GuliKit TT MAXレビュー|操作感を徹底的に追い込めるハイスぺゲーミングコントローラー

GuliKit TT MAXは、スティックの硬さや反応を自分好みに調整できる、GuliKitの上位ゲーミングコントローラーです。

TMRセンサー、切替可能なトリガー、4個の金属背面パドルなど、上位機の主要機能をひと通り押さえた1台に仕上がっています。

価格は12,399円(Amazon参考価格)と、上位機としては手の届きやすい価格帯。PCをメインに、Switch/Switch 2・iOS・Androidまで5プラットフォームをカバーできる汎用性も嬉しいポイントです。

本記事では、そんなGuliKit TT MAXの良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。

本レビューはGuliKit Japan様より製品を提供いただきレビューしてます。

目次

GuliKit TT MAXの基本的な仕様

GuliKit TT MAXの基本的な仕様として、スペック・同梱品・デザイン・重量比較・各設定・GuliKitとTTシリーズについて、順に紹介していきます。

スペックと特徴

GuliKit TT MAXの主なスペックと特徴を簡単に紹介します。

項目内容
製品名GuliKit TT MAX Controller
カラーホワイト(ブラック等の展開あり)
重量実測268.5g
接続タイプ有線(USB-C)、Bluetooth、Hyperlink 2無線(付属ドングル経由)
対応プラットフォームSwitch/Switch 2/PC/Android/iOS
ポーリングレート有線:1000Hz/Bluetooth:730Hz
レイテンシ有線:2.16ms/Bluetooth:2.62ms
スティック技術4000段階TMR磁気スティック(720°無段階テンション調整/3段階感度切替)
トリガー技術256段階ホール効果/マイクロスイッチ切替式
ABXY技術導電ゴムフィール/キャップ交換可能
十字キー2種類交換式/4方向/8方向切替
背面ボタン金属製パドル4個
振動マグネット浮上式振動モーター
ジャイロ機能6軸
バッテリー最大26時間/フル充電後1年放置可能
ソフトウェア本体ボタン操作で完結
価格、製品保証、マーク12,399円(Amazon参考価格)、技適取得済み

GuliKit TT MAXの主な特徴は、以下の通りです。

  • 720°無段階調整の 4000 段階 TMR 磁気スティック
  • Hyperlink 2 による超低遅延無線(約 2.62ms)
  • 256 段階ホール効果+マイクロスイッチの 2-in-1 トリガー
  • マグネット浮上式振動モーター(3 モード×9 段階)
  • 背面パドル 4 個(リマップ可能)+配列・感度・D-pad 切替など完全カスタマイズ
  • APG 機能で最大 10 分間マクロ記録(TT MAX 限定)
  • 5 プラットフォーム対応+1 年放置可能(省電力)

GuliKit TT MAXの大きな魅力の一つは、スティックの硬さを720°の範囲で無段階に調整できること。プレイするゲームジャンルや好みに合わせて、自分好みの操作感を細かく作り込んでいける自由度を備えています。

加えて、Hyperlink 2によりBluetooth接続でも有線時の応答性に迫るレベルでプレイが可能。マグネット浮上式振動モーターや2-in-1トリガー、4個の金属背面パドルなど、上位機の主要機能もひと通り盛り込んでいます。

ABXYボタンのキャップ交換やD-padの物理交換、スティックキャップの高さ調整など、用途に合わせて操作感を追い込めるカスタマイズ性も嬉しいポイントです。

同梱品

GuliKit TT MAXの同梱品は、以下の通りです。

  • 本体 × 1
  • コントローラー型ハードシェルケース × 1
  • 透明小型プラスチックケース × 1
  • Hyperlink 2 多機能ワイヤレスドングル × 1
  • ABXY交換キャップ × 8個(Switch配列4個+PC配列4個)
  • 金属製背面パドル × 4個
  • 高さの異なる交換用スティックキャップ × 6本(3段階×2本)
  • D-pad予備キャップ × 1個(Classic Floating円型)
  • キャップ取り外し用金属ピンセット × 1
  • USB-A to USB-C充電ケーブル × 1
  • ユーザーマニュアル × 1

