noblechairs EPICは、2016年にドイツで設立されたnoblechairsの、レーシングカーのシートをモチーフにしたゲーミングチェアです。
張り地は厚さ1.5mmのPUレザー、クッションは型に原料を流し込んで成形するモールドウレタンで、硬めの座面が体を沈ませずに包みます。
我が家では2021年1月に購入し、娘がゲームや勉強のメインチェアとして毎日使ってきました。それから5年8か月(2026年9月現在)たった今も、張り地にたわみや破れはありません。
noblechairs EPICを長く使えるのか迷っている方に向けて、今の状態と使い心地をレビューしますので、ぜひご参照ください。
noblechairs EPICの基本的な仕様
スペックと特徴
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 価格 | 62,700円(税込) |
| 座面高・推奨身長 | 約46〜52.5cm・170〜190cm |
| 座面 | 幅最大56cm・奥行49.5cm |
| 張り地・クッション | PUレザー(厚さ1.5mm・座面と背中にパンチング)・モールドウレタン |
| リクライニング・ロッキング | 90°〜135°・最大11° |
| アームレスト | 4方向(上下・前後・左右・斜め) |
| 推奨耐荷重・保証 | 120kg・購入日から1年 |
主な特徴は、以下の通りです。
- 頭から肩まで包むレーシングシート型
- 厚さ1.5mmのPUレザーに、直径1mmの空気穴を開けたパンチング加工
- 型で1つずつ成形するモールドウレタンのクッション
- 欧米モデルより短めのガスシリンダーを採用
- ネックピローとランバーサポートが付属
同梱品と組み立て
同梱品は以下の通りです。
- 本体(組み立て式)
- ネックピロー
- ランバーサポート
- 組立説明書
- 取扱説明書兼保証書
首と腰に当てるクッションが2つとも付属しているので、座り始めてから買い足す必要はありません。ランバーサポートはベルトで背もたれに留める方式で、上下の位置を変えて腰の高さに合わせられます。
付属の工具で組み立てる方式で、30分ほどで組み上がります。
具体的なサイズ感についても共有します。

段ボールもしっかりとしたものが使われており、箱の重さだけで約30kgあります。(椅子本体の重さが27kgです)
段ボールを開けると、

EPICが綺麗に梱包されているのですが、段ボールからパーツを取り出すのに5分近くかかります。一つ一つのパーツが重たくしっかりしています。

写真が箱から出した全てのパーツ。説明書を見ながら組み立てていきます。

できれば二人で組み立てることをお勧めしますが、一人でも頑張れば組み立てられるはずです。
デザイン

背もたれは頭の高さまであり、頭と肩の横に張り出しが付いたレーシングシートの形。張り地は牛革風のシボ加工を施したPUレザーで、背もたれ側面のストライプ部分はベロアです。

背もたれの上部には王冠の入った盾型のロゴが型押しされ、その下にネックピロー、さらに下に楕円形の「noble」エンブレムが付いています。

背中と座面が触れる部分は、空気穴を開けたパンチング加工です。背もたれにはV字、座面にはダイヤ型のステッチが入り、座面の側面には「noble」のロゴが型押しされています。

アームレストの支柱は、下側がメッキ仕上げ。座面の横には、リクライニングのレバーが付いています。
派手な色のゲーミングチェアが多いなかで、黒でまとまった落ち着いた見た目は、購入を決めた理由の1つでした。
保証と交換パーツ
保証期間は購入日から1年。保証を受けるには、保証書が必要です。
保証が切れた後に座面やアームレストが傷んでも、公式ストアで該当するパーツだけを買い替えられます。EPICに対応する主な交換パーツは、以下の4点です。
- 座面(ブラック):19,800円
- アームレスト左右セット:8,980円
- キャスター5個セット:2,980円
- ガスシリンダー(ショート):3,980円
※価格は税込。パーツの保証は初期不良のみ
座面の交換は19,800円で、本体価格62,700円のおよそ3分の1。本体を買い直さずに、傷んだ部分から直して使い続けられます。
noblechairsについて

noblechairsは、2016年にドイツで設立されたゲーミングチェアのブランドです。日本では株式会社アーキサイトが総代理店を務め、公式オンラインストアも運営しています。
EPICの生産国は中国です。
チェアはEPICのほかに、ICON、HERO、EPIC COMPACTなどのシリーズがあります。EPICの推奨身長170〜190cmに対し、EPIC COMPACTは125〜170cm。ICONとHEROは、推奨耐荷重がEPICの120kgより重い150kgです。
EPICには、張り地を変えたモデルもあります。ファブリック張りのEPIC – TXは62,700円、本革のEPIC – Real Leatherは張り地の厚さが1.7mmで、パンチング加工はありません。
noblechairs EPICの良いところをレビュー
ここからは、実際に使い続けて確かめた良いところを挙げていきます。
5年以上毎日座っても、張り地は破れず、座面もへたっていない

この記事で使っているEPICは、2021年1月に購入し、娘が毎日座ってきた1脚です。ゲームも勉強もこの椅子で済ませ、今もメインチェアとして使っています。
座面と背もたれの張り地には今もたわみや破れがなく、写真の背もたれ中央でも、空気穴が並ぶ面に破れやめくれは出ていません。

