8角なので方向の打ち分けがしやすく、操作精度が安定します。
無線プロコンよりわずかにレスポンスも早いなど、客観的な利点があるのも人気の理由です。
スマブラのコントローラーのおすすめ設定は?

スマブラのコントローラーの設定は、基本的にデフォルトで問題ありません。

スマブラは非常によく出来ており、デフォルトのボタン設定が非常に快適にできています。スマッシュ攻撃を出すのがうまくいかない初心者のためにRスティックでスマッシュが簡単に出せたり、咄嗟に押しやすい位置にシールドがあったり万全です。
ただ、変更する場合は以下のように設定するのがおすすめ。
- X:ジャンプ
- Y:つかみ
- R:ジャンプ
- L:つかみ
ジャンプがXY両方に割り当てられているので、片方をつかみにします。LRも両方つかみになっているので、片方ジャンプに割り当てると操作がしやすいです。どちらをジャンプにするかは、好みによって変えましょう。
また、シールドを一方だけジャンプに変更するのもおすすめです。
スマブラのコントローラーはジョイコンだとダメ?

ジョイコンがダメということはありませんが、ジョイコンよりプロコンなどのほうが一般的には操作がしやすいとされています。
ジョイコン連結でもプレイできますが、ジョイコンはボタンが小さいです。スマブラのように、ついつい熱が入ってしまうゲームでは勢い余って押し間違えるということもあります。
さらに、グリップも短く持ちやすいとは言えません。
全体的にプロコンなどのほうが、コントローラーとして快適性が高いです。
ジョイコンではダメというよりも、ジョイコンでなければならない理由が無いためほかのコントローラーを使う人が多いというほうが近いのではないでしょうか。
まとめ|自分好みのコントローラーでスマブラを楽しもう!
今回は、スマブラにおすすめなコントローラーと選び方について紹介してきました。
スマブラは長年続いたシリーズであり、さまざまな世代にファンがいます。GCコンを使ってきた世代の人にはGCコンが絶対正義という方も多いですが、人それぞれ合うコントローラーは違うものです。
GCコンが合う方もいれば、純正プロコンが合う方もいます。もちろん、ほかのコントローラーが合うという方もいるはずです。
大事なのは、自分に適したコントローラーを使うこと。
自分好みのコントローラーを見つけて、スマブラを思い切り楽しみましょう!