JN-MD-IPS16WX レビュー|縦置きも快適な16インチWQXGAモバイルモニター

JAPANNEXT JN-MD-IPS16WXは、16インチのIPSパネルを搭載した2560×1600のWQXGA解像度モバイルモニターです。

アスペクト比16:10の一般的な16:9よりも縦に広い画面で、横置きの作業から縦置きの資料・SNS表示まで幅広く対応できるサイズ感。実測858gと軽く、自宅のサブモニターから外出先まで活躍してくれる1台です。

本記事では、そんなJN-MD-IPS16WXについて、レビューしていくので、ぜひご参照ください。

※本レビューはJAPANNEXT様より製品をお貸しいただきレビューしてます

目次

JN-MD-IPS16WXの基本情報

まずJN-MD-IPS16WXのスペック・デザイン・付属品、そしてメーカーであるJAPANNEXTについて紹介していきます。

スペック

JN-MD-IPS16WXの主なスペックは以下の通りです。

項目スペック
画面サイズ16インチ
パネル種類IPS(ADS・非光沢)
解像度WQXGA(2560×1600)
アスペクト比16:10
表示色1677万色
輝度300cd/㎡
コントラスト比1200:1
視野角上下左右178°
リフレッシュレート60Hz
入力端子miniHDMI 1.4×1/USB-C×2(映像・電源兼用)
HDCP1.4
オーディオ出力3.5mmジャック
内蔵スピーカー1W×2
VESAマウント75×75mm
キックスタンド横置き0〜80°まで角度調整可
その他機能AdaptiveSync(FreeSync)・HDR・ブルーライト軽減・フリッカーフリー
電源DC 5V/3A
本体重量実測858g
保証2年間メーカー保証
価格28,980円(税込・2026年6月時点/ECサイト限定)

解像度は2560×1600のWQXGA(ワイドQXGA)で、アスペクト比16:10を採用しています。

一般的なフルHD(1920×1080)と比べて、縦の解像度は約48%アップ。ウェブサイトや資料を一度に表示できる量が増えるので、サブモニター用途に向いた解像度です。

入力端子は3系統で、miniHDMI 1.4が1つ、USB-Cが2つ。USB-Cはどちらも映像と電源のハイブリッド対応なので、対応機種であればケーブル1本で映像と電源をまとめられます。

miniHDMI接続時は、電源供給用にUSB-C側からの給電が別途必要になります。公式サイトではMacBook Pro(M4)とのUSB-C接続に非対応と案内されているため、該当モデルとの接続ではHDMI接続を選びましょう。私が使用しているM1モデルはUSB-Cで問題なく接続できました。

デザイン

本体カラーはブラックで、前面は下部にJAPANNEXTロゴが入るシンプルな仕上げ。

落ち着いた見た目なので、仕事用のデスクにもなじみます。

ベゼルは上左右の3辺がスリム設計で、16インチの表示エリアの広さを感じられます。

背面には中央上部にJAPANNEXTのロゴが配置され、VESAマウント用のネジ穴(75×75mm)と1W×2のスピーカーが用意されています。

キックスタンドは、横置きで0〜80°まで自由に角度調整が可能。畳むと本体背面とフラットになるので、収納時にかさばりません。

続いて端子回り。

入力端子は本体左側面に集約。上から3.5mmのオーディオ出力、電源ボタン、ロールキー、戻るボタンが並び、下側にType-C2・Type-C1・miniHDMI(HD刻印)を備えています。端子の用途が刻印で示されているので、接続時に迷うことはありません。

ロールキーで明るさや音量といったOSDメニューを操作する構造になります。

本体重量は実測値で858gでした。

公称の約1kgより軽く、16インチクラスのモバイルモニターとしては片手でも余裕を持って扱えます。

付属品

JN-MD-IPS16WXの同梱品は以下の通りです。

  • モニター本体
  • マニュアル
  • 保証書
  • フェルトケース
  • USB-C to USB-Cケーブル
  • mini HDMI to HDMIケーブル
  • USB-A to USB-Cケーブル

