REALFORCE R4とGX1 Plusはどっちを選ぶ?マスターシリーズとゲーミングシリーズの違いを徹底比較

静電容量無接点方式で知られる東プレREALFORCE。マスターシリーズの最新フラッグシップ「R4」と、ゲーミングシリーズの最新機「GX1 Plus」のどちらを選ぶべきか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

両機種は同じ静電容量無接点方式を採用しているため、REALFORCEならではの打鍵感はどちらも味わえます。とはいえ、R4は仕事・タイピング向けの実用機能が充実したマスターモデル、GX1 Plusはゲーミング特化の高速応答機能を備えたモデルと、想定する用途は異なります。

本記事では、R4とGX1 Plusの両機種を実機で使い比べた経験をもとに、共通点・違い・どちらを選ぶべきかを記載していくので、ぜひご参照ください。

目次

REALFORCE(東プレ)について

REALFORCE(リアルフォース)は、神奈川県相模原市に本社を構える東プレ株式会社のキーボードブランド。1983年に独自開発の静電容量無接点方式キーボードを世に送り出して以来、高い支持をされ続けている人気キーボードブランドです。現在展開するREALFORCEは、マスターシリーズとゲーミングシリーズの2系統に分かれています。

マスターシリーズとゲーミングシリーズ

ホーム&オフィス用がマスターシリーズ、eスポーツ向けがゲーミングシリーズ。マスターシリーズには本記事で紹介するR4のほか、廉価版のR3S、コンパクトサイズのRC1がラインアップされています。一方ゲーミングシリーズには、最新フラッグシップのGX1 Plusと前モデルのGX1があります。

REALFORCEを選ぶ際は、まず「マスターシリーズかゲーミングシリーズか」という違いを意識すると、製品選びの軸が明確になります。

R4とGX1 Plusの共通点

R4とGX1 Plusは、シリーズこそ違えど、東プレが誇る基幹技術は同じ。まずは押さえておきたい共通ポイントを紹介していきます。

静電容量無接点方式によるスコスコ・サクサクの打鍵感

左がR4、右がGX1 Plusのスイッチ。いずれも静電容量無接点方式だが、デザイン・形状が異なる

両機種とも、東プレ独自の静電容量無接点方式を採用しています。

静電容量無接点方式というのは、キーを押し込んだ際に電極同士が物理的に接触するのではなく、円錐スプリングの圧縮で生じる静電容量の変化を検知して入力を判定する仕組みのこと。物理接点がないため、チャタリング(同じキーが連打されたように誤認識される現象)が発生せず、長期間使い続けても入力の安定性が崩れません。

打鍵感は、独特の「スコスコ・サクサク」とした感触。

この打鍵感が愛好者から長く支持される大きな理由の一つ。R4・GX1 Plusのどちらを選んでも、この打鍵感は同じように味わえます。

1億回以上の耐久性とチャタリングレスの安心感

スイッチ寿命は、両機種とも1億回以上を公称しています。一般的なメカニカルキースイッチが5,000万〜8,000万回の寿命であることを考えると、REALFORCEの耐久性は頭ひとつ抜けています。

物理接点がないため、長年使ってもキーが反応しなくなったりする心配がほとんどありません。10年単位で1台のキーボードを使い続けたい方にとって、心強い設計です。

実際リアルフォースは2021年から5年以上愛用していますが、いまだに現役で問題なく使用できます。

5年以上愛用し続けているマスターシリーズ Realforce R2
5年経過して内部プレートに経年劣化とみられる細かなサビなどは見受けられるが、スイッチは劣化が感じられず全く問題なし。

本R2も下記でレビューしていますので、あわせてご覧下さい。

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APC機能で反応位置をカスタマイズできる

両機種とも、APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能を搭載しています。

APCというのは、キーを押し込んだ際に入力が判定される深さを変更できる機能のこと。深く押し込まないと入力されない設定にすれば誤入力を防げるし、浅く押すだけで反応する設定にすれば素早い入力が可能になります。

R4は0.8〜3.0mmを4段階+ユーザー設定の22段階、GX1 Plusは0.1〜3.0mmの30段階。設定の細かさには差がありますが、自分の好みの押下感に合わせ込んでいける点は共通しています。