張り地のPUレザーは厚さ1.5mm。一般的なソファやオフィスチェアの0.8〜1.2mmより厚く、購入当初から表面を押してもシワが寄らない張りがありました。

クッションのモールドウレタンは、型に原料を流し込んで1つずつ成形するもので、公式では耐久性が高くへたりにくいと説明されています。
座面にへたりや沈み込みはありません。ときどき私も座りますが、購入当時と同じ硬めの座り心地のままです。東京ゲームショウ2026の会場で展示されていたEPICに座り比べても、違いは感じませんでした。
張り地も座面も傷まず、買い替えずに同じ1脚を使い続けてきました。
座ったまま回転やリクライニングをしても、きしむ音が出ない

娘が座ったまま椅子を回転させても、背もたれにもたれてリクライニングしても、ギシギシという音は出ません。
誰も座っていない状態でわざと椅子を揺らすと、多少ギシギシと音はします。
キャスターは直径60mmのPUキャスターで、脚との接触部分にナイロンリングを入れ、椅子を動かしたときのカチカチという音を抑える作り。椅子を動かしても、キャスターの回転音はほとんど気になりません。
硬めの座面が体を沈ませずに包む

EPICの座面は硬め。座っても体が沈み込まず、背もたれとあわせて体の横まで包まれます。
クッションのモールドウレタンは、公式でも「適度な反発力で体が沈み込むことなく、安定感ある座り心地」と説明されている素材です。
ソファのように沈み込む柔らかさはない代わりに、座ったときに体の位置が決まります。
リクライニングとロッキングで、体を倒して休める

背もたれは90°から135°まで倒せ、座面の横のレバーで角度を決めます。
ロッキングは最大11°。座面と背もたれが連動して傾き、ストッパーで角度を固定したり、揺れの硬さを調整したりできる仕組みです。

背もたれを倒して体を預けると、動きは静かで、ロッキングの揺れもちょうどよい加減に感じます。
フルフラットまでは倒れないものの、仮眠ではなく少し体を休めるだけなら、135°で十分でした。

アームレストはこれまであまり意識していませんでしたが、快適な座り心地を味わう上では重要度高めなポイントなのかもしれません。
極厚のPUレザーで高級感と耐久性を担保

座椅子の張り材にはPUレザーが使用されています。一般的なオフィスチェアは0.8~1.2mmの厚みのPUレザーが使われているところ、EPICには1.5mmという極厚レザーが使用されています。
傷や擦れに強く耐久性がが担保されつつ、張りのあるレザーで、表面に力を入れてもシワが寄ることがなく、安定感のある座り心地です。
またPUレザーは、穴の貫通したパンチングレザー仕様です。
PUレザーは長時間座っているとお尻周りに汗をかいて特有のベタつき・蒸れが生じますが、パンチング加工をすることで、熱を逃がし通気性を高めています。
合わせて表面には牛革風のシボ加工を施し、本革に近い優しい肌触りを味わえるのも◎です。
noblechairs EPICの気になる点をレビュー
張り地や座面は傷んでいませんが、購入前に知っておきたい点もあります。
安いゲーミングチェアと比べると、価格は3倍以上

EPICの公式価格は62,700円。ゲーミングチェアには2万円を切る価格で買えるモデルも多く、それと比べると3倍以上の価格です。
購入した2021年1月は49,800円でした。2022年9月には為替の急な変動を理由に15%前後の価格改定があり、今は当時より1万円以上高くなっています。
とはいえ、張り地も座面も傷まず、買い替えずに使い続けてこられました。長く使う前提なら、最初の出費の差は年数とともに薄まっていきます。
本体が重く、運び込みと設置に手間がかかる

梱包の重さは約29kg、本体は約27kg。梱包の大きさも約85×70×39cmあります。
我が家では2階の部屋に置いたため、この箱を階段で運び上げるのがとても大変でした。パーツ1つ1つにも重さがあり、組み立ては2人での作業をおすすめします。
とはいえ、重さに苦労するのは運び込みと組み立ての間だけ。組み上がった後は、キャスターで床の上を動かして使えます。
アームレストの天面に、手の跡や汚れが残る

アームレストの天面には、写真のように白っぽい手の跡や汚れが広がっています。娘の使い方による部分もあるかもしれませんが、手が触れる場所なので汚れは付きやすい部分です。
天面はソフトなポリウレタン製で、座面や背もたれのPUレザーとは素材が異なります。
椅子の隙間にはほこりも溜まりますので、定期的に拭き掃除するのが習慣になりました。
なお、アームレストは交換パーツとして単品で買えるので、見た目が気になってきたら付け替えることも可能です。
まとめ

noblechairs EPICの張り地と座り心地を、今の状態からレビューしてきました。
noblechairs EPICは、硬めの座面と、体の横まで回り込む背もたれで体を支えるゲーミングチェアです。購入から5年以上たった今も、張り地は破れず、座面もへたっていません。
価格の高さや本体の重さ、アームレストの汚れといった気になる点はあるものの、張り地と座面は傷まず、傷んだ部分が出てもパーツ単位で買い替えられます。座面は硬めなので、柔らかく沈み込む座り心地が好みの人には合いません。
noblechairs EPICは、以下のような方におすすめです。
- 6万円台の椅子を、買い替えずに長く使いたい
- 座ったまま動いても、きしむ音が出ない椅子がほしい
- 沈み込まない硬めの座面で、体を支えてほしい
- あぐらをかいて座ることが多い
- 派手な色を避けた、黒一色のゲーミングチェアを探している
価格は安くありませんが、娘は今も、購入当時と変わらない座り心地のEPICに毎日座っています。
