モンハンワイルズ(モンスターハンターワイルズ)は、使うコントローラーによって操作の快適性が大きく変わるゲームです。モンハン持ちというコントローラーの持ち方があるように、モンハンは他のゲームと比べてコントローラーを非常に酷使するゲームだと言えます。
コントローラーの選び方次第で、より面白いプレイ体験になればストレスのかかる体験になることもあるので、注意が必要です。
本記事では、そんなモンハンワイルズのPC版(Steam版)におすすめのコントローラーを7つ紹介していくので、ぜひご参考ください。
本記事はモンスターハンターワイルズベータ版をプレイした感想を踏まえ執筆しています。今後発売される製品版にて内容変更がある可能性がある旨はご了承ください。
モンハンワイルズにおすすめのコントローラー7選
モンハンワイルズにおすすめのコントローラーを7つ、紹介していきます。各モデルの特徴や、どんな方におすすめなのかなどを詳しく解説していくので、ぜひご参考ください。
BIGBIG WON GALE Hall

BIGBIG WON GALE Hallは、カスタマイズしやすいコントローラーです。
まず、スティックが付属しています。短いスティック、ミドルスティック、背が高いスティックの3種類です。自由に付け替えができるので、遊びながら自分にとって最適な高さに調整できます。モンハンワイルズはスティックを酷使するゲームなので、スティックのカスタマイズができるのは魅力的です。

そのうえ、ソフトウェアカスタマイズもできます。たとえばトリガー感度を調整したり、マクロを設定したりできるので便利です。ハードウェア面でもソフトウェア面でも、より自分好みのコントローラーに調整できます。
そして、ボタンの押し心地も良好です。ボタンの配置・間隔が一般的で、押し間違いにくくなっています。タクタイル感が適度にあり、各ボタンを正確に打ち分けやすいです。
また、握り心地も良好。全体的に丸いフォルムになっているため、長時間握り込んでいても手のひらが痛くなりません。そのうえ、手が大きくても小さくても持ちやすい形状をしています。
全体的に、モンハンワイルズのようなアクション性の高いゲームを幅広くプレイしたい方におすすめの性能を持つコントローラーです。
- 接続方法:有線/無線(Bluetooth/2.4GHz USBドングル)
- バッテリー持続時間:約15時間
- 充電時間:約1.5時間
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput/DirectInput
- 重量:約230g
BIGBIG WON BLITZ2

BIGBIG WON BLITZ2は、エクストラボタンの利便性が高いコントローラーです。
エクストラボタンは、背面と上部に2つずつ搭載されています。背面に4つ配置されているモデルと比べて、押し間違いが発生しにくいうえに、各指の負担を分散できるのがよいところです。

マクロの設定などもできるので、複雑な操作を割り当てて便利に使えるのもモンハンワイルズにおすすめのポイント。そのうえ、マクロ設定はソフトウェアだけでなく本体のみでも行えます。
さらに、持ちやすいのも本機の大きな魅力です。グリップ部が長めに作られており、しっかりと握り込んで持つタイプの方には特に持ちやすい形状になっています。手のひら全体で覆うように持つ方でも、各ボタンにアクセスしやすいです。
全体的に、現代的な機能を備えつつ万人受けしやすい操作性と快適性を持ったコントローラーだと言えます。
- 接続方法:有線/無線(Bluetooth 5.0/2.4GHz USBドングル)
- バッテリー持続時間:約15時間
- 充電時間:約1.5時間
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput/DirectInput
- 重量:約246g
ROG Raikiri

ROG Raikiriは、非常に安定感のあるコントローラーです。迷ったときはこれを選べば、まず間違いないと言えます。
まず、握りやすいです。どのような持ち方をする場合でも、しっかりと手にフィットします。手のひらが当たる部分に角がないので、長時間使っていても手のひらは全く痛くなりません。
各ボタンの大きさもスティックの配置もほどよく、操作性が非常に高いです。
さらに、背面ボタンを直感的に操作しやすいのも本機の大きな魅力だと言えます。グリップ部分ではなく、中央寄りに設置されており、握り込んでいる状態から少し指を伸ばせば押せる状態です。
押し間違えることがなく、かつ直感的に操作できるため、正確性と反応速度の両方を高く維持できます。
また、内蔵DACやトリガーストップなどの機能も充実。
基本的な操作性の高さを重視している方だけでなく、機能性重視の方にもおすすめのコントローラーです。
- 接続方法:有線のみ
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput
- 重量:300g
Xbox ワイヤレスコントローラー

