BEITONG Kunpeng40は、操作性能と操作感を徹底的に追求したワイヤレスゲームコントローラーです。
スティック・トリガー・ボタン・十字キーのそれぞれに高精度な機構を採用し、スティックの硬さを自分好みにダイヤルで調整できるなど、プレイヤーの好みに合わせて操作感を細かく追い込めるのが大きな魅力。
価格は11,980円で、高精度な機構を備えたコントローラーとしては手に取りやすい価格です。
本記事では、そんなBEITONG Kunpeng40の良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
ふもっふのおみせ様より製品をご提供いただきレビューしています。
BEITONG Kunpeng40の基本的な仕様
BEITONG Kunpeng40の基本的な仕様として、スペック・デザイン・同梱品・ソフトウェア・メーカーを順に紹介していきます。
スペックと特徴

BEITONG Kunpeng40の主なスペックと特徴を簡単に紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | BEITONG Kunpeng40 |
| カラー | ホワイト |
| 本体サイズ、重量 | 156 × 107 × 69 mm、公称約245g/実測241.5g |
| 接続タイプ | 有線(USB-C)、無線(2.4GHz、Bluetooth 5.3) |
| 対応プラットフォーム | PC/Switch/Switch 2/iOS/Android/TV/Tesla |
| ポーリングレート | 有線:1000Hz / 2.4G:1000Hz / Bluetooth:125Hz |
| スティック技術 | TMR(30〜90gf調整) |
| トリガー技術 | TMR(ストローク8mm/2mm切替・Faster Triggerモード0.1mm) |
| ABXY技術 | 光学式(0.3mmストローク・35%高速・1000万回耐久) |
| 十字キー | 特許取得済み全方向対応360°十字ボタン |
| 背面ボタン | 2つ(M1/M2) |
| 振動 | 非対称振動(左右独立5段階調整) |
| ジャイロ機能 | 6軸 |
| ソフトウェア | BEITONG Gamepad Assistant |
| 価格、製品保証、マーク | ¥11,980、1年間、技適取得済み |
BEITONG Kunpeng40の主な特徴は、以下の通りです。
- スティック硬さを30〜90gfの範囲で物理調整できる
- TMRセンサーを採用したスティック・トリガー
- 8mm/2mmの2段階ストロークを物理スイッチで切り替えられるトリガー
- 0.3mmショートストローク・35%高速反応の光学式ABXYボタン
- 特許取得済みの全方向対応360°十字ボタン
- 直感的でリアルな操作が可能な6軸ジャイロセンサー
- 左右独立5段階調整に対応した非対称振動
- PC・Switch・Switch 2など7プラットフォーム対応・3モード接続
BEITONG Kunpeng40の魅力は、スティック・トリガー・ボタン・十字キー、そしてジャイロ・振動機能のすべてに、ハイエンドクラスの機構をひとつにまとめている点だと言えます。
特にスティック根元のダイヤルで硬さを30〜90gfの範囲で物理調整できる機構は、他のコントローラーにはあまり見られない独自の仕組み。ゲームジャンルや好みに合わせて、操作感を細かく追い込めるのが魅力です。
加えて、3モード接続と7プラットフォーム対応によって、PC・Switch・Switch 2・モバイル端末を行き来する環境でも1台で完結できる汎用性も備えています。
同梱品

BEITONG Kunpeng40の同梱品は、以下の通りです。
- 本体 × 1
- USBケーブル(USB-A to USB-C) × 1
- ワイヤレスレシーバー × 1
- クイックスタートガイド × 1
- 保証カード × 1
別売アクセサリーとして、専用の充電ドックが¥2,480で用意されています。背面の充電端子を使ったドック式の充電に対応しているので、頻繁に使う方は併せて検討するとよいでしょう。
ふもっふのおみせBEITONG KunPeng40 コントローラー充電ドック 紹介ページ
デザイン

BEITONG Kunpeng40はオフホワイトを基調としたボディに、シルバーのローレットダイヤルを組み合わせたデザインを採用しています。
表面にはマットでサラサラとした質感の仕上げが施されています。
両側のグリップ部にはRGBライティング用のスリットが配置されていて、点灯時にはアクセントとして映えるデザインになっています。

フロント面のボタンレイアウトはいわゆるXbox配置です。中央上部には小さなBACK・TURBO・HOME・STARTのシステムボタンと、BEITONGロゴ風の装飾スリットが並んでいます。

左右のスティック根元には、Kunpeng40の象徴とも言えるシルバーのローレットダイヤルが鎮座しており、フロントから見たときの存在感が強い構成です。

上部にはLB/RB・LT/RTの4つのショルダーボタン/トリガーと、中央に充電・有線接続用のUSB-Cポートを配置。USB-Cポートと縦に並んで「北通鯤鵬40」の刻印が入っています。