充実した付属品で、本体や交換用パーツだけでなく専用ケースまで揃っています。

ハードシェルケースは本体をすっぽりと収納でき、表面はほんのり中が透ける半透明のスモークブラック仕上げ。

ケースの外側には、本体ボタン操作で使う各種コマンドの絵記号メモが型出し印刷されています。

ハードシェルケース内側には、交換用D-pad予備キャップを収める小さな収納スロットが1つ用意。

透明小型プラスチックケースには、ABXYキャップ・4個の背面パドル・ピンセット・Hyperlink 2ドングルが、それぞれ専用のスロットに収納できます。

デザイン

GuliKit TT MAXは、見た目の派手さはなく落ち着いたデザイン。

フロント面はPS型の左右対称スティック配列を採用していて、左上にD-pad・左下に左スティック、右上にABXYボタン・右下に右スティックが配置されています。

中央上部にはGuliKitロゴが配置され、その下にスクリーンショット・設定・ホームのシステムボタン、さらに下にモードボタンとAPGボタンが並びます。

スティックの周囲には Star-Ring RGBライトが組み込まれています。こちらの照明も派手過ぎず見栄えがよいです。

ABXYボタンには紫色のクリアキャップが装着されていています。出荷時はSwitch配列(X上・Y左・A右・B下)でキャップが取り付けられていますので、Switch / Switch 2ユーザーがそのまま違和感なく使えます。

本体上部には、中央にUSB-Cポート、その両側にモード切替ボタンとペアリングボタンが配置されています。プラットフォームアイコンと、バッテリー残量インジケータが配置されていて、現在の接続状態と電池残量を視覚的に確認できます。

背面にはパドルの取り付け穴、トリガーの切り替えスイッチなどが配置されています。

パドルを取り付けた状態。

表面はサラサラとしながらも、樹脂なのに吸い付くような触感が手のひらにしっくりと馴染む仕上がり。

グリップ部分はラバー素材を使わず、樹脂の形状そのものでホールド感を作り込んでいます。樹脂仕上げながら、ラバー素材を貼ったかのような強いグリップ感が指に伝わってきます。

他の主要ゲームコントローラーとの重量比較

GuliKit TT MAXを、市場で広く使われている主要なゲームコントローラー5機種と並べて撮影しました。中央下が本機。比較対象は、Xbox系2機種、PS5、Switch、Steam Controllerの主要プラットフォーム純正機種です。形状やサイズ感の確認にご覧ください。

機種サイズ(横幅×奥行×厚み)※1実測重量
初代Nintendo Switch Pro Controller約152×106×60mm248.5g
SONY DualSense約160×106×66mm282.0g
Xbox Wireless Controller約153×102×61mm242.5g(※2)
Steam Controller(2nd Generation)約160×120×64.2mm293.5g
GuliKit TT MAX約163×108×61mm268.5g
Xbox Elite Controller Series 2約155×104×61mm330.0g
※1:サイズは各社公式または公開情報を参考に記載 ※2:Xbox Wireless Controllerは単3電池抜きの実測値(電池込みだと公称値287g前後)
GuliKit TT MAXは実測値になります。厚みは一番低いスティックを装着したときの寸法です。

続いて各機種のサイズと重量(実測値)です。

サイズ面では、TT MAXの横幅は6機種の中で最も広い163mm。

SONY DualSenseやSteam Controllerより数mm広く、Xbox Elite Controller Series 2と比べると8mmほど横長のフォルムです。厚みは61mmと標準的な範囲に収まっています。

重さはGuliKit TT MAXは6機種の中で3番目に軽い268.5g。最も重いXbox Elite Controller Series 2との差は61.5gにもなります。

720°テンション調整機構や4個の金属製背面パドル、マグネット浮上式振動モーターを内蔵していることを考えれば、抑えめの重量に仕上げてきている印象です。

各種設定

GuliKit TT MAXの各種設定は、専用ソフトウェアを使わず本体のボタン操作だけで完結する設計を採用しています。設定ボタン(歯車マーク)と他ボタンの組み合わせで、以下のような調整を本体側で完結できます。

  • ジョイスティックのデッドゾーンON/OFF切替
  • 連射モードの切替
  • A-B/X-Yボタンの非物理スワップ
  • 振動の3モード切替
  • スティック感度の調整
  • D-padの4方向/8方向入力切替
  • PC体感照準補助
  • 設定リセット