REALFORCE CONNECTで複数台を一元管理できる

両機種は同じ専用ソフトウェア「REALFORCE CONNECT」で管理。1つのソフトでキーマップ入替・APC設定・ファームウェア更新を一元的に行えます。

将来的にREALFORCEを買い増しした場合でも、設定の感覚を変えずにそのまま運用できるので、長くREALFORCEシリーズを使い続けたい方にも安心です。

日本製ならではの品質と信頼性

REALFORCEの製造拠点は、神奈川県相模原市の自社工場。設計から製造までを国内で一貫して行うMade in Japanの製品です。サポート体制も国内で完結するため、万が一のトラブル時にも安心して問い合わせできます。

加えて、R4・GX1 Plusのいずれも、購入後1ヶ月以内に公式サイトでユーザー登録を行うと、通常1年間の保証期間が2年間に延長されます。本体に同梱されているユーザー登録案内のチラシから、QRコードを読み込めばすぐに登録可能。

決して安くない買い物だからこそ、無料の手続きで2年保証になるのは見逃せないポイントです。

R4とGX1 Plusのデザインを比較

続いて両機種のデザインを比較しながら紹介していきます。両機種のシルエット・質感・キーキャップの違い、また打鍵音について細かく紹介していきますので、ぜひご覧ください。

全体シルエット — 落ち着きのR4/スタイリッシュなGX1 Plus

左がGX1 Plus、右がR4

R4とGX1 Plusは、本体のシルエットが大きく異なります。

R4は四角形で、ベゼル(キーボード周囲の枠)がやや厚めに設計されています。一方GX1 Plusはエッジを面取りした台形シルエットで、本体側面にスチールフレームが入っています。

スチールフレームによる剛性感が、ゲーミングギアらしいシャープでスタイリッシュな印象を演出してくれます。

両機種ともチルトスタンド(キーボード奥側を持ち上げる脚)を備えており、好みの角度に調整できます。

REALFORCEのロゴ位置にも違いがあります。

R4のロゴは本体手前側のベゼルに、GX1 Plusのロゴは本体奥側のベゼルに配置されています。

ホワイトカラーでも質感が違う — クリーミーなR4/クールなGX1 Plus

両機種を実際に並べてみると、同じ「ホワイト」というカラー名でも、白の性格が異なることに気づきます。

R4のホワイトはクリーミーな白で、わずかに黄味が乗った温かみのあるトーン。落ち着きのある雰囲気で、長時間見ていても目が疲れにくい色合いです。一方GX1 PlusのホワイトはR4より色温度が高く、青みがかったクールな白。シャープでスタイリッシュな印象を演出してくれます。

写真や照明環境によってはこの違いが伝わりにくい場合もありますが、実機を並べると一目瞭然。マスターシリーズ/ゲーミングシリーズというキャラクターの違いが、ホワイトの色温度にもしっかり反映されています。

質感・コーティング — マット仕上げで上品なR4/パウダーコーティングで滑らかなGX1 Plus

R4の素材感

R4の本体は、マットな質感のプラスチック仕上げ。指紋がつきにくく、長時間触っていても手汗で滑りにくい上品な仕上がりです。

GX1 Plusの素材感

GX1 Plusはパウダーコーティングが施されており、サラッとした独特の触り心地。ゲーミングデバイス特有の「金属っぽさ」を感じさせる質感で、本体側面のスチールフレームと相まって、所有満足度の高い質感に仕上がっています。

キーキャップとライティング — 控えめのR4/RGB72パターンで彩るGX1 Plus

左がGX1 Plus、右がR4のキーキャップ

キーキャップの素材はどちらもPBT樹脂で共通ですが、印字方式が異なります。

R4のキーキャップは昇華印刷で、文字部分は表面に印字されています。バックライト機能を持たないため、文字を裏側から透過させる必要がなく、視認性と耐摩耗性を両立した方式を採っています。

GX1 PlusのキーキャップはPBT素材の2色成形ダブルショット。

左がGX1 Plus、右がR4のキーキャップ

文字部分が透明な樹脂で成形されており、内部のRGBバックライトを文字部分から美しく透過させる構造です。実際にバックライトを点灯させると、文字が浮かび上がるように光って、ゲーミング機ならではの華やかな見た目を演出してくれます。