グリップは緩やかな曲線を描いていて、横から見ると少しふっくらとした可愛らしいシルエットが印象的。

重量は実測241.5g。非対称振動モーター・6軸ジャイロといった機構が含まれている事を考えると、軽量に仕上がっています。

背面にはM1・M2の2つの背面ボタンが配置。中指・薬指で押しやすい位置にあるので、握ったままの自然な指の動きで操作できるレイアウトです。

背面中央には充電ドック用の3点端子と、接続モードを切り替えるスライドスイッチを配置。スイッチは「ホスト切替(PC/Mac)・NS(Switch)・APP(モバイル)」の3モードに対応しています。
ソフトウェア(BEITONG Gamepad Assistant)

BEITONG Kunpeng40の各種設定は、PC用ソフトウェア「BEITONG Gamepad Assistant」で行います。主にできることは、以下の通りです。
- ジョイスティックのカーブプリセット切替・デッドゾーン・エッジ形状の設定
- トリガーのデッドゾーン・Faster Trigger・トリガーカーブの設定
- 各ボタンのリマッピング
- ジャイロのマッピング設定
- 振動の左右独立5段階調整
- ライティング(18色・呼吸/常時点灯・明るさ5段階・振動連動)
- ポーリングレート1000Hzのオーバークロックモード切替
- ゲームジャンル別のQuick Configプリセット)
- ファームウェアアップデート
入力に関わる項目から外観のライティングまで、コントローラーの挙動を細かく追い込めるソフトウェアになっています。 ※ソフトウェアの表示言語は英語で、日本語には対応していません。
BEITONGとKunpeng40について
BEITONGは1997年に中国・広州で設立された、中国のスマートゲーミング周辺機器ブランドです。広州市品众電子科技有限公司が運営していて、設立から27年以上にわたってゲームコントローラーとソフトウェアの開発に注力してきたメーカーになります。Kunpeng40は、BEITONGが展開する「鯤鵬(クンペン)」シリーズのモデルのひとつです。
ふもっふのおみせについて
ふもっふのおみせは、株式会社フェルマーが運営する海外ゲーミングデバイス専門の通販サイトです。各ブランドと日本における総輸入元・総販売代理店契約を締結したうえで取扱を行っていて、BEITONG Kunpeng40の正規代理店として、日本国内向けに販売とサポートを提供しています。
BEITONG Kunpeng40を使った感想をレビュー
ここでは、BEITONG Kunpeng40を実際に使ってみて感じた印象を軽く触れていきます。詳細については後の章でレビューするので、まずは全体的な使用感をお伝えします。

外箱から取り出すと、オフホワイトの落ち着いた本体に、両スティック根元のシルバーローレットダイヤルが目を引きます。ダイヤルの存在感が強く、興味を引く造形。本機の象徴とも言えるパーツです。

電源を入れると、両グリップ部のスリットがピンク色のRGBで光ります。シルバーローレットの工業的な佇まいに、ピンクが入るとなごむ感じで、第一印象は良い意味で裏切られました。

握った感触は樹脂筐体なのに、しっとりと手に吸い付くような感覚。ラバー素材とも金属素材とも違う独特の触り心地です。涼しい時期は気持ちよく握れますが、暑い時期に汗をかいたときにどうなるかは、もう少し使い込んで確かめたいところ。

ABXYボタンを押すと、カチカチとした高めのクリック音が返ってきます。入力した瞬間が指先ではっきり分かるタイプです。
本機の大きな特徴でもあるスティックの硬さ調整ダイヤルです。

スティック下を回転させることによりスティックの硬さ(転倒圧?)を変える仕組みです。、柔らかくしたとき、硬くしたときの転倒圧が全く違い、操作にもしっかり影響してきます。
続いて振動機能について。

最初、左右で揺れ方が違ったので不具合かと感じましたが、これが正常な動きで、左右独立の非対称振動という仕様。
強度を最大にすると、高い振動が返ってきます。レースゲームなど振動が没入感を底上げしてくれるゲームとの相性は素晴らしいと感じました。
BEITONG Kunpeng40の良いところをレビュー
ここまで、BEITONG Kunpeng40の基本的な仕様について紹介してきました。今度は、実際に感じたBEITONG Kunpeng40の具体的な良いところについてレビューしていきます。
スティックの硬さを30〜90gfの範囲でダイヤル調整できる

BEITONG Kunpeng40の最大の特徴は、スティック根元のローレットダイヤルを回すことで、スティックの硬さを30〜90gfの範囲で物理的に調整できる機構です。
MIN方向に回すと軽く、MAX方向に回すと重くなる仕組みで、無段階で好みの硬さに合わせられます。