ゲームに応じて連射やスティック感度・振動モードを本体だけで調整できるので、複数のゲームを行き来する場面でも、ソフトウェアの起動なしに即座に設定を切り替えられます。

ABXYボタンのキャップは、付属の金属ピンセットを使って物理的に引き抜けます。

出荷時のSwitch配列から、同梱のPC(Xbox)配列キャップ4個に物理交換することで、キャップ表面の文字と入力を一致させた状態でPC配列に変更が可能です。

GuliKitとTTシリーズについて

GuliKitは、中国・深圳市に拠点を置くSHENZHEN GULI TECHNOLOGY CO., LTDが展開するゲームアクセサリーブランドです。マルチプラットフォーム対応のコントローラーや、TMRスティック・ワイヤレスアダプターなど、ゲーム周辺機器を幅広くラインナップしています。

TTシリーズは、GuliKitの上位ラインで、Tension-Adjustable TMR(テンション調整可能TMR)の頭文字を冠した最新シリーズ。720°無段階のテンション調整機構を備えたTMRスティックを核に据えた、ハイエンドクラスのモデルです。

TTシリーズには本機 TT MAX と、機能を絞った下位モデル TT PRO の2モデルが展開されています。TT MAXとTT PROの違いは、以下の通りです。

機能TT MAXTT PRO
高さの異なる交換用スティックキャップ同梱(3段階×2本)なし
D-pad 4方向/8方向切替対応非対応
スティック感度3段階切替対応非対応
APG(マクロ記録)最大記録時間10分10秒

スティックキャップ・D-pad・スティック感度・APG機能の自由度がTT MAXの強みで、ゲームジャンルや好みに合わせて操作感を細かく追い込めるのが上位モデルとしての強みです。

なお、同社のエントリーモデル GuliKit ES Pro については、別記事でレビューしています。価格を抑えながらTMRスティックを試したい方は、そちらも合わせてご参照ください。

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GuliKit TT MAXを使った感想をレビュー

ここでは、GuliKit TT MAXを実際に使ってみて感じた印象を軽く触れていきます。詳細については後の章でレビューするので、まずは全体的な使用感をお伝えします。

GuliKit TT MAXを箱から取り出してみると、まず付属品の充実さに目を奪われます。コントローラー型ハードシェルケースと透明小型ケースの2段構成、ケース内側に印刷されたコマンドメモまで、特別感を感じさせます。

デザイン面では、シンプルなグレー基調のボディにスティック周りの水色ライトが綺麗に映えます。ABXYボタンの紫クリアキャップも、ホワイトボディと程よいコントラストを作る目を引くアクセントになります。

握り心地は、グリップ部分にラバー素材を使わず、樹脂の形状そのものでホールド感を作り込んでいます。

ただ実測268.5gは決して軽くは感じない重量で、同社のエントリーモデル GuliKit ES Pro(225g)と比較するとかなりの違いを感じます。

ボタン配列で面白いのが、PS型の左右対称スティック配置を採用しながら、出荷時はSwitch配列のABXYキャップが装着されている点。

Switch / Switch 2を中心に遊んでいる方でPS型の左右対称配置を試したかった層には嬉しい組み合わせだとかんじます。もちろんPCをメインにする場合も、同梱の予備キャップに物理交換するだけでPC(Xbox)配列に変更できます。

TT MAXは、スティックを物理的に3段階の高さに調整できる事と、スティックの硬さを調整することが可能です。実際にForza Horizon6にて試してみましたが、長尺のスティックキャップに付け替え、テンションを最大まで強くした状態でプレイすると、コーナーリングの繊細な舵角調整がおこないやすい印象を受けました。

GuliKit TT MAXの良いところをレビュー

ここまで、GuliKit TT MAXの基本仕様や全体的な感想について紹介してきました。今度は、実際に使い込みながら感じた、GuliKit TT MAXの良いところについてレビューしていきます。

720°無段階テンション調整&4000段階TMRスティック

GuliKit TT MAXの強みは、720°無段階のテンション調整機構を備えた4000段階TMRスティックです。スティックキャップを引き抜くと、根元に金属製の調整機構が現れます。

