ZD Ultimate Legendは、思いどおりの操作感を自分で組み上げられる、モジュラー設計のワイヤレスゲーミングコントローラーです。
スティックはモジュールごと外せる構造で、D-PadやABXYボタンは同梱パーツで付け替えが可能。遊ぶジャンルや自分の手に合わせて、操作感そのものを作り替えられます。
ドリフト対策を施したTMRスティックに、ホールとマイクロスイッチを切り替えられるデュアルモードトリガー、8個の追加ボタンを装備。有線で最大8000Hzのポーリングレートに対応しつつ、6基の振動モーター、6軸ジャイロも備えていて、近年のゲーミングコントローラーに求められるトレンドスペックをひととおり押さえた一台です。
本記事では、そんなZD Ultimate Legendの良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
ふもっふのおみせ様より製品をご提供いただきレビューしています。
ZD Ultimate Legendの基本的な仕様
ZD Ultimate Legendの基本的な仕様として、スペック・同梱品・デザイン・各種設定・ふもっふのおみせについて、順に紹介していきます。
スペックと特徴

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ZD Ultimate Legend |
| カラー | ホワイト |
| 本体サイズ、重量 | 158 × 105 × 67 mm、公称約302g(±10g)/実測305.5g |
| 接続タイプ | 有線(USB-C)、無線(2.4GHz、Bluetooth) |
| 対応プラットフォーム | PC/Switch/Switch 2/Android/iOS |
| ポーリングレート | 有線:最大8000Hz/2.4GHz:1000Hz/Bluetooth:250Hz |
| スティック技術 | GinFull TMR(交換式・ドリフト対策) |
| トリガー技術 | デュアルモード(ホール/マイクロスイッチ切替) |
| ABXY技術 | マイクロスイッチ(1億回以上の耐久・Switch/Xbox配列交換可) |
| 十字キー | マイクロスイッチ式(押下圧90gf・ストローク0.8mm・交換式) |
| 背面・追加ボタン | 8個(背面パドル・上部・前面など) |
| 振動 | 6基(HD・トリガー・グリップ、緊急停止機能付き) |
| ジャイロ機能 | 6軸 |
| ライティング | RGBライトストリップ |
| バッテリー | 1500mAh(連続使用 約8〜15時間) |
| ソフトウェア | ZD専用アプリ(スマホ)・ZD Game Zone(PC) |
| 価格、製品保証 | 14,980円(税込・2026年7月時点)、1年間 |
主な特徴は、以下の通りです。
- D-PadやABXYボタンを同梱パーツで付け替えられるモジュラー設計
- ドリフト対策を施したGinFull TMRジョイスティック
- マイクロスイッチのボタンと、Switch/Xbox配列を物理交換できるABXY
- 背面のレバーで切り替えるホール/マイクロスイッチのデュアルモードトリガー
- 背面4つ・上面2つ・前面2つの計8個の追加ボタン
- 6基の振動モーターと6軸ジャイロ
- 有線・2.4GHz・Bluetoothのマルチ接続
ZD Ultimate Legendの魅力は、パーツを付け替えて操作感を作り込めるモジュラー設計であること。D-PadやABXYキャップは、同梱のパーツから選んで付け替えられます。
スティックには、ドリフト対策を施したGinFull TMRジョイスティックを採用。ABXYボタンはSwitch配列とXbox配列を物理的に入れ替えられるので、遊ぶ機種に合わせてボタン表示を揃えられます。
トリガーはホールとマイクロスイッチの2モードを背面のレバーで切り替えられます。素早い入力が要るFPSやアクションではマイクロスイッチ、アクセルの微調整が要るレースではホールと、遊ぶタイトルに応じた使い分けが可能。
背面には銀色のパドル2つと「M1」「M2」の2つ、上面には「RK」「LK」の2つ、そして前面に2つと、合わせて8個の追加ボタンが増設されています。
接続は有線・2.4GHz・Bluetoothの3通り。ポーリングレートは有線で最大8000Hz、2.4GHzで1000Hz、Bluetoothで250Hzです。
同梱品

ZD Ultimate Legendの同梱品は、以下の通りです。
- コントローラー本体 × 1
- 2mパラコードUSBケーブル(USB-A to USB-C) × 1
- 2.4GHzワイヤレスレシーバー(ドングル) × 1
- D-Pad × 5
- サムスティック × 2
- ABXYキャップ × 8個(Switch配列4個+Xbox配列4個)
- キーキャッププラー(取り外し工具) × 1
- 品質保証書・取扱説明書
交換用のD-Padやサムスティック、ABXYキャップが最初から付属します。ボタンを外すための金属製の工具も同梱されているので、届いてすぐにパーツの付け替えを試せる構成です。
デザイン

正面は透明のフェイスプレートで覆われ、内部の白いシャーシが透けて見える構造です。スティックが左上と右下、D-Padが左下、ABXYが右上の、いわゆるXbox配列を採用しています。

