GameSir Tarantula 8K PCは、振動機能を省いて軽くまとめた、PC向けの有線ゲーミングコントローラーです。
実測182gの軽さと、狙いを合わせやすいTMRスティックが持ち味。最大8000Hzのポーリングレートにも対応し、FPSや対戦格闘で軽さと正確さを求める人に向きます。
実際に使って感じた良いところと気になる点を、この記事でまとめます。購入の参考に、ぜひご参照ください。
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※本レビューはGameSir様より製品をご提供いただいています。
GameSir Tarantula 8K PCの基本的な仕様
GameSir Tarantula 8K PCの基本スペック・同梱品・デザイン・他機種との重量比較・各種設定・メーカーについて、順に紹介していきます。
スペックと特徴

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | 有線(USB-C・着脱式ケーブル 1.8m) |
| ポーリングレート | 最大8000Hz(250 / 1000 / 4000 / 8000Hzで切り替え・最小0.25ms) |
| スティック | Gen-2 GameSir Mag-Res TMR |
| トリガー | Hall効果/マイクロスイッチ切り替え式 |
| ABXYボタン | マイクロスイッチ |
| 十字キー | タクトスイッチ |
| 追加ボタン | 背面2(L4・R4)/上部2(T1・T2)/前面5(C1〜C4・T3)の計9個 |
| マクロ | 1ボタンあたり最大32ステップ |
| ターボ | 最大8ボタン・10 / 20 / 30Hz |
| ジャイロ | 6軸 |
| 音声出力 | 3.5mm端子 |
| ライティング | RGBライト |
| 重量 | 180g(公称) |
| 外形寸法 | 158×100×61mm |
| 対応環境 | PC |
| 通常価格 | 12,999円 |
主な特徴は、以下の通りです。
- 磁気式のGen-2 TMRスティック(ドリフトに強い)
- クリック感のあるマイクロスイッチのABXY
- Hallとマイクロスイッチを切り替えられるトリガー
- 計9個の追加ボタンとマクロ・ターボ
- 最大8000Hzのポーリングレート
- 振動を省いた、実測182gの軽い筐体
スティックには磁気式のGen-2 Mag-Res TMRを採用しています。物理的な接点がないので、長く使ってもドリフトの心配が少ない構造です。
ABXYにはマイクロスイッチ、十字キーにはタクトスイッチを使い、どちらもしっかりした押し心地です。トリガーはHall効果とマイクロスイッチの2モードを備え、アナログとデジタルを切り替えられます。
追加ボタンは背面・上部・前面に計9個あり、それぞれにマクロを割り当てられます。ターボは10・20・30Hzの3段階に対応。
ポーリングレートは250Hzから最大8000Hzまで切り替えられます。振動モーターを積んでいないため、重量は実測182g(公称180g)と軽く仕上がっています。
同梱品

同梱品は、以下の通りです。
- 本体
- USB-C ケーブル(オレンジ・着脱式)
- 交換用スティックキャップ(ケース入り)
- ステッカー 2枚
- 日本語の取扱説明書
スティックキャップは高さの異なるものが付属し、磁石で工具なしで付け替えられます。
デザイン

本体カラーはマットなオレンジ。正面のABXYはXboxと同じ並びで、黒いキートップが配置されています。左右のスティックは低い位置でそろえた対称の配置で、脇には「MAG-RES」の刻印が入ります。