Xboxワイヤレスコントローラーは、非常に握りやすく操作しやすいコントローラーです。
まず、操作感から。アナログスティックとボタン類にしっかりとしたクリッキー感があり、今何を操作しているのかが指からハッキリと伝わります。このおかげで操作ミスをしにくく、そのうえゲームのキャラクターを動かしていることに対する没入感が得られるのがよいところです。
操作でまごつくところはなく、モンハンワイルズのような激しいアクションが求められるゲームには最適だと言えます。
続いて、握りやすさ。丸みを帯びた形状で、側面に手のひらを這わせるようにして握りやすいです。フィット感が高いうえにグリップ感が強く、長時間使っても激しく操作しても疲れにくくなっています。
乾電池を入れた状態では重量が程よく、安定感も抜群です。
デメリットがあるとすれば、乾電池式なところくらい。
ただ、これは長く使えるというメリットや充電池を2セット用意することでバッテリー切れを気にせず使えるというメリットがあるので、一長一短といったところです。
また、バッテリー式のほうがよいという方には、別売りのバッテリーパックも用意されています。
- 接続方法:有線/無線(Bluetooth)
- バッテリー持続時間:最大約40時間
- 充電時間:単3乾電池指揮
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput
- 重量:290g
Xbox Elite コントローラーシリーズ2

Xbox Eliteコントローラーシリーズ2(エリコン2)は、カスタマイズ性が高いコントローラーです。
6つのスティック、2つの十字キー、4つの背面パドルが付属します。
スティックは基本的には高さが同じです。1つだけ背が高いスティックが付属しています。ほかの違いは、形状です。盛り上がっているドーム型、一般的なくぼんでいる形、溝付きが用意されています。好みの操作感にできるので、スティックを使い倒すモンハンワイルズのようなゲームには最適です。
さらに、十字キーも4方向タイプと8方向タイプで入れ替えられます。モンハンであれば4方向タイプ、2DアクションゲームやRPGなら8方向タイプが便利です。
そして、背面パドルは取り外しが可能。好きな数だけ付けられるので、邪魔になることがありません。
また、操作感も非常に良好です。Xboxワイヤレスコントローラーの操作感をさらに高めたような印象。まさに正統進化系といったところです。
豊富なカスタマイズで、自分の好みに徹底的に合わせたい方には特におすすめのコントローラーだと言えます。
- 接続方法:有線/無線(Bluetooth)
- バッテリー持続時間:最大40時間
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput/DirectInput
- 重量:345g
PowerA Spectra Infinity

PowerA Spectra Infinityは、使いやすい正統派のコントローラーです。
本機には背面ボタンが2つ搭載されていますが、配置が絶妙。グリップ部に搭載されていますが、大きすぎないのがよいところです。押したくないときは避けて握りやすく、押したいときはすぐに押せます。
さらに、本体だけで背面ボタンの設定ができます。ソフトウェアよりも気軽に色々試せるので、遊びながら最適な設定を模索できるのが便利なところです。
そして、トリガーストップ機能があります。モンハンワイルズではそれほど使わないものの、FPSなどトリガーを連打するようなゲームもプレイしたい方には便利です。
また、スティックの感度も非常に良好。精密な操作がしやすく、かと言って反応が鈍いということはなく、素早く正確に操作できます。少し倒すと反応するので、モンハンワイルズのようなとにかく動き回るようなゲームでは快適です。
- 接続方法:有線
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput
- 重量:約300g
Razer Wolverine V2 Chroma