付属の専用ツールを内部の調整溝にはめ込み、時計回り/反時計回りに回すことで、スティックの倒し心地を720°(2回転)の範囲で無段階に変更できる仕組みです。

調整機構は本体の表面ではなく内部に隠す設計にしているため、プレイ中にうっかり触れてしまっても設定が変わってしまう心配もありません。

センサーは4000段階の高精度TMR(トンネル磁気抵抗効果)を採用していて、わずかなスティック傾きにも正確に反応してくれます。磁気センサーによる非接触検出のため、長期使用でも入力ドリフトが発生しにくい耐久性も嬉しいポイント。

Unique Gen-2 ABXY Button Switch

GuliKit TT MAXのABXYボタンには、Unique Gen-2 ABXY Button Switchというスイッチ機構が採用されています。キャップを全部外すと、十字型のステム(軸)が現れます。

導電ゴムの押し心地に独自スイッチ構造を組み合わせた構造で、押した感触は、メンブレン式の反応ではなく、「カタッ」とした柔らかめのタクタイル感が指に返ってきます。

安価な導電ゴムにありがちなベタつきや反応遅れもなく、上位機にふさわしい押し心地に整えられた仕上がりです。

2種類のD-padを物理交換できるカスタマイズ性

GuliKit TT MAXは、形状の異なる2種類のD-padキャップを同梱していて、用途に合わせて物理交換できます。

円型のClassic Floating D-padは、ジャンプ入力や斜め入力が滑らかに通る作りで、格闘ゲームのコマンド入力や複雑な方向切替が必要な場面で活きてきます。指の腹で押し込む感覚に近く、入力ミスの少ない安定したフィーリングが期待できます。

一方の十字型Two-layer D-padは、4方向の入力が独立した立体形状で、武器切替や明確な方向指示が必要な場面に向いています。

D-padの4方向/8方向の入力モード切替にも対応。斜め入力で意図しない操作ミスを防ぐ目的で4方向モードに切り替えると、誤入力を抑えた操作ができます。

ラバーレスでも滑らないグリップ

GuliKit TT MAXのグリップ部分には、ラバー素材が一切使われていません。樹脂の形状そのものでホールド感を作り込んでいます。

実際に握ってみると、樹脂のサラサラとした触感がしっくり手のひらに収まり、長時間プレイしていても汗で滑る感覚がありません。

ラバー素材を使わないメリットは、経年劣化によるべとつきなどの心配が少ない点。こうした経年トラブルとは無縁で、長く使い続けても購入時の質感を保ちやすいです。

マグネット浮上式の3モード×9段階振動モーター

GuliKit TT MAXには、メーカー特許取得済みのマグネット浮上式振動モーターが内蔵されています。一般的な回転式モーターと比べて、振動の立ち上がりが速く、強度・周波数の幅広い表現に対応できる構造です。

公式の比較表によると、回転式モーターは「強いが反応が遅く、振動の周波数が固定」、HDリニアモーターは「反応は速いが強度が弱い」のに対し、マグネット浮上式モーターは「強度・反応・周波数のすべてに優れる」と位置付けられています。

Gen 2 Smart Triggers(ホール効果+マイクロスイッチの2-in-1)

GuliKit TT MAXのトリガーは、Gen 2 Smart Triggersと呼ばれる独自の2-in-1構造を採用しています。256段階のアナログ入力に対応したホール効果センサーと、マウスのクリック感に近いマイクロスイッチを、1つのトリガー内に統合した仕組み。

切替方法は、本体背面にある小さなスライドスイッチを物理的に動かすだけ。ソフトの起動も設定変更も不要で、ゲームに合わせて瞬時にモードを切り替えられます。

アナログモードでは、アクセル開度や弓の引き絞り具合といった微妙な力加減が必要な場面で活躍します。レースゲームのスロットルコントロールや、アクションゲームでの飛距離調整など、繊細な押し込み量で結果が変わるシーンに最適なフィーリング。

マイクロスイッチモードに切り替えると、トリガーの押し込み量に関係なく、わずかな指の動きで即座に入力が成立する挙動に変わります。FPSの連射やボタン入力に近い軽快な操作感が必要な場面で、応答速度と疲労軽減の両立が可能です。

押しやすい4個の金属背面パドル

GuliKit TT MAXの背面には、金属製の背面パドルが4個装着されています。中指・薬指・小指のいずれの指でも自然に届く位置に配置されていて、グリップを握る手の構造に沿った配置が秀逸。

