SteelSeries Stratus Duoを徹底レビュー! 扱いやすいワイヤレスパッドの定番!

SteelSeries Stratus Duo

キーボードやマウスなど、ゲーミングガジェットで人気のあるSteelSeries。RazerやLogicoolと比べて、玄人仕様な製品が多いのが特徴です。そのため、ファン層も少しニッチに寄っている傾向があります。

今回紹介するのは、そんなSteelSeriesから販売されているゲームパッド、SteelSeries Stratus Duoです。

玄人向けな印象のあるSteelSeriesのなかでは、万人ウケしそうな価格帯と性能を備えています。

では、どんな性能なのか? 使用感はどうか、レビューしていきましょう。

目次

SteelSeries Stratus Duoの仕様

まずは、SteelSeries Stratus Duoの仕様について、紹介します。基本使用・デザイン・レイアウト・ペアリングについて解説するので、参考にしていただけると幸いです。

基本仕様

  • 対応機種:Windows、Android
  • 接続方法:無線(Bluetooth/2.4GHzドングル接続)・有線
  • ケーブル:マイクロUSB
  • 連続使用時間:約20時間
  • 複数デバイス切り替えスイッチ
  • 重量:245g

ほかのゲームパッドと比べると、変わった機能は特にありません。

7,000円程度のゲームパッドとしてはシンプルな仕様ですが、コストを基本的な作りにかけていると考えることもできます。SteelSeriesは全体的に機能よりも、ビルドクオリティなどにこだわる傾向があり、本機もその例に漏れません。

重量は一般的なゲームパッドより若干軽めといったところです。軽すぎず重すぎずで、ちょうど扱いやすい重量感だと言えます。

デザイン

SteelSeries Stratus Duo

デザインを見ていると、ほぼ真っ黒なカラーリングが目立ちます。目立たない色のはずなのに、似たカラーリングの製品があまりないのでかえって目立つのが面白いですね。

特に面白いのは、フロントボタンの文字すら黒いところ。写真だと目を凝らして見ないとよく見えないこともありますが、実際に肉眼で見る分には問題ありません。暗いところでは見えないので、明るい部屋でプレイしましょう。

ただ、ボタン配置は覚えてしまえば手元でいちいち確認することがありません。Aボタンが下にある配置ということと、Xが左にあることだけ覚えてしまえば、文字が見えないことで苦労することはなくなります。

SteelSeriesらしい、シンプルで質実剛健なデザインです。

ボタンレイアウト

ボタンレイアウトは、海外式です。

右から、BAXYの順になっています。Steamで海外製のゲームをするときには、非常に便利です。日本製のゲームをする場合は、ABとXYとがそれぞれ逆になるので注意しましょう。

スティック配置は、PS純正コントローラーの伝統的な横並び配置です。SwitchやXboxコントローラーに慣れていると違和感があるかもしれませんが、PSコントローラーに慣れている人には扱いやすくておすすめ。

さらに、上部にはデバイス切り替え用ボタンや電源ボタンなど、機能ボタンが搭載されています。

ペアリング方法

USBドングルをPCに接続している場合は、電源をオンにするだけで接続できます。

Bluetoothの場合、少し手順を踏む必要があるので注意しましょう。

まず、ワイヤレスペアリングボタン11を押します。すると、ペアリングモードに入るので、接続先デバイスでBluetooth機器の検出を行ってください。

検出されたStratus Duoを選択すれば、接続完了です。

また、ワイヤレスペアリングボタン11を5秒間押し続けると、前のBluetooth接続が消去されたうえでペアリングモードになります。接続を消去したい場合は、長押ししましょう。

ペアリングできないときの対処法

SteelSeries Stratus Duoでペアリングできないときは、一度デバイス側で接続の解除を行ってください。その後、保存された接続先の中からStratus Duo を消去します。

これで再ペアリングすれば、認識されるケースが多いです。

それでもダメだった場合は、デバイス側を再起動すると接続できる可能性があります。

Bluetooth接続の場合、周辺にBluetooth機器が多いと混線して繋がりにくくなることがあるので注意が必要です。

また、他の機器とも接続している場合は、接続したい機器とは別の機器に接続されてしまうことがあります。PCに接続したい場合、スマホのBluetoothは切っておくとスムーズです。

面倒な場合は、接続切り替えボタンを押しましょう。

SteelSeries Stratus Duoの良さをレビュー

SteelSeries Stratus Duoの仕様について、解説してきました。仕様は至ってシンプルですが、シンプルな分、仕様を見ただけでは魅力がわかりにくいです。そこで今度は、SteelSeries Stratus Duoの良いところについてレビューしていきます。

バッテリー持続時間が長い

SteelSeries Stratus Duoは、バッテリー持続時間が20時間と長いです。

一般的なゲームパッドの持続時間は、8時間から10時間程度となっています。ライティング機能を搭載していたり、振動機能を搭載していたりする分、短い製品が多いです。

一方、SteelSeries Stratus Duoにはライティングがありません。インジケーターとして一部が光るくらいです。機能もシンプルなので、バッテリーを必要以上に食うことがありません。場合によっては、公称時間よりも長く使えることもあります。