Razer Wolverine V2 Chromaは、操作性が非常に高く3Dアクションゲームに最適なコントローラーです。
Razer Wolverine V2 Chromaは、ApexなどのFPSで人気が高いですが、FPSプレイヤー以外からも人気があります。主に3Dアクションゲームをプレイする方に支持されているのが特徴です。
その理由が、操作性の高さ。
握っている状態でどのボタンにもアクセスしやすいうえに、上部にマクロキーがあるのが良いところです。このおかげで、武器を切り替えながらカメラ移動をするなどの「ながら操作」がしやすくなっています。モンハンワイルズのようなアクションゲームでは、ボタン操作が忙しくなりがちなので、この点は非常に魅力的です。
さらに、背面パドルも4つ搭載されています。このボタン数の多さにより、コントローラーの弱点である複雑な同時押しのしにくさをカバーしているということです。
そして、ラバーグリップ構造があり、グリップ感が非常に高くなっています。汗で滑ることもなく、無理なく手にフィットし続けるため、長時間プレイしても疲れにくいです。
なお、2025年時点では、「Razer Wolverine V3 Pro」「Razer Wolverine V3 Tournament Edition」が新たに発売されていますが、V2 Chromaも未だにAmazonなどで注文できます。
- 接続方法:有線
- スティック配置:Xbox方式
- 入力方式:Xinput
- 重量:約380g
モンハンワイルズにおすすめなコントローラーの選び方
モンハンワイルズにおすすめなコントローラーを7つ、紹介してきました。今度は、モンハンワイルズに適したコントローラーの選び方を紹介していきます。選び方を知ることで、数あるモデルのなかから自分に適したモデルを選べるようになるので、ぜひご参考ください。
接続方法で選ぶ

コントローラー選びにおいて、接続方法は重要です。
有線と無線の大きく分けて2種類ですが、無線にはBluetoothと2.4GHz接続の2種類があります。
まず、有線の良いところは、圧倒的な接続の安定性です。遅延や途切れがなく、長時間プレイしても常に安定した操作感が得られます。そのうえ、バッテリー切れの心配もありません。
長時間プレイするのには、最適です。
続いて、2.4GHz無線の良いところは、Bluetoothよりも接続安定性が高いという点。Bluetoothより低遅延で、接続が途切れにくいです。モンハンワイルズではBluetoothでも遅延が気になりませんが、FPSをプレイする場合には2.4GHzのほうが適しています。
そして、Bluetoothの良いところは、手軽さです。ペアリングすれば電源を入れるだけですぐ使えるようになるうえに、USBポートを使いません。
モンハンワイルズでは、どの接続方法でも問題なく快適にプレイできます。
好みと、ほかに遊ぶゲームのジャンルによって選ぶのがおすすめです。
モンハン持ちなど持ち方に合わせて選ぶ
モンハンワイルズにおいて、コントローラーの握りやすさと操作性は非常に重要です。
自分の持ち方に合ったコントローラーでなければ、快適に操作できません。モンハンは操作が忙しく、複数ボタンを使い分ける場面が多いので、自分が操作しやすいような形状のコントローラーを選びましょう。
なお、モンハン持ちはもともとPSコントローラーで広がった持ち方なので、基本的にはスティック配置がPS配列になっているコントローラーのほうがおすすめです。Xbox方式では、モンハン持ちができません。
ただ、モンハン持ちをしないのであれば、Xbox配置のほうがおすすめです。左スティックと右スティックの同時操作がしやすく、左スティックを長時間操作しても疲れにくいのが大きなメリット。
あとは、グリップ部を握り込むように持つ場合にはグリップが長い形状を選び、全体を覆うようにして持つ場合にはグリップが短く太いものを選ぶなどの選び方がおすすめです。
背面ボタンの有無で選ぶ

背面ボタンなどのエクストラボタンの有無も、重要な項目です。
エクストラボタンは通常、背面か上部、あるいは両方に搭載されています。背面に配置されているメリットは、コントローラー操作で普段使う機会がない指を使えることです。
指の負担を分散できます。
さらに、エクストラボタンがあることのメリットは、複雑な同時押し操作がしやすくなることです。この点はコントローラーの弱点であり、それを補うことができるエクストラボタンはコントローラー派には重要だと言えます。
モンハンワイルズのコントローラーに関するよくある質問
最後に、モンハンワイルズのコントローラーに関するよくある質問の答えについて、簡単に解説していきます。コントローラーが反応しないときの対処法などを解説するので、ぜひご参考ください。
モンハンワイルズでコントローラーが反応しないときは?