実際にプレイで使ってみると、パドル自体の押しやすさが優れていることが分かります。

4個のパドルは、すべて取り外し・交換・リマップに対応した設計。本体には4つの取付穴があり、専用工具やネジを使わず、指でつまんで真上に引き上げるだけで取り外しが完了します。

マッピングは本体側で完結する仕組みで、Set Button+Rear Paddle の組み合わせで割り当てモードを開始し、続けて割り当てたいボタンを押すと記憶される作り。ゲームごとに最適なボタン配置を、ソフトを起動せずに即座にカスタマイズできる便利な設計です。

GuliKit TT MAXの気になる点をレビュー

ここまで、GuliKit TT MAXの良いところについてレビューしてきました。多機能で完成度の高い1台ですが、運用面で一部に気になる点もあります。

実測268.5gは軽くは感じない重量バランス

GuliKit TT MAXの実測重量268.5gは、主要な6機種で比較すると中央〜やや軽い側のポジションに収まります。ただし、絶対値として手に持ったときには、軽くは感じない重量です。

同社のエントリーモデル GuliKit ES Pro(225g)と比較すると、43.5gの差が手のひらにずっしりと伝わってきます。720°のテンション調整機構や4個の金属背面パドル、マグネット浮上式振動モーターといった上位機の機能を内蔵していることを考えれば妥当な重量ですが、軽量さを重視する方には気になる重量バランスです。

替えスティックキャップの専用収納スペースがない

GuliKit TT MAXの透明小型プラスチックケースは、ABXYキャップ・4個の背面パドル・ピンセット・テンション調整ツールがそれぞれ専用スロットに収まる作りで、付属品の管理がしやすい設計に仕上がっています。

一方で、スティックキャップやドングルの専用収納スペースが用意されていないのが惜しいポイントです。

ハードシェルケースと透明小型ケースの完成度が高いだけに、次のロットアップデートで、スティックキャップ専用の収納スペースを追加してほしいところです。

ロング/ミドルスティック装着時はハードシェルケースに収まらない

付属のコントローラー型ハードシェルケースは、低い高さのスティックを前提とした収納設計になっています。

ロングスティックやミドルスティックを装着した状態でケースを閉じようとすると、スティックの高さがケース内側に干渉して、蓋が完全に閉まらない構造です。

同様に、背面パドルを装着した状態でも蓋が完全に閉まりません。背面パドルの厚みがケース内側に干渉する作りで、収納時にはスティックキャップに加えて背面パドルも取り外す運用が必要になります。

押しやすい背面パドルは誤爆もしやすい

良いところとして紹介した「押しやすい背面パドル」ですが、押しやすさが優れているがゆえに、意図せず触れて誤爆してしまう場面があります。

指を軽く動かしただけで反応する作りのため、グリップを握り直すときや、指先の位置を調整するときに、想定外の入力が入ってしまう挙動です。

4個のパドルはすべて取り外し可能な設計なので、背面パドルを使わないゲームでは取り外して運用する形でカバーできます。ジャンルや操作スタイルに応じて、必要なパドルだけを装着するスタイルが必要だと感じます。

まとめ

本記事では、GuliKit TT MAXの良いところと気になる点について、レビューしてきました。

GuliKit TT MAXは、720°無段階のテンション調整TMRスティックを中核に、マグネット浮上式振動モーター、2-in-1トリガー、4個の金属背面パドル、Hyperlink 2低遅延無線まで盛り込んだ、上位コントローラーです。

タクタイル感のあるABXYボタン、2種類交換式のD-pad、ラバーレスでも滑らない樹脂グリップなど、操作感のカスタマイズと作り込みにも踏み込んだ1台に仕上がっています。

そんなGuliKit TT MAXは、以下のような方々におすすめです。

  • スティックのテンションや感度を、自分好みに細かく追い込みたい方
  • レースゲームやFPSなど、繊細な操作が求められるジャンルをプレイするゲーマー
  • ABXY配列をSwitch(Nintendo型)とPC(Xbox型)で物理的に切り替えたい方
  • 経年劣化を避けて長く使いたい方

ハイエンドクラスの主要機能を集約した1台で、操作感を細かく作り込んでいける独自性を備えたコントローラーです。多機能で完成度の高い上位機を、コスパよく手に入れたい方の選択肢として、ぜひ一度試してみてください。

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