GX1 PlusのRGBライティングは72パターンの発光モードと約1,677万色のカラー表現に対応しており専用ソフト「REALFORCE CONNECT」から、明るさ・効果・色を細かく設定可能。一方R4にはバックライト機能がないため、点灯エフェクトはありません。光らせたいかどうかは、好みが分かれる部分です。

72のRGBパターンを撮影していますので是非ご覧下さい

筐体構造による打鍵音の違い

@nyosukeasmr

ASMR typing sound comparison — REALFORCE R4 (45g) vs GX1 Plus (30g) ⌨🎧 Same Topre Electrostatic Capacitive switch, very different sound. The R4’s enclosed case gives a softer, more muted tone. The GX1 Plus’s floating design lets every crisp keystroke ring out openly. R4: Enclosed case / 45g / Bluetooth + USB-C GX1 Plus: Floating design / 30g / 8000Hz polling Which sound do you prefer? 🎧 Clean, unprocessed typing sound. No music, no sound effects — pure keyboard ASMR. KeyboardASMR REALFORCE Topre SoundComparison ElectrostaticCapacitive

♬ オリジナル楽曲 – Nyosuke ASMR – Nyosuke ASMR

同じ東プレの静電容量無接点方式でも、筐体デザインの違いで打鍵音は少し変わります。

R4はスイッチがケース内に収まるエンクローズドケース構造で、落ち着いたマイルドな音が特徴です。GX1 Plusはスイッチが露出するフローティングデザインのため、打鍵のサクサク感がそのまま耳に届きます。

エンクローズドケースというのは、スイッチの周囲がケースで覆われた構造のこと。スイッチの音が筐体内部にこもるため、打鍵音が外に漏れにくくなります。フローティングデザインはその逆で、スイッチがケース表面より上に露出している構造。打鍵音が直接耳に届くため、スイッチ本来のサクサク感が際立ちます。

スイッチ本来の打鍵感を味わいたい方ならGX1 Plus、静かでマイルドな打鍵音を好む方ならR4が向いています。

とはいえ、両機種ともREALFORCEならではの心地よさは健在で、どちらを選んでも不満を感じることはありません。

R4とGX1 Plusのスペックを比較

ここまで、R4とGX1 Plusのデザインの違いを紹介してきました。続いて、両機種のスペックを比較しながら、機能の差を見ていきます。

R4とGX1 Plusのスペック表

両機種の主要スペックを並べると、以下の通り。

項目R4(マスター)GX1 Plus(ゲーミング)
発売日2025年10月2026年2月
配列日本語/英語日本語/英語
サイズ展開フルサイズ/テンキーレステンキーレス
カラーブラック/ホワイト/アイボリー(限定)/メタリックブルー/メタリックブラウンブラック/ホワイト
かな印字あり/なし(選択可能)なしのみ
キースイッチ静電容量無接点方式静電容量無接点方式
キー荷重30g/45g/変荷重30g/45g
キーストローク4.0mm4.0mm
キーキャップPBT 昇華印刷PBT 2色成形ダブルショット
APC機能0.8〜3.0mm 22段階0.1〜3.0mm 30段階
Dynamic Mode(ラピッドトリガー)非対応対応
Kill Switch非対応最大8ペア
ポーリングレート公式非公開8,000Hz
接続方式USB Type-C + Bluetooth 5.0USB Type-C 有線のみ
マルチペアリング最大4台
電源(無線時)単4乾電池3本
RGBバックライトなしあり(72パターン)
キーマップ入替対応対応
マクロ機能対応対応
スイッチ寿命1億回以上1億回以上
重量(TKL)公式値約1.2kg(実測1077g)公式値1,170g(実測1158g)
公式販売価格36,520円〜35,200円〜

接続方式の違い — ハイブリッド接続のR4/有線専用のGX1 Plus

R4はUSB Type-C有線接続に加え、Bluetooth 5.0でのワイヤレス接続にも対応。最大4台までのマルチペアリングが可能で、PCとiPad・スマートフォンを横断して同じキーボードを使えます。