ケーブル類はUSB-C・mini HDMI・USB-Aの3種類が同梱されているため、接続する機器を選ばずに使い始められます。フェルトケースも付属しているので、別途持ち運び用のケースを用意する必要はありません。

なお、ACアダプタは付属しないため、USB-C給電に使う電源は手持ちのものを用意しましょう。

JAPANNEXTという会社について

JAPANNEXTは、千葉県いすみ市に本社を置く日本の液晶モニターメーカーです。

代表はベッカー・サムエル氏で、フランス出身ながら日本に20年近く住み、2006年にJAPANNEXTを創業。ゲーミングモニター・モバイルモニター・ウルトラワイドモニター・4Kモニターなど、幅広い液晶モニターを開発・販売しています。

本社は、廃校になった小学校をリノベーションして活用しており、地域貢献にも力を入れているのが特徴的。最寄り駅の駅名にネーミングライツを購入し、いすみ鉄道「JAPANNEXT上総中川駅」として運用しています。

製造は中国・台湾の工場で行われていますが、設計開発は千葉の本社で行われており、複数の面から仕入れたパネルでもクオリティを維持できる体制が整っています。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

JAPANNNEXTの評判・企業や複数のモニター製品と3年以上付き合った実際の感想を解説

JN-MD-IPS16WXを実際に使用した感想をレビュー

JN-MD-IPS16WXを実際に使ってみて感じた印象を軽く触れていきます。詳細については後の章でレビューするので、まずは全体的な使用感をお伝えします。

今回はメインPCのサブモニターとして、動画編集の縦プレビューやエクセル作業、ネット閲覧に活用しました。

縦置きにすれば、TikTok向けの縦動画を実寸に近い感覚でチェックできます。編集ソフトはメインモニターに表示したまま、プレビューだけ本機に映せるので作業がはかどりました。行数の多いスプレッドシートを縦に一望できるのも便利です。

モバイルモニターのため、一般的な2画面構成よりも設置スペースに余裕ができます。

画面も明るく、モバイルモニターにありがちな暗さを感じることなく、とても快適に使えました。

外に持ち出して、MacBook Proと接続し複数人で画面を見る用途でも使用しました。このときUSB-C接続の給電のみでは画面が暗く、複数人で見るには物足りない印象。本機はUSB-C単独給電の場合、給電能力に合わせて明るさを抑える仕様のため、外部給電を活かすことでカバーできました。

一人でサブモニターとして使う程度ならPCとのUSB-C接続で事足りますが、複数人で見る用途では外部から電源を供給したほうが良さそうです。

続いてSwitch 2のドックとHDMIで接続し、マリオカート ワールドもプレイ。

16インチとモバイルモニターとしては画面が広く、Switch 2との組み合わせはちょうど良いサイズ感。軽いので、旅行先に持って行って家族や仲間とプレイするのにも丁度良いと感じます。

1W×2ながらスピーカーを内蔵しているため、音質はともかく本機だけで音まで完結するのは便利です。

JN-MD-IPS16WXの良いところをレビュー

ここまで、JN-MD-IPS16WXの基本情報や全体的な感想について紹介してきました。今度は、実際に使い込みながら感じた、JN-MD-IPS16WXの良いところについてレビューしていきます。

16インチ×WQXGAが設置距離にちょうど良い

16インチでWQXGA(2560×1600)という組み合わせは、デスクに置いたときの距離感にちょうど良いバランス。スケーリングを調整すれば、細かく見たければ細かくでき、大きく見たければ大きく表示できます。

フルHDの23〜24インチモニターと比べて画素密度が高く、文字のなめらかさは一段上に感じます。サブモニターでもテキスト主体の作業が苦にならないのは、WQXGAならではの強みです。

