Steel Series STRATUS+は、キーボードやマウスなど、さまざまなゲーミング機器を販売しているSteel Seriesから発売されたゲーミングコントローラーです。
キーボード・マウスなどの信頼性が高いメーカーが販売しているということもあり、本機も注目されています。
本記事では、そんなSteel Series STRATUS+の基本仕様を解説しつつレビューします。
Steel Series STRATUS+ 基本仕様
まずSteel Series STRATUS+の仕様、外観、付属品など基本仕様について解説します。
仕様
- 接続方法:Bluetooth LE v4.1/有線(USB)
- ケーブル長:1.8メートル/5.9フィート
- バッテリー:リチウムイオンバッテリー
- バッテリー最大持続時間:90時間以上
- 範囲(Bluetooth):12メートル/40フィート
- コネクタのタイプ:USB Type-C
- サイズ:幅150×高さ110×奥行63.2mm
- 重量:244g
- 接続方式:Windows/有線、Android/ワイヤレス、Chromebook/ワイヤレス
以上が、Steel Series STRATUS+の簡単な仕様です。
本機は無線コントローラーですが、有線接続も可能。本体側の端子は、Type-Cです。ケーブルの長さが1.8mと長めに作られているので、有線接続でも比較的快適に使えます。
WindowsPCとは有線接続になりますが、Android端末・Chromebook端末とはワイヤレスで接続することができます。
サイズ感はSwitchの純正プロコンと似ており子供でも十分使用可能です。
外観
Steel Series STRATUS+の外観は、オーソドックスなコントローラーといた印象。
他社製品のコントローラーと比較して装飾が少ないです。BAXYボタンの印字も色分けがされていないので、非常にシンプルになっています。(ボタンの真ん中に小さな色付けされています)
コントローラーのボタンの印字をいちいち確認する人はあまりいないので、視認性については心配する必要がありません。
上部にはUSB Type-Cポートがあります。
ポートの左側にはペアリングボタン、右側にはバッテリー残量確認ボタンを搭載。残量確認を任意で行えるのが、地味に便利なポイントです。
そして、同梱されているスマホマウント用のアタッチメントと接続するための穴があります。
背面ボタンはありませんが実用性が高いデザインです。
付属品
- Steel Series STRATUS+本体
- 1.8m Type-C to Aケーブル
- スマホホルダー(マウント用のアタッチメント)
- ユーザーガイド
上記がSTRATUS+の同梱物です。
USBケーブルは1.8mと長め。WindowsPCとは有線接続となるためです。
PCと接続する際は充電が併用して行われますが、スマホなどのモバイル端末で使用する際には充電が必要になります。
充電の際は別途アダプターが必要になります。本機は急速充電機能が優れているため、なるべく急速充電対応のアダプターを用意するのがおすすめです。
さらにスマホ用のホルダーが付属しているのが便利です。PCだけでなく、スマホでも同じコントローラーでゲームを快適にプレイできます。
Steel Series STRATUS+をレビュー
Steel Series STRATUS+の基本仕様を紹介しました。ここからは、STRATUS+を使用した感想をレビューしていきます。本機の特徴が気になる方、ぜひご参考ください。
ボタンの押し心地と反応が良い
SteelSeries STRATUS+を使用して感じたのはボタンの押し心地と反応の良さです。チープさがありません。
十字キー、LR、BAXYボタンは入力感が高いです。押し心地は固くもなく柔らかくもなく、ちょうど良い印象。ストレスなくゲームプレイに専念できます。
樹脂製ですが、押した時の音も小さく、使用していて煩わしいと感じる部分がありません。
使いやすいコントローラーです。
バッテリー持続時間が長い
Steel Series STRATUS+のバッテリー持続時間は、連続最大90時間と、無線コントローラーの中では非常に長いです。
- Switch純正プロコン:40時間
- Xbox Eliteワイヤレスコントローラーシリーズ2:40時間
- Playstation 5 Dualsenseコントローラ:15時間程度
代表的なコンソール機のバッテリーは40時間前後がボリュームゾーンですから、最大90時間の本機は非常にバッテリー持ちがいいコントローラーだと言えます。
バッテリー性能が高いのは、本機のBluetooth規格が理由です。
本機のBluetooth規格は、BLE v4.1と言って、Bluetooth Low Energyという技術が使われています。この技術の特徴は省電力性で、通信の気軽さを保ったまま、安定性を維持しながら電力消費を抑えられます。
ワイヤレスで頻繁にゲームをプレイしたい方には、特におすすめのワイヤレスコントローラーだと言えます。
15分で長時間使える急速充電が便利
Steel Series STRATUS+は、急速充電に対応しています。
15分充電するだけで、最長12時間もゲームをプレイ可能です。プレイしたいのに充電が切れていたというときも、15分待てば12時間使えるのがいいところ。15分だけ充電して急場をしのぎつつ、外出時などに充電しておくことで快適に使えます。