無線時の電源は単4乾電池3本を採用。一見アナログに思えますが、電池切れ時にも乾電池を入れ替えるだけで即復帰できるメリットがあります。

GX1 PlusはUSB Type-C有線専用となっています。ゲーミング用途では途切れないことを最優先するとともに遅延を減らしたいので、有線専用という割り切りは理にかなっています。

ポーリングレートとラピッドトリガー — マスターとゲーミングの大きな違い

ポーリングレートは、キーボードがPCに信号を送る頻度のこと。R4は公式仕様として明示されていませんが、GX1 Plusは8,000Hzを公称しています。1秒間に8,000回入力情報を送る仕組みで、入力遅延の極小化が求められるFPS・格闘ゲームで効果を発揮します。

加えてGX1 PlusはDynamic Mode(ラピッドトリガー)にも対応しています。

GX1 PlusのDynamic Mode設定画面

ラピッドトリガーというのは、キーを離した瞬間に入力をオフにし、再度押し込むと最小ストロークで再入力できる機能のこと。連射性能が大幅に向上し、FPSやリズムゲームのキャラ操作・連打要求の場面で威力を発揮します。

R4にはDynamic Mode・8,000Hzのいずれも非搭載。マスターシリーズはあくまでタイピング・ホームオフィス用途を最優先しており、ゲーミング向け機能はGX1 Plus側に集中させる設計思想がはっきり見て取れます。

独自機能の違い — 実用機能のR4/ゲーミング特化機能のGX1 Plus

両機種とも、それぞれの用途に最適化された独自機能を備えています。

R4には、マウス機能、近接センサー、ECOモード、最大4台までのマルチペアリングなど仕事や日常使いで便利な実用機能が充実しています。

R4の両サイドがセンサーになっている

長時間PCに向き合う方の作業効率や省エネ運用を意識した装備が中心です。

一方GX1 Plusには、ゲーミングに特化した独自機能を搭載。

Kill Switchは、対になる2つのキーを同時押しした際の優先入力方式(後入力優先など)を設定できる機能で、最大8ペアまで登録可能です。WとSなど反対方向のキーをFPSで頻繁に切り替える場面で効力を発揮します。さらに72パターンのRGBバックライトで雰囲気を演出したりと、ゲーミング体験を深めるための装備が用意されています。

なお、両機種ともキーマップ入替・マクロ機能は標準搭載。基本的なカスタマイズは共通で行えます。

R4の特徴と向いている用途

ここからは、マスターシリーズの最新フラッグシップであるR4の特徴を見ていきます。R4は、東プレが長年培ってきたマスターシリーズの集大成と言える1台。仕事・タイピング・ホームオフィス用途を最優先する方向けに、実用性の高い機能を多数盛り込んだモデルです。

ハイブリッド接続で複数デバイスを横断できる

R4はUSB Type-Cの有線接続に加え、Bluetooth 5.0でのワイヤレス接続にも対応するハイブリッドモデルとなっています。最大4台までのデバイスとペアリングでき、Fnキーとの組み合わせで瞬時に接続先を切り替えられます。

キーボード1台でデバイス間を行き来できる体験は快適。デスク上に複数キーボードを置く必要がなくなり、配線もすっきりします。

22段階APCで打鍵を自分仕様に追い込める

R4は、0.8〜3.0mmの範囲で22段階のアクチュエーションポイント設定が可能。専用ソフト「REALFORCE CONNECT」上で、キーごとに反応位置を細かく追い込めます。たとえば「Enter・スペースは深め・他のキーは浅め」のような設定で、誤入力を防ぎつつ素早い入力を両立可能。タイピング速度を上げたい方や、自分の指の特性に合わせて打鍵を最適化したい方に向いた機能です。

GX1 Plusと比較すると、GX1 Plusは0.1〜0.7mmという超浅い領域までカバーした30段階設定ですが、これはゲーミング向けの仕様。一般的なタイピング・実用用途で必要な範囲は0.8mm以上で、R4の22段階はその実用域を約0.1mm刻みでしっかりカバーしています。マスターシリーズが対象とする用途には十分な細かさで、過不足はありません。