正面の上側中央には細長いバー状のホームボタンがあり、RGBで色が変わります。

本体上部には、中央にUSB-Cポート、その両側に追加ボタンのRK・LK、外側にバンパー、さらに前面側へ透明のトリガーが配置されています。

背面には、2つの銀色パドルとM1・M2の追加ボタン、トリガーの切り替えスイッチ、金色の接点とペアリングボタンが配置。

黒いグリップ部にはラバー素材が使われ、表面には網目状の加工がほどこされています。指のかかりがよく、手に馴染む質感です。
各種設定

各種設定は、専用アプリでおこないます。アプリはスマホ版と、PC版の「ZD Game Zone」の2種類が用意されています。できる主な設定は、以下の通りです。
- ボタンマッピング
- ジョイスティック調整
- トリガー設定
- ジャイロセンサ設定
- バイブレーション設定
- ライト設定
- マクロ設定
- レポートレート(ポーリングレート)の切り替え
- ゲームパッドテスト・キャリブレーション
スマホ版は日本語に対応していますが、一部の画面には中国語が残っていて、設定項目が読み取りにくい場面もあります。英単語やアイコンから内容を推測できる範囲なので、操作に大きくつまずくことは少ないものの、完全な日本語化までは至っていません。

なお、PC版は英語と中国語のみで、日本語には対応していません。

また、今回提供いただいた個体では、アプリの「ジョイスティック調整」を開いても画面が白紙のまま表示されない状態でした。ふもっふのおみせに問い合わせたところ、コントローラー側のファームウェアとアプリのバージョンが揃っていないことが原因とのこと。メーカー公式サイトで配布されているファームウェアに更新したところ、問題なく表示されるようになりました。
ファーム更新はPCとコントローラーを有線でつないでおこないます。ただし更新ツールを実行しようとすると、Windowsのセキュリティ機能がブロックする場面がありました。ファイルが自動で隔離されてしまうため、Windowsセキュリティへの除外設定が必要でした。セキュリティの警告が出たときは不安になりましたが、手順どおり進めれば更新自体は問題なく完了しています。
ふもっふのおみせについて
ふもっふのおみせは、株式会社フェルマーが運営する海外ゲーミングデバイスの専門通販サイトです。海外ブランドと日本国内での総輸入元・総販売代理店契約を結んだうえで取り扱っていて、ZD Ultimate Legendについても正規代理店として国内向けの販売とサポートを提供しています。
ZD Ultimate Legendの良いところをレビュー
ここまで、ZD Ultimate Legendの基本的な仕様について紹介してきました。今度は、実際にスト6やフォートナイトをプレイしながら感じた、ZD Ultimate Legendの良いところについてレビューしていきます。
D-Padもボタンも付け替えて自分仕様に組めるモジュラー設計

ZD Ultimate Legendはモジュラー式のゲームパッドで、豊富な同梱品を組み合わせることで自分好みの使い勝手にカスタマイズできるのが魅力です。

本機のパーツ交換に、ドライバーは不要。フェイスプレートやスティックモジュール、D-Padの多くは手で引き抜けます。指の掛かりにくい十字型のD-PadとABXYキャップだけ、同梱の工具を使います。

スティックはモジュールごと引き抜ける構造。

スティックのセンサーには非接触式のTMRが使われていて、摩耗によるドリフトが起きにくい仕組みです。軸受けにはPOM素材の摩耗リングが入り、長く使ったときのガタつきを抑える設計になっています。

ABXYボタンは、Switch配列とXbox配列のキャップを物理的に入れ替えられます。遊ぶ機種に合わせてボタン表示をそろえられるので、SwitchとPCを行き来してもボタンの位置で迷いにくいです。
マイクロスイッチの気持ち良いクリックレスポンス

ZD Ultimate Legendのボタンは、マイクロスイッチを採用。実際に操作してみると、押した瞬間にカチッと返ってくるクリック感が心地よく、入力のタイミングが指先ではっきり分かります。
マイクロスイッチが使われているのはABXYだけではありません。バンパーや追加ボタンまで機械式でそろえられていて、どこを押しても同じように明確な手応えが返ってきます。ボタンを押している感触がしっかり伝わるので、素早い入力が続く場面でもテンポよく操作できます。
スイッチはキャップの押し込みが直接伝わる直触式で、メーカーによれば1億回以上の押下に耐えるとのこと。使い込んでも感触が落ちにくい構造です。
押し心地のよいマイクロスイッチのD-Pad

D-Padはマイクロスイッチ式で、押下圧90gf・キーストローク0.8mmと、はっきりした操作感に仕上げられています。実際、指に吸い付くようにフィットし、押し込んだ瞬間の返りが気持ち良いです。格闘ゲームの方向入力でも、押した手応えが明確に返ってきます。

同梱の交換用D-Padは、ディスク型・ドーム型・十字型・Zマーク型の4種類。標準装着の十字型と合わせて、5種類の中から指の当たり方が合うものを選べます。

私個人的な感想ですが、すべて試したうえで最終的に落ち着いたのは、中央がドーム状に盛り上がったタイプでした。中央に指を置くのではなく、縁の細い出っ張りに指を添える形になり、この当て方がいちばん動かしやすく感じました。