接続方式・デバイス切り替えが楽

SteelSeries Stratus Duoは、接続方式が3種類あります。

有線接続と、2.4GHzUSBドングル接続と、Bluetooth接続です。デバイスに応じて、接続方式を分けることもできます。PCでワイヤレスで使いつつ遅延を減らしたいなら、ドングルがおすすめです。

この接続方式の切り替えが、ボタンで一発でできます。

そのうえ、接続先デバイスの切り替えも可能です。気分に応じてデスクトップからノートに切り替えたり、PCからゲーム機に切り替えたりできます。

これが非常に便利です。

スティックは扱いやすい

FPS/TPSをプレイするときは、スティックが肝心。ここが使いやすいかどうかで、購入を決めているという人も多いです。

Stratus Duoのスティックは、扱いやすい部類に入ります。渋くもなければ、動きすぎることもありません。狙ったところまでスムーズに倒れて、狙ったところでちゃんと止まります。挙動が素直なので、非常に扱いやすいです。

そのうえ、スティックの中心にくぼみがあります。カバーには溝もあり、指が滑ることもありません。

十字キーは押し心地が良く使いやすい

Stratus Duoの十字キーは、先端に向かうにつれて徐々に幅が広くなります。台形を4つ組み合わせて繋げたようなイメージです。中心には軸があり、各方向に押すことで軸が傾くような確かな押し心地があります。

このため、「しっかりキーを押した」というのが指を通して伝わるため、正確な操作がしやすいです。

このタイプの十字キーは斜め移動がしにくいケースもありますが、Stratus Duoでは斜め移動もしやすく感じられます。

2Dのアクションゲームでも、活躍できるコントローラーです。

トリガーが柔らかい

Stratus Duoのトリガーは、軽く指を当てて少し力を入れると、スムーズに押し込まれていきます。柔らかく軽い押し心地で、トリガーを頻繁に使うゲームでも指が疲れません。

スティックで精度の高いエイムをし、瞬時にトリガーで狙撃するという一連の動作が非常にスムーズに行えます。

ガッチリ握り込めるホールド感

Stratus Duoのグリップ部は、長めにつくられています。グリップ部をしっかり握り込むように持つことを前提とした設計で、安定感が高いです。手の大きさに関わらず握りやすいので、誰が使っても安心。

そのうえ、握り込んでいるのでプレイ中に思わずコントローラーを傾けてしまうような人でも、ブレることなく操作できます。

SteelSeries Stratus Duoの不満点・注意点をレビュー

SteelSeries Stratus Duoの良いところについて、レビューしてきました。Stratus Duoは、全体的にビルドクオリティが高く、質実剛健なイメージがあります。ただ、良いところばかりではありません。今度は、Stratus Duoの不満点・注意点について、レビューしていきます。

Steelseries Engine非対応

SteelSeriesには、SteelSeries Engineという専用の設定ソフトウェアがあります。

Stratus Duoは、SteelSeries Engine非対応です。本機も当然使えるだろうと思っているとガッカリするので、ここはよく理解したうえで購入しましょう。

公式ページなどにも記載されていないため、ショップレビューなどを見ると誤解して購入し、残念がっている人が大勢います。対応していないなら、非対応としっかり周知してほしいところです。

本体上部スイッチは慣れるまで使いにくい

本体上部には、電源ボタンや接続方法切り替えスイッチ、デバイス切り替えボタンなどがあります。これが非常に小さいので、印字が見にくいです。

慣れてくると位置を覚えるので問題なくなりますが、最初のうちはいちいちコントローラーの上部をまじまじと見つめながら押すことになります。頻繁に使うボタンはすぐ覚えるのでそこまで大きな問題ではないかもしれませんが、注意は必要です。

モンハン持ちを多用すると疲れる

Stratus Duoは、グリップ部をしっかり握り込むように持つコントローラーです。そのうえ、厚みがあります。厚いおかげで手が大きい人でも握り込みやすくなっているのですが、反面、注意も必要です。

モンハン持ちを多様すると、少し疲れることがあります。

厚みがあるのでホールドするのが大変なうえ、指が疲れるんです。普段モンハン持ちを多様している場合は、注意しましょう。

まとめ|長時間使いやすい!ゲームを選ばないコントローラー

ここまで、SteelSeries Stratus Duoの良いところと不満点についてレビューしてきました。

全体的に、非常にシンプルなコントローラーです。ビルドクオリティが高く、ボタンの押し心地が良く、非常に使いやすいのが特徴。ボタンに関してはどこも押しにくいところが無いので、どのゲームで使っても活躍できます。

FPS/TPS、アクション、RPG、シューティングなどなど…。

幅広いゲームをひとつのゲームパッドで完結させたい人や、変わった機能は要らないからクオリティの高いコントローラーが欲しい人におすすめです。

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