「しゃがむ・ホールド・滑る!しゃがむ・ホールド・滑る!」そんな動きが大好きな世界中のFPSユーザー、そしてゲームで遊んでいることや画面&音を直ぐ様「隠したい」ユーザーの皆様へ、ASUS ROGブランドからの素敵なサプライズです。
「幅広のCtrlキー」と「ステルスキー」を搭載したキーボード「ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXE」が登場しました。
このキーボードを使用することで、FPSゲームを優位に進めることができるとともに、プライバシーをしっかりと保護しながらゲームやその他諸々を楽しむことが可能です。
本記事でROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEを使った感想をレビューしていきますので、Ctrlキーを多用するFPSゲームで戦いやすいキーボードを探している方、瞬時にPC画面や音を隠したい方、ぜひ読み進めてください。
STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXE スペックとデザイン
まず、ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEの特徴・スペックとデザインを写真多めで紹介していきます。
特徴・スペック
- TKL(テンキーレス)・赤軸・英語配列のキーボード
- 押しやすい幅広のCtrlキー
- アプリを非表示にしたり音声を消して、プライバシーを守れるステルスキー搭載
- 無線(2.4GHz、Bluetooth)、有線接続に対応
- 2.4GHz接続では最大76時間の低遅延ゲームプレイが可能
- ROG独自のメカニカルスイッチで超低遅延でブレのないキーストローク
- サンドブラスト仕上げの耐久性のあるアルミニウム合金構造で長持ち設計
- 磁気リストレストが付いていて長時間のゲーム操作も快適
ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEは、ROG独自で開発された赤軸キースイッチを搭載した、英語配列のTKL(テンキーレス)キーボードです。
FPSゲームで繊細な操作性、ボイスチャットなどでのスムーズなやりとりを配慮し、マウスを操作するスペースが広く確保できるTKLデザイン、静かでスコスコな打鍵感の赤軸が採用されています。
本キーボードならではの特徴として、打鍵しやすい横長のCtrlキーと、ステルスキーが搭載さています。
横長のCtrlキーは、しゃがみ・ホールドなどCtrlキーを打鍵することの多いFPSゲームでは重宝します。
ステルスキーは、人に見られたくない画面や音を瞬時に消すことができるキーで、ゲームで遊んでいるのを家族にバレたくない時など、さまざまなシーンで重宝します。
これらの機能は後ほど詳しく解説していきます。
デザイン
本キーボード、ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEのデザインを紹介します。キーボード本体の他、磁気リストレスト、USBケーブル、USBエクステンダーが付属。
使ってみた感想を特徴と合わせてレビュー
ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEのスペックとデザインをレビューしてきました。続いて続いて使用してみた感想を特徴と合わせてレビューします。
横長のCtrlキーは想像以上に便利で操作感が増す
本キーボードの大きな特徴である横長のCtrlキー。
Ctrlキーは、FPSゲームはもちろん、キーボードでゲームを操作する際に頻繁に使うキーです。
一般的なキーボードに付いているCtrlキーは1.0〜1.5区画サイズ(言い方正しい?)の大きさで、Ctrlキーの打鍵に重きを置かれていません。
しかしROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEは「Ctrlキー」を打鍵することに配慮がされており、2.0区画分の横長仕様となっています。
2.0区画分のサイズが採用されたことで、若干の操作ミスもカバーしてくれますので、思い描いた通りに「しゃがむ・ホールド・滑る」が実現できます。
ステルスキーは世界を平和にするレベルで重宝
本キーボードのF12はステルスキーという特殊な性能を持ったキーです。
ステルス(英語: stealth)は英語で「隠密」「こっそり行う」という意味で、軍事目的で飛行機やミサイルが敵のレーダーで発見されないようにすることを言います
キーボードにステルスキーが配置されたことで、具体的に下記が可能となります。
- 開いているアプリをボタン一つで画面から消す
- 鳴っている音楽や音をボタン一つで消す
普段の生活で、PCを見られることによってトラブルが生じることって多いと思うのですが、例えば、
- テスト期間中や仕事中こっそりゲームしてる際、家族が部屋に入ってきて・・・
- 家族に見られたくない秘密のメールを打っているときに部屋に突然入ってきて・・・
- 内緒でネットショッピングいているときに家族が突然入ってきて・・・
- ムフフな動画をこっそり見ているとき彼女が突然部屋に入ってきて・・・
そんな緊急時にF12のステルスキーを押すことで、すべてのアプリケーションと音を画面から消せるということです。
スコスコなROG赤軸の打鍵感は本当に静かなスコスコで快適