正面の下側には3.5mmのイヤホンジャックがあり、ヘッドホンを直接つなげます。

天面の中央にはGameSirのロゴが入ったパネルがあり、その周囲をRGBのライトが縁取ります。すぐ上にはC1〜C4のマクロボタンが横並びに配置されています。

本体の上辺には、中央のUSB-Cポートを挟んでLB・RBのバンパーとLT・RTのトリガーが並び、その外側にT1・T2のボタンが備わります。

背面は菱形のテクスチャを施した樹脂仕上げで、ラバーは使っていません。L4・R4のパドルとMボタン、パドルのロックスイッチが並んでいます。

付属ケーブルは本体色に合わせたオレンジの編み込みで、この色みが気に入っています。
他の主要ゲームコントローラーとの重量比較

主要なコントローラーと重さを並べると、次のようになります(重量はいずれも当サイトでの計測値です)。
| コントローラー | 重量 |
|---|---|
| GameSir Tarantula 8K PC | 182.3g |
| Xbox Wireless Controller | 242.5g |
| Nintendo Switch Pro Controller | 248.5g |
| SONY DualSense | 282.0g |
並べてみると、いちばん軽いのが本機です。純正のXbox Wireless ControllerやDualSenseより60〜100gほど軽く、振動を持たない設計が数値に表れています。
各種設定

細かな調整は、日本語に対応した専用ソフト「GameSir Connect」から行います。おもに調整できるのは、以下の項目です。
- ポーリングレート(250〜8000Hz)
- スティックのデッドゾーン/アンチデッドゾーン
- トリガーのモード(オフ/アダプティブ/固定)
- ボタン割り当て(L4・R4・C1〜C4・T1〜T3)とマクロ
- 発光パターンや明るさ
- ジャイロ(モーション)
作成した設定は複数のプロフィールに分けて登録でき、ゲームごとに切り替えて使えます。
GameSirについて
GameSirは、2013年に設立されたゲーミングコントローラーのメーカー。運営元は広州のGuangzhou Chicken Run Network Technologyで、G1から続くG-seriesや、スマホ向けのX-seriesなどを手がけてきました。ドリフト対策を売りにしたモデルを多く出しており、本機もその流れにあるモデルです。
Tarantulaシリーズには、本機のほかにXboxに対応する「Tarantula Pro for Xbox」もあります。両機の違いは、記事の後半で整理します。
GameSir Tarantula 8K PCの良いところをレビュー
ここからは、実際にPCで対戦格闘やFPSを遊んで感じた良いところを挙げていきます。
多機能パッドとしては、かなり軽い

多機能な高性能パッドは重くなりがちですが、実測182.3gの本機はとくに軽い部類です。
純正のコントローラーから持ち替えると、その軽さがはっきり分かります。振動をあまり使わず有線で遊ぶ人には、機能を削って重さを抑えた割り切りがはまります。個人的にも、この設計は好みでした。
軽い操作でも狙いを合わせやすい、TMRスティック

スティックのテンションは軽めで、小さく倒しただけでも指の動きをよく拾います。
フォートナイトで使うと、狙った場所へ素早く照準を運べて、パッドでもきちんとエイムを合わせられました。
磁気式なので、消耗によるドリフトに強いのも利点です。
格ゲーのコマンドが決まる、反応のいい十字キーとボタン

いちばん気に入ったのは、十字キーです。押した瞬間の反応が速く、入れた方向がそのまま出ます。
これまで触ってきたパッドのなかでも、反応は良い方でした。十字キーはタクトスイッチ、ABXYはマイクロスイッチで、どちらもはっきりしたクリック感があります。
スト6で不知火舞の「飛翔龍炎陣」(→↓↘+蹴)などでもコマンドがこぼれず、ミスが少なくなりました。
指を離さず押せる追加ボタンと、上部の「T1・T2」

背面・上部・前面に計9個の追加ボタンがあり、よく使う操作やマクロを割り当てておけます。
スティックから親指を離さずに押せるので、動きながらの操作がしやすくなります。
とくに上部のT1・T2は、ばね感のあるクリックが心地よく、見た目のアクセントにもなっています。
アナログとデジタルを切り替えられるトリガー

トリガーはアナログとデジタルの2モードを備え、遊ぶタイトルで使い分けられます。
じっくり踏み込む操作はアナログ、素早い連打はデジタルと、場面で使い分けられます。ひとつのパッドで両方を選べるので、ジャンルをまたいで遊ぶ人に便利です。
GameSir Tarantula 8K PCの気になる点をレビュー
良いところが目立つ一方で、購入前に知っておきたい点もあります。
握りの形状は、好みが分かれる