300cd/㎡・sRGB:100%で画面が明るく見やすい

最大輝度は300cd/㎡で、室内で使うぶんには十分な明るさ。発色を含めて画面が明るく見やすいので、長時間の作業でもストレスがありませんでした。

sRGB:100%の色域に対応しており、写真や動画の色味も自然に表示されます。

縦置きが使いやすい

キックスタンドは縦置きにも対応しており、個人的にはこの使い方が一番気に入っています。縦長のウェブページやSNS、行数の多い資料を一望できるのは縦置きならでは。

縦置きでは角度調整ができないものの、自分にとってはジャストな角度で使いやすかったです。

ケーブルまで入るフェルトケースが付属

持ち運び用のフェルトケースが標準で付属します。内部に仕切りはないものの、ケーブルも一緒に入れられる程度の余裕があり、これひとつで持ち出しの準備が完了します。

本体をホコリや傷から守れるので、外に持ち出す機会が多い方にはうれしい付属品です。

JN-MD-IPS16WXの気になる点をレビュー

ここまで、JN-MD-IPS16WXの良いところについて、レビューしてきました。幅広い用途に使える1台ですが、本体の安定性と付属ケーブルの長さに、一部気になる点もあります。

筐体が軽くケーブルに引っ張られて不安定になりやすい

JN-MD-IPS16WXは、本体重量が実測858gと軽いです。

先ほど触れたとおり、持ち運び用途では軽さがメリットになりますが、デスクに据え置いて使う場合は、ケーブルの硬さや向きによっては張力に引っ張られて不安定になります。特に縦置きではケーブルが上方向から出るため、取り回しには少し気をつかいました。

また、横置きでもう少し画面を起こしたいときに、キックスタンドの位置的に不安定になってしまう場面がありました。

対策としては、ケーブル側に余裕を持たせて固定するか、VESAマウントを使ってモニターアームで物理的に固定する方法が有効。軽量設計の宿命とも言えるトレードオフですが、運用方法によってカバーは可能です。

付属HDMIケーブルが約1.5mと短く、デスクトップPCには届きにくい

JN-MD-IPS16WXの付属HDMIケーブルは、約1.5m(実測1.47m前後)の長さ。

ノートPCのサブモニターとして本機を隣に並べて使う用途であれば、付属ケーブルの長さでも十分に足ります。一方、デスク下に設置したデスクトップPCと接続したい場合は、デスク上のモニター位置までの距離が長くなります。そのため、付属ケーブルでは届かないケースが多いはずです。

実際、デスクトップPCとの接続用に、別途HDMIケーブルを購入する必要がありました。個人的には2mほしかったところです。

なお、本機のHDMI端子はminiHDMIタイプなので、買い足す場合はminiHDMI to 標準HDMIのケーブルを選ぶ必要があります。

JN-MD-IPS16WXのまとめ

本記事では、JN-MD-IPS16WXの良いところと気になる点について、レビューしてきました。

16インチ・WQXGA(2560×1600)・縦に広い16:10という組み合わせのモバイルモニター。横置きの作業から縦置きの資料表示、Switch 2でのゲームまで幅広く対応できます。実測858gの軽さで、自宅でも外出先でも活躍してくれる1台です。

設置まわりで気になる点は多少あるものの、運用の工夫でカバーできる範囲です。

JN-MD-IPS16WXは、以下のような方々におすすめです。

  • ノートPCと組み合わせるサブモニターを探している方
  • 縦置きでSNSや縦動画、長い資料を表示したい方
  • 軽くて持ち運びやすい大きめのモバイルモニターがほしい方
  • Switch 2用に手軽なモニターを用意したい方
  • WQXGAの広い作業領域を求める方

16インチの見やすさと858gの携帯性を両立した1台で、28,980円という価格も含めて、サブモニターとして検討する価値のあるモバイルモニターだと言えます。

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