GuliKit Elves 2は、ドリフトしないホール効果スティックを備え、Switch2のスリープ復帰にも対応した軽量コンパクトな無線コントローラーです。
約170gの軽さとレトロなデザインで、手の小さい方や子ども用のコントローラーを探している方にも扱いやすい1台。
上位モデルのProも用意されていますが、無印には無線の応答速度で上回る部分があり、単純な下位モデルとは言い切れない立ち位置です。
本記事では、そんなGuliKit Elves 2の良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
本レビューはGuliKit様より製品を提供いただきレビューしてます。
GuliKit Elves 2の基本的な仕様

GuliKit Elves 2の基本的な仕様として、スペック・デザイン・他の主要ゲームコントローラーとの重量比較・各種設定・GuliKitについて、順に紹介していきます。
スペックと特徴
GuliKit Elves 2の主なスペックを下表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | GuliKit Elves 2 Controller(NS58) |
| カラー | ブラック/ピンク |
| 素材 | PC(ポリカーボネート) |
| 重量 | 実測170.0g |
| スティック | ホール効果・2200段階高精度 |
| 有線ポーリングレート | 1000Hz(PC接続時) |
| Bluetoothポーリングレート | 730Hz |
| 接続方式 | 有線(USB-C)/Bluetooth |
| 対応プラットフォーム | Switch/Switch2/PC/Android/iOS |
| Switch・Switch2スリープ復帰 | 対応 |
| 振動 | 非対称デュアルローター |
| D-pad | SSフローティングD-pad |
| 連射 | セミオート/フルオート |
| ジャイロ | 6軸 |
| バッテリー | 800mAh/最大15時間 |
| 同梱品 | 本体・ハードケース・マニュアル |
スティックには、ホール効果という磁気で位置を読み取る方式が採用されています。ホール効果というのは、スティックの傾きを物理的な接点ではなく磁気センサーで検知する仕組みのこと。接点がすり減らないため、長く使ってもドリフトと呼ばれる勝手にスティックが入力される現象が起きにくいのが利点。
ポーリングレートというのは、コントローラーが1秒間に何回入力情報を送るかを表した数値のこと。単位はHzで、数値が大きいほど反応が速くなります。Elves 2は有線で1000Hz、無線でも730Hzと、無線接続でも高めの数値を備えています。

同梱品は本体とハードケース、マニュアルのみ。充電や有線接続に使うUSB-Cケーブルは付属しないため、別途用意する必要があります。
デザイン

正面はマットな質感のブラックで、レトロなゲーム機を思わせる丸みのある形状にまとまっています。中央下に配置された青く光るボタンがペアリングボタンで、接続状態に応じて点灯します。

背面には接続先を切り替えるモードスイッチがあり、iOS/PC/NSの3モードとOFFを物理的に切り替える作りです。背面ボタンは備えていません。

肩のボタンは、L・ZL・R・ZRが配置されています。中央にあるUSB-Cポートは、充電と有線接続を兼ねています。

ABXYボタンはSwitch準拠の配列で、PCやXboxとは左右が逆になっています。

十字キーはSSフローティングD-padと呼ばれる一体型で、格闘ゲームでの斜め入力やコマンド操作に向いた形状です。
他の主要ゲームコントローラーとの重量比較
[IMAGE: TANITAスケールで実測170.0gを表示した写真 DSC_3799]
GuliKit Elves 2の重量は、実測で170.0g。手に取るとはっきり軽いと感じる部類で、長時間握っていても負担になりにくい重さです。
[IMAGE: 純正Switch2 Proコントローラーとの正面サイズ比較 DSC_3827]
純正のSwitch2 Proコントローラーと並べると、ひと回り小ぶりなサイズ感。本体が小さくまとまっているぶん、手の小さい方や子どもの手にも収まりやすいサイズ感です。
各種設定
Elves 2でできる主な設定は、以下の通りです。
- 連射(セミオート/フルオート)の切り替え
- 接続先モードの切り替え(iOS/PC/NS)
- スティックやジャイロのキャリブレーション
- ファームウェアの更新
連射はTurboに対応したボタンに割り当てられ、セミオートとフルオートを切り替えられます。接続先は背面のモードスイッチで、Switch・PC・スマホ系を物理的に選ぶ作りです。
一方で、ボタンやスティックの操作を記録して自動再生するマクロ機能は搭載されていません。連射までは対応しますが、マクロを使いたい場合は上位モデルのProが必要です。設定の自由度という面では、シンプルにまとまった内容と言えます。
なお、これらの設定や調整は外部アプリを使わず、本体の操作で完結します。ファームウェアの更新だけはPCとの接続が必要で、公式サイトからファイルをダウンロードして本体に反映させる形です。
GuliKitについて