左右のスティックを低くそろえた対称の形で、小指の付け根あたりで本体を支える握り方になります。
PS4系の持ち方が好きな人にはなじみますが、Xbox純正の形やスティック配置に慣れている人だと、しっくりこないことがあります。
グリップの効きは最低限で、ラバーのような密着感はありません。合う握りかどうかは人によるので、触れる機会があれば試しておくと安心です。

グリップの効きも最低限といった程度で、ラバー素材のパッドのような、吸い付く感触はありません。握り心地は好みが出やすいので、店頭で触れる機会があれば、一度試してみるのが確実です。
背面ボタンの押し心地は、やや物足りない

追加ボタンは便利な一方、背面のパドルは押した感触がやや軽く、物足りなさが残りました。
前面ボタンの押し心地がしっかりしているだけに、その差が目につきます。背面を使わない人は、ロックスイッチでオフにしておけば、物理的に押せなくなり、誤って反応する心配もありません。
背面を多く使う人には、この頼りなさが引っかかるかもしれません。
上部のT1・T2は、ぶつけたときの耐久が少し心配

デザインも押し心地も気に入っているT1・T2ですが、張り出した形なので、強くぶつけたときの耐久性には少し不安が残ります。
普段のプレイで簡単に壊れるものではないものの、扱いには気をつけたいところです。
Tarantula Pro for Xboxとの比較

同じTarantulaシリーズには、Xboxにも対応する「Tarantula Pro for Xbox」があります。どちらを選ぶか迷う人のために、8K PCとの違いを整理します。
| 項目 | Tarantula 8K PC | Tarantula Pro for Xbox |
|---|---|---|
| 対応機種 | PC | Xbox・PC |
| ポーリングレート | 最大8000Hz | PC 1000Hz/Xbox 250Hz |
| 振動 | なし | あり(4モーター) |
| スティック | Gen-2 Mag-Res TMR | Mag-Res TMR |
| 重量 | 182.3g | 235.7g |
| ケーブル長 | 1.8m | 3m |
大きく違うのは、対応機種・振動・重さの3点です。8K PCはPCに特化し、最大8000Hzのポーリングレートと182gの軽さが強みです。Pro for XboxはXbox本体にも対応し、4つの振動モーターを積むため235.7gと、8K PCより53g重くなります。
共通する部分も多く、TMRスティックやマイクロスイッチのボタン、切り替え式のトリガー、計9個の追加ボタンといった基本の作りは、両機で変わりません。
Xbox本体でも遊びたい人や、レースなどで振動を楽しみたい人には、Pro for Xboxが向いています。いっぽう、PCでのFPSや対戦格闘を軽快に遊びたい人には、8K PCが合います。
まとめ

本記事では、GameSir Tarantula 8K PCの良いところと気になる点についてレビューしてきました。軽さと操作の正確さに寄せた、PC向けの競技志向なコントローラーです。
握りの好みや背面ボタンの感触、Xbox・振動への非対応といった割り切りはあるものの、実測182gの軽さと、狙いを合わせやすいTMRスティック、クリック感のよいボタン類がそろっています。PCの対戦を快適に遊べる仕上がりです。背面ボタンやマクロ、8000Hz対応まで入って12,999円と、機能のわりに手ごろな価格です。
GameSir Tarantula 8K PCが向いているのは、こんな方です。
- 軽いコントローラーで長くプレイしたい方
- PCでFPSや対戦格闘をやり込みたい方
- スティックのドリフトを避けて長く使いたい方
- 背面ボタンやマクロを使い込みたい方
- PS系の握りに慣れている方
同じ価格のPro for Xboxと迷うなら、決め手はXbox対応と振動の有無です。どちらも必要なく、PCで軽さと速さを取りたいなら、8K PCが向きます。
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