マウス機能・近接センサー・ECOモードで作業効率を底上げ

R4には、デスクワークの効率を底上げする実用機能が3つ追加されています。いずれもGX1 Plusには搭載されておらず、マスターシリーズならではの装備です。

マウス機能は、キーボードのキー操作だけでマウスカーソルの移動・クリック(左/中央/右)・縦スクロール・横スクロールが可能になる機能。文章作成中に「ちょっとカーソルを動かしたい」「リンクをクリックしたい」というシーンで、マウスに手を伸ばさずに済むので、手の移動を減らせる機能です。

加えてマウスの充電切れや突然の故障といったトラブル時にも、キーボード単体でPC操作を継続できます。

近接センサーは、Bluetooth接続中に手をキーボードに近づけるだけで、スタンバイ状態から自動復帰してくれる機能。

スリープ復帰の待ち時間を意識せずに、手を置いた瞬間からタイピングを始められます。

ECOモードは、Bluetooth接続時のバッテリー消費を抑える省電力設定。一定時間操作がないとスタンバイモードに入り、待機電力を節約します。スタンバイ時間はREALFORCE CONNECTから10分単位で調節可能です。

ライトゲームにも対応できる柔軟性

R4は仕事向けマスターシリーズですが、APC機能を浅めに設定すれば軽快な反応が得られるため、ライトゲームにも対応できます。

実際にAPCを0.8mmに設定してFPS/TPS系ゲームを試してみると、入力反応は十分に俊敏。プロレベルの競技シーンでは8,000HzポーリングやDynamic Modeを持つGX1 Plusに分がありますが、カジュアル〜セミコアなゲームプレイならR4でも快適に楽しめます。

「ゲームは時々遊ぶけど、メインは仕事」という用途なら、R4一台でカバーできる柔軟性を備えています。

R4が向いているシーン

  • 仕事・プログラミング・ライティングなど、文字入力がメインの方
  • 一台のキーボードで複数デバイスを切り替えながら使う方
  • ゲームはカジュアルに楽しみたい方
  • ゲーミング感の強いRGBライトは不要だと感じる方

R4は「日常使いの相棒として長く付き合えるキーボード」を求める方に、特に適した1台と言えます。

GX1 Plusの特徴と向いている用途

今度は、ゲーミングシリーズの最新フラッグシップであるGX1 Plusの特徴を見ていきます。

GX1 Plusは、東プレが「eスポーツの現場で勝つため」に設計したゲーミングモデル。R4にはない高速応答機能を搭載しつつ、REALFORCEの根幹である打鍵感の良さもしっかり残した1台です。

8,000Hzポーリングレート×ラピッドトリガー

GX1 Plusの武器は、8,000HzポーリングレートとDynamic Mode(ラピッドトリガー)の組み合わせにあります。

8,000Hzは1秒間に8,000回の頻度で入力情報をPCに送信する仕様で、これまで主流だった1,000Hzの8倍の応答性を持ちます。Dynamic Modeはキーを離した瞬間に入力をオフにし、再度押し込めば最小ストロークで再入力できる機能です。

両者を組み合わせることで、FPSなど、瞬間的な反応速度が勝敗を分けるタイトルで圧倒的な優位性が得られます。

実際にFPS/TPS系ゲームで試してみると、キャラクターの方向転換やストッピングの精度が明らかに変わります。GX1 Plusのほうが「意図がそのまま入力に反映される」感覚が強いです。

Kill Switchで競技性を高められる

Kill Switchの設定画面

ゲーミング独自機能として、Kill Switchがあります。

Kill Switchは、対になる2つのキー(WとS、AとDなど)を同時押しした際の優先入力方式を設定できる機能です。「後入力優先」「先入力優先」「無効」などをペアごとに設定でき、最大8ペアまで登録可能です。

仕事も両立できる打鍵感

GX1 Plusはゲーミングモデルですが、打鍵感は東プレ独自の静電容量無接点方式そのもの。R4と同じ「スコスコ・サクサク」の感触で、長時間のタイピング作業でも疲れにくいです。

ゲーム以外でも使用していますが、REALFORCEならではの打鍵感が心地よく、作業を後押ししてくれます。「ゲームメインだけど、文章作成や仕事もそれなりにやる」という方にとって、GX1 Plusは仕事キーボードとしても十分に通用する性能を持っています。