モンハンワイルズでコントローラーが反応しないときは、まず正しく接続されているかをチェックしましょう。
有線の場合は、一度ケーブルを外して再度接続してみてください。Bluetoothや2.4GHzの場合も、同様に一度接続を解除してから再接続しましょう。
続いて、Steamのコントローラー設定を開いてください。コントローラー名に接続しているコントローラーが表示されていなければ、認識されていないということです。
Steamで認識されている場合、ライブラリからモンハンワイルズを選んでください。コントローラ欄があるので、そこで「このゲームはお使いのコントローラで快適に動作します」と表示されているかを、チェックしましょう。
表示されていれば、ゲーム側にも正しく認識されています。
公式に対応されていない形式のコントローラーを使った場合、「ほぼプレイ可能です」という表示になるのでわかりやすいです。
いくつか対処方法をまとめてみましたので、チェックしてみてください。
接続設定の確認
- PCとコントローラーを有線接続で繋ぎ直す
- 接続ケーブル(USB)ケーブルを交換してみる
- Bluetooth接続の場合は、Windows設定から「Bluetoothとデバイス」で再ペアリング
- 電池・バッテリー切れを確認する
Steam側の設定確認
- Steamを起動し、「設定」→「コントローラー」でデバイスが認識されているか確認
- 外部ゲームパッド設定の各項目を有効にする
- Steam入力を無効にしてみる
システム設定での対処
- コントローラーのドライバーを更新
- デバイスマネージャーでコントローラーを一度アンインストールして再インストール
ゲーム内設定
- ゲーム内のコントローラー設定やキーコンフィグを確認
これらのチェック作業をしてダメだった場合、故障の可能性があります。
モンハンワイルズのPCでのコントローラー設定方法は?
Steam版のモンハンワイルズでは、コントローラーの設定が可能です。
設定はSteamクライアントとモンハンワイルズ内のゲームオプションにて行います。

Steamの場合は、Steamクライアントのライブラリにて、モンハンワイルズにカーソルを合わせ、右クリックします。すると管理画面が出てくるので、コントローラーレイアウトを選択してください。
続いて、レイアウト編集を選べばコントローラーのボタン配置を設定できます。
なお、Steamではゲームごとにボタンの設定が記録されるため、ここで変更しても他のゲームへは一切影響しません。ほか作品のことは一切気にせず、自分がモンハンをプレイするうえで快適なボタン配置に変更できます。
また、ゲーム内のオプションではより細かな設定が行えます。

自身の好みの応じてチューニングしていくのも良いでしょう。
モンハンワイルズはコントローラーとキーマウどっちがいい?

モンハンワイルズは、コントローラーのほうがおすすめです。
基本的には自分が操作しやすいほうで構いませんが、コントローラーのほうが激しいアクションには向いています。キーマウはFPSなど移動しながら銃撃をするような作品には向いているものの、モンハンワイルズのような攻撃関係のボタンが多いゲームには若干不向きです。
ただ、武器によってはキーマウも相性がよいと言えます。たとえばガンナーはエイムが必要になるので、マウス操作が快適です。
結局のところ、操作デバイスは自分に合っているかどうかが重要。モンハンワイルズにコントローラーとキーマウのどっちが合うかがわからない場合、一度どちらも試してみるのがおすすめです。
まとめ

本記事では、モンハンワイルズにおすすめのコントローラーについて紹介してきました。
モンハンワイルズのPC版は、コントローラーでもキーマウでも遊べます。どちらにも利点がありますが、一般的にはコントローラーのほうがおすすめ。特にこれまでのシリーズを遊んできた方にとっては、コントローラーのほうが快適に感じる可能性が高いです。
とはいえ、どのようなコントローラーでも快適に遊べるとは限りません。
自分にとって最適なコントローラーを選び、モンハンワイルズを快適に楽しみましょう。