GuliKitは、ジョイスティックのドリフトやコントローラーの耐久性といった、ゲーマーが抱えがちな問題の解決に力を入れているゲーミング周辺機器ブランドです。なかでも、ドリフトを防ぐホール効果ジョイスティックを世界に先駆けて製品化したメーカーとして知られています。
製品ラインナップには、KingKong 2 ProやKK3 Maxといった高性能コントローラーのほか、Switch・Steam Deckなど向けの交換用スティックモジュールも揃っています。ホールセンサーの技術を軸に、本体だけでなく交換パーツまで展開しているのが特徴です。
本機Elves 2も、その系譜に連なるモデル。レトロなデザインにまとめつつ、ホール効果スティックやSwitch2のスリープ復帰対応といった実用機能をしっかり押さえた1台に仕上がっています。
なお、げむぱでは、GuliKitのほかのコントローラーもレビューしています。あわせて参考にしてみてください。
- GuliKit TT MAXレビュー|操作感を徹底的に追い込めるハイスぺゲーミングコントローラー
- GuliKit ES Proレビュー 5,000円でTMRスティック搭載!ライトゲーマーにおすすめなコスパ最強コントローラー
- GuliKit Elves 2レビュー|手の小さい人にも最適なSwitch2対応コントローラー
- GuliKit Elves 2 Proレビュー|コンパクトでレトロ、マクロにも対応したSwitch2対応コントローラー
GuliKit Elves 2を使った感想をレビュー

ここでは、GuliKit Elves 2を実際に使って感じた印象を簡単に紹介します。詳細については後の章でレビューするので、まずは全体的な使用感をお伝えします。
Switch2に接続してスプラトゥーン3やスマブラ、マリオカートで使ってみました。箱から取り出してまず感じたのが、本体の軽さとコンパクトさ。手に取ると数値どおり軽く、サイズもやや小さめで扱いやすい印象です。
一度Switch2とペアリングしてしまえば、以降はボタンを押すだけでスリープから復帰して接続されるので、日常的な使い勝手は快適です。スティックの追従やジャイロの反応にも引っかかりはなく、普段使いのコントローラーとして自然に手になじみました。
GuliKit Elves 2の良いところをレビュー
GuliKit Elves 2の良いところについて、レビューしていきます。軽さや無線の反応、独自の形状が気になる方は、参考にしてみてください。
小型軽量で手の小さい方や子どもでも扱いやすい

[IMAGE: 両手で握った状態の写真 DSC_3819]
GuliKit Elves 2は実測170.0gと軽く、本体もコンパクトにまとまっています。両手で握ると本体がしっかり手のなかに収まり、軽さもあって長時間プレイでも負担になりにくい設計です。

純正のSwitch2 Proコントローラーと並べると、そのコンパクトさがよく分かります。一般的なコントローラーが手に余りがちな、手の小さい方や子どもにとっても扱いやすいサイズ感が嬉しいポイントです。
無線730Hzで反応の速さが求められるゲームにも対応
GuliKit Elves 2は、Bluetooth接続でも730Hzのポーリングレートに対応しています。無線のコントローラーは有線に比べて反応が遅くなりがちですが、Elves 2は無線でも高めの数値を備えているので、反応の速さが求められるゲームでも扱いやすくなっています。
実際にスマブラやスプラトゥーン3で使ってみても、入力の遅れを意識する場面はほとんどありませんでした。無線の手軽さと反応の速さを両立できるのが便利です。
背面ボタンは無いものの独自形状のトリガーが扱いやすい

GuliKit Elves 2に背面ボタンは備わっていませんが、L・ZL・R・ZRがすべてボタン式になった独自の形状を採用しています。段差のついた配置で、人差し指と中指を自然に乗せられるのが特徴。ボタン式ながら誤操作が起きにくい作りです。
ストロークの浅いボタン式トリガーは、押し込みの深いアナログトリガーに比べて素早い入力が持ち味。レトロゲームや2D系のタイトルとも相性が良い操作感に仕上がっています。
ドリフトしないホール効果スティックでジャイロ操作も快適

GuliKit Elves 2はホール効果スティックを採用しているため、長く使ってもドリフトが起きにくくなっています。スプラトゥーン3やマリオカートで動かしても、スティックの追従に引っかかりはなく、狙った方向へ素直に反応してくれます。
6軸ジャイロにも対応していて、スプラトゥーン3のジャイロ操作も問題なく使えました。スティックとジャイロを組み合わせた細かいエイム調整も、ストレスなくこなせます。
ケース付属で持ち運びや保管にも安心

GuliKit Elves 2には、本体の形に合わせた半透明のハードケースが付属します。持ち運びのときにスティックがカバンの中で押されたり、ぶつかって傷ついたりするのを防げるので、外に持ち出す機会が多い方にも安心です。

