ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerは、PCやXbox、ROG Xbox Ally Xで使えるASUS ROGブランドのハイエンドコントローラーです。
ドリフトしにくいTMRジョイスティックを搭載し、ABXY・D-Pad・バンパー・背面ボタンのすべてにマイクロスイッチを採用。 そのうえ、PCでの有線・2.4GHz接続時には1000Hzのポーリングレートに対応し、低遅延でゲームを楽しめるのもポイントです。
本記事では、そんなROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの良いところと気になる点についてレビューしていくので、ぜひご参照ください。
本レビューはASUS様より製品を貸し出しいただきレビューしてます。
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの基本情報
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの基本情報として、スペックやデザイン、付属品について紹介していきます。
スペック

ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの主なスペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | 有線USB-C / RF 2.4GHz / Bluetooth 5.0 |
| 対応機器 | Xbox Series X|S、Xbox One、Windows 11、ROG Xbox Ally |
| ジョイスティック | TMR(トンネル磁気抵抗)方式 |
| トリガー | デュアルモード(TMRセンサー / マイクロスイッチ切替式) |
| ポーリングレート | PC:1000Hz / Xbox:250Hz |
| ボタン | ABXY・D-Pad・バンパー・背面4ボタン すべてマイクロスイッチ |
| バッテリー | 最大50時間(2.4GHz、RGB・振動・オーディオOFF時) |
| 重量 | 345g(ケーブル込み)/実測254.5g(本体のみ) |
| 寸法 | 105(W) × 65(H) × 155(L) mm |
| I/Oポート | USB-C、3.5mmジャック |
| ケーブル | 2.5m USB-C to A 着脱式 |
| 設定ツール | Gear Link(ブラウザベース) |
| プロファイル | 最大5つ切替可能 |
| 価格 | 29,550円(税込) |
TMRジョイスティックというのは、トンネル磁気抵抗効果を利用したセンサー方式のこと。 ホール効果センサーよりも高精度かつ省電力で、スティックのドリフト(勝手に入力が入る現象)を防ぐ性能に優れています。
ポーリングレートとは、1秒間に何回PCへ入力情報を送信するかを表す数値。 1000Hzなら1秒間に1000回、つまり1msごとに信号を送ることになるため、入力の遅延が極めて小さくなります。
接続方式は有線USB-C、2.4GHz RF、Bluetoothの3種類に対応。 Xboxでは有線と2.4GHzが使え、PCとROG Xbox Allyでは3種類すべてが使えます。
デザイン

全体的にマットブラックで統一された落ち着いたデザイン。 天面にはROGのテクスチャパターンが施されています。
グリップ部分には滑りにくいラバー素材が使われています。

長時間のプレイでもズレにくく、手にしっかりフィットする感触です。

上面にはLT/RTトリガーとLB/RBバンパーが配置されています。 トリガーはデュアルモード対応で、側面のスイッチでマイクロスイッチモードとTMRセンサーモードを物理的に切り替えられます。

背面には4つのプログラマブルボタンを搭載。 自然な指の位置に配置されており、握ったまま無理なく押せる設計です。

前面にはUSB-Cポートと3.5mmオーディオジャックを装備。 イヤホンを挿してゲーム音声を聴くことも可能です。

実測重量は254.5g(本体のみ)。
ハイエンドコントローラーとしては軽量な部類です。
付属品

ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの同梱品は以下のとおりです。
- コントローラー本体
- USB-C to Aケーブル(2.5m・布巻き)
- USBワイヤレスドングル(USB-A)
- USB-Cドングルアダプター
- 交換用ハイプロファイルサムスティック×2
- 充電スタンド(足付き)
- 携帯用充電ケース
- ROGステッカー
- クイックスタートガイド
- 保証書