WindowsでもChromebookでも使える
Steel Series STRATUS+は、コンシューマーゲーム機はもちろんWindowsOSでも使えます。PC用のゲームパッドとコンシューマー用のコントローラーを両立できるので便利です。
加えてChromebookでも使えるのが特徴です。
works with chromebookに認定されており、互換性は折り紙付き。GeForce NOWの推奨商品にもなっているので、Chromebookでゲームをプレイしたい方には非常におすすめです。
Chromebookで快適にゲームがプレイできるコントローラーは少ないので、Chromebookユーザーはそれだけでも本機を買う価値があると言えます。
さらに、Androidスマホにも対応しており、ChromebookとAndroidスマホはBluetooth LEを使った接続ができます。
スマホマウントが着脱式なのが便利(紛失注意)
本気はスマホマントを脱着できるタイプのコントローラーです。
ホルダー部分が内蔵されているモデルだと取り外しの手間がないものの使わないときは邪魔になりますし、重量も嵩みます。
コンパクトに収納できていても、継ぎ目があったりして少し邪魔に感じることがありますよね。
本機のような着脱式であれば、使わないときに邪魔になることもなく、握り心地に影響を与えることもありません。
使用しない時はどこかに収納しておけますが、唯一の欠点は一体型と比較して無くすリスクがあることです。
スティックとトリガーが使いやすい
STRATUS+には、ALPSアナログサムスティックが搭載されており、この操作性が高いのが特徴です。
自然な操作感覚で、精密なコントロールも比較的やりやすくなっています。大きく動かしても、細かく動かしても心地良いのがいいところです。
さらに、トリガーも使いやすくなっています。
押し込みの深さは一般的な程度で、ほかのコントローラーから変えても違和感がありません。押下圧も軽すぎず重すぎずといったところ。反発がある程度あるので、連射がしやすいです。
そして、センサーの性能も高くなっています。正確性と滑らかさを両立させており、非常に使いやすいです。
グリップ部に滑り止めがない
Steel Series STRATUS+は、握りやすい形状をしています。グリップ部が太すぎず細すぎず、長すぎず短すぎず程よいのがいいところです。
ただ、グリップ部に滑り止めがありません。本体に使われている樹脂のままになっています。フィット感がよく触り心地もいいのですが、滑り止めがないので注意しましょう。
特に手汗をよくかく方は、若干滑りやすいと感じる可能性があります。別途シールタイプの滑り止めシートを100均などで購入して貼り付けるという対応もできるものの、そうするとデザイン性が損なわれるのが難点です。
スマホマウントの取り付けにコツが要る
STRATUS+にはスマホマウント用のホルダーがあります。内蔵式ではなく取り外し可能なのが、便利でいいところだとレビューしてきました。
ただ、このホルダーの取り付けに少しコツが必要です。
ホルダーの取り付けには、Type-Cポートの近くにある穴を使います。この穴にホルダーの凸部分をハメるのですが、最初はハメにくいです。
慣れてきたらすぐにハマるようになりますが、慣れるまでは少し不便に感じてしまう可能性があります。
Steel Series STRATUS+はこんな方におすすめ!
- 安いコントローラーから買い替える方
- 長時間使えるワイヤレスコントローラーがほしい方
- 特別な機能より基本性能を重視する方
- Android、Chromebookで使いたい方
Steel Series STRATUS+は、以上のような方々におすすめです。
まず、本機はサードパーティ製コントローラーとしては少し高い部類に入ります。ほかの高級コントローラーと比べると安いものの、定価約1万円なので安いとは言いにくいです。
5000円以下の比較的安価なコントローラーから、もう少しいいものに買い替えたいという方には最適な価格帯だと言えます。高性能で使いやすいのも、買い替え先として優秀な理由です。
さらに、本機は背面パドルやマクロなどの特別な機能はありません。その分、基本性能を高めているのが特徴です。操作性やバッテリーの持続時間など、基本性能を重視する方には最適。
そして、本機のバッテリー持続時間の長さやAndroid・Chromebookでも快適に使えるなどの特徴に惹かれる方にも、もちろんおすすめです。
まとめ|充電のストレスとさよならしよう!
本記事では、Steel Series STRATUS+の良いところと気になる点についてレビューしてきました。
STRATUS+の最大のメリットは、バッテリー性能の高さと互換性の幅広さです。
持続時間が最大90時間と長いうえに、15分程度の充電で約12時間使える急速充電があるのが非常に便利。ワイヤレスコントローラーの充電ストレスから、解放されます。
そのうえ、コンシューマー機・Windows・Android・Chromebookと広い互換性があるのがいいところです。
充電ストレスから解放されたい方や、ChromebookやスマホでもWindowsと同じように快適にゲームをプレイしたい方には、非常におすすめのコントローラーだと言えます。