これまで多くのコントローラーを触ってきましたが、30g側に設定したスティック操作の軽さには驚きました。
指先のわずかな力で入力が反映されるので、アクションゲームでの素早い視点移動やキャラクターの細かい操作でも快適に動かせます。長時間プレイでも指への負担が少ないのも嬉しいポイントです。
一方で、微細な操作を求める場合は、ダイヤルを重い方向に回したほうがしっくり来ます。エイム調整やレースゲームでの繊細な舵角操作には、90g寄りの重さが合いそうです。
感覚的には、30gにすればどのコントローラーよりも軽く操作できる。90gにすればどのコントローラーよりも操作が重い操作感になるという印象。
ダイヤルの回し心地はやや軽めですが、ダイヤルの位置がスティック根元にあって意図的に回さないと動かないので、プレイ中に誤操作する心配はありません。
スティック調整だけでも、このコントローラーを手にして体感してほしいポイントだと感じます。
摩耗に強く精度の高いTMRスティック

BEITONG Kunpeng40のスティックには、非接触式のTMRセンサーが採用されています。物理的な接点を持たないため、長時間使用してもスティックの摩耗によるドリフト現象が起きにくいのが特徴です。
スティック中心のデッドゾーンも小さく、入力に対する反応がリニアで、わずかな傾きまでしっかり拾ってくれます。長く使い続けるコントローラーとして、安心感のある仕組みだと言えます。
8mm/2mmストロークを物理スイッチで切り替えられるTMRトリガー

LT/RTのトリガーもTMRセンサーを採用していて、背面の物理スイッチでストロークを8mmと2mmの2段階で切り替えられます。

8mmはアクセル操作の繊細な開度調整が必要なレースゲーム向き、2mmは素早い入力が求められる場面に向いてます。
さらにソフトウェア側で「Faster Trigger」モードを有効にすると、約0.1mmの押し込みで入力が認識されるので、トリガーを連打する場面で大きな差が出ます。

1台のコントローラーで、ゲームジャンルに合わせて使い分けられるのが便利です。
押し込みカーブの切替でトリガーの効き方を細かく調整できる

ソフトウェア側では、押し込みに対するトリガーの反応カーブを「General Performance」と「Recommended Performance」の2種類から選択できます。
リニアに反応するカーブと、押し込みの中間域を抑えたカーブの切替で、ゲームジャンルに合わせて細かく調整できる仕組みです。

Forza Horizon 6で両方を試したところ、General Performanceでは押し込みの量と速度がリニアに連動するので、60km/hや100km/hといった一定速度での巡航がしやすいです。
一方Recommended Performanceは中間域の押し込みが控えめなカーブで、軽く触れた誤入力を避けたいFPSの照準・射撃ボタンなどに向いた設定です。
斜め入力がスムーズな特許取得済みの全方向対応360°十字ボタン

BEITONG Kunpeng40の十字ボタンは、独立した4ボタン式ではなく、BEITONGが特許を取得した円盤型の全方向対応360°十字ボタンを採用しています。
一般的な十字キーでは斜め入力が抜けてしまうことがありますが、円盤全体が連動して動く構造のため、上下左右の入力から斜め方向への切替がスムーズです。
格闘ゲームのしゃがみガードや、アクションゲームでのキャラクターの細かい移動など、斜め入力の安定性が求められる場面で活躍します。クリック感もしっかりあって、入力の手応えが伝わってくる仕上がりです。
左右で振動の仕方が異なる非対称振動

BEITONG Kunpeng40は、左右のグリップに搭載された振動モーターでそれぞれ異なる振動を出力する仕組みになっています。
両方のモーターを5段階で独立に調整できる仕様で、最大設定にすると驚くほど強い振動が伝わってくるので、レースゲームでの路面の感触や、コーナリング時のGの伝わり方など、ゲーム内の状況を体感として受け取れます。
Forza Horizon 6をプレイしていると、振動の強さがそのまま没入感の楽しさにつながると感じました。個人的には振動設定を最大にしたうえでプレイを楽しんでいます。
コントロール精度を上げたいときは強度を抑える、迫力を重視したい場面では強度を上げる、といったシーンに応じた使い分けも可能です。
高速反応の光学式ABXYボタン

ABXYボタンには光学式スイッチが採用されています。ストロークは0.3mmと浅めで、メカニカルスイッチと比較して約35%高速な反応速度を実現。耐久性も1000万回と高めの数値が公表されています。
押し込んだときの感触は、カチカチとした高めのクリック音が特徴的で、入力した瞬間が指先で明確にわかります。ストロークが浅いので、連打や素早い入力が求められる場面でも軽快に押し込めます。
7つのプラットフォーム対応とドングルで有線並みの応答性