ケーブルは2.5mの布巻きタイプで、ROGロゴ入り。 しっかりした作りで、有線接続時にも安心して使えます。

交換用のサムスティックは軸が長いハイプロファイルタイプが2個付属。 本体装着済みの標準タイプと合わせて、2種類のスティック高さから選べます。

2.4GHzワイヤレスドングルは、本体背面の収納スロットに格納できます。 紛失しにくく、持ち運びにも便利です。
携帯用ケースはハードシェルタイプで、ROGロゴが天面にエンボスされています。
ケースに入れたまま充電できる仕組みになっており、充電スタンドやサムスティックもケース内に収納可能。 外出先でコントローラーを持ち運ぶ方には嬉しいアクセサリーです。

充電スタンドはコントローラー背面の端子と接続して充電するタイプ。

足が付いており、デスク上に安定して置けます。
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの良いところをレビュー
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの良いところについて、レビューしていきます。 マイクロスイッチのクリック感やTMRスティックの精度など、ゲーミングコントローラーとしての操作性が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
全ボタンマイクロスイッチによる気持ちの良いクリック感

ROG Raikiri IIの最大の特徴は、ボタンのクリック感。 ABXY、D-Pad、バンパー、背面4ボタンのすべてにマイクロスイッチが採用されています。
どのボタンを押しても、カチッとした確かなフィードバックが指に返ってきます。 これが大変気持ちよく、マウスクリックに近い感触で、「押した」という手応えがはっきりわかります。
アクションゲームでは攻撃ボタンの切り替えが頻繁に発生しますが、マイクロスイッチの即応性のおかげで入力の取りこぼしがありません。シューター系タイトルでもボタンの反応速度は体感できるレベルで、操作にキレが出ます。
一般的なコントローラーのメンブレンスイッチと比べると、押下感がまったく異なります。 一度この感触に慣れると、元には戻りたくなくなります。
クリック音も確認ください
ドリフトしにくいTMRジョイスティックの安心感

TMRジョイスティックは、ドリフト防止性能に優れたセンサー方式。 ホール効果センサーよりも精度が高く、省電力なのが特徴です。
アクションRPGを40時間以上プレイした範囲では、スティックの操作感は終始安定しています。 カメラ操作やキャラクターの移動で引っかかりやストレスを感じる場面はありませんでした。
スティックの動きは滑らかで、クセがありません。 コントローラーのスティックドリフトに悩まされた経験がある方には、TMR方式の安心感は大きなメリットです。
その上、摩擦防止リングも搭載されており、長期間使ってもスティックの操作感が劣化しにくい設計になっています。
ゲームジャンルに合わせて切り替えられるデュアルモードトリガー

LT/RTトリガーは、2つのモードを側面のスイッチで物理的に切り替えられます。
マイクロスイッチモード(ショートトラベル)
トリガーを少し引いただけでカチッと反応するモード。 押すか押さないかの2択になるため、FPSの射撃に向いています。 FPS系ゲームなどではこのモードで射撃すると、レスポンスよく銃が撃てて気持ち良いです。
TMRセンサーモード(フルトラベル)
は、トリガーの引き具合に応じて入力の強弱が変わるモード。 レースゲームのアクセル・ブレーキのように、半押しと全押しを使い分けたい場面に向いています。

アクションやシューター系ではマイクロスイッチモード、アナログ入力が活きるレースゲームではTMRセンサーモードと、ジャンルに応じて使い分けられるのが便利です。
バッテリー持ちにストレスがない

2.4GHzワイヤレス接続で使い続けても、バッテリー残量を気にする場面はほとんどありませんでした。 公称スペックでは、RGB・振動・オーディオをすべてオフにした状態で最大50時間。
実際の使用ではRGBや振動をオンにしていても、数日は充電なしで使い続けられています。 バッテリー持ちにストレスを感じることはありません。
充電方法は、付属の充電スタンドに置くか、USB-Cケーブルを直接つなぐかの2通り。
充電スタンドはデスクに置いておけば、プレイ後にさっと載せるだけで充電が始まります。

