GameSir Tarantula Pro for Xboxレビュー|XboxとPCで使える、高精度な有線パッド

GameSir Tarantula Pro for Xboxは、XboxとPCの両方で使える有線ゲーミングコントローラーです。ドリフトに強いTMRスティックでエイムを合わせやすく、反応のいい十字キーでコマンドも決めやすいのが持ち味。グリップとトリガーの4モーター振動も備えます。この記事では、実際に使って分かった良いところと気になる点をまとめるので、購入前の参考にぜひご参照ください。

※本レビューはGameSir様より製品をご提供いただいています。

目次

GameSir Tarantula Pro for Xboxの基本的な仕様

スペックと特徴

項目内容
接続方式有線(USB-C・着脱式ケーブル 3m)
対応Xbox Series X|S・Xbox One・PC(Windows 10/11・Steam)
ポーリングレートPC 1000Hz/Xbox 250Hz
スティックGameSir Mag-Res TMR
トリガーHall効果/マイクロスイッチ切り替え式
ABXYボタンマイクロスイッチ
十字キータクトスイッチ
振動4モーター(各グリップとトリガー)
追加ボタン背面2・上部2(T1・T2)・前面5の計9個
ジャイロ6軸(PC時)
音声出力3.5mm端子
ライティングRGBライト
重量235g(実測235.7g)
外形寸法158×100×61mm
通常価格12,999円

主な特徴は、以下の通りです。

  • XboxとPCの両方に対応(有線)
  • 磁気式のGameSir Mag-Res TMRスティック(ドリフトに強い)
  • クリック感のあるマイクロスイッチのABXY
  • Hallとマイクロスイッチを切り替えられるトリガー
  • 背面・上部・前面の計9個の追加ボタン
  • グリップとトリガーが振動する4モーター

本機は有線専用で、Xbox本体に対応するための公式セキュリティチップを内蔵しています。対応機種はXbox Series X|S・Xbox One・PCで、ポーリングレートはPCで1000Hz、Xboxで250Hzです。

スティックは磁気式のGameSir Mag-Res TMRで、物理的な接点がありません。摩耗する部品がないので、長く使ってもドリフトが起きにくいのが利点です。

ABXYはマイクロスイッチ、十字キーはタクトスイッチで、どちらもクリック感のある押し心地です。トリガーはHall効果とマイクロスイッチを切り替えられ、アナログとデジタルの両方に対応します。

追加ボタンは背面2個、上部のミニバンパー2個、前面5個の計9個です。

4つのモーターを内蔵し、左右のグリップとトリガーがそれぞれ振動します。

同梱品

同梱品は、以下の通りです。

  • 本体
  • USB-Cケーブル(白の編み込み・着脱式・3m)
  • ステッカー2枚
  • Xbox Game Pass Ultimate のコード
  • 取扱説明書

Xbox Game Pass Ultimateのコードが付くのは、Xboxで遊ぶ人にとってうれしい付属品です。

デザイン

本体カラーはホワイトのボディにグレーのボタン。前面のABXYはXboxと同じ並びで、マイクロスイッチのボタンが配置されています。左右のスティックは低い位置でそろえた対称の配置で、いわゆるPS形状が採用されています。前面の下側には3.5mmのイヤホンジャックがあります。

本体の上辺には、中央にUSB-Cポート、その左右にLB・RBのバンパーとLT・RTのトリガーが並びます。

さらに上部には、追加ボタンのT1・T2(ミニバンパー)が備わります。

中央のパネルにはV字のRGBライトが入っていて、光り方はソフトから調整できます。

背面はレーザー刻印のテクスチャを施した樹脂グリップで、ラバーは使っていません。左右に2つのパドルと、その動作を切り替えるロックスイッチが並びます。

付属ケーブルは着脱式で、長さは3mと余裕があります。

他の主要ゲームコントローラーとの重量比較

主要なコントローラーと重さを並べると、次のようになります(重量はいずれも当サイトでの計測値です)。

コントローラー重量
GameSir Tarantula 8K PC182.3g
GameSir Tarantula Pro for Xbox235.7g
Xbox Wireless Controller242.5g
Nintendo Switch Pro Controller248.5g
SONY DualSense282.0g

Pro for Xboxは実測235.7gで、振動モーターを積むぶん8K PCより53g重くなります。それでも純正のXbox Wireless ControllerやDualSenseよりは軽く、この機能量にしては持ち運びや長時間でも負担になりにくい重さです。

各種設定

細かな調整は、専用ソフト「GameSir Nexus」から行います。おもに調整できるのは、以下の項目です。

  • 振動(4基それぞれの強さ/トリガー振動の同期)
  • ポーリングレート(PCで250・500・1000Hz)
  • スティックのデッドゾーン
  • ボタン割り当て
  • 発光パターンや明るさ

振動は左右のグリップとトリガーに4基あり、それぞれ強さを変えられます。

GameSirについて

GameSirは2013年創業、広州のGuangzhou Chicken Run Network Technologyが運営するゲーミングコントローラーのメーカーです。G1に始まるG-seriesや、スマホ向けのX-seriesなどを展開してきました。ドリフト対策を掲げたモデルが多く、本機もその系統にあたります。