BEITONG Kunpeng40は、PC・Switch・Switch 2・iOS・Android・TV・Teslaの7つのプラットフォームに対応しています。1台のコントローラーで複数の環境を行き来できるので、デバイスごとに別のコントローラーを用意する必要がありません。

接続方式も有線USB-C・2.4GHz無線・Bluetooth 5.3の3モードに対応していて、背面のスライドスイッチで切り替えられる仕組みです。
実際に2.4GHz無線で接続したところ、ドングルをPCに挿してコントローラーの電源を入れると1秒もかからずに認識・接続が完了しました。プレイ中の入力応答も快適で、有線と並べても遅延を感じません。
併せてて2.4GHz無線でもポーリングレート1000Hzに対応しているので、有線接続と変わらない感覚でゲームプレイできます。
BEITONG Kunpeng40の気になる点をレビュー
ここまで、BEITONG Kunpeng40の良いところについてレビューしてきました。多機能で扱いやすいコントローラーですが、一部には気になる点もあります。
背面ボタンが2個で拡張性は控えめ

BEITONG Kunpeng40の拡張ボタンは、背面のM1・M2の2個のみ。
拡張性をウリにしているコントローラーで見られる背面4ボタンや上部トリガー横のM3・M4にあたるボタンは搭載していません。
背面2個で運用してきた方なら問題ありませんが、合計4個以上の拡張ボタンに慣れている方には物足りないはずです。
ただ、拡張性が高くても、すべてのボタンを使いこなすには相応の練習が必要です。実際にはボタン数が多いことで誤爆が増えてしまったりとネガティブポイントになるケースもあります。

本機の、ボタン配置は中指と薬指の間辺りに配置されています。押しやすいけど主張は控えめなため、誤操作はしにくい印象を持ちました。
これまで背面ボタンを使っていなかった方、背面2個運用になれている方であれば丁度良いバランスだと言えます。
グリップ感は低め

BEITONG Kunpeng40を握ったときの感触は、グリップ感がやや低めに感じました。表面のマット仕上げはサラサラしていて指紋が付きにくい反面、ラバーグリップなどと比較すると、指への引っかかりは控えめになっています。
とはいえ、滑りやすいという印象もなく、検証時は毎日2~3時間程度使用していましたが手の負担は少なく感じました。
シェルや各種ボタンの質感に高級感はない

シェル・ABXYボタン・LB/RB・トリガー・背面ボタンといった外装パーツの質感は、価格帯としては標準的な仕上がりで、特別な高級感は感じられませんでした。

素材の手触りもインパクトはありませんので、見た目や触り心地でプレミアム感を求める方には物足りないかもしれません。
ただ、外装にコストをかけすぎず、内部機構や操作感に予算を振り切った設計だと言えます。
取扱説明書・専用ソフトウェアが日本語非対応

取扱説明書は中国語と英語の2言語表記で、日本語版は付属していません。
専用ソフトウェアも日本語には対応していない状態です。
ソフトウェアのUIはアイコンが直感的で、トリガーやボタンといった英単語が読めれば、設定項目を把握するのに大きな苦労はありません。

しかし、ソフトウェアの説明書きなどをコピペが出来ないため、サクッとGoogle翻訳するのが難しいです。
最近はAIが発達しています。
調べたい英語をキャプチャーしてAIに読み込ませれば、翻訳はしてもらえますし、分からないことがあればより深い解説をしてもらえるので、英語が分からない方であっても運用次第でカバーできます。
まとめ

本記事では、BEITONG Kunpeng40の良いところと気になる点についてレビューしてきました。
スティックの硬さを調整できる機構は、文章では伝えきれない面白さがあるので、機会があれば一度試していただきたいポイントです。
これまで多くのコントローラーを触ってきた中でも、30g側に設定した軽さは素晴らしく、ゲームジャンルや好みに合わせて感触を変えられる楽しさがあります。
加えて、TMRスティック・TMRトリガー・光学式ABXYボタン・特許取得済みの全方向対応360°十字ボタンといった機構が一台にまとまっていて、価格11,980円という価格帯としては機能の充実度が高い1台になっています。
そんなBEITONG Kunpeng40は、以下のような方々におすすめです。
- スティックの硬さを自分好みに調整したい方
- TMRスティックの精度・耐久性を試してみたい方
- レースゲームでトリガーの繊細な操作をしたい方
ダイヤルでスティックの硬さを変えながら遊ぶ感覚は、これまで触れてきたどのコントローラーにもなかった体験です。操作感を自分で作り込むことに楽しさを感じる方に、特におすすめできる1台だと言えます。