付属の携帯用ケースに入れたまま充電することもできるので、外出先で持ち運ぶ方にも便利です。
Gear Linkのブラウザ設定がインストール不要で手軽

ROG Raikiri IIのカスタマイズは、Gear Linkというブラウザベースのツールで行います。 アプリのインストールが不要で、ブラウザからアクセスするだけですぐに使えるのがよいところ。
ボタンの割り当て変更、トリガーのデッドゾーン調整、スティックの応答カーブ設定、振動強度の変更など、設定項目は豊富で、プロファイルは最大5つまで保存でき、コントローラー本体のボタン操作で切り替えられます。
WebUIの操作性は快適で、設定の変更が直感的にできます。 専用ソフトのインストールを嫌う方にとって、ブラウザ完結型は嬉しい設計です。
ROG Xbox Ally Xとの組み合わせが快適
ROG Raikiri IIを紹介するうえで、ROG Xbox Ally Xとの組み合わせは外せません。 ここでは、実際に使用して感じたことを紹介します。
ライブラリボタンでゲームの起動・切り替えがコントローラーだけで完結

ROG Raikiri IIには、ROG Xbox Allyシリーズ向けの専用ボタンが2つ搭載されています。 コマンドセンターボタンとライブラリボタンです。
ライブラリボタンを押すと、Ally Xのゲームライブラリがそのまま表示されます。 ここからゲームを選んで起動するまで、コントローラーだけで完結。 Ally X本体に手を伸ばす必要がありません。
この操作連携が、とても快適です。
Ally Xをスタンドに置いてプレイすれば手元が軽い

ROG Xbox Ally Xは約678gあり、長時間持ち続けると手が疲れます。 そこでAlly Xをスタンドに置き、Raikiri IIをワイヤレスで接続してプレイするスタイルがおすすめです。
手元にあるのは254.5gのコントローラーだけ。 Ally Xは画面として眺めるだけなので、手首への負担はぐっと減ります。

ROG Raikiri IIとAlly Xは、デザイン面でもテクスチャパターンが共通しており、並べたときの統一感があります。

ROGデバイスで環境を揃えたい方には、この組み合わせは理想的です。
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの気になる点をレビュー
ここまで、ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの良いところについてレビューしてきました。 マイクロスイッチのクリック感やTMRスティック、Ally Xとの連携など魅力の多いコントローラーですが、一部には気になる点もあります。
グリップの親指付け根あたりにもラバーがあると嬉しい

グリップ背面のラバーは滑りにくく快適ですが、親指の付け根が当たる部分はラバーではなくプラスチック素材になっています。 ここにもラバーが敷かれていれば、さらにフィット感が増すと感じました。
とはいえ、グリップ全体の握り心地は良好です。 長時間プレイしても手が痛くなることはなかったので、実用上の問題はありません。
価格は約3万円とハイエンド帯
ROG Raikiri IIの販売価格は29,550円(税込)。
Xbox Elite Series 2やRazer Wolverine V3 Proと並ぶハイエンド帯の価格設定です。
ただ、TMRジョイスティック、全ボタンマイクロスイッチ、デュアルモードトリガー、携帯用充電ケース、充電スタンド、交換用スティックキャップと、同梱品の充実度を考えると、価格相応の内容です。
Xbox Elite Series 2と比較

ROG Raikiri IIの購入を検討する方の中には、Xbox Elite Series 2と迷っている方やXbox Elite Series 2からの買い替え検討中の方も多いはず。 実際に両方を手元に置いて使い比べたので、操作感の違いを紹介していきます。
ボタンのクリック感はRaikiri IIが圧倒的

比較して最も差を感じるのが、ボタンのクリック感です。 Raikiri IIは全ボタンがマイクロスイッチなので、カチカチとした明確なフィードバックがあります。 Elite Series 2のボタンはメンブレン方式のため、押し心地はやや柔らかめ。
この差は好みもありますが、「押した」という手応えの明確さではRaikiri IIが上です。
スティックとトリガーはRaikiri IIの方が軽めの操作感