本キーボードには、ROG独自で開発されたキーである、「ROG RX オプティカルメカニカルスイッチ」が採用されています。
このキーは心地よいスコスコな打鍵感。音も静かなので、ボイスチャットや配信などにも重宝します。
また、オプティカルスイッチというのは、メカニカルスイッチやメンブレンとは異なり、光を活用してON・OFFを反応させるキースイッチです。
物理的な反応では無いため、摩耗して精度が悪くなるようなことはありませんし、何よりも高速に反応できることがポイントです。
合わせてROGスイッチは、キーの4隅をそれぞれはめ込むタイプとなっています。
これによってキー遊びがなく、どの部分を打鍵してもレスポンスよく同じ反応を得られます。
少し余談ですが、下の写真が別のメーカーのキースイッチ形状。
- 左上:CHERRY MXスイッチ
- 右上:東プレ静電容量無接点方式スイッチ
- 左下:Razerメカニカルスイッチ
- 右下:ROGスイッチ
中央でキーを支えるタイプのスイッチが多いのに対して、ROGスイッチは四点で支えるため、グラつきが少なく安定感が高いのが特徴です。
ASUS Armoury Crateでキーボードの設定や管理が可能
ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEは、ASUSのデバイス管理ソフトウェアであるArmoury Crateに対応しています。
Armoury Crateを使用することでキーの割り当て、LEDライトの設定、電源の管理ファームウェアの更新などを行うことが可能です。
画面はわかりやすくシンプルなものになっているので、なんとなく直感的に操作することでも設定していけますので、自分好みのカスタマイズがしやすいです。
また、ゲーミングキーボードならではの設定で、以下の設定もArmoury Crateから行えます。
- Alt + Tab の無効
- Alt + F4 の無効
リストレストのクッション性が程よく長時間の使用にありがたい
ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEにはROGデザインのリストレストが同梱されています。
おまけのリストレストですが、クッション性もほど良くリストレストとしての機能は十分に果たしてくれます。
もちろん好みの硬さはあると思いますので、元々お気に入りのリストレストを持っている方はそちらを使用し、まだ使ったことがない方は付属のリストレストを試してみると良いかもしれません。
合わせてリストレストとキーボード本体とは磁気でくっつくように設定されてるので、使用中にずれてしまうこともありません。
日本語配列ユーザーは慣れが必要
ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEは英語配列のキーボードで、日本語配列タイプが発売されていません。
これまで英語配列に慣れているユーザーであれば問題なく使えますが、日本語配列に慣れているユーザーが使用する場合、若干の操作方法の違いに戸惑うことが生じるはずです。
下の写真は、上が日本語配列のキーボード、下がROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXE。
見比べてみると分かりますが、Enterキーやスペースキーのサイズ違い、日本語・英語の切り替え、¥キーなど作法が異なってきます。
日本語配列に慣れていると、使い始めたタイミングでは「あー、、、」となるタイミングが多々発生しますので、それなりの覚悟は必要です。
個人的には、ゲーミングに特化させるなら英語配列の方が使いやすいと感じるけど、入力メインなら断然日本語タイプの方が扱いやすいですね。
2.4GHz無線の低遅延接続は本当に低遅延・ロングバッテリーもありがたい
本キーボードは、2.4GHzのUSBドングルをPCに挿すことで、2.4GHzの高速無線通信が可能です。
Bluetoothのような接続時の手間も一切ありませんし、FPSなど瞬時の判断を求められるゲームでも遅延は一切感じられません。
また、本キーボードは一度の充電で最大76時間のプレイが可能なため、1日10時間使用したとしても1週間以上も使用し続けることができます。
角度調整が可能
本キーボードは角度調整が1段階変えることが可能です。
もう一段階多い、2段階調整ができるタイプのキーボードも存在しますが、入力重視では無いゲーミング目的のキーボードであれば、そこまで角度をつける必要がありません。
合わせてステップスカルプチャー構造で、段を誤らない正確なキーの位置把握と、ホームポジションから移動の少ない打鍵が行いやす位です。
また、長時間タイピングしていても疲れづらいのも特徴です。
ステップスカルプチャー構造というのは、キーが手前から奥(下から上)にいくに従って、段々畑のような緩やかなラインを描きつつ高くなっていく構造のことを言います。
しゃがんでホールドして滑ってステルスを満喫しよう!
ASUS ROG STRIX SCOPE RX TKL WIRELESS DELUXEゲーミングキーボードをレビューしてきました。
本キーボードの特徴はゲーミングキーボードとしてハイスペックな基本性能を持ちつつ、横長のCtrlキーやステルスキーなど、あったら良いな的な価値をしっかり盛り込んだキーボードです。
FPSゲームを優位に操作するためのキーボードが欲しい、人目に隠れてコソコソゲームしたりPC触ることが多い方にはぜひお勧めしたいキーボードです。