Tarantulaシリーズには、本機のほかにPCに特化した「Tarantula 8K PC」もあります。詳しい違いは、このあとの比較でまとめます。

GameSir Tarantula Pro for Xboxの良いところをレビュー

ここからは、実際にPCで対戦ゲームやレースゲームを遊んで感じた良いところを挙げていきます。

格ゲーのコマンドが決まる、反応のいい十字キー

とくに良かったのが、十字キーです。タクトスイッチのはっきりしたクリック感があり、押した方向がそのまま入力されます。反応が速く、スト6のような対戦格闘でも、コマンドの取りこぼしがほとんどありませんでした。斜めや素早い切り返しの入力も、狙いどおりに反応してくれます。

エイムを詰めやすい、やや硬めのTMRスティック

スティックはテンションがやや硬めで、少し力を入れて倒す感覚です。そのぶん中間の角度で止めやすく、フォートナイトでは細かく狙いを合わせられました。磁気式で接点を持たないので、長く使ってもドリフトが起きにくいのも安心できます。

指を離さず押せる追加ボタンと、上部のT1・T2

背面・上部・前面に計9個の追加ボタンがあり、よく使う操作を割り当てておけます。スティックから親指を離さずに押せるので、移動しながらの操作がしやすくなります。なかでも上部のT1・T2は、押すとばね感のあるクリックがあり、軽い力でしっかり反応します。見た目のよさも含めて、気に入っているボタンです。

トリガーまで振動する4モーター

振動は、左右のグリップに加えてトリガーからも伝わってきます。グリップだけが震えるパッドが多いなか、トリガーまで振動するのは新鮮でした。レースゲームのフォルツァでは、トリガー側の振動が加わって、運転しているような手応えが増えました。

FPSで聞き取りやすいイヤホンジャック

前面の下には3.5mmのジャックがあり、ヘッドホンを直接つなげます。鳴り方には少しクセがあり、高めの音が乾いて聞こえます。そのため音の雰囲気を楽しむゲームには物足りませんが、銃声や足音ははっきり聞き取れます。位置を耳でつかみたいFPSには、むしろ向いた音です。

GameSir Tarantula Pro for Xboxの気になる点をレビュー

良いところが目立つ一方で、購入前に知っておきたい気になる点もあります。

背面パドルの押し心地は、やや物足りない

便利な追加ボタンのなかで、背面パドルだけは押したときの感触が軽めで、物足りなさが残りました。前面ボタンの手応えがはっきりしているだけに、その差が目につきます。

とはいえ背面を使わない人は、ロックスイッチで物理的にオフにできます。オフにすれば誤爆の心配もありません。背面を多く使う人には、この軽さが引っかかるかもしれません。

握りの形状は、好みが分かれる

左右のスティックを低い位置でそろえた対称の配置で、小指の付け根あたりで本体を支える握り方になります。

PS4系の持ち方が好きな人にはなじみますが、Xbox純正の形やスティック位置に慣れた手だと、しっくりこないことがあります。

グリップは樹脂加工でほどよく指がかかりますが、ラバーほどのグリップ力はありません。握りは人を選ぶので、触れる機会があれば確かめておくと安心です。

Tarantula 8K PCとの比較

兄弟機の「Tarantula 8K PC」は、同じ価格でPCに特化したモデルです。どちらを買うか迷ったときのために、8K PCとの違いをまとめます。

項目Tarantula Pro for XboxTarantula 8K PC
対応機種Xbox・PCPC
ポーリングレートPC 1000Hz/Xbox 250Hz最大8000Hz
振動あり(4モーター)なし
スティックMag-Res TMRGen-2 Mag-Res TMR
重量235.7g182.3g
ケーブル長3m1.8m

分かれ目は、対応機種・振動・重さの3つです。Pro for XboxはXbox本体にも対応し、振動用に4つのモーターを積みます。対して8K PCはPCに特化し、最大8000Hzのポーリングレートと軽さが強みです。

スティックはどちらも磁気式のTMRですが、8K PCはより新しいGen-2で、テンションはやや軽め。Pro for Xboxはやや硬めで、細かく止める操作に向いています。基本の作りは共通で、マイクロスイッチのボタンや切り替え式のトリガー、計9個の追加ボタンは両機で変わりません。

Xbox本体でも遊びたい人や、振動でレースの手応えを楽しみたい人には、Pro for Xboxが向いています。PCだけで軽さと速さを追い込みたい人には、8K PCが合います。

まとめ

ここまで、GameSir Tarantula Pro for Xboxを実際に使ってレビューしてきました。XboxとPCのどちらでも使えて、狙った操作がそのまま反応するのがいいところです。

背面パドルの感触や握りの相性といった気になる点はあるものの、反応のいい十字キー、狙った角度で止めやすいTMRスティック、トリガーまで届く4モーターの振動と、対戦にもレースにも寄せた構成です。価格は8K PCと同じ12,999円に収まっています。

そんなGameSir Tarantula Pro for Xboxは、以下のような方におすすめです。

  • XboxとPCの両方で使いたい方
  • 反応のいい十字キーやスティックで、対戦ゲームを正確に操作したい方
  • スティックのドリフトを避けて長く使いたい方
  • レースなどで振動の手応えも楽しみたい方
  • 豊富な追加ボタンを使い込みたい方

同じ価格の8K PCと迷ったら、PCだけで軽さと速さを求めるなら8K PC、Xboxでも遊びたい人や振動がほしい人にはこのProが向きます。

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