[IMAGE: ケース装着のままUSB-C充電できる開口部の写真 DSC_3788]
ケースの底面にはUSB-Cポート部分に開口があり、ケースに入れたまま充電できる作り。保管しながら充電できるのも便利なポイントです。
GuliKit Elves 2の気になる点をレビュー
ここまで、GuliKit Elves 2の良いところについて、レビューしてきました。軽量で扱いやすい1台ですが、運用面で一部に気になる点もあります。
付属品が最小限で説明書も英語のみ

GuliKit Elves 2の同梱品は、本体とハードケース、マニュアルのみ。充電や有線接続に使うUSB-Cケーブルは付属しないため、手持ちのケーブルを用意する必要があります。
付属の説明書も英語のみで、日本語の記載はありません。とはいえ、基本的な操作はシンプルで、一度ペアリングしてしまえば迷う場面は多くないので、価格を考えれば割り切れる範囲です。
PCと併用する場合は最低限の知識が必要
GuliKit Elves 2は、Switch2だけで使うぶんには一度ペアリングすれば快適に使えます。ただ、ファームウェアの更新やPCとの併用となると、少し勝手が変わってきます。
ファームウェアの更新には、公式サイトからファイルをダウンロードして製品のフォルダに配置する作業が必要で、専用アプリは用意されていません。
PCとSwitch2をモードスイッチで行き来する際にも、接続先の切り替えや再ペアリングが要る場面があります。
総じて、Switch2専用で使うなら問題はありませんが、PCと横断して使い込む場合は最低限の知識が求められる、玄人寄りの作りと言えます。
マクロ機能は搭載されていない
GuliKit Elves 2には、連射機能は備わっているものの、ボタンやスティックの操作を記録して自動再生するマクロ機能は搭載されていません。Turboによる連射までは本体で設定できますが、それ以上の自動化はできない仕様です。
ただ、マクロを使いたい場合は上位モデルのProが対応しているので、自動化が目的であればProを選ぶという住み分けになります。連射までで十分な方であれば、無印でも不便はありません。
GuliKit Elves 2とProの違い

両モデルは多くの基本仕様を共有していて、差が出るのは主に4点です。下表に違いをまとめます。
| 項目 | Elves 2(無印) | Elves 2 Pro |
|---|---|---|
| Bluetoothポーリングレート | 730Hz | 170Hz |
| マクロ(APG) | 非対応 | 対応(最大10分記録) |
| 振動モーター | 非対称デュアルローター | 磁気浮上式 |
| モーションエイムアシスト | 非対応 | 対応 |
| スティック | ホール効果・2200段階 | ホール効果・2200段階 |
| 有線ポーリングレート | 1000Hz | 1000Hz |
| ジャイロ | 6軸 | 6軸 |
| 連射 | 対応 | 対応 |
ホール効果スティックや有線1000Hzのポーリングレート、6軸ジャイロ、連射機能などは共通です。
無印が上回るのは、Bluetoothのポーリングレート。無印が730Hzなのに対しProは170Hzで、無線時の反応の速さでは無印に分があります。
一方、Proが上回るのは、マクロ(APG)機能・磁気浮上式の振動モーター・モーションエイムアシストの3点です。ボタンやスティックの操作を最大10分記録できるマクロや、よりきめ細かい振動表現を求めるなら、Proが向いています。
総じて、無線の反応の速さと価格を重視するなら無印、自動化や振動の質を重視するならPro、という選び方になります。
GuliKit Elves 2はこんな方におすすめ

GuliKit Elves 2は、以下のような方々におすすめです。
- 手の小さい方や子ども用のコントローラーを探している方
- Switch2でドリフトしないコントローラーを使いたい方
- 無線でも反応の速さを確保したい方
- 持ち運びの機会が多い方
- ガジェットを自分で設定して使うのが好きな方
実測170.0gと軽くコンパクトなため、手の小さい方や子どもにも扱いやすいサイズ感です。ホール効果スティックでドリフトが起きにくく、Switch2のスリープ復帰にも対応しているので、純正以外の選択肢を探している方にも向いています。無線で730Hzの反応を確保しつつ、ケース付きで持ち運びやすい点も日常使いで便利です。
本記事では、GuliKit Elves 2の良いところと気になる点について、レビューしてきました。軽量コンパクトな本体に、ドリフトしないホール効果スティックと無線730Hzの反応を備え、Switch2のスリープ復帰にも対応した扱いやすい1台に仕上がっています。
付属品が最小限だったり、PCと併用する際に最低限の知識が要るといった玄人寄りの一面もありますが、Switch2を中心に軽くて持ち運びやすいコントローラーを探している方にもおすすめの1台だと言えます。
Switch2のおすすめコントローラーは下記記事でまとめてます。あわせてご覧ください。