ただし接続はUSB Type-C有線専用なので、複数デバイスを切り替えながら使う運用には不向き。仕事PCもゲームPCも1台にまとめている方なら問題ありませんが、複数デバイスを横断する使い方ならR4のほうが快適です。

GX1 Plusが向いているシーン

  • FPSを本気で遊びたい方
  • ストッピング操作・連打操作の精度を上げたい方
  • 仕事もゲームも1台のPCで完結している方
  • RGBバックライトでデスクの雰囲気を演出したい方

GX1 Plusは「ゲーミングの最高峰を求めつつ、REALFORCEの打鍵感も諦めたくない」という方に、特に適した1台だと言えます。

R4・GX1 Plusを選ぶ際に気になるだろう疑問

R4とGX1 Plusの選び分けを検討した際に、気になるだろう疑問をまとめておきます。

R4でゲームをプレイしても大丈夫?

ライト〜セミコアなゲームプレイなら、R4でも十分に対応できます。R4のAPC機能を浅め(0.8mm)に設定すれば、入力反応は俊敏になり、FPS/TPS系ゲームでも快適なプレイが可能です。

ただしプロレベルの競技シーンや、1msでも遅延を減らしたい本気のFPSプレイヤーには、8,000HzポーリングレートとラピッドトリガーをもつGX1 Plusが圧倒的に有利です。「ゲームは趣味で楽しむ」レベルならR4で問題ありませんが、「競技で勝ちたい」ならGX1 Plusを選ぶべきでしょう。

GX1 Plusで普段使いやタイピングをしても疲れない?

GX1 Plusはゲーミング向けに設計されていますが、打鍵感は東プレ独自の静電容量無接点方式で、R4と同じ「スコスコ・サクサク」の感触です。長時間のタイピング作業でも疲れにくく、文章作成・コーディング作業も快適に行えます。

30gと45g、どちらを選ぶべき?

迷ったら45gが無難です。45gは一般的なメカニカルキーボードの軽量スイッチに近い押下圧で、初心者でもストレスなく扱えます。

30gは軽快な打鍵感が魅力ですが、慣れていない方は誤入力が増えやすい傾向があります。長くキーボードを使い込んできた方や、軽い押下圧が好みだとはっきり分かっている方は30g、それ以外なら45gがおすすめです。R4には変荷重モデル(中央が軽く、外側が重い)もあり、こちらは長時間タイピングする方に向いた選択肢です。

配列は日本語と英語、どちらを選ぶべき?

上が日本語配列、下が英語配列

普段から日本語入力を多く行う方は、迷わず日本語配列を選んでください。「半角/全角」キー・「無変換」「変換」キーが揃っており、日本語入力の効率が圧倒的に上がります。

英語配列は、プログラマーや海外製ソフトウェアを多用する方、英語キーボードに慣れている方向けの選択肢。記号の配置がシンプルで、コーディングに最適化された配列です。

私自身は英語配列を選んでいますが、趣味柄、様々なキーボードを触りたいため英語配列に指を慣らしました。実は日本語配列が発売されるキーボードは限られており使いたいキーボードが日本語配列で使えないケースもあります。今後さまざまなキーボードを体験してみたいという方は英語配列にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

まとめ

本記事では、REALFORCE R4とGX1 Plusの違い・どちらを選ぶべきかを比較してきました。

両機種とも東プレ独自の静電容量無接点方式・1億回耐久・APC機能・REALFORCE CONNECTという基幹技術を共有しており、REALFORCE品質の打鍵感はどちらを選んでも味わえます。

あとは「自分が一番長くキーボードに触れる時間は何をしているか」を基準に、用途に合った1台を選ぶだけ。

両機種ともREALFORCEの打鍵感は共通しているので、機能面で甲乙つけがたいときには、デザインの好みで選ぶのも十分にありです。最終的に「これが好き」と思える1台を選んだほうが、長く愛着を持って使い続けられるのは間違いありません。

R4・GX1 Plusはどちらも、長く付き合えるREALFORCEならではの完成度を持った1台。仕事の相棒としてもゲームの武器としても、満足度の高いキーボードライフを届けてくれる選択肢です。

なお、各機種の詳細レビューは以下の記事にまとめています。気になる方はあわせてご参照ください。

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