変わり種はスティック型のキャップ。高さがあるぶん、指の腹で押すのではなく、つまんで動かす持ち方もできます。この形が適切かは別として通常のD-Padとは別物の操作感で、こういう選択肢があるのは面白いところです。
好みに追い込めるデュアルモードトリガー

トリガーは、ホールとマイクロスイッチの2モードを備えています。切り替えは背面のレバーを動かすだけで、アプリを開く必要はありません。
マイクロスイッチモードはストローク1.5mmと浅く、押した瞬間に入力が決まります。実際に使ってみるとクリックレスポンスが機敏で、素早く撃ちたい場面で気持ちよく反応してくれました。
ホールモードは最大8.5mmのストロークを255段階で読み取る仕組み。押し込んだ位置を保ちやすく、一定の力で押し続けている感覚がつかみやすいです。
さらにアプリからトリガーのデッドゾーンも調整でき、自分の好みに合わせて設定を詰めていける楽しさがあります。
背面と上面に増えた8個の追加ボタン

ZD Ultimate Legendに備わる追加ボタンは、背面の4つと上面の2つ、そして前面2つで合わせて8個。背面は中央寄りに銀色のツメ状のボタンが2つ。その斜め下、グリップを握る指が届く位置に「M1」「M2」が並びます。

上面はUSB-Cポートを挟むように「RK」「LK」を配置。

前面は左右のスティック横に小さなボタが配置されています。
標準のボタンから指を大きく動かさずに押せる配置なので、よく使う操作を手元に集約できます。
ラバー素材で滑りにくい高いグリップ感

グリップ部の黒い滑り止めには、グリップ力を高めるためにラバー素材が使われています。表面には細かな網目状の加工がほどこされていて、指へのかかりがよいのが特徴です。

握ると手のひらによく収まり、ホールド感は高めです。長くプレイを続けても、手の中で滑る感覚は気になりませんでした。
本機は実測305.5gと軽くはありませんが、グリップがしっかり効くぶん、持ちやすさを感じます。
スケルトンボディに映えるRGBライティング

点灯させると、透明のカバー越しに光が本体の外周をなぞるように広がります。内部の白いシャーシが照らし出される見え方は、スケルトンならではのもの。
発光カラーや光り方はアプリから変更が可能。細長いバー状のホームボタンも合わせて色が変わります。手元で光り方を選べるため、その日の気分やデスクの雰囲気に合わせて楽しめます。
ZD Ultimate Legendの気になる点をレビュー
ここまで、ZD Ultimate Legendの良いところについてレビューしてきました。多機能で扱いやすいコントローラーですが、いくつか気になる点もあります。
実測305.5gはずっしりと感じる重量

ZD Ultimate Legendの実測重量は305.5gで、軽量なコントローラーと比べると、手に持ったときにずっしりと感じます。長時間握っていると、重さが気になる場面もでてきます。
ただ、これはモジュラー機構や6基の振動モーターなどを積んだ分の重さでもあります。グリップのホールド感が高く握り自体は安定するので、重さがそのままマイナスになるわけではありません。
指を滑らせる操作ではD-Padが引っかかる

D-Padは指に吸い付くような感触がある一方で、指を滑らせて方向を変える操作をすると、引っかかって思うように動かせない場面がありました。自分にはD-Pad上で指を滑らせて操作する癖があり、そこが噛み合わなかった形です。
Zマーク型やXbox系の形状など、別のD-Padも試してみましたが、滑らせる操作との相性は変わりませんでした。ただし押し心地そのものは良く、使い込むうちに慣れで解消できる可能性もあります。
背面ボタンの形状には慣れが必要

背面ボタンは形状に少し癖があり、背面の4つをフルに活用するには慣れが必要です。握った指の位置によっては、押しにくく感じる場面もあります。
とはいえ、ボタン自体は指の届く位置。割り当てはアプリから自由に変えられるので、まずは押しやすいボタンだけに操作を割り当て、慣れながら使う数を増やしていく運用もできます。
まとめ

本記事では、ZD Ultimate Legendの良いところと気になる点について、レビューしてきました。
ZD Ultimate Legendは、同梱のパーツを組み替えて自分好みの操作感を作れるモジュラー設計のコントローラーです。マイクロスイッチのクリック感や、ラバー素材で滑りにくいグリップなど、触れて気持ちの良い部分が多い一台でした。
重さやD-Padの表面、背面ボタンの形状に慣れが必要な面はあるものの、手持ちのパーツだけで操作感を追い込んでいける自由度が大きな魅力です。
そんなZD Ultimate Legendは、以下のような方々におすすめです。
- 豊富な同梱パーツの中から、自分の手や環境に合う操作感に組み替えたい方
- 繊細な入力や素早い反応が求められる場面で使いたい方
- クリック感のあるマイクロスイッチのボタンが好みの方
- 光り方までカスタマイズして、見た目にもこだわりたい方
同梱パーツの組み合わせだけで操作感を追い込めるモジュラー設計が持ち味の1台なので、自分仕様のコントローラーを作りたい方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