スティックの操作感は、Raikiri IIの方が若干軽いです。 Elite Series 2はスティックに適度な抵抗感があり、しっかりとした操作フィールがあります。 一方、Raikiri IIは軽い力で倒せるので、長時間操作しても指が疲れにくいです。
トリガーも同様に、Raikiri IIの方が軽めのタッチ。 好みが分かれるポイントですが、素早い入力を重視するならRaikiri IIの軽さが活きてきます。
グリップの質感はElite Series 2に軍配

グリップの質感に関しては、Elite Series 2の方が高級感があります。 Elite Series 2のラバーグリップは面積が広く、手のひら全体を包み込むようなフィット感。

Raikiri IIのグリップも十分に滑りにくいですが、素材の質感ではElite Series 2に一歩譲ります。

ただし、Raikiri IIは254.5gとElite Series 2の342.5gより約90g軽いため、軽快さという点ではRaikiri IIの方が優れています。
2.4GHz接続とPC 1000HzはRaikiri IIだけの強み

機能面で大きな差があるのが、接続方式とポーリングレートです。
Elite Series 2はXbox独自のワイヤレスプロトコルとBluetoothに対応していますが、2.4GHz RFドングルには対応していません。 Raikiri IIは2.4GHz RF接続に対応しており、PCモードでは1000Hzのポーリングレートで動作します。
低遅延でのPC接続を重視するなら、この差は見逃せません。
比較まとめ
| 項目 | ROG Raikiri II | Xbox Elite Series 2 |
|---|---|---|
| ボタンの感触 | マイクロスイッチ(カチッと明確) | メンブレン(柔らかめ) |
| スティックの操作感 | 軽め | 適度な抵抗感 |
| トリガーの操作感 | 軽め | やや重め |
| グリップの質感 | 良好 | 高級感あり |
| 重量(実測) | 254.5g | 342.5g |
| PC接続 2.4GHz | 対応(1000Hz) | 非対応 |
| 価格帯 | 約29,550円 | 27,500円(公式) |
質感の高級感ではElite Series 2、操作のレスポンスと軽さではRaikiri II。 それぞれ方向性が異なるので、何を重視するかで選び方が変わります。 PCでの低遅延接続やマイクロスイッチのクリック感を求めるなら、Raikiri IIの方がフィットします。
ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerはこんな方におすすめ!

ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerは、以下のような方々におすすめです。
- マイクロスイッチの確かなクリック感を重視する方
- スティックのドリフトに悩まされた経験がある方
- ROG Xbox Ally Xと組み合わせて使いたい方
- FPSからアクションゲームまで幅広いジャンルをプレイする方
- Xbox認証済みのハイエンドコントローラーを探している方
マイクロスイッチの気持ち良さは、実際に触るとすぐにわかります。 コントローラーの操作感にこだわる方にとって、ROG Raikiri IIは有力な選択肢です。
スティックのドリフトが気になる方には、TMR方式の安心感も大きなメリット。 40時間プレイした範囲では、操作の安定感に不安を感じる場面はありませんでした。
ROG Xbox Ally Xユーザーにとっては、専用ボタンによる操作連携が便利です。 Ally Xをスタンドに置いてプレイするスタイルなら、手元が軽くなり長時間のゲームも快適になります。
まとめ

本記事では、ROG Raikiri II Xbox Wireless Controllerの良いところと気になる点について、レビューしてきました。
全ボタンマイクロスイッチによるカチッとしたクリック感は、このコントローラー最大の魅力です。
TMRジョイスティックのドリフト防止性能や、ゲームジャンルに応じて切り替えられるデュアルモードトリガーも、ゲーマーにとって嬉しい機能。
お借りして約3週間、紅の砂漠で40時間、フォトナやREANIMALでも使ってみましたが、操作の安定感と即応性はどのタイトルでもしっかり感じられました。
約3万円という価格はハイエンド帯ですが、充電ケースや充電スタンドまで標準付属する充実ぶりを考えると、十分に納得できる内容。PCやXbox、ROG Xbox Ally Xで使えるハイエンドコントローラーを探している方におすすめのコントローラーだと言えます。
